-
ヘルスケア・ウェアラブルデバイスの開発《普及版》
¥4,070
2017年刊「ヘルスケア・ウェアラブルデバイスの開発」の普及版。ウェアラブルデバイスに求められる装着違和感の低減、動きへの追従性などの課題解決へ向けた材料、実装技術を紹介した1冊。
(監修:菅沼克昭)
<a href="http://www.cmcbooks.co.jp/products/detail.php?product_id=9363"target=”_blank”>この本の紙版「ヘルスケア・ウェアラブルデバイスの開発(普及版)」の販売ページはこちら(別サイトが開きます)</a>
-------------------------------------------------------------------------
<<著者一覧>>
※執筆者の所属表記は、2017年当時のものを使用しております。
菅沼克昭 大阪大学
高河原和彦 日本電信電話(株)
小笠原隆行 日本電信電話(株)
樋口雄一 日本電信電話(株)
家裕隆 大阪大学
安蘇芳雄 大阪大学
竹田泰典 山形大学
時任静士 山形大学
関口貴子 (国研)産業技術総合研究所
荒木徹平 大阪大学
吉本秀輔 大阪大学
植村隆文 大阪大学
関谷毅 大阪大学
入江達彦 東洋紡(株)
石丸園子 東洋紡(株)
吉田学 (国研)産業技術総合研究所
井上雅博 群馬大学
鳥光慶一 東北大学
川喜多仁 (国研)物質・材料研究機構
竹内敬治 (株)NTTデータ経営研究所
保坂寛 東京大学
菅原徹 大阪大学
荒木圭一 (株)KRI
辻村清也 筑波大学
四反田功 東京理科大学
植原聡 日立化成(株)
柴田智章 日立化成(株)
池田綾 日立化成(株)
矢田部剛 日立化成(株)
天童一良 日立化成(株)
峯岸知典 日立化成(株)
越地福朗 東京工芸大学
能木雅也 大阪大学
和泉慎太郎 神戸大学
竹井邦晴 大阪府立大学
鈴木克典 ヤマハ(株)
木村睦 信州大学
岡部祐輔 セメダイン(株)
大高秀夫 バンドー化学(株)
-------------------------------------------------------------------------
<<目次>>
第1章 IoTとウェアラブルの世界
1 IoTのためのウェアラブル・フレキシブル・エレクトロニクス
1.1 IoTとウェアラブル・デバイス
1.2 ウェアラブルで必要とされる要素技術
1.3 ウェアラブル・デバイスとプリンテッド・エレクトロニクス
2 導電性機能素材hitoe(R)を用いたウェアラブル技術と応用展望
2.1 はじめに
2.2 導電性機能素材“hitoe(R)”と,ウェア型生体情報計測デバイス
2.2.1 導電性機能素材“hitoe(R)”
2.2.2 ウェア型生体情報計測デバイスの構成技術
2.3 スマートフォンによる生体情報の推定
2.3.1 心電波形による呼吸活動の推定
2.3.2 心拍数による運動許容量の推定
2.3.3 加速度による様態情報の推定
2.4 生体情報に基づくサービス応用への展開
2.5 まとめ
第2章 フレキシブルトランジスタ
1 塗布法への適用に向けたn型有機トランジスタ材料の開発
1.1 はじめに
1.2 OFETの素子構造と駆動原理
1.3 n型OFET材料に向けた電子受容性ユニットの設計
1.4 カルボニル架橋電子受容性ユニットを導入したn型OFET材料の開発
1.5 ジシアノメチレン基導入シクロペンテン縮環チオフェンに基づくn型OFET材料開発
1.6 N-アルキルフタルジチオイミドを末端ユニットに導入したn型OFET材料の開発
1.7 おわりに
2 超薄型フィルム上に作製した全印刷型有機集積回路
2.1 はじめに
2.2 全印刷有機薄膜トランジスタの作製プロセス
2.2.1 トランジスタ構造が抱える課題
2.2.2 印刷電極が抱える課題
2.3 超薄型フィルム基板上の全印刷型有機集積回路
2.3.1 超薄型フィルム基板上への全印刷型有機トランジスタの作製
2.3.2 超薄型フィルム基板上のデバイス特性
2.4 今後の展望
3 導電性単層CNTゴム複合材料による柔軟・伸張性トランジスタ
3.1 概要
3.2 単層CNTゴムトランジスタの構造
3.3 CNTゴムトランジスタの製造プロセス
3.4 単層CNT,ゴム,ゲルのトランジスタの柔軟性
3.5 おわりに
第3章 ストレッチャブル配線
1 ウェアラブルデバイスのための印刷可能なストレッチャブル配線
1.1 はじめに
1.2 ストレッチャブル配線
1.3 銀ナノワイヤを用いたストレッチャブル透明導電膜
1.4 レーザーを用いた非接触印刷によるストレッチャブル配線の形成
1.5 超ストレッチャブル配線
1.6 まとめ
2 ストレッチャブル導電性ペーストの開発と応用展望
2.1 はじめに
2.2 ストレッチャブル導電性ペースト
2.2.1 概要
2.2.2 伸長時の抵抗変化
2.2.3 繰り返し伸縮時の抵抗変化
2.2.4 スクリーン印刷性
2.2.5 ストレッチャブル導電性ペーストまとめ
2.3 ストレッチャブル配線を用いた応用例
2.3.1 フィルム状機能素材“COCOMI(R)”
2.3.2 心電図計測
2.3.3 心電図計測ウェアの活用
2.3.4 生体情報計測ウェアの開発の課題
2.4 おわりに
3 高伸縮導電配線
3.1 はじめに
3.2 高耐久・高伸縮配線の実現
3.3 高伸縮性短繊維配向型電極
3.4 高伸縮性マトリクス状センサーシート
3.5 まとめ
4 伸縮性配線の疲労メカニズムと実装技術
4.1 はじめに
4.2 主な伸縮配線材料の種類
4.2.1 金属および関連材料
4.2.2 導電性高分子
4.2.3 エラストマーをバインダとした導電ペースト
4.2.4 伸縮性配線材料の比較
4.3 繰返し変形に伴う疲労現象
4.3.1 金属疲労
4.3.2 エラストマー(ゴム)の疲労
4.4 伸縮性導電ペースト印刷配線の繰返し引張試験
4.5 今後のストレッチャブルデバイスの発展を見据えた実装技術上の課題
4.6 おわりに
5 フレキシブルシルク電極
5.1 はじめに
5.2 フレキシブルシルク電極
5.3 応用例
5.3.1 フレキシブルシルク電極(絹糸)
5.4 おわりに
6 樹脂との密着性と柔軟性に優れた導電材料の開発とフレキシブルインターコネクトへの応用
6.1 はじめに
6.2 高導電性ポリマー/金属複合材料とその構造
6.3 光溶液化学を用いた導電性ポリマー/金属複合材料の高速合成
6.4 液滴塗布プロセスと光化学反応プロセスの融合による導電性ポリマー/金属複合材料の微細パターンの形成
6.5 導電性ポリマー/金属複合材料とプラスチック基材との密着性
6.6 導電性ポリマー/金属複合材料の柔軟性
6.7 おわりに
第4章 電池・電源
1 ウェアラブルデバイス向けエネルギーハーベスティング技術
1.1 はじめに
1.2 ウェアラブルデバイスの電源オプション
1.2.1 電源配線
1.2.2 電池
1.2.3 無線電力伝送
1.2.4 エネルギーハーベスティング
1.3 ウェアラブル向けエネルギーハーベスティング技術の開発動向
1.3.1 太陽電池
1.3.2 電波
1.3.3 力学的エネルギー
1.3.4 熱エネルギー(温度差)
1.3.5 その他の発電方式
1.4 今後の課題
2 ジャイロ型振動発電機
2.1 はじめに
2.2 ジャイロ効果
2.3 モータ回転型発電機
2.4 ダイナビー型発電機
2.5 おわりに
3 ウェアラブルデバイスに向けたフレキシブル・マイクロ熱電素子の開発
3.1 はじめに
3.2 熱電発電(変換)技術
3.3 フレキシブル熱電モジュール(素子)の設計指針(デザインと用途)
3.4 フレキシブル熱電モジュールの作製方法と変換特性
3.5 フレキシブル熱電モジュールの信頼性
3.6 ウェアラブル・ポータブル用フレキシブル・マイクロ熱電モジュール
4 塗布型フレキシブル熱電変換素子の作製技術とウェアラブルデバイスへの適用
4.1 はじめに
4.2 フレキシブル熱電変換素子とは
4.3 ナノ粒子の合成
4.4 インク化
4.5 薄膜の作製~カレンダ処理
4.6 π型フレキシブル熱電変換素子の作製
4.7 ファブリックモジュール
4.8 まとめと今後の展望
5 ウェアラブル電源としてのバイオ電池
5.1 化学物質(バイオ燃料)からの環境発電
5.2 バイオ電池の作動原理,技術
5.3 性能向上に向けた課題と開発動向
5.3.1 炭素のメソ孔制御
5.3.2 炭素のマクロ孔制御
5.4 高性能ウェアラブルバイオ電池の開発:印刷型電池
5.5 未来のアプリケーション
5.6 まとめ
第5章 その他材料・技術
1 ウェアラブルデバイスのための透明封止材
1.1 はじめに
1.2 当社の透明封止材のコンセプト
1.3 透明封止材の評価方法と基準
1.4 透明封止材の評価結果
1.4.1 機械特性
1.4.2 光学特性
1.4.3 透湿性
1.4.4 埋め込み特性
1.4.5 曲げ試験
1.4.6 伸び試験
1.4.7 防水試験
1.4.8 信頼性試験
1.5 おわりに
2 人体通信技術のウェアラブルデバイスへの活用
2.1 はじめに
2.2 ワイヤレスボディエリアネットワーク
2.3 人体通信を利用したマルチメディア映像・音声信号の伝送
2.4 人体通信技術の自動車システムへの適用
2.5 まとめ
3 セルロースナノファイバーを用いた折り畳み可能な透明導電膜とペーパー太陽電池
3.1 背景と目的
3.2 結果および考察
3.3 結論
4 ウェアラブル呼気センサのための半導体ナノ材料
4.1 はじめに
4.2 酸化モリブデンとナノ構造の基板成長
4.3 ガスセンサ素子の作製とセンサ特性
4.4 まとめ
第6章 センサデバイス開発
1 ウェアラブル生体センサ
1.1 はじめに
1.2 ウェアラブル生体センサの課題
1.3 ウェアラブル生体センサの低消費電力化技術
1.3.1 センサとアナログ回路
1.3.2 メモリとロジック回路
1.3.3 無線通信
1.4 ウェアラブル生体センサシステムの開発事例
1.4.1 心拍抽出アルゴリズムの開発
1.4.2 不揮発マイコンの開発
1.4.3 SoCの開発
1.5 まとめ
2 ウェアラブルなフレキシブル健康管理パッチ実現に向けて
2.1 はじめに
2.2 加速度センサ
2.3 温度センサ
2.4 紫外線センサ
2.5 心電センサ
2.6 センサ集積健康管理パッチ
2.7 結言
3 紡績性MWCNTを用いた衣類型ウェアラブルモーションセンサ
3.1 はじめに
3.2 薄型ストレッチャブル動ひずみセンサの概要
3.3 製造プロセス,構造,動作原理
3.4 センサの特性
3.4.1 静的特性,動的特性
3.4.2 繰り返し耐久性
3.5 センサの動作原理
3.6 伸縮配線技術
3.7 応用提案と応用事例
3.7.1 モーションセンシング
3.7.2 衣類型ウェアラブルモーションセンサ
3.7.3 動作認識
3.7.4 呼吸計測
3.7.5 ロコモーショントレーニング向けサポーター
3.7.6 データグローブとその活用
3.8 おわりに
4 有機導電性繊維を用いたテキスタイルデバイス
4.1 はじめに
4.2 テキスタイルデバイス
4.3 異方的機能を持つ配列ナノファイバー集合体
4.4 導電性高分子の繊維化とデバイス化
4.5 まとめ
5 低温硬化形導電性接着剤「セメダインのSX-ECA」の開発とデバイス応用
5.1 はじめに
5.2 エレクトロニクスの現状
5.3 設計コンセプト
5.4 低温硬化・フレキシブル導電性接着剤の特長
5.5 SX-ECAの応用例
5.5.1 柔軟EMIシールド
5.5.2 印刷による配線形成
5.5.3 銀ナノワイヤハイブリッドによる高性能化
5.5.4 柔軟接続構造設計
5.5.5 高意匠性衣類
5.6 おわりに
6 伸縮性ひずみセンサ「C-STRETCH(R)」の開発
6.1 はじめに
6.2 C-STRETCH(R)の計測原理と基礎特性
6.3 C-STRETCH(R)の特長
6.4 応用の利用例
6.5 おわりに
-
フッ素樹脂の最新動向(普及版)
¥2,255
2013年刊「フッ素樹脂の最新動向」の普及版。
耐熱性、耐候性、耐薬品性、難燃性、摺動性、絶縁性、非粘着性など優れた特性を有するフッ素樹脂!合成などの開発動向、多方面で進む用途展開、そしてリサイクル技術や生分解性まで、フッ素樹脂の最新動向を完全網羅!コーティングやライニングで、撥水・撥油、耐食、帯電防止などの表面処理を!
(監修:澤田英夫)
<a href="https://www.cmcbooks.co.jp/products/detail.php?product_id=5746"target=”_blank”>この本の紙版「フッ素樹脂の最新動向(普及版)」の販売ページはこちら(別サイトが開きます)</a>
-------------------------------------------------------------------------
<<著者一覧>>
執筆者の所属表記は、2013年当時のものを使用しております。
澤田英夫 弘前大学大学院
成田正 埼玉工業大学
吉田正人 島根大学
飯塚真理 島根大学
齋藤禎也 弘前大学大学院
井戸向さつき 弘前大学大学院
矢嶋尊 大陽日酸(株)
増田祥 旭硝子(株)
大島明博 大阪大学
稲木信介 東京工業大学
淵上寿雄 東京工業大学
白川大祐 旭硝子(株)
石関健二 旭硝子(株)
森田正道 ダイキン工業(株)
井田政宏 ニチアス(株)
中島陽司 旭硝子(株)
堀久男 神奈川大学
藤森厚裕 埼玉大学
清水道晃 日立電線(株)
佐久間充康 (株)クレハ・バッテリー・マテリアルズ・ジャパン
三宅直人 旭化成イーマテリアルズ(株)
白鳥世明 慶應義塾大学
中西智昭 日本フッソ工業(株)
佐藤勝之 ユニマテック(株)
森澤義富 旭硝子(株)
大久保篤 中興化成工業(株)
道本忠憲 日東電工(株)
-------------------------------------------------------------------------
<<目次>>
【開発動向】
第1章 重付加反応による新しいタイプのフッ素ポリマーの合成
1 はじめに
2 ラジカル重付加反応による新しいタイプのフッ素ポリマーの合成
3 アニオン重付加反応による新しいタイプのフッ素ポリマーの合成
4 おわりに
第2章 新規含フッ素テロマーの合成:フルオロアルキル基含有スチレンダイマー類の合成と性質
1 はじめに
2 フルオロアルキル基含有スチレンダイマー類の合成と性質
第3章 含フッ素オリゴマー/無機ナノコンポジット類の開発とその機能発現
1 はじめに
2 フルオロアルキル基含有オリゴマー/シリカナノコンポジット類の調製と機能発現
3 フルオロアルキル基含有オリゴマー/炭酸カルシウムナノコンポジット類の調製と耐熱性
4 おわりに
第4章 高配向カーボンナノチューブを用いた導電性フッ素樹脂の作製技術
1 はじめに
2 樹脂添加材としての高配向CNTの特徴
3 導電性樹脂作製に適した加工法とは
4 導電性フッ素樹脂の作製プロセス(概略)
4.1 第1工程;CNT分散液作製工程
4.2 第2工程;溶媒のエタノール転換工程
4.3 第3工程;フッ素樹脂の添加・混合工程
4.4 第4工程;超臨界炭酸処理工程
4.5 第5工程;乾燥・粉末回収工程
5 CNT分散液作製(第1工程詳細)
6 溶媒のエタノール転換工程(第2,3工程詳細)
7 超臨界炭酸処理(第4,5工程詳細)
8 混合スラリーの乾燥・回収(第6工程詳細)
9 導電性フッ素樹脂の性能評価
10 導電性ICトレイの作製
11 まとめ
第5章 流れ性,塗膜物性を向上した粉体塗料用フッ素樹脂
1 はじめに
2 粉体塗料用樹脂に求められる特性
3 粉体塗料樹脂のレオロジー
4 熱硬化粉体塗料用フッ素樹脂の構造設計
5 初期開発熱硬化粉体塗料用フッ素樹脂と新規開発品について
第6章 量子ビームを用いた各種フッ素樹脂の微細加工
1 はじめに
2 放射光(SR光)によるマイクロスケール微細加工
3 イオンビームによるナノスケール微細加工
4 TRafプロセスによる微細加工
5 まとめと今後の展望
第7章 電解法による共役系高分子のフッ素化
1 はじめに
2 共役系高分子の電解フッ素化
2.1 選択的電解フッ素化
2.2 高分子電解反応
2.3 共役系高分子の電解フッ素化
3 CRS法によるポリアニリンのフッ素化
4 共役系高分子膜の傾斜的表面修飾
4.1 バイポーラ電気化学
4.2 バイポーラ電極上での傾斜的エレクトロクリック反応
5 おわりに
第8章 パーフルオロポリエーテルの合成と応用
1 パーフルオロポリエーテルとは
2 フッ素オイルの種類と特徴
3 パーフルオロポリエーテルの製造法
3.1 光酸化重合
3.2 開環重合
4 パーフルオロポリエーテルの問題点
5 パーフルオロポリエーテルの用途例
6 ハードディスクドライブにおける官能基含有PFPEの使用例
7 おわりに
第9章 フルオロアクリレートホモポリマーの動的撥液性
1 はじめに
2 撥液性の評価方法
3 転落角
4 転落速度(静置法)
5 転落速度(着弾法)
6 おわりに
第10章 架橋フッ素樹脂コーティング技術とその応用
1 はじめに
2 架橋フッ素系樹脂
3 架橋フッ素系樹脂コーティング
4 架橋フッ素樹脂コーティング技術の応用
5 おわりに
第11章 PFAライニング配管の寿命診断
1 はじめに
2 ライニングとは
3 PFAとは
4 PFAライニング配管の特徴・用途
5 PFAライニング配管の劣化・損傷形態
5.1 クラック・クレーズ
5.2 ブリスター
5.3 絶縁破壊・ピンホール
5.4 変形・座屈
5.5 その他
5.5.1 外装管腐食
5.5.2 ライニングフレアー面のキズ・亀裂・変形
5.5.3 異物堆積
5.5.4 磨耗減肉(エロージョン)
6 PFAライニングの調査手順
6.1 外観観察
6.2 気密試験・ピンホール検査
6.3 解体・観察
6.4 物性評価
6.5 総合評価
7 寿命診断への取組み
7.1 目的
7.2 寿命診断手順
7.3 寿命診断基準
8 透過
8.1 透過について
8.2 透過対策
9 まとめ
第12章 フッ素系ポリマーの分離分析技術
1 はじめに
2 フッ素系ポリマーの溶解
3 フッ素系溶媒のポリマー溶解性
4 フッ素系ポリマーの液体クロマトグラフィー
5 フッ素系ポリマーの質量分析
6 おわりに
第13章 機能性有機フッ素化合物の分解反応の開発
1 はじめに
2 鉄粉+熱水を用いたPFAS類の還元分解
3 ヘテロポリ酸を用いたPFCA類の光触媒分解
4 ペルオキソ二硫酸イオンを用いたPFCA類の光酸化分解
5 ペルオキソ二硫酸イオンを用いたPFCA類の温水分解
6 PFOA代替物質:H-PFCA類の分解
7 PFOS代替物質:PFAES類の分解
8 フッ素系イオン交換膜の分解・無機化反応
9 おわりに
【応用展開】
第14章 “結晶性”フッ素系共重合体による耐熱性透明材料の創製
1 はじめに
2 試料と測定方法
3 フッ素系共重合体光伝送材料の構造―機能相関
4 固定熱処理と自由収縮処理の影響
5 おわりに
第15章 ハイブリッド電気自動車に使用されるフッ素系材料
1 はじめに
2 HEVへの応用
2.1 オイルポンプ内配線材
2.2 モーター内部配線材
2.3 電源用ハーネス
3 おわりに
第16章 フッ化ビニリデン系樹脂の応用:リチウムイオン二次電池電極用バインダー
1 はじめに
2 リチウムイオン二次電池と電極用バインダーについて
2.1 リチウムイオン二次電池(LIB)
2.2 電極の構造
2.3 バインダーの役割
2.4 電池用バインダーの種類
3 「クレハKFポリマー」とバインダーグレードの概要
4 PVDFの性質〜バインダーとしての特徴〜
4.1 PVDFの構造
4.2 化学的性質
4.3 電気化学特性と分子軌道計算
5 PVDFバインダーのグレード種類と性能
5.1 標準バインダー
5.2 高接着バインダー?:超高分子量タイプ
5.3 高接着バインダー?:変性タイプ
5.4 柔軟性バインダー
5.4.1 VDF系コポリマー:W#7500
5.4.2 フッ素系ゴム(試作品)
5.4.3 コア・シェル型ポリマー(試作品)
6 バインダーの結着メカニズム
6.1 結着状態の観察
6.2 バインダー分布状態の観察
7 今後
第17章 フッ素系電解質材料の高性能化と高耐久化
1 固体高分子形燃料電池について
2 フッ素系電解質膜について
3 フッ素系電解質膜の課題
4 旭化成イーマテリアルズにおける取り組み
第18章 フッ素修飾ナノ粒子による超撥水・高撥油コーティング
1 はじめに
2 超撥水・撥油表面
3 コーティング溶液の作製方法
4 液体表面張力の調整
5 濡れ性の評価
5.1 水・エタノール混合溶液に対する接触角・転落角測定結果
5.2 油に対する濡れ性の評価
6 まとめ
第19章 フッ素樹脂焼き付けコーティングおよびライニング
1 はじめに
2 非粘着・離型用途のコーティング
2.1 用途
2.2 皮膜構成
2.3 コーティング方法
2.4 プライマー
3 耐食ライニング
3.1 耐食性とは
3.2 浸透現象
3.3 皮膜構成
3.4 用途
4 ロトライニング
5 高純度ライニング
6 帯電防止コーティング・ライニング
6.1 帯電防止の考え方
6.2 非粘着・離型性コーティングでの帯電性の確認
6.3 耐食ライニングでの帯電性の確認
6.4 静電気災害の予防
7 剥離帯電防止コーティング
7.1 剥離帯電防止の考え方
7.2 対策
7.3 効果
8 さいごに
第20章 生分解性フッ素テロマー化合物を用いた表面処理剤
1 フッ素テロマー
1.1 はじめに
1.2 フッ素テロマー合成
1.3 フッ素テロマーの環境への影響
2 生分解性フッ素テロマー化合物
2.1 設計と合成
2.2 従来テロマーとの物性比較
2.3 生分解性評価
3 表面処理剤への応用
3.1 繊維処理向け撥水撥油剤
3.2 防汚処理剤
3.3 固体表面処理向け撥水撥油剤
4 おわりに
第21章 環境発電のためのフッ素系ポリマーを用いた高性能エレクトレット膜
1 環境発電と材料
2 エレクトレットとその材料
3 エレクトレットを用いた振動発電
4 エレクトレット材料としてのCYTOPTM
5 まとめ
第22章 フッ素樹脂含浸ファブリック
1 はじめに
2 フッ素樹脂原料
2.1 PTFEディスパージョン
2.2 その他のディスパージョン
3 繊維織布材料
3.1 ガラス繊維織布
3.2 その他の織布
4 PTFE含浸ファブリックの加工工程
4.1 含浸
4.2 乾燥・焼結
4.3 織布のハンドリング
4.4 含浸工程
5 フッ素樹脂含浸ファブリックの用途
第23章 フッ素樹脂粘着テープ
1 概要
1.1 支持体フィルム
1.1.1 PTFE切削フィルム
1.1.2 PTFE圧延フィルム
1.1.3 PTFEコーティングフィルム
1.2 表面接着処理
1.3 粘着剤
2 フッ素樹脂粘着テープの用途
2.1 耐熱用途例―耐熱性,非粘着性利用
2.2 難接着性被着体への接着例―薄膜・滑り性・難燃性利用
2.3 その他シリコーン粘着剤以外の使用例―柔軟性・寸法安定性,シリコーンフリー利用
3 最近の動向
-
自動車用制振・遮音・吸音材料の最新動向《普及版》
¥3,960
2018年刊「自動車用制振・遮音・吸音材料の最新動向」の普及版。騒音発生メカニズムから材料開発、材料の最適配置、性能評価・シミュレーションまで、自動車騒音対策の全てが分かる1冊。
(監修:山本崇史)
<a href="http://www.cmcbooks.co.jp/products/detail.php?product_id=115628"target=”_blank”>この本の紙版「自動車用制振・遮音・吸音材料の最新動向(普及版)」の販売ページはこちら(別サイトが開きます)</a>
-------------------------------------------------------------------------
<<著者一覧>>
※執筆者の所属表記は、2018年当時のものを使用しております。
山本崇史 工学院大学
吉田準史 大阪工業大学
飯田明由 豊橋技術科学大学
井上尚久 東京大学
新井田康朗 クラレクラフレックス(株)
加藤大輔 豊和繊維工業(株)
森 正 ニチアス(株)
次橋一樹 (株)神戸製鋼所
板野直文 日本特殊塗料(株)
竹内文人 三井化学(株)
丸山新一 京都大学
山内勝也 九州大学
西村正治 鳥取大学;Nラボ
竹澤晃弘 広島大学
黒沢良夫 帝京大学
山口誉夫 群馬大学
見坐地一人 日本大学
山口道征 エム・ワイ・アクーステク
木村正輝 ブリュエル・ケアー・ジャパン
廣澤邦一 OPTIS Japan(株)
木野直樹 静岡県工業技術研究所
-------------------------------------------------------------------------
<<目次>>
第1章 自動車で発生する音とその対策
1 TPAによる車室内騒音分析
1.1 自動車騒音の音源と対策
1.2 車室内騒音の寄与分離手法について
1.3 実稼働TPA法
1.4 固体伝搬音と空気伝搬音およびその分離
1.5 模型自動車を用いた寄与分離の実施
1.6 まとめ
2 車体周りの流れに起因する車内騒音の予測技術
2.1 緒言
2.2 空力騒音
2.3 車内騒音解析(直接解析)
2.4 波数・周波数解析
2.5 まとめ
第2章 自動車用制振・遮音・吸音材料の開発
1 音響振動連成数値解析による積層型音響材料の部材性能予測
1.1 はじめに
1.2 材料の分類とモデル化
1.2.1 固定材料
1.2.2 空気層
1.2.3 多孔質材料
1.2.4 材料間の連続条件
1.3 吸音率・透過損失予測のための問題設定
1.3.1 伝達マトリクス法との比較
1.3.2 問題設定
1.3.3 解析上の留意点
1.4 音響透過損失の解析例
1.4.1 解析条件
1.4.2 理論解析値の傾向
1.4.3 数値解析値の傾向
2 自動車吸音材の特徴と性能、応用例、今後の展開
2.1 はじめに
2.2 不織布とは
2.3 不織布の吸音特性
2.4 不織布系吸音材の具体例
2.4.1 内装
2.4.2 エンジン周辺
2.4.3 その他
2.5 不織布系自動車吸音材の課題と今後について
3 ノイズキャンセリング機能を有する防音材料の開発
3.1 はじめに
3.2 開発品の概要
3.2.1 開発品の防音構造
3.2.2 開発品の根源となった技術
3.3 実験的検討
3.3.1 平板試料の音響透過損失
3.3.2 フィルムと遮音材の振動速度
3.3.3 車両音響評価
3.4 開発品の消音メカニズム
3.4.1 2×2行列の伝達マトリックス法
3.4.2 開発品の周波数応答関数
3.4.3 フィルムと遮音材の理想的な振動形態
3.5 おわりに
4 自動車用遮音・防音材料の開発
4.1 はじめに
4.2 Biot理論に基づく音響予測
4.3 積層構造の設計 自動車向け超軽量防音カバー「エアトーン®」
4.4 「エアトーン®」の特長
4.5 「エアトーン®」の適用事例
4.6 まとめ
5 微細多孔板を用いた近接遮音技術
5.1 緒言
5.2 多孔板を用いた固体音低減効果の実験的検証
5.3 数値解析による固体音低減特性の検証
5.3.1 多孔板サイズの影響
5.3.2 多孔板仕様の影響
5.3.3 多孔板複層化の効果
5.4 結言
6 自動車用制振塗料の技術動向
6.1 はじめに
6.2 汎用制振塗料について
6.2.1 制振の位置付け
6.2.2 制振機構
6.2.3 汎用制振塗料の設計
6.2.4 汎用制振塗料の制振特性
6.3 自動車用制振塗料について
6.3.1 自動車用制振材の変遷
6.3.2 自動車用制振塗料の詳細
6.3.3 自動車市場における制振材の性能評価方法と音響解析の重要性
6.3.4 塗装工程について
6.4 おわりに
7 振動制御用エラストマー材料の開発動向
7.1 はじめに
7.2 エラストマーの概説
7.2.1 熱硬化性エラストマー
7.2.2 熱可塑性エラストマー
7.3 エラストマーによる振動制御
7.3.1 防振と制振
7.3.2 エラストマーの動的粘弾性挙動
7.4 制振材料の基礎的な考え方
7.4.1 非拘束型と拘束型
7.4.2 2層構造:非拘束型制振材料
7.4.3 3層構造:拘束型制振材料
7.5 熱可塑性ポリオレフィンABSORTOMER®(アブソートマー®)の展開
7.5.1 ABSORTOMER®の特徴
7.5.2 ABSORTOMER®の動的粘弾性特性
7.5.3 ABSORTOMER®とEPDMの複合化
7.5.4 ABSORTOMER®とTPVの複合化
7.6 おわりに
8 均質化法による多孔質吸音材料の微視構造設計
8.1 はじめに
8.2 均質化法による動的特性の予測手法
8.2.1 ミクロスケールの支配方程式
8.2.2 多孔質材に拡張した均質化法
8.3 Biotパラメータの同定
8.3.1 空孔率
8.3.2 密度
8.3.3 流れ抵抗
8.3.4 迷路度と特性長
8.3.5 ヤング率とポアソン比
8.4 Delany-Bazleyモデル
8.5 解析モデル
8.6 解析結果
8.6.1 ユニットセルサイズによる影響
8.6.2 Delany-Bazleyモデルとの比較
8.7 まとめ
第3章 自動車における騒音制御
1 自動車で発生する音の性質と吸遮音材の要求特性
1.1 自動車で発生する音とその性質
1.2 騒音の抑制方法と対策手順
2 自動車におけるサウンドデザインと音質評価技術
2.1 はじめに
2.2 自動車のサウンドデザイン~音の価値の積極的な活用~
2.2.1 サウンドデザインとは何か?
2.2.2 単純な抑制からデザインへ
2.3 音の心理的側面
2.3.1 音の遮蔽(マスキング)
2.3.2 聴覚器の周波数選択性
2.3.3 聴覚フィルタと臨界帯域
2.3.4 音の大きさ(ラウドネス)
2.3.5 音の3属性
2.4 音質評価技術
2.4.1 音色と音質
2.4.2 音質評価のための注意点
2.4.3 測定の尺度水準
2.4.4 主観評価手法
2.5 次世代自動車のサウンドデザイン課題
2.5.1 車両接近通報音のデザイン
2.5.2 走行音の積極的なデザイン
2.5.3 車室内音環境のデザイン
3 薄膜を利用した騒音対策手法
3.1 はじめに
3.2 音響透過壁
3.2.1 音響透過壁の基本コンセプト
3.2.2 ダクトへの音響透過壁の適用
3.2.3 カーエアコンダクトへの応用
3.3 薄膜軽量遮音構造
3.3.1 MSIの基本構造
3.3.2 遮音量計測実験
3.3.3 遮音量のシミュレーション
3.3.4 MSIの遮音メカニズム
4 トポロジー最適化による減衰材料の最適配置
4.1 はじめに
4.2 トポロジー最適化
4.3 固有振動数解析に基づく最適化
4.4 周波数応答解析での最適化
4.5 まとめ
5 極細繊維材の吸音率予測手法の開発
5.1 はじめに
5.2 ナノ繊維単体の計算手法
5.3 ナノ繊維を含む積層吸音材の計算結果
5.4 まとめ
第4章 遮音・吸音材料の評価と自動車への応用
1 モード歪みエネルギー法による制振防音性能の予測
1.1 自動車用制振・防音構造のモード歪みエネルギー法による解析
1.2 自動車用制振構造への応用例
2 ハイブリッド統計的エネルギー解析手法を用いた防音仕様の検討
2.1 はじめに
2.2 統計的エネルギー解析手法(SEA法)
2.2.1 基本的な考え方
2.3 ハイブリッドSEA法
2.3.1 解析SEAモデル作成に必要な情報収集
2.3.2 解析SEAモデル作成
2.3.3 入力サブシステムの定義
2.3.4 伝達経路ネットワーク図作成
2.3.5 構造・音響加振実験
2.3.6 ハイブリッド化
2.4 防音材仕様検討
2.4.1 Design Modification(DM)モデル化手法
3 多孔質材料の吸・遮音メカニズムと評価手法
3.1 はじめに
3.2 多孔質材料のいろいろ、吸音要素
3.3 吸音性を表す量
3.3.1 材料に関わる音波の音圧挙動の定式化
3.4 おわりに
4 11.5 kHzまで測定可能な高周波域吸音率/透過損失測定用音響管の開発
4.1 はじめに
4.2 音響管による吸遮音性能評価方法
4.2.1 吸音率測定方法
4.2.2 垂直入射透過損失測定
4.3 音響管による高周波域測定の対応
4.3.1 上限周波数
4.3.2 下限周波数
4.3.3 平面波伝搬条件を満たす音響管寸法
4.3.4 高周波域まで測定できる音響管
4.3.5 高周波域対応音響管の課題
4.4 測定事例
4.5 まとめ
5 Biotパラメータの実測と予測
5.1 はじめに
5.2 多孔質材料の数理モデル
5.3 パラメータの定義
5.3.1 多孔度
5.3.2 単位厚さ当たりの流れ抵抗
5.3.3 迷路度
5.3.4 粘性特性長
5.3.5 熱的特性長
5.3.6 弾性率
5.3.7 内部損失係数
5.4 パラメータの測定方法
5.4.1 多孔度
5.4.2 単位厚さ当たりの流れ抵抗
5.4.3 迷路度
5.4.4 特性長
5.4.5 弾性率
5.5 パラメータの予測法
5.5.1 JCAモデルにおけるパラメータの数値流体力学的予測
5.5.2 変形による繊維系多孔質材料のパラメータの変化のための予測式
5.6 おわりに
6 Biotモデルにおける非音響パラメータの同定法
6.1 はじめに
6.2 セルウィンドウに細孔の開いた薄膜を有するポリウレタンフォームの垂直入射吸音率の測定
6.3 筆者が行った測定に基づく非音響パラメータの同定法
6.4 海外研究者による非音響パラメータの同定法
6.5 まとめ
-
脳機能改善食品素材の開発と応用《普及版》
¥4,290
2016年刊「脳機能改善食品素材の開発と応用」の普及版。健康食品市場で注目を集めている脳機能改善をサポートする食品素材について「リン脂質・脂肪酸」、「アミノ酸・ペプチド」、「植物エキス」と素材種類別に解説した1冊!
(監修:太田明一)
<a href="http://www.cmcbooks.co.jp/products/detail.php?product_id=9121"target=”_blank”>この本の紙版「脳機能改善食品素材の開発と応用(普及版)」の販売ページはこちら(別サイトが開きます)</a>
-------------------------------------------------------------------------
<<著者一覧>>
※執筆者の所属表記は、2016年当時のものを使用しております。
太田明一 元キリンホールディングス(株)
茂木正樹 愛媛大学
家森幸男 武庫川女子大学
武田英二 徳島健祥会福祉専門学校
佐藤美智子 徳島健祥会福祉専門学校
池住祐哉 徳島健祥会福祉専門学校
幾田一哉 (株)J-オイルミルズ
佐藤俊郎 (株)J-オイルミルズ
加藤豪人 (株)ヤクルト本社
日比野英彦 日本脂質栄養学会
矢澤一良 早稲田大学
水野慎一郎 DSMニュートリションジャパン(株)
田平武 順天堂大学大学院
青山敏明 日清オイリオグループ(株)
加藤智彦 エイチ・ホルスタイン(株)
山田貴史 中部大学
日暮聡志 雪印メグミルク(株)
春田裕子 雪印メグミルク(株)
横越英彦 中部大学;静岡県立大学
衛藤英男 静岡大学
勝又美紀 ILS(株)
高岡晋作 (株)日本生物.科学研究所
前渕元宏 不二製油グループ本社(株)
中村裕道 タマ生化学(株)
大泉康 静岡県立大学
木村純子 静岡県立大学
橋本博之 築野食品工業(株)
澤田一恵 築野食品工業(株)
松木翠 築野食品工業(株)
中村智子 (株)サン・メディカ
栗山雄司 (株)アンチエイジング・プロ;順天堂大学
市川剛士 サンブライト(株)
瀬戸美沙枝 サンブライト(株)
佐藤充克 山梨大学
柳町明敏 (株)エイワイシー
倉重(岩崎)恵子 (株)明治フードマテリア
大澤俊彦 愛知学院大学
渡邉知倫 (株)ファンケル
池本一人 三菱瓦斯化学(株)
阿部皓一 エーザイフード・ケミカル(株)
青木由典 エーザイフード・ケミカル(株)
外薗英樹 三和酒類(株)
大澤一仁 アサヒグループホールディングス(株)
-------------------------------------------------------------------------
<<目次>>
【第1編 総論】
第1章 脳のアンチエイジング
1 脳のアンチエイジングが目指すところ
2 脳神経構成成分
3 脳神経伝達物質成分
4 抗酸化ストレス成分
5 ビタミン成分
6 血流改善成分
7 おわりに
第2章 大豆栄養の健康長寿への貢献
1 日本人の長寿と日本食
2 世界の栄養と健康
3 女性の健康と大豆食
4 大豆摂取と心臓死・癌
5 大豆による介入研究
6 栄養改善のポピュレーションアプローチ
7 環境に優しい大豆食で人類の健康長寿を
第3章 脳機能に対する栄養と食生活
1 子どもの環境と脳機能
2 オキシトシンと脳機能
3 高齢者の認知機能
4 認知機能と食生活
5 認知機能と栄養
5.1 炭水化物
5.2 脂質
5.3 タンパク質
5.4 抗酸化栄養素
6 まとめ
【第2編 素材】
第1章 リン脂質,脂肪酸
1 大豆レシチン
1.1 はじめに
1.2 製法・組成
1.3 生理機能
1.3.1 コリン供給源としての働き
1.3.2 脳に対する機能
1.3.3 認知症に対する大豆レシチンの効果
1.3.4 健常者の記憶に対する大豆レシチンの効果
1.3.5 子供の認知力に対する効果
1.4 安全性
1.5 おわりに
2 大豆ホスファチジルセリンと記憶障害の研究・評価
2.1 はじめに
2.2 大豆PS
2.3 大豆PSの記憶障害改善効果
2.3.1 動物実験
(1) 薬物誘発健忘モデル動物による効果検証
(2) 老齢ラットを用いた記憶障害改善効果の検証
2.3.2 ヒト試験による効果検証
(1) パイロット試験
(2) プラセボ対照二重目隠し試験
2.4 規制関連
2.5 おわりに
3 DHA結合リン脂質とその含有油脂の機能と開発
3.1 概要
3.1.1 原料の選択
3.1.2 魚卵の原料組成
3.1.3 魚卵油の脂質
3.1.4 魚卵油の酸化安定性
3.2 素材の作用機序,効果
3.2.1 作用機序の提案
3.2.2 作用機序の解明の手段
3.3 応用
3.3.1 試験素材
3.3.2 生理機能の証明
(1) 脂質代謝改善効果
(2) レム睡眠増加効果
(3) 接触性皮膚炎モデルラットによる評価
3.4 おわりに
4 DHA/EPA
4.1 序論―魚食の疫学研究―
4.2 「ブレインフード」と「ムードフード」
4.3 エイコサペンタエン酸の血小板凝集抑制作用と医薬品化
4.4 ドコサヘキサエン酸(DHA)の中枢神経系作用
4.5 ω3系脂肪酸による炎症性脂質メディエイター産生の制御
4.6 ω3系脂肪酸と血流改善と血圧コントロール
4.7 新型ω3「クリルオイル」
4.7.1 脳の老化防止
4.7.2 高脂血症の改善
4.7.3 肝機能の改善
4.7.4 生殖機能の向上
4.7.5 心筋梗塞の予防
4.7.6 関節症にも有効
5 藻類由来DHAの特徴と脳機能向上効果
5.1 藻類由来DHAの特徴
5.2 藻類由来DHAの開発と経緯
5.3 藻類の培養と藻類由来DHAの製造
5.4 DHAが足りなくなる日
5.5 藻類由来DHAを使用した臨床試験
5.6 藻類由来DHAの使用の実際
6 ココナッツオイル
6.1 はじめに
6.2 脂肪と脂肪酸の代謝
6.3 ココナッツオイル
6.4 難治性てんかんとケトン食療法
6.5 糖尿病とアルツハイマー病
6.6 アルツハイマー病のココナッツオイル療法
6.7 アルツハイマー病と中鎖脂肪酸
6.8 MCTオイル(AC-1202)のアルツハイマー病患者での治験
6.9 日本人アルツハイマー病患者に対するAC-1202のパイロット試験
6.10 その他の神経疾患
7 中鎖脂肪酸の脳機能への影響
7.1 概要
7.2 素材の作用機序,効果
7.2.1 中鎖脂肪酸の消化吸収と代謝
7.2.2 中鎖脂肪酸の安全性
7.2.3 脳の非常用エネルギー源ケトン体
7.2.4 アルツハイマー病は第3の糖尿病
7.2.5 アルツハイマー病患者への中鎖脂肪酸投与効果
7.3 応用
7.3.1 ケトン体生成源としての中鎖脂肪酸
7.3.2 中鎖脂肪酸の社旗的意義
8 αGPC(グリセロホスホコリン)のメンタルパフォーマンスへの作用
8.1 はじめに
8.2 構造
8.3 GPCの製造
8.4 グリセロホスホコリンの栄養学的役割
8.5 GPCの安全性について
8.6 GPCの体内動態
8.7 GPCの生理機能について
8.8 結論
8.9 日本におけるアルファGPCの市場
9 ミルクセラミド(MC-5)
9.1 はじめに
9.2 ミルクセラミド(MC-5)
9.3 スフィンゴミエリンと脳機能
9.4 MC-5摂取による記憶学習行動試験
9.5 MC-5の記憶学習能に対する作用機序
第2章 アミノ酸・ペプチド
1 機能性アミノ酸・テアニン―緑茶に含まれるテアニンの栄養生理的な効果―
1.1 緑茶特有アミノ酸のテアニンとは
1.2 テアニンと脳との関わり
1.2.1 テアニンのドーパミン放出促進作用
1.2.2 ラットを用いたテアニンによる脳神経作用(記憶学習能)
1.2.3 ヒトを用いたテアニンによる脳神経作用
(1) テアニンはリラクゼーションを誘導する
(2) 女性のイライラ解消:月経前症候群(PMS: Premenstrual syndrome)
(3) テアニンの睡眠改善効果
1.3 環状テアニンについて
1.3.1 緑茶中の環状テアニン量
1.3.2 環状テアニンの合成
1.3.3 環状テアニンの味について
1.4 環状テアニンの機能性について
1.5 おわりに
2 「L-カルニチン」の脳機能改善について
2.1 はじめに
2.2 L-カルニチンとは
2.2.1 L-カルニチンの供給源
2.2.2 L-カルニチンと脳機能のメカニズム
2.3 L-カルニチンの老齢脳機能改善効果
2.3.1 実験方法
2.3.2 結果
(1) 血清および脳内カルニチン濃度
(2) 大脳皮質シナプス活性への効果
2.3.3 結論
2.4 超高齢者へのL-カルニチン摂取試験
2.4.1 実験方法
2.4.2 結果
2.4.3 結論
2.5 おわりに
3 ナットウキナーゼ
3.1 起源および由来
3.2 構造および特性
3.3 ナットウキナーゼ活性測定法
3.4 安全性
3.5 血栓症とナットウキナーゼの生理活性
3.6 おわりに
4 大豆ペプチド
4.1 はじめに
4.2 大豆ペプチド摂取による認知機能改善効果
4.3 大豆ペプチド摂取による脳内神経伝達物質変化
4.4 大豆ペプチド摂取による神経保護効果
4.5 おわりに
第3章 植物エキス
1 イチョウ葉エキスの認知機能について
1.1 はじめに
1.2 GBEの成分組成
1.3 GBEの作用機序
1.4 GBEの臨床試験
1.4.1 認知症患者を対象とした試験
1.4.2 健常者を対象とした試験
1.4.3 大規模臨床試験
1.5 GBEの機能性表示食品
1.6 おわりに
2 柑橘類成分ノビレチンの抗認知症機能性食品開発研究に必要な薬理学的エビデンス
2.1 緒言
2.2 素材の効果および作用機序
2.2.1 ノビレチンの一般薬理作用
2.2.2 記憶障害モデル動物におけるノビレチンによる改善効果の薬理学的検証
(1) マウス
(2) ラット
2.2.3 分子・細胞レベルにおけるノビレチンの作用解析
(1) ラット海馬初代培養神経細胞および海馬CA1領域スライス
(2) ラット副腎褐色細胞腫由来細胞株PC12およびその亜種PC12D
(3) ヒト神経芽細胞腫由来細胞株SK-N-SHなどの細胞
(4) ヒトiPS細胞由来ADモデル神経細胞
2.3 応用開発研究
3 γ-オリザノール
3.1 γ-オリザノールとは
3.2 γ-オリザノールの生理機能
3.3 γ-オリザノールの脳機能改善効果
3.4 γ-オリザノールの食嗜好性の制御作用(脳内報酬系の正常化)
3.5 おわりに
4 アミセノン(ヤマブシタケ抽出素材)
4.1 概要
4.2 作用機序,効果
4.3 応用
4.3.1 認知症と軽度認知機能障害
4.3.2 意欲向上への応用
4.3.3 睡眠の質改善
4.3.4 その他
5 山芋ジオスゲニンの認知症予防に対する効果
5.1 はじめに
5.2 ジオスゲニンとは
5.3 アミロイドβタンパク質の増加抑制ならびに軸索の変性改善による認知症予防
5.4 ホルモン産生促進による認知症予防
5.5 抗炎症による認知症予防
5.6 まとめ
6 VINEATROL 20Mの脳機能改善について
6.1 概要
6.2 素材の作用機序,効果
6.2.1 抗アミロイド作用
6.2.2 抗酸化作用
6.2.3 アポトーシス因子の抑制作用
6.2.4 SIRT-1活性化によるアンチエイジング作用
6.3 まとめ
7 レスベラトロールと脳機能
7.1 概要
7.1.1 RSVの発見と構造
7.1.2 RSVの分析とブドウにおける分布
7.2 素材の作用機序,効果
7.2.1 赤ワインの疫学データ
7.2.2 アルツハイマー病について
7.2.3 RSVの脳神経保護効果
7.3 応用
7.4 おわりに
8 ANM176(R) はアルツハイマー病の改善と予防に役立つ可能性がある
8.1 概要
8.2 ANM176(R)の作用機構
8.3 応用
9 水抽出型(膜濃縮)カシスポリフェノール(AC10)
9.1 はじめに
9.2 カシスとは
9.3 水抽出型 カシスポリフェノール(AC10)とは
9.4 水抽出型 カシスポリフェノール(AC10)の特長と機能性
9.5 水抽出型 カシスポリフェノール(AC10)による脳血流改善機能
9.6 水抽出型 カシスポリフェノール(AC10)による脳末梢血管拡張作用機序
9.7 水抽出型 カシスポリフェノール(AC10)によるアミロイド斑形成抑制作用
9.8 水抽出型 カシスポリフェノール(AC10)の安全性
9.9 おわりに
10 抗酸化ポリフェノールによる脳機能改善効果
10.1 はじめに
10.2 ゴマリグナンによるin vitro系での脳機能改善効果
10.3 ショウジョウバエを用いた個体レベルでの老化予防研究
10.4 高カカオチョコレートを用いた大規模ヒト臨床試験
11 フェルラ酸
11.1 概要
11.2 フェルラ酸の作用機序,作用
11.2.1 抗酸化作用,抗炎症作用
11.2.2 アミロイドβに対する作用
11.2.3 脳機能保護作用
11.2.4 リン酸化タウ低下作用
11.3 応用
第4章 その他
1 PQQ
1.1 概要
1.2 PQQの作用機序,効果
1.2.1 化学的性質と作用
1.2.2 PQQの効果
1.3 応用(ヒト試験)
1.3.1 認識力・認知力改善
1.3.2 コエンザイムQ10との併用効果
1.3.3 気分あるいは睡眠に対する効果
2 トコフェロール,トコトリエノール
2.1 はじめに
2.2 ビタミンEの発見と種類と作用
2.3 脳神経系におけるα-トコフェロール
2.4 脳神経系におけるγ-トコフェロール,トコトリエノール
3 GABA
3.1 はじめに
3.2 GABA摂取による脳機能改善効果
3.3 方法
3.3.1 被験品
3.3.2 被験者
(1) 選択基準
(2) 除外基準
3.3.3 試験スケジュールおよび摂取方法
3.3.4 検査方法
(1) 即時記憶領域
(2) 視空間・構成領域
(3) 言語領域
(4) 集中力領域
(5) 遅延記憶領域
3.3.5 統計処理
3.4 結果
3.4.1 被験者背景
3.4.2 アーバンス神経心理テスト:下位テストの評価点推移
3.4.3 アーバンス神経心理テスト:5認知領域の評価点推移
3.5 考察
3.6 おわりに
4 Lactobacillus helveticus発酵乳
4.1 はじめに
4.2 酸乳の動物に対する有効性
4.2.1 記憶障害予防作用(単回投与)
4.2.2 学習記憶力向上作用(単回投与)
4.2.3 学習記憶力向上作用(長期投与)
4.3 メカニズム
4.4 乳酸菌飲料のヒトに対する有効性
4.4.1 日本語版アーバンス神経心理テストを用いた記憶力・集中力評価
4.4.2 コグヘルスを用いた記憶力・集中力評価
4.5 まとめ
-
ポリフェノール:機能性成分研究開発の最新動向《普及版》
¥4,840
2016年刊「ポリフェノール:機能性成分研究開発の最新動向」の普及版。食品素材としてのポリフェノール研究の最前線について第一線の研究者が詳述した1冊!
(監修:波多野力、下田博司)
<a href="http://www.cmcbooks.co.jp/products/detail.php?product_id=9004"target=”_blank”>この本の紙版「ポリフェノール:機能性成分研究開発の最新動向(普及版)」の販売ページはこちら(別サイトが開きます)</a>
-------------------------------------------------------------------------
<<著者一覧>>
※執筆者の所属表記は、2016年当時のものを使用しております。
波多野力 岡山大学
下田博司 オリザ油化㈱
田中隆 長崎大学
松尾洋介 長崎大学
伊東秀之 岡山県立大学
天倉吉章 松山大学
好村守生 松山大学
谷口抄子 岡山大学
下津祐樹 岡山大学
坂上宏 明海大学
阿部尚仁 岐阜薬科大学
室田佳恵子 近畿大学
津田孝範 中部大学
石丸幹二 佐賀大学
下田昌弘 sainome㈱
難波文男 フジッコ㈱
芦田均 神戸大学
山下陽子 神戸大学
戸田一弥 オリザ油化㈱
倉重(岩崎)恵子 ㈱明治フードマテリア
野口治子 東京農業大学
遠藤伸 ㈱林原
吉村麻紀子 サントリービジネスエキスパート㈱
中村淳一 サントリービジネスエキスパート㈱
森川敏生 近畿大学
二宮清文 近畿大学
天海智博 ニチモウバイオティックス㈱
神谷智康 ㈱東洋新薬
橋本博之 築野食品工業㈱
澤田一恵 築野食品工業㈱
松木翠 築野食品工業㈱
矢内隆章 キリン㈱
生田智樹 ㈱山田養蜂場本社
立藤智基 ㈱山田養蜂場本社
織谷幸太 森永製菓㈱
福光聡 日本製粉㈱
間和彦 日本製粉㈱
福田陽一 タヒボジャパン㈱
松村和明 北陸先端科学技術大学院大学
玄丞烋 京都工芸繊維大学
亀井優徳 森永製菓㈱
山田脩平 九州大学
立花宏文 九州大学
吉川伸仁 日本新薬㈱
水品善之 神戸学院大学;小林製薬㈱
松田久司 京都薬科大学
吉川雅之 京都薬科大学
-------------------------------------------------------------------------
<<目次>>
【第Ⅰ編 ポリフェノール研究の最新動向】
第1章 総論:ポリフェノールの化学構造の多様性とタンニン
1 はじめに:ポリフェノールとタンニン
2 ポリフェノールの性質と分類
3 カテキン類
4 プロアントシアニジンと縮合型タンニン
5 ガロイルグルコース類からエラジタンニンへ
6 エラジタンニンオリゴマーとその多様性
7 C配糖体型エラジタンニンとそのオリゴマー
8 カフェー酸誘導体
9 フロロタンニン
10 おわりに
第2章 タンニンの高分子化:柿のタンニン
1 はじめに
2 渋柿の渋味がなくなる理由
3 その他のポリフェノール高分子化
4 まとめ
第3章 計算化学を利用したポリフェノールの立体構造解析
1 はじめに
2 スペクトル計算の手順
2.1 配座探索
2.2 構造最適化
2.3 スペクトル計算
3 エラジタンニンの立体構造解析
3.1 Vescalagin および castalagin
3.2 Quercusnin A および B
3.3 Neostrictinin および strictinin
4 紅茶ポリフェノールの立体構造解析
4.1 Theacitrins
4.2 Oolongtheanins
5 おわりに
第4章 エラジタンニンの生体内挙動とその代謝産物の機能性
1 はじめに
2 エラジタンニンの生体内挙動と代謝産物の同定
3 エラジタンニンおよび関連ポリフェノールとそれら代謝産物の抗酸化作用
4 エラジタンニンおよびその代謝産物のカラゲニン浮腫試験による抗炎症作用
5 おわりに
第5章 フトモモ科植物のタンニンと樹状細胞に対する作用
1 はじめに
2 フトモモ科植物のタンニン
3 フトモモ科植物における大環状型エラジタンニン2量体 oenothein B の分布
4 ヒト樹状細胞を介した免疫系に及ぼすタンニンの影響
5 おわりに
第6章 阿仙薬のポリフェノール成分と品質評価
1 はじめに
2 阿仙薬に含まれるポリフェノール成分の単離
3 阿仙薬の多角的評価
3.1 阿仙薬のバニリン-塩酸法による総フラバン含量の算出および個別定量
3.2 GPCによる高分子成分の分析
3.3 その他の項目について
4 加熱による(+)-catechinの高分子化と 2量体形成過程の検証
5 単離した化合物の構造について
5.1 阿仙薬から単離した新規プロアントシアニジンの構造
5.2 下部ユニットの8位が結合に関与しているchalcane-flavan 2量体
5.3 下部ユニットの6位が結合に関与しているchalcane-flavan 2量体
6 乾燥葉からの成分の単離
7 おわりに
第7章 薬剤耐性菌に作用するポリフェノールとその作用
1 はじめに
2 MRSAに作用する補骨脂のポリフェノール
3 VREに作用する甘草のポリフェノール
4 抗菌作用を有する高分子ポリフェノール
4.1 マンサク科Hamamelis×intermediaの加水分解性タンニン
4.2 クスノキ科テンダイウヤクの高分子プロシアニジン
4.3 高分子量タンニン類の抗菌作用
5 おわりに
第8章 ポリフェノール類の抗腫瘍作用 ― in vitro 評価法を用いた網羅的検証
1 はじめに
2 生体を反映した in vitro 腫瘍選択性の評価法の開発
3 天然及び有機合成化合物の腫瘍選択性
3.1 抗がん剤
3.2 ポリフェノール関連化合物
3.3 その他の有機化合物
3.4 新規抗腫瘍性物質の探索
4 ポリフェノールは, 抗がん剤のケラチノサイト毒性を緩和できるのか?
5 今後の展望
第9章 スチルベンオリゴマーの化学と最近の研究
1 はじめに
2 スチルベノイドとは
3 植物界におけるスチルベノイドの分布
4 スチルベンオリゴマーの生物活性
第10章 フラボノイドの生体利用性研究の最近の進歩
1 はじめに
2 フラボノイドの消化管での動態
3 フラボノイド代謝物のプロファイリング
4 フラボノイドの生体利用性の向上
5 フラボノイドの標的臓器
6 おわりに
第11章 アントシアニン, ベリー類の健康機能
1 はじめに
2 アントシアニンの化学
3 アントシアニン, ベリー類の肥満・糖尿病予防・抑制作用
3.1 肥満
3.2 糖尿病
4 アントシアニン, ベリー類の健康機能と代謝物の関与
5 ヒト介入試験
6 課題と今後の展望
第12章 植物組織培養によるポリフェノール類の生産
1 はじめに
2 Hemiphragma heterophyllum(ゴマノハグサ科)の成分
2.1 茎葉培養系
2.2 毛状根培養系
3 コミカンソウ (Phyllanthus urinaria)(トウダイグサ科)の成分
3.1 茎葉培養系および毛状根培養系の確立とPAP2遺伝子導入
3.2 茎葉培養体および毛状根の成分分析
【第Ⅱ編 食品素材としてのポリフェノールの研究開発】
第1章 タンニン・プロシアニジン
1 ブドウ種子『ノンエンベロープウイルスに対する抗ウイルス作用』
2 月見草種子:ペンタガロイルグルコース
2.1 はじめに
2.2 動物における抗糖尿病作用と作用メカニズム
2.3 ヒトでの有効性
2.4 おわりに
3 黒大豆種皮ポリフェノールの血管に対する作用
3.1 はじめに
3.2 黒大豆ポリフェノール素材『クロノケアSP』の開発
3.3 クロノケアSPの血管内皮機能改善作用
3.3.1 培養細胞試験によるNO産生促進効果の検証
3.3.2 ヒト投与試験(NO産生能促進効果)
3.3.3 培養細胞試験によるTie2活性化作用の検証
3.3.4 ヒト投与試験(むくみ改善効果)
3.3.5 まとめ
3.4 おわりに
4 カカオポリフェノールの抗肥満効果
4.1 はじめに
4.2 プロシアニジン
4.3 肥満がもたらす生活習慣病とチョコレートの効果
4.4 抗肥満効果に関わる鍵分子AMPK
4.5 プロシアニジンによるAMPKのリン酸化
4.6 カカオポリフェノールの抗肥満効果
4.7 まとめ
第2章 アントシアニン
1 MaquiBrightR(マキベリー抽出物)のドライアイ改善作用
1.1 はじめに
1.2 マキベリーの機能性成分
1.3 ドライアイとは
1.4 ドライアイ改善作用(動物モデル試験)
1.5 ドライアイ改善作用(ヒト臨床試験)
1.6 おわりに
2 水抽出型 カシスポリフェノール(AC10)
2.1 はじめに
2.2 水抽出型 カシスポリフェノール(AC10)とは
2.3 水抽出型 カシスポリフェノール(AC10)の特長
2.4 水抽出型 カシスポリフェノール(AC10)による末梢血流サポート機能
2.4.1 安静時の末梢血流サポート機能
2.4.2 タイピング負荷時の末梢血流サポート機能(疲労様症状;肩こり緩和)
2.4.3 冷水負荷時の末梢血流サポート機能(末梢体温維持, 冷え緩和)
2.4.4 顔面の末梢血流サポート機能(疲労様症状;目のクマ緩和)
2.4.5 脳の末梢血流サポート機能
2.4.6 末梢血流サポート機能(末梢血管拡張機能)の作用機序
2.5 水抽出型 カシスポリフェノール(AC10)によるアイケア機能
2.5.1 ピント調節サポート機能, 眼や腰の疲れ緩和
2.5.2 暗所での光感度調節サポート機能
2.5.3 アイケア機能の作用機序
2.6 水抽出型 カシスポリフェノール(AC10)の安全性
2.7 おわりに
3 アスコルビン酸によるアントシアニン色素退色に対する各種化合物の影響
第3章 フラボノイドなど
1 糖転移ヘスペリジン(モノグルコシルヘスペリジン)
1.1 はじめに
1.2 特性
1.3 糖転移ヘスペリジンのビタミンCリサイクル作用
1.4 糖転移ヘスペリジンの血流改善作用
1.5 糖転移ヘスペリジンの皮膚色および肌質改善効果(肌のくすみ改善, 敏感肌緩和)
1.6 おわりに
2 ケルセチン配糖体
2.1 はじめに
2.2 ケルセチンの生理作用
2.2.1 ケルセチンの脂肪分解作用
2.2.2 ケルセチン配糖体のマウス抗肥満作用
2.2.3 ケルセチン配糖体のヒト体脂肪低減作用
2.3 まとめ
3 エバーラスティングフラワーの血糖上昇抑制作用
3.1 はじめに
3.2 エバーラスティングフラワー抽出エキスの抗糖尿病作用
3.2.1 ショ糖負荷マウスモデルを用いた血糖上昇抑制作用
3.2.2 α-グルコシダーゼ阻害活性
3.2.3 DPP-Ⅳ阻害活性
3.2.4 活性寄与成分の探索
3.2.5 TNF-α感受性低減活性
3.3 おわりに
4 ローズヒップ:ティリロサイド
4.1 はじめに
4.2 ローズヒップについて
4.3 ティリロサイドの機能性
4.3.1 糖質加水分解酵素阻害活性および消化管からの糖吸収抑制活性
4.3.2 肝および筋肉における脂肪酸酸化亢進作用
4.4 ローズヒップ抽出物のヒト内臓脂肪量に与える影響
4.5 おわりに
5 機能性表示食品に向けアグリコン型イソフラボンAglyMaxRの特徴と有用性
5.1 はじめに
5.2 大豆イソフラボンについて
5.2.1 大豆イソフラボンの分類と特徴
5.2.2 AglyMaxの特徴
5.3 AglyMaxの機能性とそのエビデンス
5.3.1 更年期症状の緩和
5.3.2 不妊症に向け受精卵の着床サポート
5.3.3 エクオールへの代謝
5.3.4 その他の機能性について
5.4 AglyMaxの安全性
5.5 おわりに
6 体脂肪と肝機能をWサポートする「葛の花エキス」
6.1 はじめに
6.2 「葛の花エキス」とは
6.3 動物試験結果について
6.3.1 遺伝性の肥満2 型糖尿病モデルマウスでの知見
6.3.2 高脂肪食負荷マウスでの知見
6.3.3 高脂肪食とアルコールの同時負荷時の知見
6.3.4 まとめ
6.4 ヒト試験結果について
6.4.1 体脂肪に及ぼす影響
6.4.2 肝機能に及ぼす影響
6.5 安全性について
6.6 おわりに
第4章 フェニルプロパノイドなど
1 フェルラ酸
1.1 フェルラ酸とは
1.2 注目されるフェルラ酸の機能
1.2.1 MSに対する機能
1.2.2 精神疾患に対する機能
1.2.3 その他の機能
1.3 今後の展望
2 ブドウに含まれるレスベラトロール
2.1 はじめに
2.2 赤ワインエキス, レスベラトロールは心臓の機能維持に関与する
2.3 レスベラトロールは動脈硬化の進行を抑制する
2.4 レスベラトロールは糖尿病性の腎障害を抑制する
3 メリンジョ由来レスベラトロール
3.1 はじめに
3.2 メリンジョの成分および規格
3.3 メリンジョの安全性
3.4 メリンジョ飲用時の薬物動態
3.5 メリンジョの機能性
3.5.1 抗菌活性
3.5.2 抗酸化活性
3.5.3 生活習慣病関連
3.5.4 がん関連
3.5.5 免疫関連
3.5.6 美容関連
3.5.7 歯周病関連
3.5.8 抗老化作用
3.5.9 メリンジョ由来レスベラトロールの作用機序
3.6 おわりに
4 パセノールTM(パッションフルーツ種子エキス)の開発
4.1 はじめに
4.2 ピセアタンノールの化学構造と性質
4.3 ピセアタンノールの経口吸収性と生理作用
4.4 ピセアタンノールの血糖値上昇抑制作用
4.5 おわりに
5 オリーブ果実エキス ―マスリン酸―
5.1 はじめに
5.2 オリーブ果実に含まれる様々な成分
5.3 炎症抑制成分「マスリン酸」の同定
5.4 作用メカニズムの解明
5.5 生体での炎症への有効性
5.5.1 浮腫(急性炎症)モデルでの検証
5.5.2 関節炎(慢性炎症)モデルでの検証
5.5.3 軽度ヒザ関節痛を有する中高齢者での検証
5.6 運動との併用による身体機能への影響
5.7 オリーブ果実エキス(マスリン酸)の特長
5.8 食品への応用
5.9 おわりに
6 タヒボのフェニルエタノイド カフェオイル配糖体
6.1 はじめに
6.2 タヒボの有効性
6.3 タヒボのポリフェノール
6.3.1 骨粗鬆症に対する効果
6.3.2 性機能増強に関する効果
6.4 タヒボの抗炎症活性成分
6.5 おわりに
第5章 カテキン
1 緑茶カテキンの再生医療への応用
1.1 はじめに
1.2 臓器・組織保存液
1.3 角膜の保存
1.4 膵島の保存
1.5 保存のメカニズム
1.6 移植免疫反応の阻害作用
1.7 EGCG を用いたガン細胞の増殖阻害並びに抑制作用を有する抗ガン剤
1.8 おわりに
2 「べにふうき」緑茶の食品への利用
2.1 はじめに
2.2 茶葉の加工方法
2.2.1 菓子, 食品に添加する原料として, 茶葉全体または茶葉抽出エキスを使用するか?
2.2.2 茶の苦味・渋味抑制効果の高い食品素材の探索
2.3 おわりに
3 緑茶カテキンのmicroRNA発現調節作用
3.1 緑茶カテキンセンシング
3.2 microRNAとは
3.3 緑茶カテキンEGCGのmiRNA発現調節作用
3.4 緑茶カテキンEGCGのmiRNAを介したがん遺伝子発現抑制作用
3.5 緑茶カテキンEGCGのmiRNA発現調節作用メカニズム
3.6 おわりに
第6章 キサントン
1 α-マンゴスチン
1.1 はじめに
1.2 キサントン化合物の構造
1.3 α-マンゴスチン
1.3.1 抗炎症作用
1.3.2 抗糖化作用
1.3.3 抗腫瘍作用
1.3.4 α-マンゴスチンの吸収と代謝
1.4 おわりに
2 マンゴスチンから得られたキサントン類のDNA合成酵素阻害活性と抗がん作用
2.1 マンゴスチンとは
2.2 マンゴスチンから単離したキサントン類
2.3 キサントン類8物質の哺乳類Pol阻害活性
2.4 キサントン類8物質のヒトがん細胞増殖抑制活性
2.5 β-Mangostinのヒト子宮がん細胞に対する影響
2.6 マンゴスチン果皮由来キサントン類の構造と抗がん活性の相関
2.7 まとめ
第7章 クロロゲン酸類
1 コーヒー生豆:クロロゲン酸
1.1 はじめに
1.2 動物における抗肥満作用と作用メカニズム
1.3 ヒトでの有効性
1.4 おわりに
2 マテ:クロロゲン酸類
2.1 はじめに
2.2 マテ葉部エキスおよび単離
2.3 抗糖尿病および抗肥満作用
2.4 アルドース還元酵素阻害作用
-
生薬・薬用植物研究の最新動向《普及版》
¥3,850
2017年刊「生薬・薬用植物研究の最新動向」の普及版。国産化と安定供給が課題となっている生薬・薬用植物について、その有用成分の探索から臨床応用への展望までを収録した1冊。
(監修:高松智)
<a href="http://www.cmcbooks.co.jp/products/detail.php?product_id=9432"target=”_blank”>この本の紙版「生薬・薬用植物研究の最新動向(普及版)」の販売ページはこちら(別サイトが開きます)</a>
-------------------------------------------------------------------------
<<著者一覧>>
※執筆者の所属表記は、2017年当時のものを使用しております。
高松智 昭和大学
渡辺均 千葉大学
新藤聡 千葉大学
池上文雄 千葉大学
秋葉秀一郎 福島県立医科大学
佐橋佳郎 福島県立医科大学
三潴忠道 福島県立医科大学
安藤広和 金沢大学
佐々木陽平 金沢大学
御影雅幸 東京農業大学
永津明人 金城学院大学
森川敏生 近畿大学
大野高政 松浦薬業㈱
今井昇治 松浦薬業㈱
和田篤敬 小林製薬㈱
荒井哲也 小林製薬㈱
落合和 星薬科大学
嶋田努 金沢大学附属病院
条美智子 富山大学
柴原直利 富山大学
小池佑果 昭和大学
北島満里子 千葉大学
三巻祥浩 東京薬科大学
黒田明平 東京薬科大学
松尾侑希子 東京薬科大学
小野政輝 東海大学
倉永健史 北海道大学
山崎真巳 千葉大学
伊藤卓也 富山大学
白畑辰弥 北里大学
小西成樹 北里大学
小林義典 北里大学
飯島洋 日本大学
五十嵐信智 星薬科大学
今理紗子 星薬科大学
杉山清 星薬科大学
多田明弘 ポーラ化成工業㈱
榎本有希子 ㈱ファンケル
山下弘高 岐阜薬科大学
田中宏幸 岐阜薬科大学
稲垣直樹 岐阜薬科大学
伊藤直樹 北里大学
永田豊 諏訪中央病院
-------------------------------------------------------------------------
<<目次>>
【第1編 栽培技術・品質管理】
第1章 薬用植物の新たな苗生産技術
1 はじめに
2 薬用植物栽培における問題点
3 トウキにおける系統選抜と苗生産技術
3. 1 トウキ栽培の現状と問題点
3. 2 採種法の確立
3. 3 トウキ栽培におけるセル成型苗生産の導入
第2章 漢方生薬「黄連」の加工調製方法の変化に伴うアルカロイド含量への影響
1 はじめに
2 中国における黄連の加工調製方法
3 方法
3. 1 実験材料
3. 2 生薬の分別
3. 3 加熱によるアルカロイドへの影響
3. 4 試料の調製
3. 5 UPLCの測定条件
4 結果
4. 1 色調による分別
4. 2 分別した検体の定量
4. 3 加熱によるアルカロイドへの影響
5 考察
第3章 漢方生薬「麻黄」の国産化研究
1 はじめに
2 栽培圃場について
3 繁殖方法について
3. 1 種子繁殖
3. 2 挿し木法
3. 3 株分け法
4 栽培マオウの経年変化について
4. 1 実験材料及び方法
4. 2 結果
4. 3 考察
5 追肥効果について
5. 1 実験材料及び方法
5. 2 結果
5. 3 考察
6 まとめ
第4章 定量NMR(1H-qNMR)法による生薬成分の分析〜生薬キョウニン, トウニン, ウバイに含まれるamygdalin の定量を例に〜
1 はじめに
2 トウニン, キョウニン, ウバイとamygdalin
3 1H-qNMR法の条件検討 〜溶媒の検討〜
4 1H-qNMRの測定手順
4. 1 仲介物質HMD溶液の濃度決定
4. 2 Amygdalin標準品の純度決定と定量可能範囲の確認
4. 3 生薬中のamygdalin含有率の確認
5 測定の結果
6 HPLC測定値との比較
7 おわりに
【第2編 薬理】
第5章 カンカニクジュヨウ(Cistanche tubulosa)の耐糖能改善作用成分
1 はじめに
2 カンカニクジュヨウの含有成分
3 Echinacosideおよびacteosideの抗糖尿病作用
4 カンカニクジュヨウ含有フェニルエタノイド配糖体のα-グルコシダーゼおよびアルドース還元酵素阻害活性
5 おわりに
第6章 パフィアエキスパウダーの経口美肌素材としての有用性
1 はじめに
1. 1 皮膚の構造
1. 2 皮膚老化とコラーゲン
2 パフィアの加齢による皮膚老化に対する有用性
3 パフィアの紫外線による皮膚老化に対する有用性
4 パフィアエキスパウダーの皮膚線維芽細胞活性化作用
5 モニターアンケート調査
6 パフィアエキスパウダーの安全性
7 おわりに
第7章 大柴胡湯の抗肥満作用の検討
1 はじめに
2 漢方処方「大柴胡湯」
3 大柴胡湯の肥満に対する臨床効果
4 大柴胡湯の抗肥満効果に対する構成生薬の関与
5 大柴胡湯の抗肥満効果の作用機序
6 おわりに
第8章 黒ショウガ酢酸エチル可溶部の褐色脂肪細胞に対する効果
1 はじめに
2 間葉系幹細胞から各脂肪細胞への細胞系譜
3 白色脂肪細胞と褐色脂肪細胞の分布と特徴
4 褐色脂肪細胞のエネルギー代謝
5 自然発症2型糖尿病モデルマウスに対するKPの酢酸エチル画分の効果
6 褐色脂肪細胞に対するKPEの効果
7 初代褐色脂肪細胞に対するKPEポリメトキシフラボノイドの分化誘導効果
8 まとめ
第9章 五苓散の糖尿病モデルラットにおける水代謝調節作用の検討
1 はじめに
2 浮腫と糖尿病
3 水分代謝調節と水チャネル
4 水分代謝と漢方薬
5 実験概要
6 実験結果
7 まとめ
8 おわりに
【第3編 創薬シード】
第10章 古典から考える天然資源の利用と新たな創薬シーズの探索
1 はじめに
2 古典より生み出された新薬〜artemisinin〜
3 天然物活用法としての漢方
4 漢方特有の病状「瘀(お)血(けつ)」に作用する活性成分を求めて
第11章 薬用資源植物からの生物活性アルカロイドの探索
1 はじめに
2 Kopsia属植物含有アルカロイド
3 Voacanga africana含有アルカロイド
4 おわりに
第12章 薬用植物の生物活性成分の検討
1 はじめに
2 ビャクダン心材の成分と腫瘍細胞毒性
2. 1 ビャクダンについて
2. 2 ビャクダンの心材の成分と化学構造
2. 3 化合物1-24の腫瘍細胞毒性と構造活性相関
2. 4 アポトーシス誘導活性
2. 5 PPAR-γリガンドとの併用による腫瘍細胞毒性増強作用
3 レモンガヤの葉から単離されたトリテルペンの膵リパーゼ阻害活性と血中トリグリセリド低下作用
3. 1 レモンガヤについて
3. 2 レモンガヤの葉の主成分とその化学構造
3. 3 シンボポゴノールの膵リパーゼ阻害活性と血中TG低下作用
4 フキタンポポの葉より単離・同定されたアルドース還元酵素阻害物質
4. 1 植物抽出エキスのアルドース還元酵素阻害活性のスクリーニング
4. 2 フキタンポポの葉のAR阻害活性の探索とその化学構造
4. 3 化合物26-36のAR阻害活性
5 ビロードモウズイカの葉より単離・同定されたキサンチンオキシダーゼ阻害物質
5. 1 植物抽出エキスのキサンチンオキシダーゼ酵素阻害物質のスクリーニング
5. 2 ビロードモウズイカの葉のXO阻害活性の探索とその化学構造
5. 3 化合物37と38のXO阻害活性
6 結語
第13章 樹脂配糖体の化学構造に関する研究
1 はじめに
2 ヤラピンの構造研究
2. 1 樹脂配糖体画分の構成有機酸の研究
2. 2 樹脂配糖体画分の構成オキシ脂肪酸および構成単糖の研究
2. 3 樹脂配糖体画分の構成配糖酸の研究
2. 4 真性樹脂配糖体の研究
3 コンボルブリンの構造研究
3. 1 PharbitinのIndium(Ⅲ)Chloride処理生成物の研究
3. 2 Negative-ion FAB-MSによるPharbitinの構成樹脂配糖体の考察
4 おわりに
第14章 化学合成を駆使した稀少天然物化学研究
第15章 薬用成分の生合成制御に関するゲノム機能学的研究
1 はじめに
2 薬用植物を対象としたゲノム科学の世界的な動向
3 薬用植物のトランスクリプトーム解析
4 トランスクリプトームとメタボロームの統合解析
5 ゲノム情報に基づくトランスクリプトーム解析
6 合成生物学による植物由来アルカロイド生産への応用
7 ゲノム編集による代謝エンジニアリングの可能性
8 まとめ
第16章 ミャンマー伝統医学の最新動向と薬用植物の科学的根拠の解明
1 はじめに
2 ミャンマー伝統医学の伝承
2. 1 ミャンマー伝統医学の現状
2. 2 ミャンマー伝統薬と薬用植物園
2. 3 ミャンマー伝統薬と配置薬
3 ミャンマー産薬用植物由来の活性物質の探索
3. 1 Jatropha multifidaの抗インフルエンザ活性
3. 2 ミャンマー産薬用植物由来の抗ウイルス活性物質
3. 3 ミャンマー産薬用植物由来の抗リーシュマニア活性物質
4 おわりに
第17章 フローリアクターを利用したサポニンの合成研究
1 序
2 結果
2. 1 C-28位配糖化
2. 2 連続的フロー式C-28位配糖化-バッチ式脱保護法の検討
2. 3 フロー式C-3位配糖化の検討
2. 4 フロー式C-3位配糖化の検討
3 おわりに
【第4編 臨床応用】
第18章 柴胡加竜骨牡蛎湯の血管内皮前駆細胞保護作用
1 序論
2 柴胡加竜骨牡蛎湯のEPC保護作用評価実験
2. 1 概要
2. 2 実験方法
2. 3 酸化ストレス抑制測定
2. 4 炎症性サイトカイン量
3 結論
第19章 腸管のアクアポリンに対する生薬大黄の作用
1 はじめに
2 大黄およびセンナの瀉下作用
3 生体内での水輸送タンパク質;アクアポリン
4 腸管におけるAQPの役割;大腸での水輸送機構
5 大黄およびセンノシドAの瀉下作用における大腸AQP3の役割
5. 1 大黄およびセンノシドAの瀉下作用と大腸AQP3との関係
5. 2 センノシドA投与による大腸AQP3の発現低下メカニズム
6 おわりに
第20章 有用植物の化粧品への応用と現状
1 はじめに
2 方法
2. 1 アサガオカラクサ抽出物の調製
2. 2 アサガオカラクサ抽出物のエストロゲン受容体タンパク発現作用
2. 3 アサガオカラクサ抽出物の成長ホルモン受容体タンパク発現作用
2. 4 アサガオカラクサ抽出物のエストロゲン受容体増加によるコラーゲン産生作用
2. 5 アサガオカラクサ抽出物の成長ホルモン受容体増加によるコラーゲン産生作用
2. 6 UVA照射によるエストロゲン受容体のmRNA発現量
3 結果
3. 1 アサガオカラクサ抽出物のエストロゲン受容体タンパク発現作用
3. 2 アサガオカラクサ抽出物の成長ホルモン受容体タンパク発現作用
3. 3 アサガオカラクサ抽出物のエストロゲン受容体増加によるコラーゲン産生作用
3. 4 アサガオカラクサ抽出物の成長ホルモン受容体増加によるコラーゲン産生作用
3. 5 UVA照射によるエストロゲン受容体のmRNA発現量
4 化粧品への応用
5 おわりに
第21章 生薬・有用植物由来成分の新規美白機能研究“Macrophage migration inhibitoryfactor(MIF)分泌”への検討・応用
1 はじめに
2 メラノサイトにおけるメラニン合成に着目した抑制成分
3 紫外線によるメラノサイトの活性化パラクラインネットワーク機構
4 MIFによるケラチノサイトを介したシミ形成促進メカニズム
5 MIF分泌抑制剤と美白効果
6 Centaurea cyanus抽出物のMIF分泌抑制機能と美白効果
7 おわりに
第22章 食物アレルギーに対する和漢薬の有用性の検討
1 食物アレルギー
1. 1 アレルギーの現状
1. 2 食物アレルギーの現状
1. 3 食物アレルギーが誘導される機序
1. 4 消化管免疫
1. 5 アレルギーと腸内細菌
1. 6 食物アレルギーの治療
2 アレルギーと漢方薬
2. 1 慢性アレルギー疾患と漢方薬
2. 2 食物アレルギー治療における漢方薬など
2. 3 食物アレルギー治療における漢方薬の課題
2. 4 食物アレルギー治療における漢方薬の可能性
第23章 社会的ストレス誘発うつ様行動並びに脳内炎症に対する香蘇散の効果
1 はじめに
2 社会的ストレス誘発うつ様行動に対する香蘇散の効果
3 社会的ストレス誘発脳内炎症に対する香蘇散の効果
4 まとめ
第24章 〈トピック〉腸間膜静脈硬化症と漢方方剤の関連性
1 要旨
2 はじめに
3 疾患概念形成と呼称
4 漢方薬との関連性
4. 1 症例報告・症例集積報告
4. 2 山梔子服用者
4. 3 漢方専門外来における検討
5 山梔子含有医療用漢方製剤
5. 1 山梔子含有一般医薬品
5. 2 山梔子使用の注意点
6 本疾患を早期発見するための注意点
6. 1 リスク
6. 2 病態
6. 3 症状
6. 4 診断・画像診断の注意点
6. 5 腹部単純X線・腹部単純CT・注腸X線
6. 6 腹部超音波検査
6. 7 大腸内視鏡
6. 8 鑑別診断・組織学的検査
6. 9 腸間膜静脈硬化症の治療
6. 10 腸間膜静脈硬化症の管理
7 まとめ
-
界面活性剤の最新研究・素材開発と活用技術《普及版》
¥4,070
2016年刊「界面活性剤の最新研究・素材開発と活用技術」の普及版。界面活性剤各種の特性に迫る研究事例および特性を活かした用途開発を徹底解説した1冊!
(監修:荒牧賢治)
<a href="http://www.cmcbooks.co.jp/products/detail.php?product_id=9162"target=”_blank”>この本の紙版「界面活性剤の最新研究・素材開発と活用技術(普及版)」の販売ページはこちら(別サイトが開きます)</a>
-------------------------------------------------------------------------
<<著者一覧>>
※執筆者の所属表記は、2016年当時のものを使用しております。
荒牧賢治 横浜国立大学
鯉谷紗智 横浜国立大学
酒井健一 東京理科大学
懸橋理枝 (地独)大阪市立工業研究所
東海直治 (地独)大阪市立工業研究所
遊佐真一 兵庫県立大学
井村知弘 (国研)産業技術総合研究所
佐伯隆 山口大学
吉村倫一 奈良女子大学
鷺坂将伸 弘前大学
中村武嗣 太陽化学(株)
ビスワス・シュヴェンドゥ 味の素(株)
脇田和晃 日油(株)
村上亮輔 住友精化(株)
斉藤大輔 第一工業製薬(株)
田中佳祐 ニッコールグループ(株)コスモステクニカルセンター
高野啓 DIC(株)
川上亘作 (国研)物質・材料研究機構
小川晃弘 三菱化学フーズ
山口俊介 ニッコールグループ(株)コスモステクニカルセンター
坂井隆也 花王(株)
金子行裕 ライオン(株)
中川和典 第一工業製薬(株)
三橋雅人 AGCセイミケミカル(株)
齋藤嘉孝 日華化学(株)
岡田和寿 竹本油脂(株)
久司美登 日本ペイント・オートモーティブコーティングス(株)
-------------------------------------------------------------------------
<<目次>>
【第1編 界面活性剤の最新研究】
第1章 再生可能原料を用いた合成界面活性剤の機能
1 はじめに
2 ひも状ミセルによる水,油の増粘効果
2.1 ひも状ミセル
2.2 アシルアミノ酸エステルによるひも状ミセルの形成
2.3 ショ糖脂肪酸エステルによるひも状ミセルの形成
2.4 逆ひも状ミセル形成による油の増粘
3 モノおよびポリグリセリン脂肪酸エステルの結晶・液晶微粒子による泡沫安定化
4 ポリグリセリン型界面活性剤水溶液系の相挙動とニオソーム形成
5 おわりに
第2章 ジェミニ型両親媒性物質の実用化も意識した研究展開
1 はじめに
2 アミノ酸系ジェミニ型界面活性剤
3 アルキルアミン・アルキルカルボン酸による複合体(擬似ジェミニ型両親媒性物質)
4 ホスホリルコリン類似基を有する両性ジェミニ型両親媒性物質による乳化
5 おわりに
第3章 長鎖アルキルアミンオキシド誘導体の水溶液挙動-水素結合部位導入の効果
1 はじめに
2 ピリジルアミンオキシド型界面活性剤
3 アミドアミンオキシド型界面活性剤
4 おわりに
第4章 pH応答性を有するジブロック共重合体の会合によるミセル形成
1 はじめに
2 PAMPS-PAaUの合成
3 pHに応答した会合挙動
4 pHに応答したゲスト分子の取り込みと放出
5 まとめ
第5章 ペプチドベース界面活性剤の特性とその応用
1 はじめに
2 化学合成・ペプチド界面活性剤
2.1 構造と特徴
2.2 Surfpep22の合成と界面活性
2.3 Surfpep22による脂質ナノディスク形成
3 バイオ合成(発酵法)・ペプチド界面活性剤
3.1 構造と特徴
3.2 サーファクチン(SF)
3.3 ライケンシン(Lch)
3.4 アルスロファクチン(AF)
4 おわりに
第6章 界面活性剤の棒状ミセルによる抵抗低減効果
1 はじめに
2 DR効果を示す界面活性剤
3 DR効果を示す界面活性剤のレオロジー特性
4 DR効果を示す流れの特徴
5 界面活性剤によるDR効果の実用化
5.1 配管抵抗低減剤の商品化
5.2 DR効果による空調設備の省エネルギー
5.3 DR効果の普及
5.4 実用化の問題点
6 おわりに
第7章 トリメリック型界面活性剤の合成・物性・ミセル形成
1 はじめに
2 トリメリック型界面活性剤
3 カチオンタイプの合成例
4 臨界ミセル濃度
5 表面張力
6 水溶液中でのミセル形成
7 おわりに
第8章 超臨界CO2利用技術に向けたCO2-philic界面活性剤の開発
1 超臨界CO2
2 CO2-philic界面活性剤の設計
2.1 分子形状
2.2 親水性-親CO2性バランス(HCB)
2.3 Winsor R理論
2.4 CO2-philic界面活性剤の親CO2基と親水基
3 CO2-philic界面活性剤の開発の歴史
4 界面活性剤/W/CO2混合系の相挙動と物性研究
5 界面活性剤/W/CO2混合系の応用研究
6 おわりに
【第2編 界面活性剤の高機能化】
第9章 ポリグリセリン脂肪酸エステルの特性と高機能化
1 ポリグリセリン脂肪酸エステルの現状
1.1 非イオン性界面活性剤としてのポリグリセリン脂肪酸エステル
1.2 ポリグリセリン
1.3 ポリグリセリンのエステル化
2 ポリグリセリン脂肪酸エステルの高機能化
2.1 ジグリセリン・トリグリセリンのエステル
2.2 組成を変えたポリグリセリンのエステル
2.3 ポリグリセリンアルキルエーテル
3 おわりに
第10章 アシルアミノ酸エステル系両親媒性油剤
1 はじめに
2 化粧品用油剤とは
3 アシルアミノ酸エステル系油剤とは
3.1 油剤骨格にアミノ酸があることの意義
4 油剤の両親媒性とは
5 アシルアミノ酸エステル系両親媒性油剤
5.1 アシルグルタミン酸誘導体
5.2 アシルサルコシン誘導体
5.3 アシル-N-メチルβアラニン誘導体
6 おわりに
第11章 長鎖PEGを有する非イオン性活性剤
1 はじめに
2 ラウリン酸PEG-80ソルビタン(PSL)の泡質改善効果
3 ポリオキシエチレンアルキルエーテル(PAE)を用いた泡物性評価
3.1 使用したPAEとそれらの物性
3.2 泡弾性のひずみ依存性測定
3.3 泡の粘弾性測定
3.4 IRによる泡膜測定
4 泡質改善メカニズム関する考察
5 おわりに
第12章 化学架橋を工夫したアクリル酸アルキルコポリマー
1 はじめに
2 一般的なアクリル酸アルキルコポリマーの増粘,乳化のメカニズム
2.1 水溶液の増粘機構
2.2 耐塩性
2.3 乳化のメカニズム
3 化学架橋を工夫したアクリル酸アルキルコポリマー『アクペックSER』
3.1 アクペックSERとは
3.2 アクペックSER水溶液の増粘挙動
3.3 アクペックSERの耐塩性
3.4 乳化能力
3.5 顔料の分散
4 アクペックSERと界面活性剤の相乗効果
4.1 高分子界面活性剤と低分子界面活性剤の相互作用
4.2 アクペックSERとアニオン系界面活性剤の相互作用
4.3 アクペックSERと両性界面活性剤の相互作用
4.4 アクペックSERとノニオン系界面活性剤の相互作用
5 おわりに
第13章 低泡性かつ界面活性能に優れた界面活性剤
1 低泡性かつ界面活性能に優れた界面活性剤が要求される背景
2 泡立ちのメカニズム
3 泡立ちと界面活性剤構造の相関
4 低泡性かつ界面活性能に優れたノイゲン(R)LF-Xシリーズ
4.1 ノイゲンLF-Xシリーズ構造の特徴
5 おわりに
第14章 高純度モノアルキルリン酸塩の会合挙動
1 はじめに
2 直鎖型モノセチルリン酸(NIKKOLピュアフォスα)
2.1 αゲルとは
2.2 直鎖型モノセチルリン酸(NIKKOLピュアフォスα)の自己組織化挙動
3 β分岐型モノヘキサデシルリン酸アルギニン(NIKKOLピュアフォスLC)の自己組織化挙動
4 おわりに
第15章 熱分解型フッ素系界面活性剤の開発
1 はじめに
2 熱分解型フッ素系界面活性剤
2.1 レべリング性とリコート性の両立のための設計コンセプト
2.2 当社のフッ素系活性剤“メガファック”シリーズにおけるDS-21の位置づけ
2.3 メガファックDS-21の性状および基本物性
2.4 メガファックDS-21のレベリング性能
2.5 メガファックDS-21の熱分解挙動
2.6 塗膜表面の評価
2.7 まとめ
3 熱分解型フッ素系界面活性剤の応用事例
3.1 ディスプレイ材料用各種レジストへの応用
3.2 低誘電材料として用いるPTFEの分散剤
3.3 機能性表面の創生
4 今後の展望
【第3編 界面活性剤の応用分野】
第16章 医薬品分野における界面活性剤利用技術
1 医薬品用途に利用される界面活性剤
2 経口剤への利用
3 注射剤への利用
4 その他の投与経路への利用
5 リン脂質の利用
6 おわりに
第17章 食品用界面活性剤
1 はじめに
2 乳化剤について
3 乳化剤の種類と性質
3.1 グリセリン脂肪酸エステル
3.2 レシチン
3.3 ショ糖脂肪酸エステル
3.4 その他の乳化剤
4 乳化剤の機能と食品への応用
4.1 界面活性能に基づく機能
4.2 油脂との相互作用
4.3 澱粉との相互作用
4.4 タンパク質との相互作用
5 食品における乳化剤の使い方
6 おわりに
第18章 化粧品用の界面活性剤
1 はじめに
2 化粧品における界面化学
3 化粧品に使用される非イオン界面活性剤
3.1 ポリオキシエチレン脂肪酸
3.2 ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル
3.3 ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油
3.4 ポリオキシエチレンソルビトールテトラ脂肪酸エステル
3.5 グリセリン脂肪酸エステル
3.6 ソルビタン脂肪酸エステル
3.7 ポリグリセリン脂肪酸エステル
3.8 ショ糖脂肪酸エステル
3.9 アルキルポリグルコシド
4 おわりに
第19章 身体洗浄用界面活性剤
1 はじめに~身体用洗浄剤と界面活性剤~
2 身体洗浄用界面活性剤の使い方
2.1 第一界面活性剤
2.2 補助界面活性剤
3 固形石けん
3.1 固形石けんの第一界面活性剤
3.1.1 脂肪酸石けん
3.1.2 脂肪酸イセチオン酸エステルNa塩
3.1.3 アシル化グルタミン酸塩
3.2 固形石けんの補助界面活性剤
3.2.1 長鎖アルキルアルコール、長鎖脂肪酸
3.2.2 脂肪酸アミドプロピルベタイン
4 液体全身洗浄料(ボディーシャンプー)・洗顔料
4.1 液体全身洗浄料・洗顔料の第一界面活性剤
4.1.1 脂肪酸石けん
4.1.2 ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩
4.1.3 モノアルキルリン酸塩
4.1.4 アシル化グルタミン酸塩
4.1.5 ポリオキシエチレンアルキルエーテルカルボン酸塩
4.2 液体全身洗浄料・洗顔料の補助界面活性剤
4.2.1 長鎖アルコール・長鎖脂肪酸
4.2.2 脂肪酸アミドプロピルジメチルベタイン
4.2.3 脂肪酸アルカノールアミド
5 シャンプー
5.1 シャンプーの第一界面活性剤
5.1.1 アルキル硫酸塩
5.1.2 ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩
5.2 シャンプーに用いられる補助界面活性剤
5.2.1 脂肪酸アミドプロピルジメチルベタイン
5.2.2 脂肪酸アルカノールアミド
5.2.3 ポリオキシエチレンアルキルエーテル
5.2.4 アルキルポリグルコシド
6 ヘアコンディショナー
6.1 ヘアコンディショナーの第一界面活性剤
6.1.1 アルキルジメチルアミン酸塩、アルキルトリメチルアンモニウム塩
6.1.2 脂肪酸アミドプロピルジメチルアミン酸塩
6.2 ヘアコンディショナーの補助界面活性剤
6.2.1 長鎖アルコール
7 おわりに
第20章 快適で環境にやさしい洗剤のための界面活性剤
1 はじめに
2 台所用洗浄剤における効率洗浄の実現
3 衣料用液体洗剤における植物由来の界面活性剤の活用
3.1 α-スルホ脂肪酸メチルエステル塩
3.2 脂肪酸メチルエステルエトキシレート
4 おわりに
第21章 工業用洗浄剤への界面活性剤応用技術
1 はじめに
2 界面活性剤の分類と性能について
3 洗浄のメカニズムと界面活性剤の役割について
3.1 油性汚れの除去機構
3.2 固体微粒子汚れの除去機構
3.3 留意すべきポイント(再付着防止,泡立ち,すすぎ)
4 おわりに
第22章 樹脂添加用フッ素系界面活性剤
1 はじめに
2 ヤングの式
3 樹脂表面のエネルギー
4 パーフルオロアルキル化合物の特徴
4.1 パーフルオロアルキル基
4.2 パーフルオロアルキル構造の合成
4.3 パーフルオロアルキル基の表面エネルギー
5 樹脂への適用
5.1 撥水撥油性の付与
5.2 親水性の付与
6 おわりに
第23章 繊維用界面活性剤と界面化学
1 はじめに
1.1 繊維加工業界における界面活性剤の用途
2 精練剤
3 ポリエステル用分散均染剤
4 オリゴマー除去剤
5 綿用フィックス剤
6 難燃剤
6.1 カーテンの耐久難燃加工
7 撥水剤
8 耐久吸水加工剤
9 おわりに
第24章 コンクリート用界面活性剤
1 はじめに
2 混和剤の減水性
2.1 空気連行による減水効果
2.2 静電反発力によるセメント分散効果
2.3 立体反発力によるセメント分散効果
3 混和剤への機能付与
3.1 増粘させる
3.2 乾燥収縮を低減させる
3.3 CO2排出削減への取組み
4 おわりに
第25章 塗料用界面活性剤
1 はじめに
2 塗料に用いられる界面活性剤の種類
2.1 消泡剤
2.2 リべリング剤
2.3 ハジキ防止剤
2.4 増粘剤・粘性制御剤
2.5 色別れ防止剤
3 顔料分散剤
3.1 顔料分散剤とは
3.2 分散剤の構造とはたらき
3.2.1 ぬれ・吸着・安定化と分散剤の分子構造
3.3 分散剤の適用事例
3.3.1 非水系の分散
3.3.2 水系の分散
3.3.3 水系における適当な疎水基の選択
3.3.4 構造制御による高分子分散剤の高機能化
4 高分子乳化剤