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84 件
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感覚重視型技術の最前線―心地良さと意外性を生み出す技術―《普及版》
¥3,630
2018年刊「感覚重視型技術の最前線」の普及版!「触感」「心地良さ」を追求し、感覚の評価や計測に基づいたものづくり・ことづくりを紹介した1冊。
(監修:秋山庸子)
<a href="http://www.cmcbooks.co.jp/products/detail.php?product_id=115649"target=”_blank”>この本の紙版「感覚重視型技術の最前線 ―心地良さと意外性を生み出す技術―(普及版)」の販売ページはこちら(別サイトが開きます)</a>
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<<著者一覧>>
※執筆者の所属表記は、2018年当時のものを使用しております。
秋山庸子 大阪大学
岩村吉晃 東邦大学
坂本真樹 電気通信大学
渡邊淳司 日本電信電話(株)
早川智彦 東京大学
望山 洋 筑波大学
藤本英雄 名古屋工業大学
岩木 直 (国研)産業技術総合研究所
原田暢善 フリッカーヘルスマネジメント(株)
山口明彦 東北大学
近井 学 (国研)産業技術総合研究所
井野秀一 (国研)産業技術総合研究所
石丸園子 東洋紡(株)
金井博幸 信州大学
早瀬 基 花王(株)
松江由香子 クラシエホームプロダクツ(株)
西村崇宏 国立特別支援教育総合研究所
土井幸輝 国立特別支援教育総合研究所
藤本浩志 早稲田大学
長谷川晶一 東京工業大学
三武裕玄 東京工業大学
井上真理 神戸大学
仲村匡司 京都大学
木村裕和 信州大学
岡本美南 TOTO(株)
白井みどり 大阪市立大学
瓜﨑美幸 淀川キリスト教病院
山本貴則 (地独)大阪産業技術研究所
山田憲嗣 大阪大学
武田真季 大阪大学
大野ゆう子 大阪大学
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<<目次>>
【第I編 感覚のメカニズム】
第1章 感覚の分類と触覚
1 はじめに
2 触覚、特殊感覚、一般感覚、体性感覚
2.1 アリストテレスの五感と触覚
2.2 Weberの触覚と一般感覚
2.3 感覚点の研究に始まる皮膚受容器同定の試み
2.4 体性感覚
3 体性感覚の生理学
3.1 触圧覚の受容器
3.2 温度受容器と痛覚受容器
3.3 皮膚の無毛部と有毛部
3.4 深部感覚
3.5 深部受容器
3.6 自己受容感覚、固有感覚
3.7 運動感覚
3.8 単一神経活動電位記録による皮膚受容器の同定
3.9 体性感覚を伝える末梢神経の種類と伝導速度
3.10 Microneurogramにより同定されたヒトの触覚受容器
3.11 原始感覚と識別感覚:Headの2元説
3.12 識別感覚の中枢
4 無髄(C)線維の生理学:快楽的(hedonic)触覚
4.1 無髄(C)線維の活動電位記録
4.2 ヒトの触覚にかかわる無髄線維活動の記録と同定
4.3 ヒトの触覚にかかわる無髄線維興奮の最適刺激
4.4 有毛部の低閾値無髄線維の役割:有髄線維を失った患者での観察
4.5 触覚を伝える低閾値無髄線維は島皮質に投射し、体性感覚野には投射しない
4.6 GLでは島皮質が厚くなり、体性感覚野が薄くなっている
4.7 快楽的触覚を処理する脳部位は島
5 おわりに
第2章 五感と快不快
1 感覚を表すオノマトペ
2 オノマトペの音に反映される手触りの快不快
3 食べたり飲んだりした時の感覚もオノマトペの音に反映される
4 オノマトペの音に反映される手触りと味の快不快の共通性
5 オノマトペの音から感覚的印象を推定するシステム
【第II編 感覚をはかる・感覚ではかる~計測技術】
第3章 感覚のオノマトペと官能評価
1 感覚イメージとその表象
2 オノマトペによる触り心地の可視化
3 触覚オノマトペの分布図の作成
4 オノマトペ分布図と想起される素材・質感
5 オノマトペ分布図の音韻論による分析
6 オノマトペの分布図を利用した触相図の作成
7 触相図の利用法
第4章 快・不快をはかる~触覚の官能評価と物理量の関係~
1 快・不快とは
2 触覚の快・不快の決定因子の検討
3 触覚を表す言葉と触対象の系統化
3.1 触覚を表す言葉の快・不快への分類
3.2 触対象の系統化
4 快・不快と物理量の関係づけ
4.1 触対象による快・不快の官能評価の特徴
4.2 快・不快と物理量の関係
5 快・不快の物理モデル構築と妥当性評価に向けて
第5章 触覚ではかる
1 はじめに:微小面歪の検出
2 触覚コンタクトレンズ
3 Morphological Computationという視点
3.1 Morphological Computationとは
3.2 Morphological Computationとしての触知覚
3.3 ゴム製人工皮膚層メカトロサンド
3.4 典型例としてのひずみゲージサンド
4 ひずみゲージサンドによる微小面歪検出
4.1 ひずみゲージサンドの基本特性
4.2 機械学習の利用
5 おわりに
第6章 視覚ではかる―ちらつき知覚の変化に基づく簡易疲労計測技術―
1 はじめに
2 ちらつき知覚のコントラストによる変化を用いた疲労検査
3 強制選択・上下法によるちらつき知覚閾値の決定方法
4 ネットワークを用いた日常疲労計測のためのプロトタイプシステム
5 まとめ
【第III編 感覚をつくる・つかう~提示・代行技術~】
第7章 ロボットハンドへの触覚導入
1 はじめに
2 ロボットハンドで使われている触覚センサ
2.1 光学式触覚センサ
2.2 触覚のモダリティ
3 触覚センサを搭載したロボットハンドの応用事例
3.1 触覚センサを使った対象物・環境認識
3.2 触覚センサを使った物体操作
4 触覚は本当に必要か?
4.1 触覚と行動学習
5 オープンソース触覚センサプロジェクト
第8章 感覚代行
1 はじめに
2 感覚代行研究の歴史
3 視覚に障害がある人たちへの福祉技術(視覚の代行技術)
4 聴覚に障害がある人たちへの福祉技術(聴覚の代行技術)
5 楽しみを分かちあう福祉技術
6 おわりに
【第IV編 感覚を重視したものづくり・ことづくり~生活環境設計からロボットまで~】
第9章 繊維製品における心地良さの計測技術
1 はじめに
2 心地良いと感じられる商品の開発手法
3 熱・水分特性に関する心地良さの数値化
4 肌触りに関する心地良さの数値化
5 圧力特性に関する心地良さの数値化
6 生理計測による心地良さの数値化
7 おわりに
第10章 健康と快適を目指した衣服における感性設計・評価
1 はじめに
2 熱中症リスク管理に貢献するスマート衣料の開発
2.1 産学連携による包括的な課題解決策の提案
2.2 実効性を担保する設計・評価サイクルの実践
3 肥満症予防を目指した運動効果促進ウェアの開発
4 高機能ウェア開発における「着心地」という障壁
第11章 感性を考慮したスキンケア化粧品設計
1 はじめに
2 感性価値の評価
3 感性価値を化粧品へ付加するために必要な処方ポイント
3.1 五感へアプローチする方法
3.1.1 視覚へのアプローチ
3.1.2 嗅覚へのアプローチ
3.1.3 触覚へのアプローチ
3.2 意識へアプローチする方法
4 おわりに
第12章 ヘアケア製品における感性設計―シャンプーのなめらかな洗いごこちを生み出す技術―
1 シャンプーの基本機能
2 シャンプーの組成
3 心地良さを感じる機能
4 なめらかな指どおりとは
5 なめらかな指どおりを生み出す技術
6 コアセルベート
7 反力積分値による毛髪すべり性測定
8 シャンプーの感性機能設計
9 今後の展望
第13章 ユーザの特性に合わせた操作しやすいタッチパネル情報端末のGUI設計
1 はじめに
2 ユーザの特性評価と設計への応用
2.1 ユーザの身体寸法を考慮したGUI設計
2.2 画面表面での指先の滑りやすさを考慮したGUI設計
2.3 操作方法や手指の姿勢を考慮したGUI設計
3 タッチパネル情報端末のアクセシビリティ
4 おわりに
第14章 柔らかいロボットの開発
1 はじめに
2 人を傷つけず、自らが壊れないロボット
2.1 力や圧力を拡大する機構
2.2 慣性力
2.3 コンプライアンス性の高い関節、ロボット
2.4 全体が柔軟な機構
3 ぬいぐるみによる屈曲機構
3.1 素材等の選定
3.1.1 綿
3.1.2 糸
3.1.3 布
3.1.4 外皮とクッション
3.1.5 糸を巻き取るアクチュエータ
3.2 糸の組み合わせと配糸
3.3 長軸回りの回転関節
3.4 繰り返し精度と提示可能な力の範囲
4 ぬいぐるみロボットの制御
4.1 計測データに基づく運動学・逆運動学計算
4.2 力制御
4.2.1 力計測
4.2.2 制御計算の分散処理
5 ぬいぐるみロボットの動作生成
5.1 キーフレームの再生
5.2 外界センサ入力に応じた動作生成
6 ぬいぐるみロボットの機能と性能
6.1 運動性能と力制御の効果
6.2 耐久性
7 今後の展望
第15章 自動車における感性設計
1 はじめに
2 布の触感
2.1 人の皮膚特性と布の特性
2.2 触感の主観評価
2.3 布の触感の客観的評価に用いられる物理特性
2.4 客観評価式
3 自動車シート用材料の触感
3.1 試料と主観評価
3.2 主観評価
3.3 物理特性の測定
3.4 主観評価結果
3.5 物理特性と主観評価の関係
3.6 既存式(秋冬用紳士スーツ地)の客観評価式への応用
3.7 シート用材料の客観評価式の誘導
3.8 評価式を用いた客観評価と主観評価との関係
3.8.1 秋冬用紳士スーツ地の既存式による客観評価
3.8.2 誘導された自動車シート用皮革の式による客観評価
4 おわりに
第16章 木材の見えの数値化と印象評価との関係
1 はじめに
2 画像解析による材面の特徴抽出
3 木質床材の外観特性の抽出と表現
3.1 木質床材の収集
3.2 材鑑画像の取得
3.3 画像解析
3.4 画像特徴量の設定
4 材面の印象評価
5 おわりに
第17章 住環境の快適条件―温熱環境と音環境―
1 住環境の快適条件
2 住環境の温熱的快適性
3 居住空間における快適な音環境
第18章 住環境における感性設計(浴室用シャワーヘッド)
1 背景、目的
2 シャワー吐水の浴び心地に影響する心理的要因の分析
2.1 評価形容語の抽出
2.2 浴び心地に対する心理構造の分析
3 シャワー吐水のすすぎやすさに対する心理構造分析
3.1 実験① すすぎやすさとすすぎ時間の関係検証
3.2 実験② すすぎやすさの心理構造分析
3.3 すすぎ時のシャワー水流観察
3.4 すすぎやすさを高める心理的、物理的要因の考察
4 おわりに
第19章 認知症高齢者の「心地良さ」と環境づくり
1 はじめに
2 認知症高齢者の特徴
2.1 認知症とは
2.2 認知症の症状
2.2.1 中核症状
2.2.2 BPSD
2.3 加齢に伴う変化
3 認知症高齢者の環境づくりに関する研究
3.1 認知症高齢者の環境づくりの意義・目的
3.2 認知症高齢者への環境支援のための指針(PEAP 日本版3)
3.3 環境づくりに関する介入研究の紹介
3.3.1 事例1
3.3.2 事例2
4 おわりに
第20章 褥瘡予防寝具に求められる性能―シープスキン寝具の検討例―
1 はじめに
2 倫理的配慮
3 高齢被験者による実証実験と官能評価
4 高齢被験者から得られた仙骨部接触圧および組織血流量と官能評価の関係
5 高齢被験者の身体的特徴と仙骨部接触圧および組織血流量との関係
6 おわりに
第21章 看工融合領域におけるロボットによる心地良さへの試み
1 はじめに
2 看工融合領域
3 看工融合領域とロボット
3.1 洗髪ロボット
3.2 心地よさを評価するポイントについて(洗浄効果に着目)
4 おわりに
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臓器チップの技術と開発動向《普及版》
¥4,840
2018年刊「臓器チップの技術と開発動向」の普及版!創薬、疾患発症機序解明、食品栄養・機能性研究、化学物質毒性試験など、さまざまな応用が期待される「臓器チップ」の開発技術を詳述した1冊。
(監修:酒井康行、金森敏幸)
<a href="http://www.cmcbooks.co.jp/products/detail.php?product_id=115666"target=”_blank”>この本の紙版「臓器チップの技術と開発動向(普及版)」の販売ページはこちら(別サイトが開きます)</a>
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<<著者一覧>>
※執筆者の所属表記は、2018年当時のものを使用しております。
酒井康行 東京大学
金森敏幸 (国研)産業技術総合研究所
小島肇夫 国立医薬品食品衛生研究所
安西尚彦 千葉大学
田端健司 アステラス製薬(株)
木村啓志 東海大学
藤井輝夫 東京大学
田中 陽 (国研)理化学研究所
今任景一 早稲田大学
武田直也 早稲田大学
石田誠一 国立医薬品食品衛生研究所
伊藤弓弦 (国研)産業技術総合研究所
松崎典弥 大阪大学
福田淳二 横浜国立大学
森 宣仁 東京大学
竹内昌治 東京大学
梨本裕司 京都大学
横川隆司 京都大学
民谷栄一 大阪大学
二井信行 芝浦工業大学
楠原洋之 東京大学
前田和哉 東京大学
佐藤 薫 国立医薬品食品衛生研究所
髙山祐三 (国研)産業技術総合研究所
木田泰之 (国研)産業技術総合研究所
小森喜久夫 東京大学
岩尾岳洋 名古屋市立大学
松永民秀 名古屋市立大学
田川陽一 東京工業大学
玉井美保 東京工業大学
藤山陽一 (株)島津製作所
須藤 亮 慶應義塾大学
西澤松彦 東北大学
長峯邦明 東北大学
鳥澤勇介 京都大学
伊藤 竣 東北大学
Li-Jiun Chen 東北大学
梶 弘和 東北大学
加納ふみ 東京工業大学
野口誉之 東京大学
村田昌之 東京大学授
薄葉 亮 東京大学
松永行子 東京大学
佐々木直樹 東洋大学
中澤浩二 北九州市立大学
篠原満利恵 東京大学
杉浦慎治 (国研)産業技術総合研究所
佐藤記一 群馬大学
亀井謙一郎 京都大学
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<<目次>>
【第I編 総論】
第1章 臓器チップの国内外の研究開発動向と展望
1 はじめに
2 Human-on-a-chip
3 MPSへのシフト
4 今後の方向性
第2章 動物実験代替法としての臓器チップへの期待
1 序論
2 動物実験代替法に関する国際動向
3 公定化された試験法の有用性と限界
4 全身毒性試験の代替開発への取り組み
4.1 欧州の動向
4.2 米国の動向
4.3 OECDの動向
4.4 日本の動向
4.5 Microphysiologicalsystemでの現状と課題
5 終わりに
第3章 Physiological modelとしての臓器チップへの期待
1 はじめに
2 生物学と生理学
3 多臓器円環の概念
4 多臓器円環の課題と臓器チップの有用性
5 臓器チップによる「自律臓器学」の確立へ
6 まとめ
第4章 製薬企業から見た臓器チップへの期待
1 医薬品研究開発における不確実性
2 Microphysiological systemと臓器チップ
3 薬物動態試験としての臓器チップ
3.1 小腸
3.2 肝臓
3.3 腎臓
3.4 血液脳関門
4 製薬企業で用いる細胞培養システム
5 生理学的速度論とmicrophysiological systems
6 将来への期待
7 モダリティの多様化とMPSへの期待
8 産官学での取り組みの期待
【第II編 要素技術】
第1章 臓器チップ開発のための微細加工技術
1 はじめに
2 ポリジメチルシロキサン(PDMS)の特徴
3 製作プロセス
4 臓器チップのための機能集積化技術
5 細胞培養のための表面処理技術
6 おわりに
第2章 超薄板ガラスのマイクロ流体チップ
1 緒言
2 超薄板ガラスハンドリング・加工技術開発
3 ガラスバルブ
4 ガラスポンプ
5 ガラスセンサー
6 ガラスフィルター
7 超薄板ガラスチップ
8 結言
第3章 基材の表面形状および性状が細胞に与える影響
1 はじめに
2 細胞の基材への接着
3 基材表面の性質が細胞に与える影響
3.1 化学的性質
3.2 機械的性質
3.3 形状
4 おわりに
第4章 Microphysiological systems用細胞とその標準化
1 はじめに
2 開発の歴史から見るMPSの変遷
3 MPS用細胞に求められる性能基準
4 細胞の規格化
5 測定法の規格化
6 おわりに
第5章 高分子化学に基づく3次元組織構築
1 生体組織モデルの重要性
2 化学的細胞操作
3 組織構築の2つのアプローチ
4 細胞積層法
5 細胞集積法
6 肝組織チップによる薬物毒性評価
7 おわりに
第6章 電気化学的手法による3次元組織の構築
1 はじめに
2 電気化学的な細胞脱離を利用した血管構造の作製
3 静水圧を利用したシーソー型送液システムの開発
4 おわりに
第7章 血管内包型3次元組織の構築
1 はじめに
2 血管内包型3次元組織の構築方法
2.1 ワイヤ抜去法
2.2 コラーゲン・ソフトリソグラフィ法
2.3 犠牲構造除去法
2.4 血管新生法
2.5 各方式の比較
3 血管内包型皮膚チップ
3.1 皮膚チップについて
3.2 血管内包型皮膚チップの開発
3.3 皮膚モデルの評価
3.4 経皮吸収試験への応用
4 おわりに
第8章 微小流体デバイス内における生体組織と血管網の融合
1 はじめに
2 血管内皮細胞を用いた血管網形成技術
3 オンチップにおけるhLFによるHUVECの血管新生
4 自己組織化によるスフェロイド内部への管腔構造の形成
5 おわりに
第9章 On-chip細胞デバイス
1 はじめに-オンチップテクノロジーから細胞デバイスへ-
2 細胞チップを用いたアレルゲンの測定
3 ペプチドライブラリーアレイチップを用いた神経成長因子のスクリーニング
4 局在表面プラズモン共鳴ナノデバイスを用いた細胞シグナルモニタリング
5 シングル細胞解析デジタルデバイス
6 マイクロ流体デバイスを用いたシングル細胞機能解析
7 ラマンイメージング解析を用いた細胞分化プロセスの非侵襲解析
第10章 細胞培養マイクロ流体デバイスの凍結保存
1 はじめに
2 細胞の凍結保存とマイクロ流体
2.1 細胞の凍結保存に求められる条件
2.2 細胞凍結保存のためのマイクロ流体チップ
3 可搬性のある細胞凍結保存用マイクロ流体チップの開発
3.1 細胞凍結用マイクロ流体チップに求められる条件
3.2 デバイスの構造
3.3 マイクロ流れの生成
3.4 細胞の凍結保存
4 おわりに
第11章 Body-on-a-chipを用いた薬物動態解析と個体レベルへの外挿の重要性
1 はじめに
2 BOCにおけるコンパートメント中の薬物濃度に関する考察
3 BOCにおいて想定される薬物動態に関する考察
4 BOCから得られたデータに基づくヒト個体レベルの薬物動態への外挿の
ストラテジー
5 体内動態における非線形性の取り扱い
6 PKモデルとPDモデルとの統合による薬効予測
7 終わりに
【第III編 臓器チップ】
第1章 創薬のためのin vitro血液脳関門モデルの開発─現状と展望
1 新薬開発と血液脳関門(blood brain barrier:BBB)
2 BBBの構造と機能
3 非細胞系モデル
4 細胞系モデルの登場
5 齧歯類細胞モデル
6 ウシ(bovine),ブタ(porcine)細胞モデル
7 株化細胞モデル
8 ヒト細胞モデル
9 In vitro BBBモデルへの工学的アプローチ
10 BBB on a chipへ
11 終わりに
第2章 心毒性評価の臓器チップ開発に資するヒト自律神経系の生体外再構築
1 はじめに
2 ヒト多能性幹細胞からの自律神経系誘導法開発
3 自律神経を接続した培養ヒト心筋組織の作製
4 おわりに
第3章 In vitro培養肺胞モデルとチップ化検討
1 はじめに
2 肺胞の構造
3 ヒト細胞株を用いた肺胞上皮モデル
4 ラット初代細胞を用いた肺胞上皮モデル
5 今後の課題
6 おわりに
第4章 経口投与薬物の吸収・代謝過程を模倣した小腸-肝臓連結デバイスの開発
1 はじめに
2 既存の腸管チップ
3 小腸とデバイスに利用可能な細胞
4 ヒトiPS細胞から小腸上皮細胞への分化誘導
5 小腸-肝臓2臓器連結デバイス開発
5.1 デバイスに対する開発コンセプト
5.2 現在開発中のデバイス
6 おわりに
第5章 腎機能を再現するKidney-on-a-chip
1 はじめに
2 腎臓の機能と構造
3 Glomerulus-on-a-chip:糸球体モデルデバイス
4 Tubule-on-a-chip:尿細管モデルデバイス
5 腎機能を集積化した多臓器モデルデバイス
6 おわりに
第6章 流体デバイスを用いたES/iPS細胞由来肝臓モデル
1 序論
2 これまでのマイクロ流体デバイスを用いた細胞培養
3 肝臓の構造
4 肝組織培養モデルと流体デバイス
5 最後に
第7章 マイクロ流体システムによる血管形成モデルと肝細胞3次元培養モデルの融合
1 血管形成の培養モデル
2 肝細胞3次元培養モデル
3 血管形成モデルと肝細胞3次元培養モデルの融合
第8章 筋肉細胞チップ
1 はじめに
2 収縮能を有する骨格筋細胞の培養と評価
3 骨格筋細胞の3次元培養
4 骨格筋と異種細胞の共培養
5 おわりに
第9章 骨髄機能の再現に向けたOrgan-on-a-chip
1 はじめに
2 骨髄を模倣したin vitro培養システム
3 生体内での骨髄の作製
4 生体外での骨髄機能の維持
5 薬剤評価への応用
6 おわりに
第10章 網膜疾患を模倣するOrgan-on-a-chip
1 はじめに
2 網膜の恒常性
3 inner BRBを模倣するOrgan-on-a-chip
4 outer BRBを模倣するOrgan-on-a-chip
5 動物から採取した網膜組織を搭載するOrgan-on-a-chip
6 おわりに
第11章 セミインタクト細胞リシール技術を用いた糖尿病モデル細胞アレイとその解析法
1 はじめに
2 セミインタクト細胞リシール技術について
3 リシール細胞技術を用いた「糖尿病態モデル肝細胞」作製
4 イメージング技術を用いた糖尿病態細胞のフェノタイピング
5 糖尿病モデル細胞アレイとFIQAS顕微鏡・画像解析システムを用いた糖尿病改善薬の可視化スクリーニング
6 将来展開
第12章 3次元微小血管チップによる血管新生と血管透過性の評価手法の構築
1 はじめに
2 従来の血管新生および透過性アッセイ手法
3 ボトムアップ組織工学に基づく血管チップの作製
4 血管チップを用いた新生血管の経時変化の追跡
5 血管チップを用いた血管透過性の評価
6 おわりに
第13章 無細胞マイクロ腫瘍血管モデルの開発とナノ薬剤評価への応用
1 はじめに
2 ナノ薬剤を用いる薬物送達(ナノDDS)
3 ナノDDSの評価系
4 無細胞マイクロ腫瘍血管モデル
5 多孔膜垂直配置型デバイスの開発
6 おわりに
第14章 スフェロイドアレイ化デバイス
1 はじめに
2 スフェロイドの特徴
3 スフェロイド形成の原理と汎用的技術
4 スフェロイドアレイ化デバイス
5 肝細胞スフェロイドのアレイ化培養
6 おわりに
第15章 酸素透過プレートと肝モデル応用
1 はじめに
2 酸素透過性プレートの開発
3 酸素透過プレートを用いた階層的重層化培養
4 凝集体培養
5 肝チップの開発動向と肝モデルへの応用
6 おわりに
第16章 臓器由来細胞を集積化したBody-on-a-chip
1 はじめに
2 バルクスケールの複数臓器由来細胞共培養装置
3 マイクロスケールの複数臓器由来細胞共培養デバイス:Body-on-a-chip
4 実用化に向けたBody-on-a-chip
5 おわりに
第17章 マルチスループットMicrophysiological systems
1 背景
2 圧力駆動型の循環培養デバイス
3 マルチスループットMultiorgans-on-a-chip
4 プラットフォームとしてのマルチスループットMicropysiological systems
5 マルチスループットMultiorgans-on-a-chipを用いた抗癌剤プロドラッグの評価
6 今後の展望
第18章 薬物動態解析のためのマイクロ人体モデル
1 はじめに
2 消化,吸収,代謝を考慮に入れたバイオアッセイチップ
2.1 胃・十二指腸モデル
2.2 腸管吸収モデル
2.3 肝臓モデル
2.4 消化吸収代謝の複合モデル
3 腎排泄マイクロモデル
4 おわりに
第19章 抗がん剤の副作用を再現するBody-on-a-chipの開発
1 背景
2 実験方法
2.1 生体外抗がん剤副作用モデル
2.2 iHCCのデザイン
2.3iHCC製造プロセス
2.4 デバイス制御
2.5 細胞培養
2.6 iHCCにおける細胞培養
2.7 iHCCにおける抗がん剤細胞試験
2.8 96ウェルプレートでの抗がん剤細胞試験
2.9 死細胞染色
2.10 顕微鏡観察と画像解析
3 結果と考察
3.1 iHCCにおける細胞培養
3.2 iHCCにおける薬物検査
4 結論
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食品機能性成分の吸収・代謝・作用機序《普及版》
¥5,280
2018年刊「食品機能性成分の吸収・代謝・作用機序」の普及版。食品中の生体調節機能成分について「体内動態」や「機能発現機序」を詳述し、確かな機能性と安全性を備えた機能性食品の開発に役立つ1冊。(監修:宮澤陽夫)
<a href="http://www.cmcbooks.co.jp/products/detail.php?product_id=115667"target=”_blank”>この本の紙版「食品機能性成分の吸収・代謝・作用機序(普及版)」の販売ページはこちら(別サイトが開きます)</a>
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<<著者一覧>>
※執筆者の所属表記は、2018年当時のものを使用しております。
宮澤陽夫 東北大学
薩 秀夫 前橋工科大学
山本晃久 前橋工科大学
鈴木大斗 前橋工科大学
宮澤大樹 東京医科歯科大学
田村 基 (国研)農業・食品産業技術総合研究機構
田原 優 University of California Los Angeles
柴田重信 早稲田大学
井上奈穂 山形大学
久保田真敏 新潟薬科大学
門脇基二 新潟工科大学
安尾しのぶ 九州大学
古瀬充宏 九州大学
吉澤史昭 宇都宮大学
小林淳平 神戸大学
大島敏久 大阪工業大学
原 博 北海道大学
松井利郎 九州大学
君羅好史 城西大学
真野 博 城西大学
前渕元宏 不二製油グループ本社(株)
神田 淳 (株)明治
中山恭佑 (株)明治
東 誠一郎 (株)明治
佐藤三佳子 日本ハム(株)
片倉善範 九州大学
三浦 豊 東京農工大学
西村直道 静岡大学
園山 慶 北海道大学
山口喜勇 松谷化学工業(株)
何森 健 香川大学
渡部睦人 東京農工大学
野村義宏 東京農工大学
福島道広 帯広畜産大学
北川真知子 松谷化学工業(株)
池田郁男 東北大学
西川正純 宮城大学
菅原達也 京都大学
佐藤匡央 九州大学
森田有紀子 九州大学
澤田一恵 築野食品工業(株)
松木 翠 築野食品工業(株)
橋本博之 築野食品工業(株)
仲川清隆 東北大学大学院
川上祐生 岡山県立大学
池本一人 三菱ガス化学(株)
松郷誠一 金沢大学
生田直子 神戸大学
津田孝範 中部大学
小竹英一 (国研)農業・食品産業技術総合研究機構
立花宏文 九州大学
石見佳子 (国研)医薬基盤・健康・栄養研究所
宅見央子 江崎グリコ(株)
永塚貴弘 東北大学
-------------------------------------------------------------------------
<<目次>>
【第I編 吸収・代謝・作用効率に影響を与える因子】
第1章 腸管上皮トランスポーター
1 腸管上皮細胞
2 腸管上皮における食品成分の主要な吸収経路
2.1 トランスポーターを介した吸収経路
2.2 トランスサイトーシスを介したエネルギー依存的細胞内輸送経路
2.3 細胞間隙を介した透過経路
2.4 細胞内単純拡散経路
3 腸管上皮トランスポーター
4 腸管上皮トランスポーターの食品成分による制御・調節
5 終わりに
第2章 食品ナノ粒子化
1 はじめに
2 食品由来のナノ粒子
3 無機ナノ粒子の生体への暴露
4 食品ナノ粒子の用途
5 食品ナノ粒子の体内動態
6 食品ナノ粒子の安全性評価
6.1 細胞毒性
6.2 炎症
6.3 酸化ストレス
7 おわりに
第3章 腸内細菌
1 はじめに
2 食物繊維,オリゴ糖
3 ポリフェノール
3.1 イソフラボン
3.2 ケルセチン
3.3 エラグ酸
3.4 カテキン
3.5 クロロゲン酸
3.6 リグナン
第4章 体内時計,時間栄養学
1 はじめに
2 哺乳類の体内時計
3 時間栄養学,時間薬理学
4 糖吸収の日内変動
5 タンパク質吸収の日内変動
6 脂質吸収の日内変動
7 細胞間隙を介する吸収の日内変動
8 肝臓における異物代謝の日内変動
9 時差ボケ等による体内時計の不調
10 カフェインによる体内時計制御
11 ポリフェノールによる体内時計制御
第5章 食品成分の相乗・相加・相殺作用
1 食品成分の相乗作用
2 食品成分の相加作用
3 食品成分の相殺作用
【第II編 機能性成分の吸収・代謝・作用機序】
第1章 アミノ酸
1 概観:アミノ酸の吸収
1.1 中性アミノ酸輸送
1.2 塩基性アミノ酸輸送
1.3 酸性アミノ酸輸送
1.4 Pro,Hyp,Gly輸送
1.5 β-アミノ酸およびTau
1.6 ジ・トリペプチド
2 ストレス・睡眠関連アミノ酸
2.1 はじめに
2.2 ストレス・睡眠調節作用を有するアミノ酸とその関連物質
2.3 概日時計の調節作用を有するアミノ酸
3 分枝鎖アミノ酸(BCAA)
3.1 分枝鎖アミノ酸の腸管での吸収
3.2 分枝鎖アミノ酸の肝性脳症改善作用
3.3 分枝鎖アミノ酸の代謝
3.4 ロイシンのタンパク質代謝調節機能
3.5 ロイシンによるmTORC1の活性制御
3.6 イソロイシンの糖代謝調節機能
3.7 おわりに
4 D-アミノ酸
第2章 タンパク質・ペプチド
1 概観:タンパク質・ペプチドの消化・吸収・代謝・体内動態(生理作用)
1.1 タンパク質の消化
1.2 タンパク質消化産物の吸収
1.3 ペプチドの吸収と生理作用
2 低分子・オリゴペプチド
2.1 はじめに
2.2 ペプチド機能
2.3 in vitroでのペプチド透過挙動
2.4 in vivoでのペプチド吸収挙動
2.5 おわりに
3 コラーゲンペプチドの吸収,代謝とその作用機序
3.1 はじめに
3.2 コラーゲンペプチドについて
3.3 コラーゲンペプチドの吸収
3.4 コラーゲンペプチドの血中動態と組織移行
3.5 コラーゲンペプチド摂取による効果と作用メカニズム
3.6 まとめ
4 大豆ペプチド
4.1 はじめに
4.2 大豆ペプチドの易吸収性
4.3 肉体疲労に対する大豆ペプチド摂取の効果
4.4 大豆ペプチド摂取によるロコモティブシンドローム予防効果(抗炎症作用)
4.5 認知機能改善に関与する大豆由来ペプチド
4.6 おわりに
5 乳タンパク質であるホエイタンパク質やカゼインおよびそれに由来したペプチド
5.1 乳タンパク質とは
5.2 ホエイタンパク質とそのペプチド
5.3 カゼインとそのペプチド
6 イミダゾールジペプチド
6.1 はじめに
6.2 イミダゾールジペプチドの消化・吸収について
6.3 脳機能改善効果について
6.4 イミダゾールジペプチドによる脳機能改善のメカニズム
6.5 イミダゾールジペプチドの安全性
6.6 おわりに
第3章 糖類
1 概観:糖質の消化・吸収・代謝・体内動態
1.1 食品中の糖質について
1.2 糖質の消化,吸収,代謝,体内動態について
1.3 糖質の消化過程と疾病との関連
2 食物繊維をはじめとするルミナコイドの大腸発酵を介した新たな展望
2.1 はじめに
2.2 大腸H2による酸化ストレス軽減
2.3 高H2生成細菌叢の導入による大腸高H2生成環境の構築
2.4 大腸内発酵によるH2の供給持続性
2.5 おわりに
3 オリゴ糖(フラクトオリゴ糖,マンノオリゴ糖(マンノビオース),ガラクトオリゴ糖)
3.1 はじめに
3.2 オリゴ糖の製造
3.3 オリゴ糖の食品としての機能
3.4 フラクトオリゴ糖
3.5 マンノオリゴ糖(マンノビオース)
3.6 ガラクトオリゴ糖
4 希少糖
4.1 はじめに
4.2 D-プシコース
4.3 体内動態(吸収・代謝・発酵)
4.4 生理機能および作用機序
4.5 希少糖含有シロップ
4.6 おわりに
5 グルコサミン,コンドロイチン硫酸,ヒアルロン酸
5.1 はじめに
5.2 グルコサミン
5.3 コンドロイチン硫酸
5.4 ヒアルロン酸
5.5 おわりに
6 β-グルカン,イヌリン,レジスタントスターチ
6.1 はじめに
6.2 食物繊維
6.3 おわりに
7 難消化性デキストリン
7.1 難消化性デキストリンとは
7.2 難消化性デキストリンの吸収および代謝(体内動態)
7.3 難消化性デキストリンの生理機能および作用機序
7.4 おわりに
第4章 脂肪酸・油脂類
1 概観:脂肪酸・油脂類の消化・吸収・代謝・体内動態
1.1 はじめに
1.2 トリアシルグリセロールの消化・吸収・代謝・体内動態
1.3 脂肪酸の消化・吸収・代謝・体内動態
1.4 リン脂質の消化・吸収・代謝・体内動態
1.5 ステロールの消化・吸収・代謝・体内動態
1.6 おわりに
2 n-3系脂肪酸(α-リノレン酸,EPA,DHA),n-6系脂肪酸(リノール酸,アラキドン酸)
2.1 はじめに
2.2 脂肪酸の吸収機構
2.3 リノール酸,α-リノレン酸の代謝と機能
2.4 アラキドン酸の代謝と機能
2.5 EPA・DHAの代謝と機能
2.6 n-3系,n-6系脂肪酸と保健機能食品
2.7 おわりに
3 グリセロリン脂質,グリセロ糖脂質,スフィンゴ脂質
3.1 グリセロリン脂質
3.2 グリセロ糖脂質
3.3 スフィンゴ脂質
4 油脂成分(植物ステロール・ステロールエステル)
4.1 植物ステロールとコレステロール-構造について-
4.2 植物ステロールの吸収
4.3 植物ステロールの食事コレステロールの吸収阻害
4.4 副作用
4.5 おわりに
5 γ-オリザノール
5.1 γ-オリザノールとは
5.2 γ-オリザノールの消化・吸収・代謝
5.3 HPLC-MS/MSによるγ-オリザノールの消化・吸収・代謝の評価
第5章 ビタミン様物質
1 コエンザイムQ10
1.1 はじめに
1.2 コエンザイムQ10の化学構造
1.3 コエンザイムQ10の生合成経路
1.4 コエンザイムQ10の吸収・代謝
2 PQQ
2.1 PQQとは(物質,分布,摂取,安全性)
2.2 吸収,代謝
2.3 機能
2.4 作用機序
2.5 まとめ
3 α-リポ酸
3.1 リポ酸とは
3.2 α-リポ酸の吸収性
3.3 α-リポ酸の抗糖尿作用,エネルギー産生作用,抗がん作用
3.4 おわりに
第6章 植物二次代謝成分
1 アントシアニン
1.1 はじめに
1.2 給源と摂取量,代謝・吸収
1.3 肥満・糖尿病予防・抑制作用の視点からのアントシアニンの機能と作用機序
1.4 アントシアニンの健康機能:代謝・吸収の知見も踏まえた課題,今後の展望
2 カロテノイド
2.1 カロテノイドとは
2.2 食品中のカロテノイド含有量
2.3 カロテノイドの消化/可溶化
2.4 カロテノイドの吸収選択性
2.5 カロテノイドの代謝(骨格の開裂)と機能性
2.6 カロテノイドの代謝(末端環の変換)と機能性
3 緑茶カテキン
3.1 はじめに
3.2 緑茶カテキン
3.3 緑茶カテキンの吸収と代謝
3.4 緑茶カテキンの生体調節作用とそのしくみ
3.5 緑茶カテキン代謝物の生体調節作用
3.6 食品因子による緑茶カテキンの活性調節
4 イソフラボンの吸収,代謝,作用機序
4.1 イソフラボン概要
4.2 食品中の大豆イソフラボン組成とその含量
4.3 イソフラボン配糖体とアグリコンの腸管における吸収
4.4 生体内における大豆イソフラボンの代謝
4.5 イソフラボンおよび代謝産物の機能性
5 ヘスペリジンおよびヘスペリジン誘導体
5.1 ヘスペリジンとは
5.2 ヘスペリジン誘導体の開発
5.3 ヘスペリジンの吸収と代謝
5.4 分散ヘスペレチンの血中動態
5.5 血中代謝物の構造
5.6 血流改善の作用機序
5.7 身体局部を冷却した冷え性改善試験
5.8 全身を緩慢に冷却した冷え性改善試験
5.9 まとめ
6 クロロゲン酸
6.1 はじめに
6.2 クロロゲン酸の吸収・代謝
6.3 クロロゲン酸の生理作用
6.4 おわりに
-
酵母菌・麹菌・乳酸菌の産業応用展開《普及版》
¥4,400
2018年刊「酵母菌・麹菌・乳酸菌の産業応用展開」の普及版!酵母菌・麹菌・乳酸菌について、機能性食品、化合物・タンパク質・ペプチドなどの有用物質生産、エネルギー生産、創薬、医療ほか多様な応用事例を解説した1冊。
(監修:五味勝也、阿部敬悦)
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<<著者一覧>>
※執筆者の所属表記は、2018年当時のものを使用しております。
五味勝也 東北大学
阿部敬悦 東北大学
松鹿昭則 (国研)産業技術総合研究所
秦 洋二 月桂冠(株)
赤田倫治 山口大学
中村美紀子 山口大学
星田尚司 山口大学
松山 崇 (株)豊田中央研究所
戒能智宏 島根大学
川向 誠 島根大学
船戸耕一 広島大学
雜賀あずさ (国研)産業技術総合研究所
森田友岳 (国研)産業技術総合研究所
冨本和也 (独)酒類総合研究所
安部博子 (国研)産業技術総合研究所
久保佳蓮 東京大学
大矢禎一 東京大学
八代田陽子 (国研)理化学研究所
吉田 稔 (国研)理化学研究所
若林 興 日本盛(株)
井上豊久 日本盛(株)
磯谷敦子 (独)酒類総合研究所
藤井 力 (独)酒類総合研究所
田中瑞己 静岡県立大学
一瀬桜子 東北大学
五味勝也 東北大学
坊垣隆之 大関(株)
坪井宏和 大関(株)
幸田明生 大関(株)
黒田 学 天野エンザイム(株)
石垣佑記 天野エンザイム(株)
天野 仁 天野エンザイム(株)
丸山潤一 東京大学
堤 浩子 月桂冠(株)
福田克治 月桂冠(株)
尾関健二 金沢工業大学
加藤範久 広島大学
楊永寿 広島大学
Thanutchaporn Kumrungsee 広島大学
南 篤志 北海道大学
劉成偉 北海道大学
尾﨑太郎 北海道大学
及川英秋 北海道大学
吉見 啓 東北大学
宮澤 拳 東北大学
張斯来 東北大学(現 神戸大学)
田中拓未 東北大学
中島春紫 明治大学
塚原正俊 (株)バイオジェット
山田 修 (独)酒類総合研究所
仲原丈晴 キッコーマン(株)
内田理一郎 キッコーマン(株)
小川 順 京都大学
岸野重信 京都大学
米島靖記 日東薬品工業(株)
岡野憲司 大阪大学
田中 勉 神戸大学
本田孝祐 大阪大学
近藤昭彦 神戸大学
池田史織 九州大学
善藤威史 九州大学
園元謙二 九州大学
山崎(屋敷)思乃 関西大学
谷口茉莉亜 関西大学
片倉啓雄 関西大学
吉本 真 森永乳業(株)
武藤正達 森永乳業(株)
小田巻俊孝 森永乳業(株)
清水(肖)金忠 森永乳業(株)
伊澤直樹 (株)ヤクルト本社中央研究所
藤谷幹浩 旭川医科大学
伊藤尚文 熊本大学
太田訓正 熊本大学
山本直之 東京工業大学
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<<目次>>
【第I編 酵母菌】
第1章 木質系バイオマスからの有用物質生産に向けた酵母の育種開発
1 はじめに
2 バイオマスの特徴と発酵生産における酵母の必要特性
3 酵母のキシロース発酵性
3.1 キシロース発酵性酵母の開発
3.2 キシロース発酵性酵母のオミックス解析
3.3 呼吸欠損株によるキシロース発酵
4 酵母の高温耐性
4.1 高温発酵の重要性
4.2 酵母の耐熱性機構の解析と耐熱性酵母の活用
4.3 耐熱性を示すキシロース発酵性酵母株の開発
5 おわりに
第2章 スーパー酵母・スーパー麹菌によるバイオリファイナリー技術
1 清酒醸造とバイオエタノール
2 清酒酵母と細胞表層工学
3 清酒酵母に麹菌の機能を付与させる
4 バイオマスからのエタノール発酵
5 安定な遺伝子発現するための新技術-HELOH法
6 スーパー麹菌によるバイオマスの直接分解
7 醸造技術をバイオ燃料生産へ
第3章 耐熱性酵母Kluyveromyces marxianusを用いた物質生産と育種技術
1 はじめに
2 耐熱性酵母Kluyveromyces marxianusの歴史
3 Kluyveromyces marxianusの耐熱性と糖資化性
4 Kluyveromyces marxianusのエタノール発酵
5 Kluyveromyces marxianusの遺伝学を確立するために
6 1倍体性酵母(haploid-prone yeast)と2倍体性酵母(diploid-prone yeast)
7 1倍体性ホモタリック酵母Kluyveromyces marxianusの交配育種
8 1倍体性酵母Kluyveromyces marxianusの栄養要求性変異株の取得
9 Kluyveromyces marxianusにおけるウラシル要求性変異株の取得
10 Kluyveromyces marxianusの遺伝子操作と非相同末端結合
11 Kluyveromyces marxianusをモデル酵母とする基礎研究
第4章 酵母による高活性ターミネーターを利用したタンパク質高生産
1 はじめに
2 ターミネーター活性の網羅的な評価と最高活性DIT1ターミネーターの発見
3 DIT1ターミネーターの作用原理の解明と目的タンパク質の高生産への応用
4 発現カセット・ライブラリを利用したコンビナトリアル・スクリーニング
5 おわりに
第5章 酵母によるコエンザイムQ10の生産
1 コエンザイムQ(CoQ)とは
2 酵母におけるCoQ研究?CoQ合成とイソプレノイド側鎖合成?
3 CoQ合成経路の上流の経路?メバロン酸経路?
4 CoQの高生産
5 酵母を用いたCoQ生産性の向上
6 CoQ10高生産に向けたアプローチ
第6章 酵母によるヒト型セラミドの高効率生産技術
1 はじめに
2 スフィンゴ脂質について
3 皮膚や毛髪におけるセラミドの役割について
4 組換え酵母によるセラミドNSの生産
5 代謝改変によるセラミドNS生産の向上
6 代謝の区画化によるセラミドNS生産の向上
7 おわりに
第7章 担子菌酵母によるバイオ化学品の生産
1 はじめに
2 担子菌酵母による物質生産
3 有機酸の生産
4 脂質の生産
5 糖脂質(バイオ界面活性剤)の生産
6 おわりに
第8章 バイオ医薬品生産に向けた出芽酵母の糖鎖構造改変
1 バイオ医薬品とその動向
2 バイオ医薬品と糖タンパク質糖鎖
3 バイオ医薬品生産プラットフォームとしての出芽酵母
4 出芽酵母のN-結合型糖鎖構造改変
5 出芽酵母のO-結合型糖鎖構造改変
6 出芽酵母によるバイオ医薬品生産の現状と今後の展望
第9章 新しい創薬ツールとしての出芽酵母
1 はじめに
2 化学遺伝学プロファイリング
3 形態プロファイリング
4 遺伝子発現プロファイリング
5 細胞壁をターゲットとした新しい抗真菌剤
6 おわりに
第10章 酵母ケミカルゲノミクスを用いた化合物作用機序解明のための大規模高速解析法
1 はじめに
2 合成致死性にもとづいたケミカルゲノミクス
3 ハプロ不全にもとづいたケミカルゲノミクス
4 遺伝子過剰発現による化合物の耐性化を利用したケミカルゲノミクス
5 おわりに
第11章 老香を発生させにくい清酒酵母の育種
1 はじめに
2 スクリーニング方法の検討
3 MTA非資化性変異株のスクリーニング
4 DMTS-P1 簡易生成試験
5 DMTS-P1 低生産株の原因遺伝子の調査
6 DMTS-P1 低生産株による小仕込試験
7 ホモ変異型2倍体の取得
8 ホモ変異型2倍体による小仕込試験
9 安定性試験
10 まとめ
【第II編 麹菌】
第1章 麹菌のカーボンカタボライト抑制関連因子の制御による酵素高生産
1 はじめに
2 CCR制御に関わる因子
3 糸状菌におけるCCRの制御機構
4 麹菌のCCR関連因子(CreA,CreB)の破壊によるアミラーゼの高生産
5 麹菌のcreAおよびcreB破壊によるバイオマス分解酵素の高生産
6 CreDの機能解析と変異導入による酵素高生産
7 まとめと今後の展望
第2章 麹菌によるタンパク質大量生産システムの開発
1 はじめに
2 麹菌タンパク質高発現システムの構築と改良
2.1 シス・エレメントRegionⅢの機能を利用したプロモーターの構築
2.2 5’UTRの改変による翻訳の効率化
2.3 高効率なターミネーターを用いた発現システムの改良
3 高発現システムを用いたタンパク質生産の実績
4 おわりに
第3章 麹菌酵素の生産と応用
1 麹菌酵素製剤の歴史
2 麹菌酵素製剤の製造
3 麹菌酵素の応用
3.1 ヘルスケア分野
3.1.1 日本国内での消化酵素製剤への利用
3.1.2 米国でのダイエタリーサプリメント利用
3.2 食品加工分野
3.2.1 糖質加工分野
3.2.2 タンパク質加工分野
3.2.3 その他分野
第4章 麹菌の有性世代の探索・不和合性の発見と交配育種への利用
1 はじめに
2 麹菌には2つの接合型MAT1-1型とMAT1-2型が存在する
3 麹菌の接合型遺伝子の機能解析
4 麹菌の細胞融合能の再発見
5 麹菌における不和合性の発見
6 麹菌における有性生殖の発見の試み
7 おわりに
第5章 麹菌Aspergillus oryzaeが産生する環状ペプチド,フェリクリシン,デフェリフェリクリシン
1 フェリクリシン(Fcy)
1.1 貧血改善効果
1.2 Fcyの溶解特性
2 デフェリフェリクリシン(Dfcy)
2.1 抗酸化活性
2.2 メラニン抑制効果
2.3 炎症抑制効果
第6章 α-エチル-D-グルコシドの発酵生産法の開発と新規機能性を利用した各種商品への応用
1 はじめに
2 焼酎醸造でのα-EG生産
3 酒粕再発酵でのα-EG生産
3.1 高生産発酵法
3.2 蒸留残渣の用途開発
4 日本酒醸造でのα-EG生産
4.1 酒母仕込の純米酒
4.2 純米吟醸酒
5 ヒトパッチ試験によるα-EGの評価
5.1 有効濃度と時間
5.2 浴用酒としての用途開発
6 ヒト成人線維芽細胞によるα-EGの評価
6.1 有効濃度
6.2 クロロゲン酸との比較
7 まとめと今後の展開
第7章 麹菌由来酸性プロテアーゼによる腸内善玉菌増加作用
1 はじめに
2 麹菌発酵ごぼうの機能性
3 麹菌由来プロテアーゼ剤の機能性
4 米麹菌由来酸性プロテアーゼの善玉菌増加作用の発見
5 おわりに
第8章 麹菌を宿主としたカビの二次代謝産物の生産
1 はじめに
2 麹菌異種発現系を用いた天然物の異種生産
2.1 生合成マシナリーの再構築による天然物の異種生産
2.2 麹菌異種発現系の特徴
2.2.1 標的遺伝子に含まれるイントロンの除去が不要
2.2.2 補助酵素の共発現が不要
2.2.3 毒性物質に対する自己耐性能
2.2.4 課題
3 麹菌異種発現系の応用例
4 まとめ
第9章 麹菌の細胞壁α-1,3グルカン欠損株による高密度培養と物質高生産への利用
1 糸状菌の細胞壁構築シグナル伝達機構解析
2 糸状菌における細胞壁多糖AGの生物学的機能
3 AG欠損株の高密度培養への応用
4 麹菌における第二の菌糸接着因子の発見
第10章 麹菌由来界面活性タンパク質(ハイドロフォービン)の特性とその応用技術
1 ハイドロフォービンの生態
2 ハイドロフォービンの構造と重合性
3 ハイドロフォービンの物理的性質
4 ハイドロフォービンと酵素タンパク質の相互作用
5 ハイドロフォービンの産業応用
第11章 黒麹菌のゲノム解析とその産業応用
1 黒麹菌のゲノム解析の意義
2 黒麹菌の歴史
3 黒麹菌のゲノム解析による再分類
4 黒?菌A. luchuensis NBRC 4314株の全ゲノム解析
5 全ゲノム情報によるA. luchuensisの種内系統解析
6 A. luchuensisのルーツは沖縄県
7 黒麹菌のゲノム解析によるさらなる産業振興
第12章 麹菌酵素活性の制御による機能性ペプチド高含有醤油の開発
1 はじめに
2 醤油中のペプチドを増加させる試み
3 諸味中のペプチダーゼ活性の抑制方法
4 大豆発酵調味液からのACE阻害ペプチドの単離同定と定量
5 血圧が高めのヒトを対象とした連続摂取試験
6 特定保健用食品(トクホ)としての実用化と機能性表示食品への展開
【第III編 乳酸菌】
第1章 乳酸菌の脂肪酸変換機能とその産業利用
1 はじめに
2 乳酸菌に見出された不飽和脂肪酸飽和化代謝
3 乳酸菌の脂肪酸変換活性を活用した脂肪酸誘導体の生産
3.1 共役脂肪酸生産
3.1.1 リノール酸の異性化による共役リノール酸(CLA)生産
3.1.2 リシノール酸の脱水による共役リノール酸(CLA)生産
3.1.3 乳酸菌による種々の共役脂肪酸の生産
3.2 水酸化脂肪酸,オキソ脂肪酸などの不飽和脂肪酸飽和化代謝産物の生産
4 水酸化脂肪酸にみる乳酸菌脂質変換物の実用化開発
4.1 HYAの生物ならびに食品における存在
4.2 HYAの生理機能
4.3 HYAの実用化検討
5 おわりに
第2章 乳酸菌の遺伝子操作技術の進展
1 はじめに
2 プラスミドの発見とその利用
3 従来の遺伝子破壊/置換技術
4 最新の遺伝子破壊/置換技術
4.1 λ Red相同組換え法の応用
4.2 CRISPR-Cas9システムを用いたゲノム編集
第3章 乳酸菌由来抗菌性ペプチド、バクテリオシンの機能と応用
1 はじめに
2 乳酸菌バクテリオシンの多様性
3 乳酸菌バクテリオシンの生合成と作用機構
4 ナイシンの利用
4.1 食品保存への応用
4.2 非食品用途への応用
4.2.1 手指用殺菌洗浄剤
4.2.2 乳房炎予防剤・治療剤
4.2.3 口腔ケア剤
5 新しい乳酸菌バクテリオシンの利用と展望
6 おわりに
第4章 乳酸菌と酵母との相互作用,および乳酸菌の炭水化物への接着現象の解析とプロバイオティクスへの応用
1 はじめに
2 発酵食品における乳酸菌と酵母の関与
3 乳酸菌と酵母の共生系を利用した物質生産
4 乳酸菌と酵母の接着の機構
5 乳酸菌と酵母の接着による応答
6 乳酸菌と酵母との接着の意義
7 乳酸菌の炭水化物への接着とプロバイオティクスとしての応用
8 おわりに
第5章 ビフィズス菌・乳酸菌のプロバイオティクス機能と製品開発
1 プロバイオティクスとは
2 プロバイオティクスの生理作用
2.1 プロバイオティクスの抗アレルギー作用
2.2 プロバイオティクスの抗肥満作用
2.3 プロバイオティクスによる抗がん作用
2.4 プロバイオティクスによる脳機能改善
3 プロバイオティクスとしてのビフィズス菌・乳酸菌の製品開発
3.1 ヨーグルト製品開発
3.2 菌末製造開発
3.3 ビフィズス菌の生菌数測定法
4 おわりに
第6章 乳酸菌・ビフィズス菌発酵を利用した基礎化粧品素材の開発
1 はじめに
2 皮膚と乳酸菌発酵液
3 乳酸菌・ビフィズス菌発酵を利用した化粧品素材
3.1 脱脂粉乳の乳酸菌発酵液
3.2 乳酸桿菌/アロエベラ発酵液
3.3 大豆ビフィズス菌発酵液
3.4 ヒアルロン酸
4 効果測定
5 安全性
6 おわりに
第7章 乳酸菌由来活性物質を用いた新規治療薬の開発
1 乳酸菌由来の腸管保護活性物質
1.1 菌培養上清からの腸管保護活性物質の同定
1.2 乳酸菌由来長鎖ポリリン酸の作用機序
1.2.1 腸管バリア機能の増強作用
1.2.2 腸炎モデルへの治療効果
2 乳酸菌由来の抗腫瘍活性物質
2.1 菌培養上清からの抗腫瘍活性物質の同定
2.2 腫瘍モデルに対する治療効果
第8章 乳酸菌による細胞のリプログラミング
1 はじめに
2 多能性幹細胞について
3 細菌感染による細胞変性
4 乳酸菌による細胞形質の転換
5 細菌による細胞リプログラミングの応用可能性
第9章 アレルギー改善乳酸菌の開発
1 はじめに
2 アレルギーリスクの抑制への課題
3 アレルギーリスク低減乳酸菌の選択
4 ヒトに対する有効性の確認
5 作用メカニズム
6 おわりに
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中分子創薬に資するペプチド・核酸・糖鎖の合成技術《普及版》
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<<著者一覧>>
※執筆者の所属表記は、2018年当時のものを使用しております。
千葉一裕 東京農工大学
荒戸照世 北海道大学病院
吉矢 拓 (株)ペプチド研究所
木曽良明 長浜バイオ大学
北條裕信 大阪大学
川上 徹 大阪大学
小早川拓也 東京医科歯科大学
玉村啓和 東京医科歯科大学
布施新一郎 東京工業大学
北條恵子 神戸学院大学
木野邦器 早稲田大学
相沢智康 北海道大学
木村寛之 東京大学
加藤敬行 東京大学
菅 裕明 東京大学
岡田洋平 東京農工大学
JITSUBO(株)
高橋大輔 味の素(株)
関根光雄 (株)環境レジリエンス;東京工業大学
佐々木茂貴 九州大学
額賀陽平 東京理科大学
和田 猛 東京理科大学
萩原健太 群馬大学
尾崎広明 群馬大学
桒原正靖 群馬大学
藤本健造 北陸先端科学技術大学院大学
中村重孝 北陸先端科学技術大学院大学
木村康明 名古屋大学
阿部 洋 名古屋大学
若松秀章 東北医科薬科大学
名取良浩 東北医科薬科大学
斎藤有香子 東北医科薬科大学
吉村祐一 東北医科薬科大学
山吉麻子 京都大学
新貝恭広 近畿大学大学院
藤井政幸 近畿大学
清尾康志 東京工業大学
大窪章寛 東京工業大学
石田秀治 岐阜大学
佐野加苗 群馬大学
松尾一郎 群馬大学
佐藤智典 慶應義塾大学
上田善弘 京都大学
川端猛夫 京都大学
田中浩士 東京工業大学
稲津敏行 東海大学
長島 生 (国研)産業技術総合研究所
清水弘樹 (国研)産業技術総合研究所
野上敏材 鳥取大学
伊藤敏幸 鳥取大学
田中知成 京都工芸繊維大学
加藤紀彦 京都大学
山本憲二 石川県立大学
千葉靖典 (国研)産業技術総合研究所
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<<目次>>
【第I編 総論】
第1章 中分子医薬品の開発・規制動向
1 核酸医薬品の規制の動向と現状
1.1 はじめに
1.2 国内外における核酸医薬品の規制に係わる動き
1.3 核酸医薬品の品質管理の考え方
1.4 核酸医薬品の非臨床安全性評価の考え方
1.5 まとめ
2 ペプチド医薬品の規制の動向と現状
2.1 はじめに
2.2 ペプチド医薬品の品質管理の考え方
2.3 ペプチド医薬品の非臨床安全性評価の考え方
2.4 まとめ
【第II編 ペプチド】
第1章 ペプチド合成法の開発動向と展望
第2章 ペプチドチオエステルの合成とタンパク質合成への利用
1 ペプチドチオエステルとタンパク質合成
2 t-Butoxycarbonyl(Boc)法によるペプチドチオエステルの合成
3 9-fluorenylmethoxycarbonyl(Fmoc)法によるペプチドチオエステルの調製
3.1 N-アルキルシステイン(NAC)をN-Sアシル転位素子として用いるチオエステル調製法
3.2 NAC構造の最適化によるチオエステル化効率の向上
3.3 システイニルプロリルエステル(CPE)をチオエステル前駆体として用いる方法
4 ペプチドチオエステルのタンパク質合成への応用
4.1 ワンポット合成法によるTIM-3 Igドメインの合成
4.2 ワンポット法によるヒトsuperoxide dismutaseの合成
5 おわりに
第3章 ペプチドミメティック(ジペプチドイソスター)の合成と応用
1 はじめに―ペプチドミメティック―
2 これまでのペプチドミメティック
2.1 遷移状態模倣型ミメティック
2.2 基底状態模倣型ミメティック
3 クロロアルケン型ジペプチドイソスター(CADI)
3.1 CADIの分子設計
3.2 クロロアルケン骨格の構築法
3.3 CADIの立体選択的合成法とペプチド合成への適用化
3.4 CADIの応用展開―RGDペプチドへの適用を例に―
4 まとめと展望
第4章 マイクロフロー法によるペプチド合成
第5章 マイクロ波を用いる水中ペプチド固相合成法
1 はじめに
2 水分散型保護アミノ酸ナノ粒子を用いる水中ペプチド固相合成
3 マイクロ波水中迅速ペプチド固相合成法の開発
3.1 マイクロ波照射による水中固相合成迅速化
3.2 マイクロ波水中固相合成による合成困難配列ペプチドの合成
4 マイクロ波照射下水中反応におけるラセミ化の検証
4.1 マイクロ波照射下Cys残基のラセミ化とCys含有ペプチドの水中合成
4.2 マイクロ波照射下His残基のラセミ化とHis含有ペプチドの水中合成
5 おわりに
第6章 ペプチド合成酵素を利用した触媒的アミド合成
1 はじめに
2 アミノ酸リガーゼ(ATP-grasp-ligase)によるペプチド合成
2.1 アミノ酸リガーゼの探索とジペプチド合成
2.2 オリゴペプチド合成
2.3 ポリアミノ酸合成
3 アデニル化酵素(acyl-AMP-ligase)によるアミド結合形成
3.1 アデニル化ドメインによるペプチド合成
3.2 脂肪酸アミド合成
3.3 芳香族カルボン酸アミド合成
4 アシルCoA合成酵素によるアミド結合形成
5 おわりに
第7章 ペプチドの遺伝子組換え微生物を用いた高効率生産技術
1 はじめに
2 大腸菌を宿主とした組換えペプチドの生産
2.1 可溶型でのペプチドの生産
2.2 不溶型でのペプチドの生産
3 酵母を宿主とした組換えペプチドの生産
4 組換えペプチドのNMR解析への応用
5 おわりに
第8章 遺伝暗号リプログラミングを用いた特殊ペプチド翻訳合成と高速探索技術
1 はじめに
2 FITシステム
3 特殊環状ペプチドスクリーニング技術「RaPIDシステム」
4 RaPIDシステムによる特殊ペプチド探索の事例
4.1 KDM4阻害ペプチドの探索
4.2 iPGM阻害ペプチドの探索
4.3 METに対する人工アゴニストペプチドの探索
4.4 多剤輸送体MATE阻害ペプチドによる結晶構造解析
5 FITシステム,RaPIDシステムの今後の展望
第9章 高効率ペプチド製造技術Molecular HivingTM
第10章 AJIPHASE(R);ペプチドやオリゴ核酸の効率的大量合成法
1 はじめに
2 AJIPHASE(R)法によるペプチド合成
3 超効率的ペプチド合成法 第三世代AJIPHASE(R)
4 AJIPHASE(R)によるオリゴ核酸合成
5 AJIPHASE(R)によるオリゴ核酸の大量製造
6 おわりに
【第III編 核酸】
第1章 核酸合成法の開発動向と展望
1 はじめに
2 核酸合成関連の副反応
2.1 固相合成におけるキャップ化反応の副反応
2.2 UnyLinker合成時の副反応
2.3 ホスファイト中間体の硫化反応
3 大量合成を指向した研究
4 核酸合成の保護基の開発動向
4.1 リン酸基の保護基
4.2 5'-水酸基の保護基
5 RNA合成における最近の動向
5.1 TBDMS基の2'-水酸基への導入法の改良
5.2 O,O-およびO,S-アセタールを介した保護基の開発
5.3 2'-O-修飾RNAの合成
6 おわりに
第2章 インテリジェント人工核酸―クロスリンク核酸・官能基転移核酸の合成―
1 はじめに
2 クロスリンク核酸
3 クロスリンク剤(T-ビニル)の合成
4 RNA標的クロスリンク反応
5 RNAの部位および塩基選択的化学修飾
6 官能基転移核酸の創成
7 今後の展望
第3章 リン原子修飾核酸医薬の立体制御
1 はじめに
2 オキサザホスホリジン法によるホスホロチオエートDNAの立体選択的合成
3 オキサザホスホリジン法によるホスホロチオエートRNAの立体選択的合成
4 オキサザホスホリジン法によるボラノホスフェートDNAの立体選択的合成
5 オキサザホスホリジン法によるボラノホスフェートRNAの立体選択的合成
6 今後の展望
第4章 ゼノ核酸アプタマーの開発
1 はじめに
2 ライブラリの構築
3 RNAアプタマー
3.1 RNAアプタマー
3.2 修飾RNAアプタマー
4 DNAアプタマー
4.1 DNAアプタマー
4.2 修飾DNAアプタマー
5 核酸アプタマーの応用
5.1 バイオセンサ
5.2 医薬品
6 総括
第5章 光架橋性人工核酸の合成と応用
1 はじめに
2 光クロスリンク法
3 光ライゲーション法
4 まとめ
第6章 機能性核酸合成を指向した化学的核酸連結反応
1 求電子性ホスホロチオエステル基を用いた連結反応の開発
2 細胞内での化学的連結反応によるsiRNA分子の構築
第7章 新規グリコシル化反応の開発―Pummerer型チオグリコシル化反応の開発と展開―
1 はじめに
2 Pummerer型チオグリコシル化反応の開発と2’-置換4’-チオヌクレオシドの合成
3 4’-チオリボヌクレオシドの合成
4 チオピラノースを用いたPummerer型チオグリコシル化反応
5 超原子価ヨウ素を用いたグリコシル化反応の開発と展開
6 おわりに
第8章 siRNA,miRNA-mimicおよびanti-miR核酸の設計指針
1 siRNAの設計法
1.1 siRNAの作用機序
1.2 siRNAの配列選択法
1.3 siRNAの化学修飾法
2 miRNA-mimicの設計法
2.1 miRNAの作用機序
2.2 miRNA-mimicの配列選択法
2.3 miRNA-mimicの化学修飾法
3 anti-miR核酸の設計法
3.1 anti-miR核酸の作用機序
3.2 anti-miR核酸の配列選択法
3.3 anti-miR核酸の化学修飾法
第9章 核酸コンジュゲートの合成
1 液相合成法
1.1 クリック反応
1.2 二価性リンカーを用いるフラグメント縮合法
1.3 ネイティブライゲーション法
1.4 オキシム,ヒドラゾン形成反応
2 固相合成法
2.1 ホスホアミダイト法
2.2 タンデム合成法
2.3 フラグメントカップリング法
第10章 塩基部無保護ホスホロアミダイト法による核酸合成
1 塩基部無保護核酸合成法の有用性
2 塩基部無保護ホスホロアミダイト法の概略
3 STEP 1:5’-O-選択的カップリング
3.1 塩基部無保護ホスホロアミダイト試薬(2)の合成
3.2 アルコール型活性化剤による5’-O-選択的カップリング反応
4 STEP 2:P-N結合切断反応
5 STEP 5:脱CE反応とSTEP 6:切り出し反応
6 塩基部無保護ホスホロアミダイト法による核酸合成例
7 終わりに
【第IV編 糖鎖】
第1章 総論:糖鎖合成法の開発動向と展望
第2章 酵素化学法による糖鎖合成
1 糖鎖の合成
2 糖転移酵素を利用した酵素-化学法による糖鎖合成
3 糖加水分解酵素によるオリゴ糖合成
4 糖加水分解酵素を積極的に利用した酵素-化学法による高マンノース型糖鎖の合成
4.1 分岐構造を有する高マンノース型糖鎖8糖の合成
4.2 糖加水分解酵素の限定分解反応によるトップダウン型高マンノース型糖鎖ライブラリ構築
4.3 改変型エンドα-マンノシダーゼを用いた高マンノース型糖鎖の合成
第3章 糖鎖プライマー法によるバイオコンビナトリアル合成
1 はじめに
2 糖鎖プライマー法とは
3 糖鎖プライマーによる細胞での糖鎖伸長
4 グライコミクスへの活用
5 糖鎖ライブラリーとしての活用
6 おわりに
第4章 触媒的位置選択的アシル化
1 はじめに
2 汎用型触媒による無保護グルコピラノシドのアシル化
3 グルコピラノシドの位置選択的アシル化の先駆的研究
4 グルコピラノシドの4位高選択的アシル化
5 触媒量の低減化
6 アシル化配糖体の位置選択的全合成
7 ポリオール系天然物の位置選択的誘導化
8 さいごに
第5章 α(2,8)シアリル化反応の発展と高分子型Siglec-7リガンドの開発
1 はじめに
2 α(2,8)シアリル化の課題と克服
3 糖鎖高分子型のSiglec-7リガンド
4 まとめ
第6章 フルオラス合成
1 はじめに
2 フルオラス化学とは
3 アシル型フルオラス保護基を用いたフルオラス糖鎖合成
4 アシル型フルオラス担体の開発と糖鎖合成への応用
5 ベンジル型フルオラス担体の開発と糖鎖合成への応用
6 おわりに
第7章 マイクロ波を利用した糖鎖・糖ペプチド精密合成
1 マイクロ波の化学反応への利用
2 糖鎖合成
3 糖ペプチド合成
4 結語
第8章 液相電解自動合成法によるオリゴ糖合成
1 はじめに
2 オリゴ糖自動合成法の原理
3 液相電解自動合成法によるオリゴ糖合成
4 生物活性オリゴ糖合成への展開
5 まとめ
第9章 無保護糖アノマー位の直接活性化を基盤とする糖鎖高分子の保護基フリー合成
1 はじめに
2 無保護糖アノマー位の直接活性化
3 糖鎖高分子の保護基フリー合成
3.1 グリコシルアジドを経由する糖鎖高分子の合成
3.2 チオグリコシドを経由する糖鎖高分子の合成
4 糖鎖高分子の機能評価
4.1 金表面への固定化とレクチンとの結合評価
4.2 インフルエンザウイルスとの結合評価
5 おわりに
第10章 Endo-M酵素による糖鎖付加と均一化
1 はじめに
2 エンドグリコシダーゼの糖転移反応
3 Endo-Mの糖転移活性とグリコシンターゼ化
4 グリコシンターゼを利用したシアロ糖ペプチドの合成
5 グリコシンターゼによる糖タンパク質糖鎖の均一化
6 その他の改変エンドグリコシダーゼによる糖転移反応
7 コアフコース含有糖鎖に作用するEndo-Mの作出
8 おわりに
第11章 酵母細胞および酵素法を組み合わせた糖タンパク質合成
1 はじめに
2 酵母を利用したヒト型糖タンパク質生産
3 トランスグリコシレーションによる糖タンパク質糖鎖の均一化
4 糖転移酵素による糖鎖修飾
5 まとめ
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二酸化炭素・水素分離膜の開発と応用《普及版》
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2018年刊「二酸化炭素・水素分離膜の開発と応用」の普及版!低炭素化社会、水素社会実現に向けて必須のキーテクノロジーである二酸化炭素・水素の分離膜、分離プロセス、膜反応器について体系的にまとめた1冊。
(監修:中尾真一、喜多英敏)
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<<著者一覧>>
※執筆者の所属表記は、2018年当時のものを使用しております。
中尾真一 工学院大学
喜多英敏 山口大学
田中一宏 山口大学
川上浩良 首都大学東京
田中俊輔 関西大学
長澤寛規 広島大学
金指正言 広島大学
都留稔了 広島大学
甲斐照彦 地球環境産業技術研究機構
神尾英治 神戸大学
松山秀人 神戸大学
上宮成之 岐阜大学
原 重樹 産業技術総合研究所
熊切 泉 山口大学
谷原 望 宇部興産(株)
須川浩充 ダイセル・エボニック(株)
森里 敦 Cameron, A Schlumberger Company
岡田 治 (株)ルネッサンス・エナジー・リサーチ
武脇隆彦 三菱ケミカル(株)
矢野和宏 日立造船(株)
余語克則 地球環境産業技術研究機構;奈良先端科学技術大学院大学
藤村 靖 日揮(株)
甲斐慎二 田中貴金属工業(株)
吉宗美紀 産業技術総合研究所
原谷賢治 産業技術総合研究所
山本浩和 NOK(株)
川瀬広樹 日本特殊陶業(株)
高木保宏 日本特殊陶業(株)
伊藤正也 日本特殊陶業(株)
井上隆治 日本特殊陶業(株)
西田亮一 地球環境産業技術研究機構
伊藤直次 宇都宮大学
古澤 毅 宇都宮大学
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<<目次>>
【第I編 二酸化炭素・水素分離膜の開発と応用】
第1章 二酸化炭素・水素分離膜総論
1 はじめに
2 膜による気体分離
3 高分子膜
4 無機膜
5 おわりに
第2章 二酸化炭素分離膜
1 高分子膜
1.1 セルロース膜
1.2 ポリスルホン膜
1.3 ポリイミド膜
1.4 Thermally Rearranged(TR)Polymer膜
1.5 Polymer of Intrinsic Microporosity(PIM)膜
1.6 Mixed-Matrix Membrane(MMM)
2 無機膜
2.1 ゼオライト
2.1.1 はじめに
2.1.2 ゼオライト膜の製膜
2.1.3 CO2分離性能
2.1.4 おわりに
2.2 多孔性金属錯体(MOF)の分離膜への展開
2.2.1 はじめに
2.2.2 MOFの特性
2.2.3 MOFの製膜
2.2.4 おわりに
2.3 炭素膜
2.3.1 はじめに
2.3.2 炭素膜の製膜
2.3.3 CO2分離性能
2.3.4 おわりに
2.4 シリカ系多孔膜によるCO2分離
2.4.1 はじめに
2.4.2 アモルファスシリカ膜
2.4.3 ゾル-ゲル法によるシリカ系多孔膜の細孔径制御とCO2分離性能
2.4.4 親和性付与によるCO2分離性能の向上:アミノシリカ膜
2.4.5 大気圧プラズマCVDシリカ膜
2.4.6 おわりに
2.5 その他の無機膜
2.5.1 はじめに
2.5.2 多孔質ガラス膜
2.5.3 Dual-Phase膜
3 促進輸送膜
3.1 はじめに
3.2 促進輸送膜の研究開発動向
3.3 おわりに
4 イオン液体膜
4.1 イオン液体膜のCO2選択透過性能
4.2 イオン液体の設計
4.3 イオン液体膜の構造設計
第3章 水素分離膜
1 高分子膜
1.1 ポリイミド膜
1.2 その他の高分子膜
1.2.1 はじめに
1.2.2 高分子の1次構造と気体の透過選択性との関係
1.2.3 水素分離膜
1.2.4 おわりに
2 無機膜
2.1 シリカ膜
2.1.1 ゾル-ゲル法によるシリカ系膜の水素透過特性
2.1.2 CVD膜
2.2 金属
2.2.1 パラジウム膜
2.2.2 非パラジウム系金属膜
2.3 炭素膜
2.3.1 はじめに
2.3.2 炭素膜の構造
2.3.3 水素分離
2.3.4 おわりに
2.4 ゼオライト膜
2.4.1 はじめに
2.4.2 ゼオライト細孔構造と,ゼオライト膜による水素選択性の発現
2.4.3 水素分離用のゼオライト膜合成への異なるアプローチ
2.4.4 ゼオライト膜の水素透過性
2.4.5 膜構造の影響
2.4.6 共存する分子の吸着阻害
2.4.7 おわりに
【第II編 二酸化炭素・水素分離膜の実用プロセス】
第1章 二酸化炭素分離膜の実用プロセス
1 ポリイミド膜を用いるプロセス
1.1 BPDA系ポリイミド中空糸膜による二酸化炭素分離
1.1.1 はじめに
1.1.2 ポリイミド中空糸膜および膜モジュール
1.1.3 二酸化炭素分離
1.1.4 おわりに
1.2 エボニック製ガス分離膜「SEPURAN(R)」を用いた効率的なバイオガス精製技術および他の展開事例について
1.2.1 バイオガスの分離
1.2.2 稀有ガスの分離
2 酢酸セルロース膜を用いるプロセス―CO2原油強制回収施設における膜分離法によるCO2分離技術
2.1 はじめに
2.2 高分子膜による天然ガスCO2分離の歴史
2.3 天然ガス精製プラントにおけるCO2膜分離プロセス
2.3.1 前処理(Pre-Treatment)
2.3.2 SACROC EOR CO2膜分離プラント
2.3.3 Denbury CO2膜分離プラント
2.3.4 浮体式生産貯蔵積出設備(Floating Production, Storage and Offloading:FPSO)におけるCO2膜分離
3 CO2選択透過膜(促進輸送膜)の各種CO2脱分離・回収プロセスへの応用
3.1 水素製造プロセスへの応用
3.1.1 CO2選択透過膜(促進輸送膜)の原理と水素製造プロセスへの適用効果
3.1.2 CO2選択透過膜の開発
3.2 おわりに
4 CO2分離・回収(Pre-combustion)のための分子ゲート膜モジュールの開発
4.1 はじめに
4.2 分子ゲート膜
4.3 次世代型膜モジュール技術研究組合による分子ゲート膜モジュールの開発
4.4 おわりに
5 ゼオライト膜を用いるプロセス
5.1 ゼオライト膜による二酸化炭素分離
5.1.1 高シリカCHA型ゼオライト膜の特徴と浸透気化特性
5.1.2 高シリカCHA型ゼオライト膜のCO2分離特性
5.2 オールセラミック型膜エレメントによるゼオライト分離膜のガス分離応用
5.2.1 緒言
5.2.2 オールセラミック型膜エレメント
5.2.3 ガス分離プロセスに向けた適用
5.2.4 結言
5.3 CO2分離回収コストの大幅低減を実現可能な革新的ピュアシリカゼオライト膜の開発
5.3.1 はじめに
5.3.2 CO2分離材料としてのピュアシリカゼオライト
5.3.3 ピュアシリカCHA型ゼオライト膜の開発とCO2分離性能
5.3.4 実用化のイメージ・インパクト
5.4 DDR型ゼオライト膜を用いた天然ガス精製プロセス
5.4.1 DDR型ゼオライト膜の構造と特徴
5.4.2 大面積分離膜エレメントの製造とプロセス化
5.4.3 DDR型ゼオライト膜の天然ガス精製プロセスへの適用
5.4.4 DDR型ゼオライト膜の天然ガス精製プロセスへの適用検討例
5.4.5 DDR型ゼオライト膜分離プロセスの開発状況
第2章 水素分離膜の実用プロセス
1 水素分離プロセスにおけるパラジウム基水素分離膜
1.1 はじめに
1.2 パラジウム基水素分離膜を用いた水素高純度化技術
1.3 水素分離膜に使用されるパラジウム基合金
1.4 実用プロセスへの応用
1.5 まとめ
2 ゼオライト膜を用いるプロセス
2.1 はじめに
2.2 水素精製システムへのゼオライト膜の適用
2.3 ピュアシリカゼオライト膜による水素精製
2.4 まとめと今後の展望
3 水素精製用カーボン膜モジュールとその応用プロセス
3.1 はじめに
3.2 有機ハイドライド型水素ステーション構想
3.3 中空糸カーボン膜の開発
3.4 カーボン膜モジュールの製造検討概要
3.5 モジュール性能評価
3.6 プロセス設計検討
3.7 おわりに
【第III編 二酸化炭素・水素分離膜を用いる膜反応器】
第1章 膜反応器総論
1 はじめに
2 膜反応器の機能による分類
3 膜反応器で用いられる分離膜
4 膜反応器の分類
5 膜反応器システムの構築
6 膜反応器の産業応用
7 おわりに
第2章 二酸化炭素透過膜を用いる膜反応器
1 はじめに
2 炭化水素を原料とした水素製造への膜反応器の適用
3 水素選択透過膜,または,二酸化炭素選択透過膜を適用したプロセスの違い
4 水性ガスシフト反応への二酸化炭素分離技術の適用
5 高温二酸化炭素分離技術の適用
6 おわりに
第3章 水素透過膜を用いる膜反応器
1 メタン水蒸気改質膜反応器
1.1 多孔質膜
1.1.1 はじめに
1.1.2 シリカ膜の耐水蒸気性および水素選択性の向上
1.1.3 触媒膜の開発と膜反応器への応用
1.1.4 まとめ
1.2 触媒一体化モジュール
1.2.1 はじめに
1.2.2 開発背景
1.2.3 MOCの構造・動作原理
1.2.4 MOCの耐久性
1.2.5 MOCの耐久性を支える3つの対策
1.2.6 さらなる耐久性の向上のために
1.2.7 おわりに
2 MCH脱水素膜反応器
2.1 はじめに
2.2 水素社会構築とエネルギーキャリアとしてのメチルシクロヘキサン(MCH)
2.3 MCH脱水素用膜反応器の開発
2.3.1 水素分離膜の長尺化
2.3.2 脱水素プロセスの低コスト化
2.3.3 その他課題への対応
2.4 おわりに
3 アンモニア分解-脱水素膜反応器
3.1 水素貯蔵輸送材料としてのアンモニア
3.2 アンモニア分解による水素製造の課題
3.3 低温分解に活性な触媒の探索
3.3.1 アンモニア分解触媒の現状
3.3.2 低温活性触媒の調製
3.4 低温下で耐久性のあるパラジウム複合膜の開発
3.4.1 Pd/Pt/Al2O3複合膜
3.4.2 Pd/Ti/Al2O3複合膜試験
3.5 膜反応器によるアンモニア分解の促進
3.5.1 CVD法による管状パラジウム膜の作製
3.5.2 メンブレンリアクターによるアンモニア分解
4 シリカ膜を用いる硫化水素の熱分解膜反応器
4.1 水素化脱硫と硫化水素の熱分解反応
4.2 シリカ膜の製膜と膜反応器
4.3 膜反応器の性能
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AI導入によるバイオテクノロジーの発展《普及版》
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2018年刊「AI導入によるバイオテクノロジーの発展」の普及版。AIのバイオテクノロジーへの応用について、機械学習や深層学習の解説から医療・創薬・ヘルスケア・ものづくりへの展開まで、様々な切り口からまとめた1冊。
(監修:植田充美)
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<<著者一覧>>
※執筆者の所属表記は、2018年当時のものを使用しております。
植田充美 京都大学
北野宏明 特定非営利活動法人システム・バイオロジー研究機構
馬見塚拓 京都大学
花井泰三 九州大学
山本泰智 大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構
藤田広志 岐阜大学
桜田一洋 (国研)理化学研究所
城戸 隆 ㈱Preferred Networks
三浦夏子 京都大学
田中 博 東京医科歯科大学;東北大学
徳久淳師 (国研)理化学研究所
種石 慶 (国研)理化学研究所
奥野恭史 京都大学
富井健太郎 (国研)産業技術総合研究所
関嶋政和 東京工業大学
澤 芳樹 大阪大学
徳増有治 大阪大学
三宅 淳 大阪大学
田川聖一 大阪大学
新岡宏彦 大阪大学
山本修也 大阪大学
大東寛典 大阪大学
浅谷学嗣 大阪大学
孫光鎬 電気通信大学
加藤竜司 名古屋大学
松田史生 大阪大学
油屋駿介 京都大学
青木裕一 東北大学
細川正人 早稲田大学
竹山春子 早稲田大学
五條堀孝 アブドラ国王科学技術大学
山本佳宏 (地独)京都市産業技術研究所
青木 航 京都大学
本田直樹 京都大学
高野敏行 京都工芸繊維大学
飯間 等 京都工芸繊維大学
寶珍輝尚 京都工芸繊維大学
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<<目次>>
第1章 AIと生命科学
1 人工知能駆動生命科学の始まりからノーベル・チューリング・チャレンジまで
1.1 生命科学と人間の認知限界
1.2 ノーベル・チューリング・チャレンジ
1.3 科学的発見のエンジンを作る
1.4 プラットフォームの構築
1.5 科学的発見のもたらす革命:人類の能力の拡張と能力のコモディティー化
2 機械学習・データマイニングの生命科学への応用
2.1 はじめに
2.2 行列の学習
2.2.1 教師なし学習(クラスタリング)
2.2.2 教師あり学習(分類・回帰)
2.2.3 特徴量選択
2.3 バスケットデータ,文字列,時系列データの学習
2.3.1 頻出パタンマイニング
2.3.2 確率モデル
2.4 グラフ/ネットワーク/相同性の学習
2.4.1 ノードクラスタリング
2.4.2 半教師あり学習
2.4.3 複数グラフからの頻出サブグラフマイニング
2.5 データ統合型機械学習
2.6 能動学習:実験計画
2.7 おわりに
3 システム生物学と合成生物学へのAIの利用と展開
3.1 はじめに
3.2 トランスクリプトームデータに対するクラスタリング解析
3.3 Fuzzy k-meansクラスタリングによるトランスクリプトームデータのクラスタリング解析
3.4 トランスクリプトームの時系列データに対する微分方程式を用いた前処理法
3.5 トランスクリプトームデータに対する判別分析
3.6 サポートベクターマシンによるトランスクリプトームデータの判別分析
4 生命科学におけるLinked Open Data(LOD)を用いた知識共有
4.1 生物学と知識共有
4.2 関連知識の取得とオントロジーによる解決策
4.3 効果的な知識共有を実現するための技術基盤
4.4 Linked Open Data(LOD)の構築
4.5 データベースのRDF化
第2章 医療への展開
1 AIのコンピュータ支援診断(CAD)への展開
1.1 はじめに
1.2 これまでのCAD
1.2.1 黎明期(1960年代~1970年代)
1.2.2 成長期(1980年代~1990年代)
1.2.3 実用期(1998年:CAD元年~2010年代前半)
1.3 第3次AIブーム時代のCAD
1.4 次世代型CADの開発に向けて
1.5 おわりに
2 情報革命とバイオメディカル革命の融合~IoTとAIを利用した予測と予防の医療~
2.1 はじめに
2.2 バイオメディカル分野の課題
2.3 X-Tec
2.4 生命医科学のパラダイム転換
2.5 ライフコースモデル
2.6 動力学モデルによる生命医科学の推論
2.6.1 状態の概念の導入
2.6.2 次元の圧縮
2.6.3 状態変数の粒度
2.6.4 経時変化の離散化
2.6.5 データ同化
2.6.6 自由度と自由度の縮約
2.7 日本発のヘルステックの実現
3 遺伝子解析とAI技術を用いたパーソナルゲノム情報環境
3.1 はじめに
3.2 パーソナルゲノムを用いた疾患リスク予測
3.2.1 疾患リスク予測の信頼性と数理モデル
3.2.2 「失われた遺伝率」(Missing Heritability)の問題
3.2.3 パーソナルゲノム情報の社会心理学的評価
3.3 MyFinder構想
3.3.1 MyFinderのデザインフィロソフィー
3.4 パーソナルゲノムによる自己発見
3.5 機械学習技術への期待と課題
3.5.1 Deep Learning
3.5.2 解釈可能性
3.5.3 機械学習工学(Machine Learning Engineering)
3.6 おわりに
4 非侵襲的代謝診断の臨床応用(実用化)に向けたビッグデータ活用への期待
4.1 はじめに
4.2 がん治療における非侵襲的代謝診断の位置づけ
4.3 超偏極13CMRIによる代謝イメージング
4.3.1 概要
4.3.2 In vivoモデルによる診断および治療効果検証
4.3.3 臨床への展開と実例
4.3.4 In vitro三次元細胞培養系による検証
4.3.5 多様な代謝経路可視化の取り組み
4.3.6 代謝応答モデル化・シミュレーションの試み
4.4 今後の展望と期待
第3章 医薬への展開
1 AIを用いたビッグデータからの創薬
1.1 はじめに―創薬を巡る状況と計算論的アプローチへの期待
1.2 ビッグデータやAIを活用した計算創薬/DRの「基本枠組み」
1.2.1 「生体分子プロファイル型計算創薬・DR」における疾患と薬剤の相互作用の捉え方
1.2.2 生体分子ネットワーク準拠の計算創薬/DRの「3層ネットワークモデル」
1.2.3 生体分子プロファイル型創薬・DRの方法の分類
1.3 ビッグデータからAIを用いて創薬を行う
1.3.1 AIバーチャルスクリーニング法
1.3.2 タンパク質相互作用ネットワークでの標的分子AI探索法
1.4 おわりに
2 創薬におけるビッグデータの可能性
2.1 はじめに
2.2 生体高分子の構造を計測する手法
2.3 バーチャルスクリーニング
2.4 リアルワールドデータとシミュレーションワールドデータの融合
2.5 おわりに
3 医療創薬へのAI応用の可能性
3.1 医療創薬へのAI応用の現状と可能性
3.2 標的タンパク質の同定及びリード化合物探索と最適化
3.3 早期ADMET
3.4 既存薬再開発などに向けたアプローチ
3.5 包括的取り組み
3.6 AI活用の鍵:データの量,質,利用可能性
3.7 結語
4 スマート創薬による,スーパーコンピュータ,AIと生化学実験の連携が拓く創薬
4.1 はじめに
4.2 AI(機械学習)
4.2.1 創薬分野におけるAI利用の背景
4.2.2 IT創薬コンテストの実施によるIT創薬の普及とSBDD及びLBDDで活用可能なデータセットの整備
4.3 スーパーコンピュータ
4.3.1 スーパーコンピュータの背景
4.3.2 スーパーコンピュータを用いた創薬
4.4 まとめ
第4章 大阪大学医学部・病院における人工知能応用の取り組み
1 「大阪大学 大学院医学系研究科・医学部附属病院 産学連携・クロスイノベーションイニシアティブ」「AIメディカルヘルスケアプラットフォーム」設立の背景
1.1 緒言:基盤となる産学連携・クロスイノベーションイニシアティブ
1.2 AIメディカルヘルスケアプラットフォームの目的
2 AIメディカルの重要性と方向―大阪大学医学部におけるAIメディカル研究の取り組みを中心に―
2.1 はじめに
2.2 人工知能応用型医療技術開発内容について
2.3 産業応用の視点
2.3.1 医学と人工知能の組み合わせは必須の産業プラットフォームとなる
2.3.2 人工知能の経済への影響
2.3.3 日本の国際競争力のシフト:ものつくりから新領域へ
2.4 メディカル・人工知能領域の教育体制
2.5 まとめ
3 人工知能Deep Learningの医学応用
3.1 緒言:技術概観
3.1.1 画像解析・病理診断
3.1.2 診断・カルテ解析
3.1.3 在宅医療
3.1.4 創薬
3.1.5 ウイルス・病原菌解析
3.1.6 実用・医療経済との関連
3.2 オートエンコーダーによるウイルス遺伝子解析
3.3 必要なコンピューターとプログラム
3.4 ディープラーニングと科学と複雑系
3.5 医療と社会的な視点からの議論
4 人工知能の医療画像解析への応用
4.1 はじめに
4.2 畳み込みニューラルネットワークによる細胞画像判別
4.2.1 細胞画像の準備
4.2.2 CNNの構造
4.2.3 細胞分化の識別
4.2.4 細胞画像識別について今後の展望
4.3 おわりに
第5章 ヘルスケアへの展開
1 機械学習クラスタ解析を応用した感染症スクリーニングシステムの研究開発
1.1 はじめに
1.2 機械学習の概要と感染症スクリーニングへの応用
1.3 感染症スクリーニングシステムの紹介と自己組織化マップを用いた感染症判別
1.3.1 バイタルサイン計測に基づく感染症スクリーニングシステムの開発
1.3.2 自己組織化マップとk‒means法を併用した感染症の判別
1.4 季節性インフルエンザ患者を対象とした感染症スクリーニングの検出精度評価
1.5 おわりに
2 細胞培養におけるAI関連技術の応用―画像解析による細胞品質管理
2.1 はじめに
2.2 細胞培養の発展と現状
2.3 細胞培養における新しいフロンティア
2.4 細胞培養の実用化における課題
2.5 細胞培養におけるAI関連技術の応用事例
2.5.1 間葉系幹細胞の分化予測
2.5.2 iPS細胞の培養状況モニタリング評価
2.6 画像を用いた細胞品質管理に期待されるAI関連技術
2.6.1 イメージング計測技術に求められるAI関連技術
2.6.2 画像認識に求められるAI関連技術
2.6.3 データ解析技術に求められるAI関連技術
2.7 まとめ
第6章 ものづくりへの展開
1 微生物によるモノづくりのためのトランスオミクスデータ解読をめぐって
1.1 はじめに
1.2 学習(learn)段階の役割
1.3 データ処理の課題 ピークピッキング
1.4 データの可視化
1.5 データ解読の実際
1.6 エンリッチメント解析
1.7 因果関係のグラフ表示
1.8 まとめ
2 環境問題解決への微生物利用最適化に向けた展開
2.1 はじめに
2.2 微生物Clostridium cellulovoransの特徴
2.3 環境問題解決を目指したC. cellulovoransの定量プロテオーム解析
2.4 今後の展開
3 人工知能技術の代謝工学および農業への応用
3.1 はじめに
3.2 深層学習を用いたタンパク質細胞内局在の予測
3.3 深層学習を用いた遺伝子間相互作用の予測
3.4 植物の表現型解析における機械学習の活用
3.5 おわりに
4 微生物のゲノム情報のビッグデータ化とAI
4.1 はじめに
4.2 国内外のメタゲノム解析の研究動向―海洋メタゲノム解析を例として
4.3 メタゲノミクス・シングルセルゲノミクスの課題
4.4 シングルセルゲノミクスの課題を打破する液滴反応技術とバイオインフォマティクス技術の統合
4.5 メタゲノム・シングルセルゲノムデータ解析へのAI導入による未来展望
4.6 おわりに
5 先端バイオ計測技術の醸造現場への導入と機械学習によるイノベーションへの期待
5.1 はじめに
5.2 清酒生産における品質管理の現状
5.3 課題解決のためには…清酒製造のための工程管理指標の探索
5.4 現場で使えるポジショニングシステムを目指して
5.5 醸造分野におけるIT技術の導入
第7章 今後の期待する展開
1 脳機能の解明を目指した個体レベルのdata‒driven scienceの実装
1.1 はじめに
1.2 機能的セロミクスの戦略
1.3 機能的セロミクスの実証
1.4 神経ネットワークの動作原理の理解に向けて
2 定量データに基づく生体情報処理の同定
2.1 背景
2.2 細胞移動における細胞内情報処理の同定
2.3 成長円錐走化性の細胞内情報処理
2.4 精子幹細胞ダイナミクスの同定
3 生物種を横断した情報の整備
3.1 生物横断研究の流れ
3.2 統一化に向かうモデル生物データベースの現状
3.3 オーソログによる生物横断検索
3.4 生物横断を柱として進む希少疾患研究
3.5 表現型で横断できるか:フェノログの試み
3.6 生物横断を容易にするための情報整備:データベース化を容易にする論文形式の導入
3.7 サイバーから実研究を加速するためのインフラ整備
3.8 最後に
4 粒子群最適化法によるニューラルネットワークの柔軟な学習
4.1 はじめに
4.2 ニューラルネットワークにおける最適化問題
4.3 従来の最適化法とその問題点
4.4 粒子群最適化法
4.5 柔軟な学習の実行例
4.6 おわりに
5 個人と社会のためのAIとIoT基盤
5.1 はじめに
5.2 個人と社会のための枠組み
5.2.1 枠組み
5.2.2 解決すべき課題
5.3 応用例
5.4 関連研究
5.5 おわりに
6 バイオテクノロジーにおいて期待されるAIの姿
6.1 はじめに
6.2 データサイエンスの現況と問題点
6.3 次世代に向けた生命現象解析
6.4 今後の展開
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自動車用制振・遮音・吸音材料の最新動向《普及版》
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2018年刊「自動車用制振・遮音・吸音材料の最新動向」の普及版。騒音発生メカニズムから材料開発、材料の最適配置、性能評価・シミュレーションまで、自動車騒音対策の全てが分かる1冊。
(監修:山本崇史)
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<<著者一覧>>
※執筆者の所属表記は、2018年当時のものを使用しております。
山本崇史 工学院大学
吉田準史 大阪工業大学
飯田明由 豊橋技術科学大学
井上尚久 東京大学
新井田康朗 クラレクラフレックス(株)
加藤大輔 豊和繊維工業(株)
森 正 ニチアス(株)
次橋一樹 (株)神戸製鋼所
板野直文 日本特殊塗料(株)
竹内文人 三井化学(株)
丸山新一 京都大学
山内勝也 九州大学
西村正治 鳥取大学;Nラボ
竹澤晃弘 広島大学
黒沢良夫 帝京大学
山口誉夫 群馬大学
見坐地一人 日本大学
山口道征 エム・ワイ・アクーステク
木村正輝 ブリュエル・ケアー・ジャパン
廣澤邦一 OPTIS Japan(株)
木野直樹 静岡県工業技術研究所
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<<目次>>
第1章 自動車で発生する音とその対策
1 TPAによる車室内騒音分析
1.1 自動車騒音の音源と対策
1.2 車室内騒音の寄与分離手法について
1.3 実稼働TPA法
1.4 固体伝搬音と空気伝搬音およびその分離
1.5 模型自動車を用いた寄与分離の実施
1.6 まとめ
2 車体周りの流れに起因する車内騒音の予測技術
2.1 緒言
2.2 空力騒音
2.3 車内騒音解析(直接解析)
2.4 波数・周波数解析
2.5 まとめ
第2章 自動車用制振・遮音・吸音材料の開発
1 音響振動連成数値解析による積層型音響材料の部材性能予測
1.1 はじめに
1.2 材料の分類とモデル化
1.2.1 固定材料
1.2.2 空気層
1.2.3 多孔質材料
1.2.4 材料間の連続条件
1.3 吸音率・透過損失予測のための問題設定
1.3.1 伝達マトリクス法との比較
1.3.2 問題設定
1.3.3 解析上の留意点
1.4 音響透過損失の解析例
1.4.1 解析条件
1.4.2 理論解析値の傾向
1.4.3 数値解析値の傾向
2 自動車吸音材の特徴と性能、応用例、今後の展開
2.1 はじめに
2.2 不織布とは
2.3 不織布の吸音特性
2.4 不織布系吸音材の具体例
2.4.1 内装
2.4.2 エンジン周辺
2.4.3 その他
2.5 不織布系自動車吸音材の課題と今後について
3 ノイズキャンセリング機能を有する防音材料の開発
3.1 はじめに
3.2 開発品の概要
3.2.1 開発品の防音構造
3.2.2 開発品の根源となった技術
3.3 実験的検討
3.3.1 平板試料の音響透過損失
3.3.2 フィルムと遮音材の振動速度
3.3.3 車両音響評価
3.4 開発品の消音メカニズム
3.4.1 2×2行列の伝達マトリックス法
3.4.2 開発品の周波数応答関数
3.4.3 フィルムと遮音材の理想的な振動形態
3.5 おわりに
4 自動車用遮音・防音材料の開発
4.1 はじめに
4.2 Biot理論に基づく音響予測
4.3 積層構造の設計 自動車向け超軽量防音カバー「エアトーン®」
4.4 「エアトーン®」の特長
4.5 「エアトーン®」の適用事例
4.6 まとめ
5 微細多孔板を用いた近接遮音技術
5.1 緒言
5.2 多孔板を用いた固体音低減効果の実験的検証
5.3 数値解析による固体音低減特性の検証
5.3.1 多孔板サイズの影響
5.3.2 多孔板仕様の影響
5.3.3 多孔板複層化の効果
5.4 結言
6 自動車用制振塗料の技術動向
6.1 はじめに
6.2 汎用制振塗料について
6.2.1 制振の位置付け
6.2.2 制振機構
6.2.3 汎用制振塗料の設計
6.2.4 汎用制振塗料の制振特性
6.3 自動車用制振塗料について
6.3.1 自動車用制振材の変遷
6.3.2 自動車用制振塗料の詳細
6.3.3 自動車市場における制振材の性能評価方法と音響解析の重要性
6.3.4 塗装工程について
6.4 おわりに
7 振動制御用エラストマー材料の開発動向
7.1 はじめに
7.2 エラストマーの概説
7.2.1 熱硬化性エラストマー
7.2.2 熱可塑性エラストマー
7.3 エラストマーによる振動制御
7.3.1 防振と制振
7.3.2 エラストマーの動的粘弾性挙動
7.4 制振材料の基礎的な考え方
7.4.1 非拘束型と拘束型
7.4.2 2層構造:非拘束型制振材料
7.4.3 3層構造:拘束型制振材料
7.5 熱可塑性ポリオレフィンABSORTOMER®(アブソートマー®)の展開
7.5.1 ABSORTOMER®の特徴
7.5.2 ABSORTOMER®の動的粘弾性特性
7.5.3 ABSORTOMER®とEPDMの複合化
7.5.4 ABSORTOMER®とTPVの複合化
7.6 おわりに
8 均質化法による多孔質吸音材料の微視構造設計
8.1 はじめに
8.2 均質化法による動的特性の予測手法
8.2.1 ミクロスケールの支配方程式
8.2.2 多孔質材に拡張した均質化法
8.3 Biotパラメータの同定
8.3.1 空孔率
8.3.2 密度
8.3.3 流れ抵抗
8.3.4 迷路度と特性長
8.3.5 ヤング率とポアソン比
8.4 Delany-Bazleyモデル
8.5 解析モデル
8.6 解析結果
8.6.1 ユニットセルサイズによる影響
8.6.2 Delany-Bazleyモデルとの比較
8.7 まとめ
第3章 自動車における騒音制御
1 自動車で発生する音の性質と吸遮音材の要求特性
1.1 自動車で発生する音とその性質
1.2 騒音の抑制方法と対策手順
2 自動車におけるサウンドデザインと音質評価技術
2.1 はじめに
2.2 自動車のサウンドデザイン~音の価値の積極的な活用~
2.2.1 サウンドデザインとは何か?
2.2.2 単純な抑制からデザインへ
2.3 音の心理的側面
2.3.1 音の遮蔽(マスキング)
2.3.2 聴覚器の周波数選択性
2.3.3 聴覚フィルタと臨界帯域
2.3.4 音の大きさ(ラウドネス)
2.3.5 音の3属性
2.4 音質評価技術
2.4.1 音色と音質
2.4.2 音質評価のための注意点
2.4.3 測定の尺度水準
2.4.4 主観評価手法
2.5 次世代自動車のサウンドデザイン課題
2.5.1 車両接近通報音のデザイン
2.5.2 走行音の積極的なデザイン
2.5.3 車室内音環境のデザイン
3 薄膜を利用した騒音対策手法
3.1 はじめに
3.2 音響透過壁
3.2.1 音響透過壁の基本コンセプト
3.2.2 ダクトへの音響透過壁の適用
3.2.3 カーエアコンダクトへの応用
3.3 薄膜軽量遮音構造
3.3.1 MSIの基本構造
3.3.2 遮音量計測実験
3.3.3 遮音量のシミュレーション
3.3.4 MSIの遮音メカニズム
4 トポロジー最適化による減衰材料の最適配置
4.1 はじめに
4.2 トポロジー最適化
4.3 固有振動数解析に基づく最適化
4.4 周波数応答解析での最適化
4.5 まとめ
5 極細繊維材の吸音率予測手法の開発
5.1 はじめに
5.2 ナノ繊維単体の計算手法
5.3 ナノ繊維を含む積層吸音材の計算結果
5.4 まとめ
第4章 遮音・吸音材料の評価と自動車への応用
1 モード歪みエネルギー法による制振防音性能の予測
1.1 自動車用制振・防音構造のモード歪みエネルギー法による解析
1.2 自動車用制振構造への応用例
2 ハイブリッド統計的エネルギー解析手法を用いた防音仕様の検討
2.1 はじめに
2.2 統計的エネルギー解析手法(SEA法)
2.2.1 基本的な考え方
2.3 ハイブリッドSEA法
2.3.1 解析SEAモデル作成に必要な情報収集
2.3.2 解析SEAモデル作成
2.3.3 入力サブシステムの定義
2.3.4 伝達経路ネットワーク図作成
2.3.5 構造・音響加振実験
2.3.6 ハイブリッド化
2.4 防音材仕様検討
2.4.1 Design Modification(DM)モデル化手法
3 多孔質材料の吸・遮音メカニズムと評価手法
3.1 はじめに
3.2 多孔質材料のいろいろ、吸音要素
3.3 吸音性を表す量
3.3.1 材料に関わる音波の音圧挙動の定式化
3.4 おわりに
4 11.5 kHzまで測定可能な高周波域吸音率/透過損失測定用音響管の開発
4.1 はじめに
4.2 音響管による吸遮音性能評価方法
4.2.1 吸音率測定方法
4.2.2 垂直入射透過損失測定
4.3 音響管による高周波域測定の対応
4.3.1 上限周波数
4.3.2 下限周波数
4.3.3 平面波伝搬条件を満たす音響管寸法
4.3.4 高周波域まで測定できる音響管
4.3.5 高周波域対応音響管の課題
4.4 測定事例
4.5 まとめ
5 Biotパラメータの実測と予測
5.1 はじめに
5.2 多孔質材料の数理モデル
5.3 パラメータの定義
5.3.1 多孔度
5.3.2 単位厚さ当たりの流れ抵抗
5.3.3 迷路度
5.3.4 粘性特性長
5.3.5 熱的特性長
5.3.6 弾性率
5.3.7 内部損失係数
5.4 パラメータの測定方法
5.4.1 多孔度
5.4.2 単位厚さ当たりの流れ抵抗
5.4.3 迷路度
5.4.4 特性長
5.4.5 弾性率
5.5 パラメータの予測法
5.5.1 JCAモデルにおけるパラメータの数値流体力学的予測
5.5.2 変形による繊維系多孔質材料のパラメータの変化のための予測式
5.6 おわりに
6 Biotモデルにおける非音響パラメータの同定法
6.1 はじめに
6.2 セルウィンドウに細孔の開いた薄膜を有するポリウレタンフォームの垂直入射吸音率の測定
6.3 筆者が行った測定に基づく非音響パラメータの同定法
6.4 海外研究者による非音響パラメータの同定法
6.5 まとめ
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バイオフィルム制御に向けた構造と形成過程―特徴・問題点・事例・有効利用から読み解くアプローチ―《普及版》
¥3,520
2017年刊「バイオフィルム制御に向けた構造と形成過程―特徴・問題点・事例・有効利用から読み解くアプローチ―」の普及版。周辺環境により異なる特徴をもつバイオフィルムへの個別対策として、その構造や形成過程、各種細菌の生理活性を理解するために欠かせない1冊!
(監修:松村吉信)
<a href="http://www.cmcbooks.co.jp/products/detail.php?product_id=115615"target=”_blank”>この本の紙版「バイオフィルム制御に向けた構造と形成過程(普及版)」の販売ページはこちら(別サイトが開きます)</a>
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<<著者一覧>>
※執筆者の所属表記は、2017年当時のものを使用しております。
松村吉信 関西大学
田代陽介 静岡大学
天野富美夫 大阪薬科大学
米澤英雄 杏林大学
久保田浩美 花王㈱
池田 宰 宇都宮大学
千原康太郎 早稲田大学
常田 聡 早稲田大学
古畑勝則 麻布大学
本田和美 越谷大袋クリニック
大薗英一 日本医科大学
泉福英信 国立感染症研究所
福智 司 三重大学
矢野剛久 花王㈱
川野浩明 東京工業大学
末永祐磨 東京工業大学
馬場美岬 東京工業大学
細田順平 東京工業大学
沖野晃俊 東京工業大学
兼松秀行 鈴鹿工業高等専門学校
河原井武人 日本大学
野村暢彦 筑波大学
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<<目次>>
第1章 バイオフィルムの構造と形成機構
1 一般的なバイオフィルム構造とその形成過程、バイオフィルム評価
1.1 はじめに
1.2 一般的なバイオフィルム構造
1.3 バイオフィルムが形成される環境
1.4 バイオフィルムを構成する微生物細胞
1.5 バイオフィルムの環境ストレス耐性・抗菌剤耐性
1.6 バイオフィルム形成過程
1.7 バイオフィルム対策
1.8 バイオフィルム評価
1.9 まとめ
2 緑膿菌が形成するバイオフィルムの構造と特徴
2.1 はじめに
2.2 緑膿菌のバイオフィルム形成過程
2.2.1 付着
2.2.2 マイクロコロニー形成
2.2.3 成熟
2.2.4 脱離
2.3 バイオフィルムの構成成分
2.3.1 細胞外多糖
2.3.2 細胞外DNA
2.3.3 細胞外タンパク質
2.3.4 膜小胞
2.4 Quorum sensingよるバイオフィルム制御
2.5 c-di-GMPによるバイオフィルム制御
2.6 環境ストレスに応答したバイオフィルム形成
2.7 おわりに
3 サルモネラが形成するバイオフィルムの構造
3.1 はじめに
3.2 サルモネラのバイオフィルム
3.2.1 サルモネラのバイオフィルムの形成機構と構造
3.2.2 サルモネラのバイオフィルムに関する問題
3.3 サルモネラのストレス応答とバイオフィルム形成
4 Helicobacter pyloriが形成するバイオフィルムの構造
4.1 はじめに
4.2 ピロリ菌の細菌学的特徴とその病原性
4.3 ピロリ菌感染
4.4 ピロリ菌のバイオフィルム形成
4.5 ピロリ菌バイオフィルムの構造
4.6 最後に
5 乳酸菌バイオフィルムの構造と特徴
5.1 はじめに
5.2 乳酸菌汚染対策とバイオフィルム
5.3 野菜上の微生物の存在状態
5.4 乳酸菌バイオフィルムの形成
5.5 乳酸菌バイオフィルムの構造
5.6 乳酸菌バイオフィルムのストレス耐性
5.7 タマネギから分離した乳酸菌のバイオフィルムにおけるストレス耐性
5.8 終わりに
6 バイオフィルム形成とQuorum Sensing機構
6.1 はじめに
6.2 Quorum Sensing機構
6.3 細菌によるバイオフィルム形成へのQuorum Sensing機構の関与
6.4 Quorum Sensing機構制御技術
6.5 Quorum Sensing制御によるバイオフィルム形成抑制技術
6.6 おわりに
7 バイオフィルム内のストレス環境とPersister形成
7.1 はじめに
7.2 Persister形成と栄養枯渇
7.3 Persister形成とプロトン駆動力
7.4 Persister形成とATP枯渇
7.5 Persister形成とその他のストレス
7.5.1 ジオーキシックシフト
7.5.2 薬剤排出ポンプ
7.5.3 酸化ストレス
7.5.4 クオラムセンシング
7.6 おわりに
第2章 バイオフィルム形成が及ぼす問題点と制御・防止対策
1 バイオフィルムの発生例と分離菌について
1.1 バイオフィルムの発生
1.2 バイオフィルムの微生物的解析
1.2.1 バイオフィルムの発生事例
1.2.2 バイオフィルムの採取と観察
1.2.3 バイオフィルムの発生状況と外観
1.2.4 バイオフィルムの顕微鏡観察
1.2.5 バイオフィルムの従属栄養細菌数
1.2.6 バイオフィルムの構成菌種
1.2.7 バイオフィルムと構成細菌から抽出した色素の類似性
1.2.8 まとめ
1.3 バイオフィルムに関する新たな視点
1.4 バイオフィルムに関する今後の課題
2 血液透析の医療現場におけるバイオフィルム形成の問題点と解決への糸口
2.1 はじめに
2.2 配管内バイオフィルムの証明
2.2.1 パルスフィールド法によるGenotypeの同一性
2.2.2 作業者の手による水系汚染
2.2.3 分離菌構成の合目的性
2.3 血液透析医療の現場の問題点
2.3.1 黎明期からOn-line血液透析ろ過(HDF)まで治療法の変遷
2.3.2 日本の透析液清浄度の測定事情
2.3.3 透析液製造系への清浄化対策の限界
2.4 問題点を解決するための打開策
2.4.1 現実対応手段
2.4.2 抜本的な解決手段:機器構造・施設配管の問題
3 口腔バイオフィルムの特殊性と制御法の現状
3.1 はじめに
3.2 口腔におけるバイオフィルム形成の特殊性
3.2.1 歯表面における口腔常在バイオフィルム形成菌の付着、凝集
3.2.2 死菌による口腔バイオフィルム形成
3.2.3 歯石形成
3.2.4 舌上のバイオフィルム
3.2.5 口腔粘膜のバイオフィルム
3.2.6 日和見菌による口腔バイオフィルム形成
3.2.7 口腔バイオフィルム形成と口臭
3.2.8 口腔バイオフィルム形成と全身疾患
3.3 口腔バイオフィルム形成の制御方法
3.3.1 物理的な口腔清掃方法
3.3.2 代用甘味料を用いたバイオフィルム未形成
3.3.3 洗口剤によるバイオフィルム形成抑制
3.3.4 歯磨きペーストによるバイオフィルム形成抑制
3.3.5 クオラムセンシング阻害によるバイオフィルム形成抑制
3.4 おわりに
4 バイオフィルム制御と洗浄技術
4.1 バイオフィルムの形成と洗浄による制御
4.2 水を用いた清拭洗浄
4.3 アルカリ剤の洗浄効果
4.4 次亜塩素酸の洗浄効果
4.4.1 硬質表面汚れに対するOCl-の洗浄力
4.4.2 樹脂収着汚れに対するHOClの洗浄力
4.5 界面活性剤の併用効果
4.6 塩素系アルカリフォーム洗浄の効果
4.7 気体状HOClによる付着微生物の殺菌
5 生活環境におけるバイオフィルムの制御
5.1 生活環境におけるバイオフィルム
5.2 生活環境におけるバイオフィルムの制御戦略上の特徴
5.3 制御技術構築に向けた戦略
5.4 浴室ピンク汚れ制御に関する研究例
5.5 おわりに
6 プラズマによるバイオフィルム洗浄・殺菌
6.1 プラズマと殺菌
6.2 大気圧プラズマの生成・利用方法
6.2.1 コロナ・アーク放電
6.2.2 誘電体バリヤ放電
6.2.3 グライディングアーク放電
6.2.4 リモート型プラズマ処理
6.2.5 液中殺菌用プラズマ照射法
6.3 各ガス種のプラズマにより液中に導入される活性種
6.4 大気圧低温プラズマによる殺菌効果
6.4.1 各種浮遊菌に対する大気圧低温プラズマの殺菌効果
6.4.2 プラズマバブリングによる付着したバイオフィルム構成菌の不活化
6.4.3 超音波併用プラズマバブリングによる付着したバイオフィルム構成菌の不活化
6.5 おわりに
7 無機物表面のバイオフィルムの評価と対策
7.1 はじめに
7.2 無機物表面に形成されるバイオフィルムとその特徴
7.3 バイオフィルムが引き起こす工業的な問題
7.3.1 腐食・スケール問題
7.3.2 医療衛生問題
7.4 バイオフィルムの評価法
7.4.1 光学顕微鏡
7.4.2 分光学的手法
7.4.3 染色法
7.5 バイオフィルムの対策の現状
7.5.1 機械的方法
7.5.2 薬剤による除去
7.5.3 材料側からのアプローチその他
7.6 終わりに
第3章 バイオフィルムの有効利用
1 バイオフィルムを用いた有用物質生産
1.1 はじめに
1.2 発酵食品
1.3 バイオフィルムリアクター
1.4 発電微生物
2 バイオフィルムの有効利用に向けたバイオフィルム解析とその展望
2.1 はじめに
2.2 簡易的バイオフィルム定量のための解析手法
2.3 バイオフィルム構造の解析手法
2.4 複合微生物系バイオフィルムの解析技術
2.5 バイオフィルム研究技術の将来展望
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内外美容成分―食べる化粧品の素材研究―《普及版》
¥4,510
2017年刊「内外美容成分―食べる化粧品の素材研究―」の普及版。内外美容の特許事情やその素材の研究動向および、機能性表示食品市場の主要メーカー・素材について解説した1冊!
(監修:島田邦男)
<a href="http://www.cmcbooks.co.jp/products/detail.php?product_id=115616"target=”_blank”>この本の紙版「内外美容成分(普及版)」の販売ページはこちら(別サイトが開きます)</a>
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<<著者一覧>>
※執筆者の所属表記は、2017年当時のものを使用しております。
島田邦男 琉球ボーテ(株)
日比野英彦 日本脂質栄養学会
香西雄介 神奈川歯科大学
印南 永 神奈川歯科大学
矢野嘉宏 知財問題研究家
渡辺章夫 中部大学
米澤貴之 中部大学
照屋俊明 琉球大学
禹 済泰 中部大学;(株)沖縄リサーチセンター
坪井 誠 一丸ファルコス(株);岐阜薬科大学
田川 岳 丸善製薬(株)
向井克之 (株)ダイセル
下田博司 オリザ油化(株)
築城寿長 ダイワボウノイ(株);信州大学
宮本 達 (株)アイフォーレ
大門奈央 キユーピー(株)
吉田英人 キユーピー(株)
森藤雅史 (株)明治
竹田翔伍 オリザ油化(株)
山下修矢 農業・食品産業技術総合研究機構
立花宏文 九州大学
上岡龍一 崇城大学;表参道吉田病院
上岡秀嗣 健康予防医学研究所
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<<目次>>
【第I編 総論】
第1章 我が国における内外美容の規制の現状
1 はじめに
2 食品領域と内外美容
2.1 変遷
2.2 科学的根拠と表示
2.3 一般食品
2.4 保健機能食品
2.5 機能性表示食品
2.6 栄養機能食品
2.7 健康補助食品
3 おわりに
第2章 最近の脂質に関するトピックスと内外美容への応用
1 皮膚の構造と脂質
2 セラミドの役割
3 アシルセラミド
3.1 アシルセラミドの機能
3.2 表皮の構造とアシルセラミド
3.3 アシルセラミドの生合成
3.4 表皮におけるセラミドと皮膚バリア機能
3.5 スフィンゴ脂質の経口摂取が皮膚に与える影響
4 皮膚におけるホスホリパーゼの役割
4.1 脂質メディエーター
4.2 分泌性ホスホリパーゼA2
4.3 皮膚に特異的に発現しているホスホリパーゼ
5 おわりに
第3章 骨構造解析とその技術を応用した肌構造評価法
1 はじめに
2 骨構造と骨密度
3 骨構造解析
4 皮溝の構造解析
第4章 内外美容の最新特許事情
1 はじめに
2 内外美容の特許事情全体をどのように調べるか?
3 内外美容に関する主要技術の特許事情調査
3.1 コラーゲンに関する特許出願動向
3.2 ヒアルロン酸に関する特許出願動向
3.3 セラミドに関する特許出願動向
3.4 グルコサミンに関する特許出願動向
3.5 レスベラトロールに関する特許出願動向
4 おわりに
【第II編 内外美容素材の研究動向】
第5章 ノビレチン(シークヮーサー抽出物)の化粧品・健康食品原料への有用性
1 はじめに
2 シークヮーサーとノビレチンについて
3 ノビレチンの抗肥満効果
4 ノビレチンの抗シワ効果
5 ノビレチンの抗掻痒効果
6 ノビレチンの美白効果
7 さいごに
第6章 サケ鼻軟骨プロテオグリカンとアーティチョーク葉抽出物シナロピクリンの肌老化改善
1 はじめに
2 肌構造
3 プロテオグリカン
3.1 サケ鼻軟骨プロテオグリカン
3.2 サケ鼻軟骨プロテオグリカンの抗加齢・美容効果
3.3 ヒト皮膚細胞への作用
3.4 美容効果外用
3.5 経口摂取による美容効果
3.6 プロテオグリカンの働き
3.7 プロテオグリカンのまとめ
4 アーティチョーク葉抽出物
4.1 アーティチョーク
4.2 アーティチョーク葉に含まれるシナロピクリン
4.3 肌におけるNF-κB
4.4 アーティチョーク葉
4.5 美容効果外用
4.6 経口摂取による美容効果
4.7 アーティチョークのまとめ
5 終わりに
第7章 パイナップル由来グルコシルセラミドの内外美容
1 はじめに
2 パイナップル由来グルコシルセラミドについて
3 臨床試験による美肌効果
3.1 長期経口摂取試験
3.2 化粧用エキスの併用効果
4 メカニズムの機能性研究
4.1 表皮をターゲットにした機能性評価
4.2 真皮をターゲットにした機能性検討
5 パイナップル由来グルコシルセラミドの安全性
5.1 長期摂取試験
5.2 過剰摂取試験
6 おわりに
第8章 うんしゅうみかん由来β-クリプトキサンチンの美容効果について
1 はじめに
2 β-クリプトキサンチンによるコラーゲン産生促進作用
3 β-クリプトキサンチンによるヒアルロン酸,アクアポリン産生促進作用
4 β-クリプトキサンチンによる美白作用
5 β-クリプトキサンチン経口摂取によるシミ消去作用
6 おわりに
第9章 紫茶エキスの抗肥満およびスキンケア効果
1 はじめに
2 紫茶エキスの抗肥満作用
3 紫茶エキスのスキンケア効果
4 おわりに
第10章 機能性フタロシアニンと皮膚への作用
1 機能性フタロシアニン
1.1 はじめに
1.2 機能性フタロシアニン
1.3 機能性フタロシアニンの触媒機能
1.4 繊維への応用
1.5 消臭・抗菌繊維「デオメタフィ」
1.6 抗アレルゲン繊維「アレルキャッチャー」
1.7 黄砂・PM2.5への対応
1.8 痒み鎮静繊維「アレルキャッチャーAD」
1.9 おわりに
2 美容酵素メディエンザイムの作用メカニズム
2.1 はじめに
2.2 化粧品の安全性に関わる問題
2.3 メディエンザイムについて
2.4 メディエンザイムの皮膚透過性
2.5 メディエンザイムの有用性
2.6 内外美容の有用性
2.7 表面美容効果と内側からの美容効果
2.8 まとめ
第11章 脂質の内外美容素材としての機能
1 はじめに
2 化粧品用リン脂質
3 環状ホスファチジン酸
4 毛穴目立ち
5 N-3系脂肪酸
6 おわりに
第12章 高付加価値を持つヒアルロン酸の内外美容
1 はじめに
2 ヒアルロン酸の性質
3 ヒアルロン酸の塗布による皮膚改善効果
3.1 低分子ヒアルロン酸
3.2 超保湿型ヒアルロン酸
4 ヒアルロン酸の経口摂取
4.1 ヒトに対する経口摂取ヒアルロン酸の皮膚改善効果
4.2 紫外線照射皮膚障害マウスに対する経口投与ヒアルロン酸の光老化予防効果
4.3 経口投与のヒアルロン酸の吸収について
5 おわりに
第13章 乳由来スフィンゴミエリンの皮膚バリア機能改善効果
1 はじめに
2 乳由来のスフィンゴミエリンとその構造
3 乳由来スフィンゴミエリンの皮膚バリア機能改善効果
3.1 ドライスキンモデルによる評価
3.2 紫外線照射モデルによる評価
3.3 荒れ肌モデルによる評価
3.4 ヒトによる評価
4 おわりに
第14章 イチゴ種子エキスの角層セラミドおよび表皮バリアー機能分子に及ぼす作用
1 はじめに
2 イチゴ種子エキス
3 表皮機能に関与する分子
3.1 セラミド
3.2 フィラグリン
3.3 インボルクリン
4 実験方法
5 結果および考察
5.1 角層セラミドに及ぼす影響
5.2 角層セラミド合成に関与する遺伝子発現への影響
5.3 フィラグリンおよびインボルクリン発現への影響
6 おわりに
第15章 フラボノイドの抗アレルギー作用
1 はじめに
2 フラボノイドとは
3 Ⅰ型アレルギーの発症機序
4 フラボノイドの抗アレルギー作用
4.1 フラボノール
4.2 フラボン
4.3 イソフラボン
4.4 メチル化カテキン
5 おわりに
第16章 焼酎もろみエキスの美白効果に関する研究
1 はじめに
2 単式蒸留しょうちゅう
2.1 一次仕込み
2.2 二次仕込み
2.3 蒸留
3 焼酎粕の化粧品への応用
4 おわりに
【第III編 機能性表示食品市場と内外美容】
第17章 機能性表示食品制度における注目企業と商品
1 大手食品,飲料メーカー
1.1 キリンホールディングス
1.2 アサヒグループホールディングス
1.3 ミツカン
1.4 日本水産
1.5 カゴメ
1.6 サントリーホールディングス
1.7 大塚食品/三井物産
1.8 江崎グリコ
1.9 森永グループ(森永製菓/森永乳業)
1.10 ヤクルト本社
1.11 日本ハム
1.12 味の素
1.13 伊藤園
1.14 雪印メグミルク
2 医薬品,香粧品メーカー
2.1 ライオン
2.2 花王
2.3 ファンケル
2.4 ロート製薬
2.5 森下仁丹
2.6 武田薬品工業
2.7 小林製薬
2.8 資生堂
3 健康食品,通信販売メーカー
3.1 キューサイ
3.2 八幡物産
3.3 日健総本社
3.4 日本予防医薬
3.5 ファイン
4 機能性食品の原料メーカー
4.1 ユーグレナ
4.2 DSMグループ
4.3 ホクガン
4.4 池田糖化工業
4.5 富士化学工業
4.6 ニチレイバイオサイエンス
4.7 太陽化学
4.8 築野食品工業
4.9 ブロマ研究所
5 生産者団体,異業種メーカーその他
5.1 アークレイ
5.2 JAみっかび/農研機構果実研究所
5.3 新潟市農業活性化研究センター
5.4 井原水産
第18章 主要機能性素材の市場動向
1 美容/アンチエイジング素材
1.1 コラーゲン
1.2 プラセンタエキス
1.3 セサミン
1.4 セラミド
1.5 大豆イソフラボン/エクオール
1.6 マカ抽出物
2 骨/関節サポート素材,抗ロコモ素材
2.1 ヒアルロン酸
2.2 グルコサミン/アセチルグルコサミン
2.3 コンドロイチン(コンドロイチン硫酸塩)
2.4 クレアチン
3 アイケア素材
3.1 ルテイン/ゼアキサンチン
3.2 アスタキサンチン
3.3 ビルベリー
3.4 カシス
4 健脳サポート素材
4.1 イチョウ葉エキス
4.2 DHA
4.3 ナットウキナーゼ
5 ダイエット素材
5.1 L-カルニチン
5.2 カプサイシン(トウガラシ抽出物)/カプシエイト
5.3 黒ショウガ(黒ウコン)
5.4 キトサン
5.5 明日葉
6 免疫サポート素材
6.1 アガリクス(ヒメマツタケ)
6.2 植物性乳酸菌
6.3 プロポリス
7 その他の機能性素材
7.1 ウコン(ターメリック)抽出物/クルクミン
7.2 核酸(DNA-Na)
7.3 乳酸菌
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最新フォトレジスト材料開発とプロセス最適化技術《普及版》
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2017年刊「最新フォトレジスト材料開発とプロセス最適化技術」の普及版。フォトレジスト材料および露光技術の特長を最大限に発揮させるためのレジストプロセス技術の最適化を徹底解説した1冊。
(監修:河合晃)
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<<著者一覧>>
※執筆者の所属表記は、2017年当時のものを使用しております。
河合 晃 長岡技術科学大学
佐藤和史 東京応化工業㈱
工藤宏人 関西大学
有光晃二 東京理科大学
古谷昌大 東京理科大学
髙原 茂 千葉大学
青合利明 千葉大学
岡村晴之 大阪府立大学
青木健一 東京理科大学
山口 徹 日本電信電話㈱
藤森 亨 富士フイルム㈱
白井正充 大阪府立大学
堀邊英夫 大阪市立大学
柳 基典 野村マイクロ・サイエンス㈱
太田裕充 野村マイクロ・サイエンス㈱
関口 淳 リソテックジャパン㈱
小島恭子 ㈱日立製作所
新井 進 信州大学
清水雅裕 信州大学
渡邊健夫 兵庫県立大学
佐々木 実 豊田工業大学
宮崎順二 エーエスエムエル・ジャパン㈱
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<<目次>>
【第I編 総論】
第1章 リソグラフィープロセス概論
1 はじめに
2 リソグラフィープロセス
3 3層レジストプロセス
4 DFR積層レジストプロセス
5 マルチパターニング技術
6 表面難溶化層プロセス
7 ナノインプリント技術
8 PEB(Post exposure bake)技術
9 CEL(Contrast enhanced lithography)法
10 反射防止膜(BARC)
11 イメージリバーサル技術
12 液浸露光技術
13 超臨界乾燥プロセス
14 シランカップリング処理
15 位相シフトプロセス
第2章 フォトレジスト材料の技術革新の歴史
1 はじめに
2 技術の変遷
3 ゴム系ネガ型レジスト
4 ノボラック-NQDポジ型レジスト
5 化学増幅レジスト―i線ネガ型レジストからKrFネガ型レジスト―
6 KrF化学増幅ポジ型レジスト
7 ArF化学増幅ポジ型レジスト
8 ArF液浸露光用化学増幅レジスト
9 EUVレジスト
10 その他のリソグラフィ用材料
10.1 EB
10.2 DSA
10.3 ナノインプリント
11 まとめ
【第II編 フォトレジスト材料の開発】
第1章 新規レジスト材料の開発
1 はじめに
2 極端紫外線露光装置を用いた次世代レジスト材料
3 分子レジスト材料
4 分子レジスト材料の例
4.1 カリックスアレーンを基盤とした分子レジスト材料
4.2 フェノール樹脂タイプ
4.3 特殊骨格タイプ
4.4 光酸発生剤(PAG)含有タイプ
4.5 金属含有ナノパーティクルを用いた高感度化レジスト材料の開発
4.6 主鎖分解型ハイパーブランチポリアセタール
5 おわりに
第2章 酸・塩基増殖反応を利用した超高感度フォトレジスト材料
1 はじめに
2 酸増殖レジスト
2.1 酸増殖ポリマーの設計と分解挙動
2.2 感光特性評価
2.3 EUVレジストとしての評価
3 塩基増殖レジスト
3.1 ネガ型レジストへの塩基増殖剤の添加効果
3.2 塩基増殖ポリマーの設計
4 おわりに
第3章 光増感による高感度開始系の開発
1 はじめに
2 増感反応
3 励起一重項電子移動反応
4 光誘起電子移動反応を用いた高感度酸発生系
5 光電子移動反応を用いた高感度光重合系
6 連結型分子による分子内増感
7 光増感高感度開始系の産業分野での応用
第4章 光酸発生剤とその応用
1 はじめに
2 光酸発生剤の開発
3 光酸発生剤の応用研究
4 おわりに
第5章 デンドリマーを利用したラジカル重合型UV硬化材料
1 はじめに
2 デンドリティック高分子を利用したUV硬化材料の研究背景
3 デンドリマー型UV硬化材料の大量合成
3.1 “ダブルクリック”反応によるデンドリマー骨格母体の合成~多段階交互付加(AMA)法
3.2 デンドリマーの末端修飾によるポリエンデンドリマーの合成
4 デンドリマーを用いたUV硬化材料の特性評価
4.1 エン・チオール光重合
4.2 ポリアリルデンドリマー系UV硬化材料の特性評価
4.3 ポリノルボルネンデンドリマー系UV硬化材料の特性評価
4.4 多成分混合系UV硬化材料
5 おわりに
第6章 自己組織化(DSA)技術の最前線
1 はじめに
2 ブロック共重合体の誘導自己組織化技術
2.1 ブロック共重合体リソグラフィ
2.2 グラフォエピタキシ技術
2.3 化学的エピタキシ技術
3 DSA材料
3.1 高χブロック共重合体材料
3.2 中性化層材料
4 終わりに
第7章 EUVレジスト技術の現状と今後の展望
1 はじめに
2 フォトレジスト材料の変遷
3 EUVレジスト材料
3.1 化学増幅型ポジレジスト
3.2 化学増幅型ネガレジスト(EUV-NTI(ネガティブトーンイメージング))
3.3 新規EUVレジスト(非化学増幅型メタルレジスト)
4 おわりに
【第III編 フォトレジスト特性の最適化と周辺技術】
第1章 最適化のための技術概論
1 はじめに
2 感度曲線とコントラスト
3 スピンコート特性
4 表面エネルギーによる付着剥離性の解析
4.1 分散・極性成分
4.2 接触角法による分散・極性成分の測定方法
4.3 拡張係数Sによるレジスト液の広がり評価
4.4 拡張係数Sによる液中での付着評価
第2章 UVレジストの硬化特性と離型力
1 はじめに
2 UVナノインプリントプロセス
3 UV硬化特性および硬化樹脂の特性評価方法
4 硬化樹脂の構造と機械的特性
5 離型力に及ぼす硬化樹脂の貯蔵弾性率の影響
6 おわりに
第3章 多層レジストプロセス
1 多層レジストプロセスの動向
1.1 はじめに
1.2 多層レジストプロセスの必要性
1.3 3層レジストプロセス
1.4 Si含有2層レジストプロセス
1.5 DFR積層レジストプロセス
2 ハーフトーンマスク用の多層レジスト技術(LCD)
2.1 はじめに
2.2 実験
2.2.1 下層レジストと上層レジストの決定
2.2.2 下層レジストの感度に対するプリベーク温度依存性
2.2.3 上層レジストの感度のプリベーク温度依存性
2.2.4 プリベーク温度決定後のレジスト2層塗布
2.2.5 中間層の検討
2.3 結果と考察
2.3.1 各レジストの感度曲線
2.3.2 下層レジスト,上層レジストの感度曲線
2.3.3 プリベーク温度決定後の2層レジスト
2.3.4 中間層の検討
2.3.5 3層レジストの評価
2.4 おわりに
第4章 フォトレジストの除去特性(ドライ除去)
1 還元分解を用いたレジスト除去
1.1 はじめに
1.2 原子状水素発生装置
1.3 レジストの熱収縮,レジスト除去速度の水素ガス圧依存性,基板への影響についての実験条件
1.4 追加ベーク温度,時間に対するレジストの熱収縮率評価結果
1.5 水素ガス圧力を変化させたときのレジスト除去速度
1.6 到達基板温度とレジスト除去速度との関係
1.7 原子状水素照射によるPoly-Si,SiO2,SiN膜のパターン形状への影響
1.8 おわりに
2 酸化分解を用いたレジスト除去
2.1 はじめに
2.2 実験
2.2.1 湿潤オゾンによるイオン注入レジスト除去
2.2.2 イオン注入レジストの硬さ評価
2.3 結果と考察
2.3.1 湿潤オゾンによるイオン注入レジスト除去
2.3.2 イオン注入レジストの硬さ
2.3.3 イオン注入レジストの硬化のメカニズム
2.4 結論
第5章 フォトレジストの除去特性(湿式除去)
1 はじめに
2 現状の技術
3 湿式によるレジスト除去方法の分類
3.1 溶解・膨潤による方法
3.2 酸化・分解による方法
4 湿式によるレジスト除去特性事例
4.1 概要
4.2 物性と特徴
4.3 機構
4.4 レジスト除去のシミュレーション
4.5 レジスト除去速度比較
4.6 金属配線のダメージ比較
4.7 膜表面残留物比較
5 おわりに
第6章 フォトレジストプロセスに起因した欠陥
1 はじめに
2 レジスト膜の表面硬化層
3 濡れ欠陥(ピンホール)
4 ポッピング
5 環境応力亀裂(クレイズ)
6 乾燥むら
【第IV編 材料解析・評価】
第1章 レジストシミュレーション
1 はじめに
2 VLESの概要
3 VLES法のための評価ツール
4 露光ツール(UVESおよびArFESシステム)
5 現像解析ツール(RDA)
5.1 測定原理
5.2 現像速度を利用した感光性樹脂の現像特性の評価
6 リソグラフィーシミュレーションを利用したプロセスの最適化-1
6.1 シングルシミュレーション
6.1.1 CD Swing Curve
6.1.2 Focus-Exposure Matrix
7 リソグラフィーシミュレーションを利用したプロセスの最適化-2
7.1 ウェハ積層膜の最適化
7.2 光学結像系の影響の評価
7.3 OPCの最適化
7.4 プロセス誤差の影響予測とLERの検討
8 まとめ
第2章 EUVレジストの評価技術
1 EUVリソグラフィとEUVレジスト材料
1.1 EUVリソグラフィの背景
1.2 EUVレジスト材料と技術課題
2 EUVレジストの評価技術
2.1 量産向けEUV露光装置
2.2 EUVレジストの評価項目
2.3 EUV光透過率評価
2.4 EUVレジストからのアウトガス評価
2.5 EUVレジストの感度・解像度に係わる評価
2.6 新プロセスを採用したEUVレジストの評価
第3章 フォトポリマーの特性評価
1 はじめに
2 ベース樹脂の設計―部分修飾によるレジスト特性の制御と最適化―
2.1 ベース樹脂の設計指針
2.2 tBOC-PVPのtBOC化率とレジストの溶解速度および感度との相関
2.3 tBOC-PVPのtBOC化率とレジスト解像度との相関
3 溶解抑制剤の設計(その1)―未露光部の溶解抑制によるレジスト高解像度化―
3.1 溶解抑制剤の設計指針
3.2 プロセス条件の最適化
3.3 フェノール系溶解抑制剤の融点と未露光部の溶解速度との関係
3.4 溶解抑制剤の化学構造と未露光部の溶解速度との関係
3.5 カルボン酸系溶解抑制剤の分子量とレジストの溶解速度との関係
4 溶解抑制剤の設計(その2)―露光部の溶解促進によるレジスト高解像度化―
4.1 溶解促進剤の設計指針
4.2 溶解促進剤のpKaと膜の溶解速度との関係
4.3 溶解抑制剤の化学構造とレジスト特性との関係
5 酸発生剤の設計―レジスト高感度化―
5.1 酸発生剤の設計指針
5.2 レジスト感度の酸発生剤濃度依存性
5.3 酸発生剤の種類とレジスト感度との相関
6 高感度・高解像度レジストの開発
7 おわりに
第4章 ナノスケール寸法計測(プローブ顕微鏡)
1 はじめに
2 AFMを用いた寸法測定の誤差要因
3 高分子集合体の凝集性と寸法制御
4 LER(line edge roughness)
第5章 付着凝集性解析(DPAT法)による特性評価
1 はじめに
2 DPAT法
3 レジストパターン付着性の熱処理温度依存性
4 レジストパターン付着性のサイズ依存性
5 パターン形状と剥離性
6 溶液中のパターン付着性
7 レジストパターンのヤング率測定
【第V編 応用展開】
第1章 フォトレジストを用いた電気めっき法による微細金属構造の創製
1 諸言
2 各種微細金属構造の創製
2.1 積層めっきと選択的溶解による微細金属構造の創製
2.2 電気めっき法による鉛フリーはんだバンプの形成
2.3 電気めっき法による金属/カーボンナノチューブ複合体パターンの形成
2.4 内部空間を有する金属立体構造の創製
3 おわりに
第2章 ナノメートル級の半導体用微細加工技術と今後の展開
1 半導体微細加工技術について
2 極端紫外線リソグラフィ技術
3 EUVリソグラフィの現状と今後の展開
3.1 EUV光源開発
3.2 EUV用露光装置
3.3 EUVレジスト
4 まとめと今後の展望
第3章 3次元フォトリソグラフィ
1 背景
2 スプレー成膜
3 スプレー成膜に関係する気流特性
4 露光技術
5 応用デバイス
6 まとめ
【第VI編 レジスト処理装置】
第1章 塗布・現像装置の技術革新
1 はじめに
2 スピン塗布プロセスの実際
2.1 スピンプログラム
2.2.1 塗布プロセスの影響
{1}高速回転時間の影響
{2}塗布時の湿度の影響
3 HMDS処理
3.1 HMDSの原理
3.1.1 HMDS処理効果の確認
4 プリベーク
5 現像技術の概要
5.1 ディップ現像
5.2 スプレー現像
5.3 パドル現像
5.4 ソフトインパクトパドル現像
第2章 密着強化処理(シランカップリング処理)の最適化技術
1 はじめに
2 HMDSによる表面疎水化処理
3 HMDS処理プロセスの最適化
4 HMDS処理装置
5 HMDS処理によるレジスト密着性と付着性制御
6 おわりに
第3章 露光装置の進展の歴史と技術革新
1 露光装置の歴史
2 ステッパー
3 超解像技術による微細化
4 スキャナー方式の登場と液浸露光による超高NA化
5 最新の液浸露光装置
6 EUVリソグラフィーの開発と最新状況
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医療・診断をささえるペプチド科学―再生医療・DDS・診断への応用―《普及版》
¥5,280
2017年刊「医療・診断をささえるペプチド科学」の普及版。ペプチドの合成法や設計指針、さらに細胞培養・分化、生体適合性付与、再生治療、薬物送達、イメージング、診断デバイスへの応用を解説した1冊。
(監修:平野義明)
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<<著者一覧>>
※執筆者の所属表記は、2017年当時のものを使用しております。
平野義明 関西大学
新留琢郎 熊本大学
大髙 章 徳島大学
重永 章 徳島大学
北村正典 金沢大学
国嶋崇隆 金沢大学
中路 正 富山大学
山本憲一郎 長瀬産業㈱
西内祐二 ㈱糖鎖工学研究所
深井文雄 東京理科大学
保住建太郎 東京薬科大学
熊井 準 東京薬科大学
野水基義 東京薬科大学
堤 浩 東京工業大学
三原久和 東京工業大学
二木史朗 京都大学
秋柴美沙穂 京都大学
河野健一 京都大学
富澤一仁 熊本大学
ベイリー小林菜穂子 東亞合成㈱;慶應義塾大学
吉田徹彦 東亞合成㈱;慶應義塾大学
松本卓也 岡山大学
鳴瀧彩絵 名古屋大学
大槻主税 名古屋大学
蟹江 慧 名古屋大学
成田裕司 名古屋大学医学部附属病院
加藤竜司 名古屋大学
多田誠一 (国研)理化学研究所
宮武秀行 (国研)理化学研究所
伊藤嘉浩 (国研)理化学研究所
馬原 淳 (国研)国立循環器病研究センター研究所
山岡哲二 (国研)国立循環器病研究センター研究所
柿木佐知朗 関西大学
伊田寛之 新田ゼラチン㈱
塚本啓司 新田ゼラチン㈱
平岡陽介 新田ゼラチン㈱
酒井克也 金沢大学
菅 裕明 東京大学
松本邦夫 金沢大学
岡田清孝 近畿大学
濵田吉之輔 大阪大学
松本征仁 埼玉医科大学
武田真莉子 神戸学院大学
土居信英 慶應義塾大学
和田俊一 大阪薬科大学
浦田秀仁 大阪薬科大学
濱野展人 ブリティッシュコロンビア大学
小俣大樹 帝京大学
髙橋葉子 東京薬科大学
根岸洋一 東京薬科大学
中瀬生彦 大阪府立大学
服部能英 大阪府立大学
切畑光統 大阪府立大学
齋藤 憲 新潟大学
近藤英作 新潟大学
近藤科江 東京工業大学
口丸高弘 東京工業大学
門之園哲哉 東京工業大学
長谷川功紀 京都薬科大学
臼井健二 甲南大学
南野祐槻 甲南大学
宮﨑 洋 ㈱ダイセル
横田晋一朗 甲南大学
山下邦彦 ㈱ダイセル
濵田芳男 甲南大学
軒原清史 ㈱ハイペップ研究所
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<<目次>>
【第I編 ペプチド合成】
第1章 ペプチドの固相合成
1 はじめに
2 固相担体の選択
3 手動合成における合成容器と基本操作
4 Fmoc-アミノ酸
5 最初のアミノ酸(カルボキシ末端のアミノ酸)の樹脂への導入
6 ペプチド伸長サイクル
7 Fmoc基の定量
8 脱樹脂,脱保護
9 ペプチドの精製
10 おわりに
第2章 ペプチドの液相合成
1 はじめに
2 古典的な液相法
3 液相法の最近の進歩─フラグメント縮合─
4 液相法の最近の進歩─長鎖脂肪族構造を有するアンカーの利用─
5 おわりに
第3章 アミド結合形成のための縮合剤
1 はじめに
2 カルボジイミド系縮合剤
2.1 N,N’-Dicyclohexylcarbodiimide(DCC)
2.2 N-Ethyl-N’-[3-(dimethylamino)propyl]carbodiimide hydrochloride(EDC)またはwater soluble carbodiimide(WSCI)
3 添加剤
3.1 1-Hydroxybenzotriazole(HOBt)および1-hydroxy-7-azabenzotriazole(HOAt)
3.2 Oxyma
4 ホスホニウム系縮合剤
4.1 BOPおよびPyBOP,PyAOP
5 ウロニウム/グアニジウム系縮合剤
5.1 HBTUおよびHATU
6 COMU
7 向山試薬
8 4-(4,6-dimethoxy-1,3,5-triazin-2-yl)-4-methylmorpholinium chloride(DMT-MM)
9 近年開発された脱水縮合法や脱水縮合剤
第4章 遺伝子組換え法によるタンパク質・ポリペプチドの合成とその応用
1 はじめに
2 一般的な遺伝子組換え法によるタンパク質・ポリペプチドの合成
3 多機能キメラタンパク質の合成と細胞の精密制御材料への応用
4 タンパク質の細胞への作用時機を制御できるタンパク質放出材料の開発
5 まとめ
第5章 ペプチド合成用保護アミノ酸
1 はじめに
2 アミノ酸の保護体とその合成
3 アミノ酸側鎖の官能基の保護体
4 α,α-2置換アミノ酸の合成
5 α,α-2置換アミノ酸の保護体とその合成
6 α,α-2置換アミノ酸含有ジペプチド保護体
第6章 ペプチド医薬の化学合成─ペプチド合成における副反応の概要と抑制策─
1 はじめに
2 ペプチド医薬の化学合成
2.1 ペプチド合成の原理
2.2 コンバージェント法による長鎖ペプチドの合成
3 高純度ペプチドセグメントの調製
3.1 欠損/短鎖ペプチドの混入
3.2 ペプチド鎖伸長時に伴うアミノ酸のラセミ化
3.3 アスパルチミド(Asi)形成
4 おわりに
【第II編 ペプチド設計】
第1章 細胞接着モチーフ(フィブロネクチン)
1 はじめに
2 分子構造
3 血漿性,細胞性,および胎児性フィブロネクチン
4 フィブロネクチンマトリックスアセンブリー
5 細胞接着基質としてのフィブロネクチン
5.1 細胞接着モチーフ
5.2 反細胞接着モチーフ
第2章 細胞接着モチーフ(ラミニン)
1 概要
2 ラミニン由来細胞接着ペプチドの網羅的スクリーニング
3 細胞接着ペプチドの受容体
4 細胞接着活性ペプチドのがん転移促進・阻害におよぼす影響
5 ラミニン由来活性ペプチドを用いた細胞接着メカニズムの解析
6 様々な生理活性を示すラミニン由来活性ペプチド
7 まとめ
第3章 ペプチド立体構造の設計と機能
1 はじめに
2 α-ヘリックスペプチドの設計,構造安定化および機能
3 β-シートペプチドの設計,構造安定化および機能
4 ループペプチドの設計と機能
5 おわりに
第4章 生体内安定性─N結合型糖鎖修飾を用いた医薬品創製─
1 はじめに
2 化学修飾による薬物動態の改善
3 ペプチド/タンパク質の糖鎖修飾
3.1 発現法による糖鎖修飾
3.2 化学合成による糖鎖修飾
3.3 N結合型糖鎖修飾によるペプチド医薬の創製
4 おわりに
第5章 細胞膜透過性
1 はじめに
2 膜透過ペプチドを用いる方法
3 エンドソームの不安定化を誘導する方法
4 ステープルドペプチドを用いるアプローチ
5 まとめ
【第III編 細胞作製・分化】
第1章 CPPペプチドを用いたiPS細胞作製・分化誘導技術
1 はじめに
2 タンパク質導入法
3 タンパク質導入法によるiPS細胞の作製
4 タンパク質導入法によるインスリン産生細胞への分化誘導
5 おわりに
第2章 機能性ペプチドによるゲノム安定性の高いiPS細胞の判別・選別法
1 ゲノム不安定性,がん,免疫
2 iPS細胞とがん細胞
3 iPS細胞とカルレティキュリン
4 ゲノム安定性の高いiPS細胞の判別法
5 機能性ペプチドによるゲノム安定性の高いiPS細胞の判別法
6 ゲノム安定性の高いiPS細胞の判別・選別法
7 おわりに
第3章 ラミニン由来活性ペプチドと再生医療
1 はじめに
2 ラミニン由来活性ペプチド
3 ラミニン由来活性ペプチドを用いたペプチド-多糖マトリックス
4 ラミニン活性ペプチドを用いたペプチド-ポリイオンコンプレックスマトリックス(PCM)
5 ペプチド-多糖マトリックス上での生物活性に及ぼすスペーサー効果
6 おわりに
第4章 体外での生体組織成長を促進するペプチド材料
1 オルガノイド研究の新展開
2 唾液腺組織発生と分岐形態形成(Branching morphogenesis)
3 組織成長における周囲化学的環境の整備
4 RGD配列を導入したアルジネート上での顎下腺組織培養
5 オルガノイド成長制御の今後の展開
第5章 ペプチドを利用した3次元組織の構築
1 はじめに
2 細胞接着性ペプチドを利用した細胞の3次元組織化
3 マイクロ流路を用いた3次元組織体の構築
4 ペプチドを用いた新規な3次元組織体の構築
5 まとめ
【第IV編 生体適合性表面の設計】
第1章 人工ポリペプチドを用いた生体模倣材料の開発
1 はじめに
2 軟組織再生のためのポリペプチド
2.1 エラスチン類似ポリペプチド
2.2 ナノファイバー形成能を持つエラスチン類似ポリペプチド
2.3 GPG誘導体による機能性ナノファイバーの創製
3 硬組織再生のためのポリペプチド
4 おわりに
第2章 移植留置型の医療機器表面に再生能を付与する細胞選択的ペプチドマテリアル
1 背景~体内埋め込み型医療機器材料の現状~
2 医療機器材料としてのペプチド
2.1 細胞接着ペプチド被覆型医療材料
2.2 細胞を用いたペプチドアレイ探索
2.3 細胞選択的ペプチド
3 細胞選択的ペプチドの探索と医療機器材料開発に向けて
3.1 クラスタリング手法を用いたEC選択的・SMC選択的ペプチドの探索
3.2 BMPタンパク質由来の細胞選択的骨化促進ペプチドの探索
3.3 ペプチド-合成高分子の組み合わせ効果による細胞選択性
4 まとめ
第3章 接着性成長因子ポリペプチドの設計と合成
1 はじめに
2 ムール貝由来接着性ペプチドを利用した成長因子タンパク質の表面固定化
3 進化分子工学を利用した成長因子タンパク質の表面固定化
4 おわりに
第4章 機能性ペプチド修飾による脱細胞小口径血管の開存化
1 はじめに
2 脱細胞化組織
3 細胞外マトリックスの機能を担うさまざまなペプチド分子
4 リガンドペプチドを固定化した小口径脱細胞血管
5 おわりに
第5章 リガンドペプチド固定化技術による循環器系埋入デバイスの細胞機能化
1 はじめに
2 循環器系埋入デバイス構成材料
3 リガンドペプチドの固定化による循環器系デバイス基材の細胞機能化
4 チロシンをアンカーとしたリガンドペプチド固定化技術とその応用
5 おわりに
【第V編 再生治療】
第1章 再生医療に向けてのゼラチン,コラーゲンペプチド
1 はじめに
2 ゼラチンについて
2.1 生体親和性および生体吸収性
2.2 細胞接着性
2.3 加工性および分解性
3 医療用途向け素材beMatrix
3.1 beMatrixゼラチン
3.2 安全性対応
3.3 高度精製品
3.3.1 エンドトキシン
3.3.2 ウイルス
3.3.3 局方対応
3.3.4 滅菌方法
3.3.5 原料の管理
3.3.6 その他
3.4 beMatrixコラーゲンペプチド
4 さいごに
第2章 環状ペプチド性人工HGFの創製と再生医療への可能性
1 はじめに
2 HGF-MET系の生理機能と構造
3 RaPID技術
4 特殊環状ペプチド性人工HGF
5 HGFの臨床開発と特殊環状ペプチド性人工HGFの可能性
第3章 線溶系活性化作用を持つ新規ペプチドと再生医療応用
1 はじめに
2 血液線溶と組織線溶
3 SPのプラスミノーゲン活性化促進作用
4 皮膚創傷治癒と組織線溶系
5 SPの皮膚創傷治癒促進作用
6 おわりに
第4章 オステオポンチン由来ペプチドによる血管新生と生体材料への可能性
第5章 ペプチドを利用した糖尿病・骨代謝疾患の機能再建と再生
1 超高齢化社会の骨代謝疾患と糖尿病の関係性とペプチド製剤による機能再建
2 CRFペプチドファミリーのインスリン分泌促進
3 CRFペプチドファミリーを介する血糖調節とアポトーシス抑制
4 1型糖尿病の再生医療の可能性-膵β細胞の分化・成熟
5 ペプチドホルモンによる膵β細胞の成熟促進
6 細胞間コミュニケーションによる品質管理と恒常性維持
7 ペプチドを利用したDDSと疾患の機能再建と再生
7.1 骨指向性型ペプチドDDS
7.2 ポリカチオン型P[Ap(DET)]ナノミセル粒子
7.3 セルフアセンブル(自己組織化)型ペプチドDDS
8 今後の展望
【第VI編 DDS】
第1章 バイオ医薬の経粘膜デリバリーにおける細胞膜透過ペプチド(CPPs)の有用性
1 はじめに
2 CPPsの発見と利用性
3 CPPsの種類とその特徴
4 CPPsの細胞膜透過メカニズム
5 CPPsの機能を利用した前臨床研究
5.1 CPPs-薬物架橋型による研究
5.2 CPPs非架橋型薬物送達研究
5.3 CPPs非架橋型薬物送達法における吸収促進メカニズム
6 臨床開発の状況
7 おわりに
第2章 タンパク質の細胞質送達を促進するヒト由来膜融合ペプチド
1 はじめに
2 細胞融合に関与するタンパク質の部分ペプチドの利用
3 ヒト由来の膜透過促進ペプチドの探索
4 ヒト由来の膜透過促進ペプチドS19の作用機序
5 おわりに
第3章 核酸医薬のデリバリーを指向したAib含有ペプチドの創製
1 はじめに
2 細胞膜透過性ペプチド中のAib残基の重要性
2.1 Peptaibol由来Aib含有ペプチドの細胞膜透過性
2.2 細胞膜透過性両親媒性ヘリックスペプチド中のAib残基の重要性
3 Aib含有細胞膜透過性ペプチドの核酸医薬のデリバリーツールとしての可能性
3.1 Peptaibol由来Aib含有ペプチドによるアンチセンス核酸の細胞内デリバリー
3.2 MAP(Aib)によるsiRNAの細胞内デリバリー
4 まとめ
第4章 ペプチド修飾リポソームによるDDS
1 はじめに
2 がんを標的としたペプチド修飾リポソーム
2.1 AG73ペプチドを利用した遺伝子デリバリー
2.2 AG73ペプチドを利用したドラッグデリバリー
2.3 AG73バブルリポソームを利用した超音波造影剤と遺伝子デリバリー
3 脳を標的としたペプチド修飾リポソーム
4 おわりに
第5章 機能性ペプチド修飾型エクソソームを基盤にした細胞内導入技術
1 はじめに
2 エクソソーム
3 エクソソームの細胞内移行におけるマクロピノサイトーシス経路の重要性
4 人工コイルドコイルペプチドを用いたエクソソームの受容体ターゲット
5 アルギニンペプチドのエクソソーム膜修飾によるマクロピノサイトーシス誘導促進と効率的な細胞内移行
6 おわりに
第6章 創薬研究におけるホウ素含有アミノ酸およびペプチド
1 はじめに
2 プロテアソーム阻害剤
3 ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)に用いるホウ素化合物
3.1 ホウ素アミノ酸
3.2 ホウ素ペプチド
4 結語
【第VII編 診断・イメージング】
第1章 胆道がんホーミングペプチドによる新規腫瘍イメージング技術の開発
1 はじめに
2 がん細胞選択的透過ペプチドの単離
3 胆管がん選択的透過ペプチドの開発
4 胆管がん細胞透過ペプチドBCPP-2のin vitro評価と改良点
5 担がんモデルマウスによるBCPP-2Rペプチドのin vivo評価
6 BCPP-2Rペプチドの細胞透過メカニズム
7 おわりに
第2章 機能ペプチドを利用した生体光イメージング
1 はじめに
2 生体光イメージングの鍵となる「生体の窓」
3 第1の生体の窓を利用した発光イメージング
4 酸素依存的分解機能ペプチド
5 細胞膜透過性ペプチド
6 ペプチドプローブを使った光イメージング
7 BRETを用いた生体光イメージングプローブ
8 おわりに
第3章 放射性標識ペプチドを用いた分子病理診断・内用放射線治療薬剤の開発
1 諸言
2 イメージングと内用放射線療法
3 ペプチドを放射性薬剤化する利点
4 放射性元素の利用とペプチドへの標識
5 臨床応用されている放射性標識ペプチドの開発プロセス
6 放射性ペプチド薬剤を用いた内用放射線療法
7 今後の展望;Theranosticsへの課題
第4章 ペプチド固定化マイクロビーズを用いたバイオ計測デバイスの開発
1 はじめに
2 ペプチド固定化担体にマイクロビーズを用いる利点
3 アミロイドペプチド固定化マイクロビーズの開発
4 皮膚感作性試験用ペプチド固定化マイクロビーズの開発
5 おわりに
第5章 ペプチドマイクロアレイPepTenChipシステムによる検査診断
1 はじめに
2 マイクロアレイによるバイオ検出の基盤技術と新規な生体計測法
3 バイオチップのための新規基板材料と表面化学
4 アレイ化法の検討とマイクロアレイのための蛍光検出器の設計製作
5 これまでのPepTenChipの基礎的研究における応用例
6 結語
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プラズマ産業応用技術―表面処理から環境,医療,バイオ,農業用途まで―《普及版》
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2017年刊「プラズマ産業応用技術」の普及版。表面処理・環境・医療・バイオ・農業用途まで様々な複合領域で産業応用が拡がっているプラズマ技術の進展をまとめた1冊!
(監修:大久保雅章)
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<<著者一覧>>
※執筆者の所属表記は、2017年当時のものを使用しております。
大久保雅章 大阪府立大学
西山秀哉 東北大学
浦島邦子 科学技術・学術政策研究所
高松利寛 神戸大学
沖野晃俊 東京工業大学
渡辺隆行 九州大学
清水一男 静岡大学
浪平隆男 熊本大学
水越克彰 東北大学
玉井鉄宗 龍谷大学
清野智史 大阪大学
堀部博志 (株)栗田製作所
西村芳実 (株)栗田製作所
難波愼一 広島大学
田村 豊 春日電機(株)
宮原秀一 東京工業大学
大久保雄司 大阪大学
山村和也 大阪大学
川口雅弘 (地独) 東京都立産業技術研究センター
油谷 康 日本バルカー工業(株)
高島和則 豊橋技術科学大学
水野 彰 豊橋技術科学大学
川上一美 富士電機(株)
宮下皓高 東京都市大学
江原由泰 東京都市大学
金 賢夏 (国研)産業技術総合研究所
寺本慶之 (国研)産業技術総合研究所
尾形 敦 (国研)産業技術総合研究所
早川幸男 岐阜大学
神原信志 岐阜大学
竹内 希 (国研)産業技術総合研究所
安岡康一 東京工業大学
村田隆昭 (株)東芝
山本 柱 日本山村硝子(株)
黒木智之 大阪府立大学
佐藤岳彦 東北大学
中谷達行 岡山理科大学
平田孝道 東京都市大学
高木浩一 岩手大学
金澤誠司 大分大学
金子俊郎 東北大学
佐々木渉太 東北大学
神崎 展 東北大学
栗田弘史 豊橋技術科学大学
松浦寛人 大阪府立大学
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<<目次>>
第1章 プラズマ生成技術と応用機器
1 機能性プラズマ流体の流動と応用
1.1 はじめに
1.2 プラズマ流体の機能性とプラズマ流動システム
1.3 熱および熱非平衡プラズマ流体の応用例
1.3.1 プラズマジェットの安定化・定値制御
1.3.2 プラズマ溶射の磁場制御
1.3.3 ハイブリッドプラズマ流動システム
1.3.4 細管内プラズマポンプシステム
1.4 非熱プラズマ流体の応用例
1.4.1 燃焼促進用DBDプラズマジェット
1.4.2 微粒子およびミストDBDプラズマアクチュエータチューブ
1.4.3 気泡プラズマジェットシステム
2 プラズマの産業応用に関する技術動向
2.1 プラズマ技術とは
2.2 プラズマ技術を利用した産業の歴史
2.3 プラズマを利用した産業
2.3.1 電気集塵機(Electrostatic Precipitator:EP)
2.3.2 家庭用空気清浄機
2.3.3 ごみ処理
2.3.4 表面処理(半導体製造,塗装など)
2.3.5 水処理
2.3.6 医療
2.3.7 農業
2.3.8 その他
2.4 今後の動向
3 低温プラズマの種類・発生方法と医療分野への応用
3.1 はじめに
3.2 大気圧低温プラズマの発生方法
3.2.1 バリヤ放電プラズマ
3.2.2 高周波電極放電プラズマ
3.2.3 グライディングアーク
3.2.4 LFプラズマジェット
3.2.5 電極放電プラズマジェット
3.2.6 ダイレクト型プラズマ処理
3.2.7 リモート型プラズマ処理
3.3 大気圧低温プラズマの応用とメカニズム
3.3.1 大気圧低温プラズマ中で生成される活性種
3.3.2 低温プラズマによる微生物の不活化
3.3.3 低温プラズマによる止血
3.4 おわりに
4 熱プラズマの種類,発生方法と応用
4.1 熱プラズマの特徴
4.2 熱プラズマの発生方法
4.2.1 直流アーク
4.2.2 高周波プラズマ
4.2.3 多相交流アーク
4.3 溶射
4.4 熱プラズマによるインフライト溶融
4.5 熱プラズマによるナノ粒子合成
4.5.1 金属間化合物ナノ粒子の合成と応用
4.5.2 セラミックスナノ粒子の合成と応用
4.6 熱プラズマによる廃棄物処理
4.7 熱プラズマプロセッシングの課題
5 マイクロプラズマの発生方法と応用
5.1 マイクロプラズマとは
5.2 マイクロプラズマの発生
5.3 マイクロプラズマ駆動回路について
5.4 マイクロプラズマの応用例
5.5 マイクロプラズマによる室内空気浄化
5.6 マイクロプラズマによる表面改質
5.7 マイクロプラズマによる能動的流体制御
5.8 マイクロプラズマによる能動的微粒子制御
5.9 まとめに代えて
6 パルスパワーを用いた非熱平衡プラズマ形成とその応用
6.1 はじめに
6.2 典型的なパルス放電様相の経時変化
6.3 汎用パルス放電による非熱平衡プラズマの形成
6.4 汎用パルス放電形成非熱平衡プラズマによるプラズマプロセス
6.5 ナノ秒パルス放電による非熱平衡プラズマの形成とそのプラズマプロセス
6.6 パルスパワーを用いた非熱平衡プラズマ形成とその応用の今後
7 流水中における放電プラズマ発生システムの開発と応用
7.1 水中での放電によるプラズマの生成
7.2 水中プラズマによる金属ナノ粒子の生成
7.3 プラズマによる有機化合物の分解と活性酸素種の発生
7.4 フロー式プラズマの開発
7.5 海水など電気伝導度の高い水のプラズマ処理
7.6 キャビテーションとプラズマの融合による材料プロセッシング
7.7 おわりに
8 分光計測によるプラズマ診断
8.1 可視域におけるプラズマ分光
8.2 受動分光による温度・密度計測
8.2.1 ドップラー拡がりによる原子・イオン温度計測
8.2.2 ボルツマンプロット法による電子温度計測
8.2.3 連続スペクトル放射を用いた電子温度計測
8.2.4 シュタルク拡がりによる電子密度計測
8.3 発光線強度比法による電子温度・密度計測
8.4 輻射輸送
8.5 分子分光による振動・回転温度計測
第2章 表面処理への応用
1 コロナ処理による表面改質技術
1.1 はじめに
1.2 コロナ処理装置の構成
1.2.1 コロナ処理装置の構成
1.2.2 導入事例
1.2.3 放電部の構成
1.3 表面の改質効果
1.3.1 接触角・ぬれ張力
1.3.2 化学的改質
1.3.3 物理的改質
1.4 経時変化
1.5 金属箔への処理
1.6 不織布への処理
1.7 おわりに
2 大気圧プラズマ表面処理装置の開発
2.1 はじめに
2.2 新しい大気圧プラズマ装置
2.2.1 マルチガスダメージフリープラズマジェット
2.2.2 平面処理用リニア型ダメージフリープラズマ
2.2.3 大気圧マルチガスコロナ
2.2.4 大気圧マルチガスマイクロプラズマ
2.2.5 マルチガス高純度熱プラズマ
2.2.6 温度制御プラズマ
2.3 大気圧プラズマを用いた表面処理
2.3.1 表面の親水化処理
2.3.2 銅酸化膜の還元処理
2.3.3 半導体レジストの剥離
2.4 低温プラズマを用いた表面付着物分析
2.5 おわりに
3 熱アシストプラズマ処理によるフッ素樹脂の表面改質
3.1 はじめに
3.2 フッ素樹脂
3.3 プラズマ処理中の圧力の影響
3.4 プラズマ処理中の試料表面温度の影響
3.5 おわりに
4 プラズマ表面処理の動向と医療用ゴム接着技術への応用
4.1 はじめに
4.2 プラズマ表面処理プロセスの動向
4.2.1 誘導結合型RFプラズマによる表面処理
4.2.2 DLCプラズマ表面処理
4.2.3 プラズマによる触媒表面処理
4.2.4 その他のプラズマによる表面処理の動向
4.3 プラズマ処理とプラズマグラフト重合処理
4.3.1 プラズマ処理の電極系の例
4.3.2 プラズマ表面処理とプラズマグラフト重合処理の効果
4.3.3 大気圧プラズマグラフト重合と接着性向上の原理
4.3.4 大気圧プラズマグラフト重合装置の概要
4.3.5 フッ素樹脂フィルムのブチルゴムに対する接着性向上と応用例
4.3.6 フッ素樹脂フィルムのブチルゴムに対する接着性向上の加硫(架橋)および接着の方法
4.3.7 フッ素樹脂フィルム-ブチルゴム複合体の剥離試験と試験結果
4.4 おわりに
5 プラズマイオン注入法による表面改質技術
5.1 緒言
5.2 高周波-高電圧パルス重畳型PBII&D法とは
5.2.1 概要
5.2.2 重畳型PBII&D法の独自のパラメータ
5.2.3 注入・成膜の同時処理
5.2.4 注入深さ
5.2.5 利点と欠点
5.3 複雑形状・微細形状への注入成膜
5.4 結言
6 プラズマ重合によるPTFEの表面処理
6.1 はじめに
6.2 フィルムの表面処理
6.3 多孔体の表面処理
6.3.1 PTFE多孔膜について
6.3.2 ePTFEの表面処理
6.3.3 PTFEナノファイバーの表面処理
6.4 おわりに
第3章 環境浄化への応用
1 自動車からの排気ガスの処理
1.1 はじめに
1.2 電気集塵によるディーゼルPMの除去
1.2.1 集塵電極表面の微細加工による再飛散抑制
1.2.2 電気集塵とDPFの併用によるディーゼルPMの除去
1.2.3 電気集塵とDPFの併用によるディーゼルPMの除去
1.3 放電プラズマによるディーゼルNOx浄化
1.3.1 プラズマによる尿素からのアンモニア直接合成
1.4 おわりに
2 船舶用ディーゼルエンジン排ガスの浄化
2.1 はじめに
2.2 背景
2.3 ESPの特徴
2.4 ESPの実用分野
2.5 船舶分野への応用
2.5.1 船舶用と道路トンネル用の違い(課題,問題点)
2.5.2 道路トンネル用ESPの改良
2.5.3 ホール型ESP(新考案)
2.6 実機レベルの試験
2.6.1 実船搭載の補機関を使った陸上試験
2.6.2 実船搭載の主機関を使った陸上試験
2.7 実用化に向けて
2.8 更なる高機能化
3 排ガスナノ粒子の電気集じん装置による捕集
3.1 はじめに
3.2 排ガス粒子の物性
3.3 排ガス粒子の排出源
3.4 電気集じん装置
3.5 再飛散現象
3.6 次世代電気集じん装置
4 プラズマ触媒複合プロセスによる有害ガス分解
4.1 はじめに
4.2 プラズマ触媒プロセスの概要と特徴
4.2.1 プラズマ触媒プロセスの概要
4.2.2 プラズマ触媒反応器の種類
4.3 有害ガスの分解事例
4.3.1 窒素酸化物(NOx)除去
4.3.2 脱臭とVOC分解
4.3.3 低温プラズマを用いた触媒調製と再生
4.3.4 相互作用のメカニズム
4.4 おわりに
5 大気圧プラズマを用いた水素製造
5.1 はじめに
5.2 実験装置および実験方法
5.2.1 流通式プラズマ反応器
5.2.2 バッチ式プラズマ反応器
5.2.3 プラズマ発生電源
5.3 プラズマメンブレンリアクターによる水素生成特性
5.3.1 H2分離特性(差圧の影響)
5.3.2 H2分離特性(水素濃度の影響)
5.3.3 NH3分解特性(バッチ式反応器)
5.3.4 PMRの高純度H2生成特性
5.3.5 PMRの水素透過メカニズム
5.4 おわりに
6 気泡プラズマを用いた水処理
6.1 はじめに
6.2 水中気泡内プラズマによる酢酸分解
6.3 水中気泡内プラズマによるPFOS分解
6.4 まとめ
7 気液混相放電によるOHラジカル生成水処理システム
7.1 はじめに
7.2 反応過程
7.3 モデル化
7.4 実験装置
7.5 実験結果および考察
7.6 結論
8 オゾンの生成技術とオゾン注入法による排ガス処理
8.1 はじめに
8.2 オゾンの生成技術
8.2.1 オゾンの性質
8.2.2 オゾン生成技術
8.2.3 オゾン発生装置
8.2.4 オゾンの応用分野
8.3 オゾン注入法による排ガス処理
8.3.1 プラズマ・ケミカル複合処理技術
8.3.2 ボイラ排ガス処理の例
8.3.3 ガラス溶解炉排ガス処理の例
8.4 おわりに
9 温室効果ガス(N2O,PFCs)の分解処理
9.1 大気圧低温プラズマを利用したN2O分解処理
9.2 低気圧誘導結合型プラズマを利用したPFCsの分解処理
第4章 医療・バイオ・農業への応用
1 プラズマ殺菌
1.1 はじめに
1.2 微生物の種類と形態ならびに病原性の発現
1.2.1 ウイルス
1.2.2 細菌
1.2.3 真菌
1.2.4 原虫
1.2.5 プリオン
1.3 紫外線およびオゾンによる微生物の不活化とその原理
1.4 プラズマによる微生物の不活化と原理
1.5 おわりに
2 低温プラズマを用いた生体適合性表面の設計と医療デバイス応用
2.1 はじめに
2.2 冠動脈ステント用のDLCの設計と適用
2.3 生体模倣DLCの設計と生体適合性評価
2.3.1 低温プラズマ処理によるDLC膜表面のゼータ電位制御
2.3.2 バイオミメティックスDLCの生体適合性評価
2.4 細管内面用の低温プラズマCVD法の開発と人工血管への適用
2.4.1 交流高電圧バースト低温プラズマCVD法の開発
2.4.2 細管内面DLCコーティングの物性評価
2.4.3 DLC人工血管の動物実験
2.5 おわりに
3 プラズマ照射/吸入による疾患の治療
3.1 はじめに
3.2 大気圧プラズマの医療応用
3.2.1 プラズマ照射/吸入による疾患治療
3.2.2 一酸化窒素と生体活性
3.2.3 プラズマ吸入による心筋梗塞の緩和治療
3.2.4 低酸素性脳症モデルラットへのプラズマ吸入による脳組織の保護及び再生
3.3 おわりに
4 高電圧・プラズマ技術の農業・水産分野への応用
4.1 はじめに
4.2 農水食分野への高電圧プラズマ利用の歴史
4.3 プラズマ照射による発芽制御
4.4 水中プラズマを用いた植物の生育促進
4.5 担子菌の子実体形成―キノコ生産性向上
4.6 高電圧を用いた鮮度保持
4.7 おわりに
5 植物への大気圧プラズマジェット照射の効果
5.1 植物処理用プラズマ源
5.2 シロイヌナズナへのプラズマ照射
5.3 カイワレ大根へのプラズマ照射
5.4 植物へのプラズマ照射の作用メカニズム
6 細胞膜輸送に対するプラズマ刺激の効果
6.1 はじめに
6.2 プラズマ照射による薬剤分子導入
6.3 細胞膜輸送を促進する最適なプラズマ刺激量
6.4 プラズマ促進細胞膜輸送における促進因子の同定
6.5 プラズマ間接照射が誘導する細胞膜輸送の詳細な作用機序
6.6 おわりに
7 プラズマ照射に対する生体応答
7.1 はじめに
7.2 プラズマ照射に対する生体応答における多階層性
7.3 溶液中に生成される活性種とその計測
7.4 生体分子損傷
7.5 ウイルスの不活化
7.6 枯草菌芽胞の不活化
7.7 出芽酵母へのプラズマ照射と細胞応答
7.8 おわりに
8 大気圧プラズマによるバイオディーゼル燃料無毒化
8.1 はじめに
8.2 フォルボールエステル
8.3 プラズマ源
8.4 PMAのプラズマ分解
8.5 プラズマ源の改良と放電ガスの影響
8.6 プラズマ誘起紫外線の効果
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レドックスフロー電池の開発動向《普及版》
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2017年刊「レドックスフロー電池の開発動向」の普及版。再生可能エネルギーの積極的な導入に伴い、電力貯蔵用二次電池として重要となるレドックスフロー電池の研究動向をまとめた1冊!
(監修:野﨑健,佐藤縁)
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<<著者一覧>>
※執筆者の所属表記は、2017年当時のものを使用しております。
野﨑健 元 (国研)産業技術総合研究所
佐藤縁 (国研)産業技術総合研究所
津島将司 大阪大学
増田洋輔 古河電池(株)
佐藤完二 LEシステム(株)
董雍容 住友電気工業(株)
片山靖 慶應義塾大学
大原伸昌 (株)ギャラキシー
中井重之 (株)ギャラキシー
塙健三 昭和電工(株)
市川雅敏 昭和電工(株)
井関恵三 昭和電工(株)
織地学 昭和電工(株)
丸山純 (地独)大阪産業技術研究所
吉原佐知雄 宇都宮大学
小林真申 東洋紡(株)
飯野匡 昭和電工(株)
重松敏夫 住友電気工業(株)
内山俊一 埼玉工業大学
鈴木崇弘 大阪大学
城間純 (国研)産業技術総合研究所
金子祐司 (国研)産業技術総合研究所
笘居高明 東北大学
本間格 東北大学
小柳津研一 早稲田大学
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<<目次>>
【第Ⅰ編 基礎】
第1章 レドックスフロー電池とは
1 はじめに
2 RFBの原理
3 RFBの原理的特長と難点
4 RFBの構成要素
4.1 電解液
4.2 電極材料
4.3 隔膜
4.4 その他のRFB構成材料
5 RFBの用途とコスト
6 RFBの用語について
7 おわりに
第2章 レドックスフロー電池の国内外研究動向
1 はじめに
2 セル(流路構造)
3 電極
4 隔膜
5 電解液およびレドックス反応系
6 実証事業など
7 まとめ
【第Ⅱ編 要素技術】
第3章 レドックスフロー電池およびレドックスキャパシタへの電池用セパレータ適用
1 はじめに
2 電池材料のコスト
3 汎用電池用セパレータ適用可能性の検討
3.1 原理
3.2 セパレータの種類とコスト
3.3 小型セルによる充放電試験
4 考察
5 応用例
5.1 レドックスフロー電池
5.2 レドックスキャパシタ
6 総括
第4章 電解液
1 バナジウム電解液
1.1 はじめに
1.2 レドックスフロー電池の電解液開発経緯
1.3 バナジウム電解液の特徴と性質
1.3.1 バナジウム電解液の酸化還元反応
1.3.2 電極との電子交換反応速度
1.4 火力発電所燃焼煤からの電解液原料バナジウム回収
1.4.1 原料バナジウムの市況価格の推移
1.4.2 オリマルジョン燃焼煤
1.4.3 スートマンプロセスによるメタバナジン酸アンモニウムの回収
1.4.4 石油コークス(PC)焚き火力発電所の燃焼煤
1.4.5 LEシステムの下方流燃焼炉によるバナジウムの回収
1.5 バナジウム電解液製造法
1.5.1 鹿島北共同発電の電解液製造法
1.5.2 LEシステムの電解液製造
1.6 バナジウム電解液のエネルギー密度向上に向けた新しい動き
2 チタン・マンガン系電解液
2.1 はじめに
2.2 チタン・マンガン系電解液の開発
2.2.1 電解液の要求事項
2.2.2 チタン・マンガン系電池の動作原理、課題
2.2.3 チタン・マンガン系電解液の基本特性
2.3 電池性能向上
2.3.1 抵抗成分
2.3.2 電極の表面処理
2.3.3 電流-電圧特性と出力特性
2.3.4 小型電池の試験結果
2.4 おわりに
3 イオン液体
4 高濃度バナジウム電解液
4.1 まえがき
4.2 VRFB電解液 高濃度化の試み
4.3 新規な電解液としての高濃度電解液
4.4 おわりに
第5章 電極材料
1 VGCF®TM電極を使った高出力RFB
1.1 はじめに
1.2 VGCF®の特性紹介
1.3 VGCF®シート
1.4 VGCF®シートをつかったRedox Flow Battey
1.5 おわりに
2 ポーラスカーボン電極表面におけるレドックス反応
2.1 はじめに
2.2 酸素含有官能基を付与した炭素表面におけるジオキソバナジウムイオン還元反応機構
2.3 Fe-N4サイト含有炭素薄膜の被覆によるジオキソバナジウムイオン還元反応の促進
2.4 3次元網目状構造を有する酸化黒鉛還元体におけるバナジウムイオン酸化還元反応
2.5 おわりに
3 ボロンドープダイヤモンド電極および活性炭繊維電極
3.1 ボロンドープダイヤモンド電極
3.1.1 概説
3.1.2 BDD電極の製膜と作製
3.1.3 基板の前処理
3.1.4 マイクロ波プラズマCVD法
3.1.5 製膜したBDDの観察
3.1.6 BDD電極の作製
3.1.7 電解液の作製
3.1.8 セルの作製
3.1.9 酸素終端処理と水素終端処理
3.1.10 バナジウム溶液中におけるBDD電極の電気化学特性
3.1.11 コバルト溶液中におけるBDD電極の電気化学特性
3.1.12 まとめと考察
3.2 活性炭繊維電極―フローセルにおける性能評価
3.2.1 活性炭繊維
3.2.2 概説
3.2.3 電解液の作製
3.2.4 セルの作製
3.2.5 定電流充放電試験
3.2.6 結果と考察
3.2.7 まとめと考察
3.3 総括
4 炭素電極
4.1 炭素電極の要求特性
4.2 炭素電極の導電性と電極活性
4.3 炭素電極の通液性と組織構造
4.4 炭素電極の耐久性
4.5 双極板一体化電極
4.6 薄型電極
第6章 双極板
1 はじめに
2 双極板の種類
2.1 不浸透性カーボン
2.2 膨張黒鉛系
2.3 プラスチックカーボン
3 要求特性
3.1 電気特性
3.2 耐久性
3.3 不純物
3.4 機械的特性
3.5 成形加工特性
4 最近の技術動向
5 おわりに
第7章 システム設計
1 大規模レドックスフロー(RF)電池
1.1 大規模蓄電池に要求される特性
1.2 レドックスフロー電池の基本システム構成
1.2.1 システム構成要素
1.2.2 システム設計
1.2.3 電気システムとしての構成
1.3 大規模レドックスフロー電池の設計例
1.3.1 需要家設置の例
1.3.2 電力系統での実証試験例
1.4 課題と今後の展開
2 多目的レドックスフロー電池
2.1 まえがき
2.2 緒言
2.3 多目的レドックスフロー電池
2.3.1 埼玉工業大学レドックスフロー電池
2.3.2 多目的レドックスフロー電池 ―レドックスキャパシタとしての利用―
2.4 レドックスフロー電池技術の新展開
2.5 結言
3 第2世代レドックスフロー電池
3.1 はじめに
3.2 第2世代レドックスフロー電池の電極流路構造
3.3 まとめ
3.4 謝辞
4 レドックスフロー電池の応用としての間接型燃料電池
4.1 「間接型燃料電池」の概念
4.2 固体高分子型燃料電池の原理と課題
4.3 固体高分子型燃料電池の課題解決の一手段としての間接型燃料電池
4.4 間接型燃料電池の開発課題
4.5 アノード(燃料極)側の間接化の研究動向
4.6 カソード(酸素極)側の間接化の研究動向
4.7 間接型燃料電池システム全体に関連する研究動向
第8章 評価手法
1 レドックスフロー電池のSOCの計測方法
1.1 電流積算法によるSOCの計測
1.2 OCVからSOCの計測
1.3 分光法によるSOCの計測
1.4 クーロメトリーによるSOCの計測
2 レドックスフロー電池の電解液の連続測定
2.1 はじめに
2.2 RFBの基本設計に必要な電解液の物性値
2.2.1 セルスタックのシャント電流損失とポンプ動力損失
2.2.2 セル性能に及ぼす電解液の特性
2.3 RFBの運転制御とモニタリング
2.4 RFBの電極材料の評価手法と電解液
2.5 おわりに
【第Ⅲ編 新規レドックスフロー電池の開発】
第9章 有機レドックスフロー電池
1 はじめに
2 有機レドックス種として用いられる分子類
2.1 キノン類
2.2 TEMPO、MVなどの利用
2.3 フェロセンなどの有機金属錯体の利用
2.4 その他
2.5 生体関連分子から
3 電極材料と隔膜
4 問題点・課題・今後の展開
第10章スラリー型レドックスフロー電池/キャパシタ
1 はじめに
2 セミソリッドフロー電池
3 電気化学フローキャパシタ
3.1 カーボン材料の高濃度化
3.2 レドックス反応容量利用
4 有機レドックスフローキャパシタ
5 結言
第11章 レドックスポリマー微粒子を活物質として用いたレドックスフロー電池
1 はじめに
2 有機レドックスフロー電池の構成
3 高密度レドックスポリマーの電荷貯蔵特性
3.1 レドックス活性基
3.2 主鎖構造
3.3 高密度レドックスポリマー層のレドックス応答
4 レドックス活性微粒子を用いたフロー電池
4.1 ポリマー微粒子のレドックス過程
4.2 レドックスフロー活物質として働く微粒子
5 おわりに
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フレキシブル熱電変換材料の開発と応用《普及版》
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2017年刊「フレキシブル熱電変換材料の開発と応用」の普及版。有機系材料のメカニズムからモジュール開発までの作製プロセス、材料探索には欠かせない材料特性評価、ヘルスケア・住環境などワイヤレスセンサーネットワークへの応用展開までを網羅した1冊。
(監修:中村雅一)
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<<著者一覧>>
※執筆者の所属表記は、2017年当時のものを使用しております。
中村雅一 奈良先端科学技術大学院大学
戸嶋直樹 山口東京理科大学名誉教授
石田敬雄 (国研)産業技術総合研究所
町田洋 東京工業大学
井澤公一 東京工業大学
小島広孝 奈良先端科学技術大学院大学
林大介 首都大学東京
客野遥 神奈川大学
中井祐介 首都大学東京
真庭豊 首都大学東京
野々口斐之 奈良先端科学技術大学院大学;(国研)科学技術振興機構
河合壯 奈良先端科学技術大学院大学
堀家匠平 神戸大学
石田謙司 神戸大学
宮崎康次 九州工業大学
末森浩司 (国研)産業技術総合研究所
小矢野幹夫 北陸先端科学技術大学院大学
荒木圭一 (株)KRI
伊藤光洋 古河電気工業(株)
桐原和大 (国研)産業技術総合研究所
中本剛 愛媛大学
仲林裕司 北陸先端科学技術大学院大学
向田雅一 (国研)産業技術総合研究所
塚本修 NETZSCH Japan(株)
池内賢朗 アドバンス理工(株)
橋本寿正 (株)アイフェイズ
馬場貴弘 (株)ピコサーム
関本祐紀 奈良先端科学技術大学院大学
竹内敬治 (株)NTTデータ経営研究所
青合利明 千葉大学
中島祐樹 九州大学
藤ヶ谷剛彦 九州大学
桂誠一郎 慶應義塾大学
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<<目次>>
【第I編 総論】
第1章 有機系熱電変換材料研究の歴史と現状、そして展望
1 はじめに
2 有機熱電変換材料の特徴
2. 1 物理学的視点
2. 2 化学的視点
2. 3 生物学的視点
2. 4 工学的視点
3 導電性高分子を用いる有機熱電材料の研究
4 導電性ポリアニリンの熱電性能の改善
5 高電導度の導電性高分子の熱電変換材料
6 有機系ハイブリッド熱電材料の研究
7 CNTを含む三元系ハイブリッド有機熱電材料
8 まとめと将来展望
第2章 フレキシブル熱電変換技術に関わる基本原理と材料開発指針
1 はじめに
2 熱電変換素子の基本構造とエネルギー変換効率
3 ゼーベック係数を表す一般式およびゼーベック係数と導電率の相反性
4 ゼーベック係数の様々な近似式
5 フレキシブル熱電変換素子特有の条件
【第II編 性能向上を目指した材料開発】
第1章 フレキシブル熱電変換素子に向けた有機熱電材料の広範囲探索
1 はじめに
2 有機熱電材料の広範囲探索結果
3 有望な材料系についての考察
第2章 高い熱電変換性能を示す導電性高分子:PEDOT系材料について
1 序
2 PEDOT系の合成,薄膜化技術
3 PEDOT系熱電材料の性能
4 おわりに
第3章 有機強相関材料における巨大ゼーベック効果
第4章 有機半導体材料における巨大ゼーベック効果
1 はじめに
2 巨大ゼーベック効果の発見
3 巨大ゼーベック効果の一般性
4 巨大ゼーベック効果の有用性
5 分子配向と巨大ゼーベック効果
6 基準振動解析
7 格子熱伝導率
8 おわりに
第5章 カーボンナノチューブのゼーベック効果
1 はじめに
2 ゼーベック効果と熱電変換素子
3 単層カーボンナノチューブ(SWCNT)
4 SWCNTのゼーベック係数(計算)
4. 1 半導体型(s-)と金属型SWCNT(m-SWCNT)のゼーベック係数
4. 2 直径依存性(1本のSWCNT)
4. 3 SWCNT-SWCNT接合の効果
4. 4 m-SWCNTとs-SWCNTの混合
4. 5 並列混合モデルの直径依存性
5 フィルムの熱電物性(測定)
6 最後に
第6章 カーボンナノチューブ熱電材料の超分子ドーピングによる高性能化
1 はじめに
2 ドーピングの重要性
3 ホスフィン誘導体を用いたn型カーボンナノチューブ
4 クラウンエーテル錯体を用いたn型カーボンナノチューブ
5 まとめ
第7章 有機強誘電体との界面形成に基づくカーボンナノチューブ熱電材料の極性制御
1 はじめに
2 カーボンナノチューブ熱電材料の極性制御手法
3 電界効果型ドーピングにおける有機強誘電体の利用
4 SWCNT/P(VDF/TrFE)積層素子の作製と熱電変換特性
5 π型モジュールの構築
6 おわりに
第8章 タンパク質単分子接合を用いたカーボンナノチューブ熱電材料の高性能化
1 はじめ
2 目指す接合構造とその作成法
3 タンパク質単分子接合による熱電特性の向上効果
4 おわりに
第9章 印刷できる有機-無機ハイブリッド熱電材料
1 はじめに
2 印刷の取り組み
3 ナノ粒子を用いた熱電薄膜
4 PEDOT:PSS-Bi2Te3コンポジット熱電
5 有機-無機材料界面の熱抵抗
6 まとめ
【第III編 モジュール開発】
第1章 フレキシブルなフィルム基板上に印刷可能な熱電変換素子
1 はじめに
2 ユニレグ型フレキシブル熱電変換素子
3 まとめ
第2章 インクジェットを活用したBi-Te系フレキシブル熱電モジュールの開発
1 はじめに
2 Bi-Te系熱電インクの開発とインクジェット熱電モジュール
3 Bi-Te系熱電インクを用いたナノバルクの作製と高性能化
4 おわりに
第3章 π型構造を有するフレキシブル熱電変換素子
1 はじめに
2 フレキシブル熱電変換素子とは
3 ナノ粒子の合成
4 インク化
5 薄膜の作製~カレンダ処理
6 π型フレキシブル熱電変換素子の作製
7 ファブリックモジュール
8 まとめと今後の展望
第4章 カーボンナノチューブ紡績糸を用いた布状熱電変換素子
1 はじめに
2 布状熱電変換素子の構造
3 ウェットスピニング法によるCNT紡糸法概要
4 CNT分散法の検討
5 バインダーポリマー量の検討
6 CNT紡績糸のn型ドーピング
7 CNT紡績糸への縞状ドーピングによる布状熱電変換素子の試作と評価
8 おわりに
第5章 導電性高分子を用いた繊維複合化熱電モジュール
1 はじめに
2 繊維複合化PEDOT:PSS素子の作製と構造
3 繊維複合化PEDOT:PSS素子の物性
4 繊維複合化PEDOT:PSS素子の熱電出力の試算と最適化
5 素子と電極の実効的な接触抵抗の低減
6 繊維複合化素子で作製したモジュールによる熱電発電
7 おわりに
【第IV編 材料特性評価】
第1章 マイクロプローブ法を用いた熱電変換材料のゼーベック係数測定法の開発
1 はじめに
2 ゼーベック係数測定法
2. 1 NagyとTothの方法
2. 2 定常法と微分法
3 マイクロプローブ法によるゼーベック係数測定装置
4 マイクロプローブ法を用いたゼーベック係数の分布測定
4. 1 亜鉛-アンチモン系熱電変換材料
4. 2 ビスマス-テルル系熱電変換材料
5 今後の展望と課題
第2章 異方性を考慮した有機系熱電材料の特性評価法
1 はじめに
2 有機熱電材料の評価
2. 1 有機熱電材料について
2. 2 PEDOT/PSSについて
2. 2. 1 構造異方性とその評価手法
2. 2. 2 異方性を考慮した特性評価結果
2. 3 キャリア評価手法について
2. 4 異方性を考慮した熱電モジュールデザイン
3 おわりに
第3章 SBA458 Nemesis(R)によるゼーベック係数測定とフラッシュアナライザーLFA467 HyperFlash(R)による熱拡散率・熱伝導率評価
1 はじめに
2 ゼーベック係数測定装置について
2.1 NETZSCH社製ゼーベック係数・電気伝導率測定システムSBA458 Nemesis(R)について
2. 2 SBA458 Nemesis(R)でのゼーベック係数(S)の測定原理
2. 3 SBA458 Nemesis(R)での電気伝導率(σ)の測定
2. 4 SBA458 Nemesis(R)による熱電変換材料の測定事例
3 フラッシュ法による有機薄膜の熱拡散率・熱伝導率測定
3. 1 フラッシュ法による薄膜試料の熱拡散率・熱伝導率測定
3. 2 面内方向における熱拡散率・熱伝導率の評価
4 おわりに
第4章 熱電計測に関わる総括とフレキシブル材料への応用
1 はじめに
2 試料厚さと測定法
2. 1 ゼーベック係数と電気抵抗率
2. 2 熱伝導率
3 薄板試料の測定法
3. 1 面内方向のゼーベック係数と電気抵抗率
3. 2 光交流法を用いた熱拡散率評価
4 おわりに
第5章 温度波熱分析法による熱伝導率・熱拡散率の迅速測定
1 はじめに
2 熱物性と温度波法
2. 1 熱物性
2. 2 熱拡散方程式
2. 3 熱拡散長・熱的に厚い条件と薄い条件
3 実際の装置
3. 1 測定システム
3. 2 温度波の位相変化から熱拡散率を求める方法
3. 3 温度依存性
3. 4 振幅の減衰から熱伝導率を測定する方法
3. 5 交流型熱電能を求める方法
4 まとめ
第6章 パルス光加熱サーモリフレクタンス法による熱物性値の測定
1 はじめに
2 光パルス加熱法
3 レーザーフラッシュ法
4 パルス光加熱サーモリフレクタンス法
5 ピコ秒サーモリフレクタンス法
6 ナノ秒サーモリフレクタンス法
7 応答関数法
8 界面熱抵抗の測定
9 まとめ
第7章 3ω法による糸状試料の熱伝導率評価
1 はじめに
2 3ω法の概要
3 3ω法の測定原理
4 3ω法による熱伝導率測定例
5 おわりに
【第V編 応用展開】
第1章 エネルギーハーベスティングの現状とフレキシブル熱電変換技術に期待されること
1 はじめに
2 エネルギーハーベスティング技術の概要
2. 1 様々なエネルギーハーベスティング技術
2. 2 光エネルギー利用技術
2. 3 力学的エネルギー利用技術
2. 4 熱エネルギー利用技術
2. 5 電波エネルギー利用技術
2. 6 その他のエネルギー利用技術
2. 7 関連技術
3 エネルギーハーベスティング技術の市場動向
3. 1 昔からあるエネルギーハーベスティング製品
3. 2 スタンドアロン製品からIoT応用へ
3. 3 IoT分野への熱電発電デバイスの活用
4 フレキシブル熱電変換技術に期待されること
4. 1 熱電変換技術全般への期待
4. 2 フレキシブル熱電変換技術への期待
第2章 フレキシブル熱電変換技術の応用展開と技術課題
1 はじめに
2 有機系熱電変換材料
2. 1 導電性ポリマー系熱電材料
2. 2 有機無機ハイブリッド系熱電材料
2. 3 CNTコンポジット系熱電材料
3 フレキシブル熱電変換モジュールの構造
3. 1 π型モジュール
3. 2 Uni-Leg型モジュール
3. 3 Planar型モジュール
3. 4 In-Plane型モジュール
4 フレキシブル熱電モジュールの応用展開
4. 1 センサネットワークにおける中低温排熱利用の微小自立電源
4. 2 エネルギーハーベスタを目指した富士フイルムの有機熱電変換モジュール
4. 3 健康社会実現に向けた体温利用のヘルスモニター電源
5 今後に向けたフレキシブル熱電モジュールの技術課題
5. 1 有機系熱電材料の課題
5. 2 フレキシブルモジュールの課題
第3章 「未利用熱エネルギー革新的活用技術」プロジェクトにおける有機系熱電変換技術への期待
1 序
2 プロジェクト内における有機系熱電材料の目指す応用出口,研究内容について
3 有機系熱電材料の性能について
4 有機系材料のための計測技術開発
5 おわりに
第4章 大気下安定n型カーボンナノチューブ熱電材料の探索
1 緒言
2 単層CNTシートのn型化
3 n型単層CNTシートの大気安定化
4 最後に
第5章 温熱感覚を呈示するフレキシブルな熱電変換デバイス「サーモフィルム」
1 はじめに
2 「サーモフィルム」
3 「サーモフィルム」によるヒューマンインタフェースの応用イメージ
4 フレキシブル熱電変換材料が拓くイノベーション
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生薬・薬用植物研究の最新動向《普及版》
¥3,850
2017年刊「生薬・薬用植物研究の最新動向」の普及版。国産化と安定供給が課題となっている生薬・薬用植物について、その有用成分の探索から臨床応用への展望までを収録した1冊。
(監修:高松智)
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<<著者一覧>>
※執筆者の所属表記は、2017年当時のものを使用しております。
高松智 昭和大学
渡辺均 千葉大学
新藤聡 千葉大学
池上文雄 千葉大学
秋葉秀一郎 福島県立医科大学
佐橋佳郎 福島県立医科大学
三潴忠道 福島県立医科大学
安藤広和 金沢大学
佐々木陽平 金沢大学
御影雅幸 東京農業大学
永津明人 金城学院大学
森川敏生 近畿大学
大野高政 松浦薬業㈱
今井昇治 松浦薬業㈱
和田篤敬 小林製薬㈱
荒井哲也 小林製薬㈱
落合和 星薬科大学
嶋田努 金沢大学附属病院
条美智子 富山大学
柴原直利 富山大学
小池佑果 昭和大学
北島満里子 千葉大学
三巻祥浩 東京薬科大学
黒田明平 東京薬科大学
松尾侑希子 東京薬科大学
小野政輝 東海大学
倉永健史 北海道大学
山崎真巳 千葉大学
伊藤卓也 富山大学
白畑辰弥 北里大学
小西成樹 北里大学
小林義典 北里大学
飯島洋 日本大学
五十嵐信智 星薬科大学
今理紗子 星薬科大学
杉山清 星薬科大学
多田明弘 ポーラ化成工業㈱
榎本有希子 ㈱ファンケル
山下弘高 岐阜薬科大学
田中宏幸 岐阜薬科大学
稲垣直樹 岐阜薬科大学
伊藤直樹 北里大学
永田豊 諏訪中央病院
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<<目次>>
【第1編 栽培技術・品質管理】
第1章 薬用植物の新たな苗生産技術
1 はじめに
2 薬用植物栽培における問題点
3 トウキにおける系統選抜と苗生産技術
3. 1 トウキ栽培の現状と問題点
3. 2 採種法の確立
3. 3 トウキ栽培におけるセル成型苗生産の導入
第2章 漢方生薬「黄連」の加工調製方法の変化に伴うアルカロイド含量への影響
1 はじめに
2 中国における黄連の加工調製方法
3 方法
3. 1 実験材料
3. 2 生薬の分別
3. 3 加熱によるアルカロイドへの影響
3. 4 試料の調製
3. 5 UPLCの測定条件
4 結果
4. 1 色調による分別
4. 2 分別した検体の定量
4. 3 加熱によるアルカロイドへの影響
5 考察
第3章 漢方生薬「麻黄」の国産化研究
1 はじめに
2 栽培圃場について
3 繁殖方法について
3. 1 種子繁殖
3. 2 挿し木法
3. 3 株分け法
4 栽培マオウの経年変化について
4. 1 実験材料及び方法
4. 2 結果
4. 3 考察
5 追肥効果について
5. 1 実験材料及び方法
5. 2 結果
5. 3 考察
6 まとめ
第4章 定量NMR(1H-qNMR)法による生薬成分の分析〜生薬キョウニン, トウニン, ウバイに含まれるamygdalin の定量を例に〜
1 はじめに
2 トウニン, キョウニン, ウバイとamygdalin
3 1H-qNMR法の条件検討 〜溶媒の検討〜
4 1H-qNMRの測定手順
4. 1 仲介物質HMD溶液の濃度決定
4. 2 Amygdalin標準品の純度決定と定量可能範囲の確認
4. 3 生薬中のamygdalin含有率の確認
5 測定の結果
6 HPLC測定値との比較
7 おわりに
【第2編 薬理】
第5章 カンカニクジュヨウ(Cistanche tubulosa)の耐糖能改善作用成分
1 はじめに
2 カンカニクジュヨウの含有成分
3 Echinacosideおよびacteosideの抗糖尿病作用
4 カンカニクジュヨウ含有フェニルエタノイド配糖体のα-グルコシダーゼおよびアルドース還元酵素阻害活性
5 おわりに
第6章 パフィアエキスパウダーの経口美肌素材としての有用性
1 はじめに
1. 1 皮膚の構造
1. 2 皮膚老化とコラーゲン
2 パフィアの加齢による皮膚老化に対する有用性
3 パフィアの紫外線による皮膚老化に対する有用性
4 パフィアエキスパウダーの皮膚線維芽細胞活性化作用
5 モニターアンケート調査
6 パフィアエキスパウダーの安全性
7 おわりに
第7章 大柴胡湯の抗肥満作用の検討
1 はじめに
2 漢方処方「大柴胡湯」
3 大柴胡湯の肥満に対する臨床効果
4 大柴胡湯の抗肥満効果に対する構成生薬の関与
5 大柴胡湯の抗肥満効果の作用機序
6 おわりに
第8章 黒ショウガ酢酸エチル可溶部の褐色脂肪細胞に対する効果
1 はじめに
2 間葉系幹細胞から各脂肪細胞への細胞系譜
3 白色脂肪細胞と褐色脂肪細胞の分布と特徴
4 褐色脂肪細胞のエネルギー代謝
5 自然発症2型糖尿病モデルマウスに対するKPの酢酸エチル画分の効果
6 褐色脂肪細胞に対するKPEの効果
7 初代褐色脂肪細胞に対するKPEポリメトキシフラボノイドの分化誘導効果
8 まとめ
第9章 五苓散の糖尿病モデルラットにおける水代謝調節作用の検討
1 はじめに
2 浮腫と糖尿病
3 水分代謝調節と水チャネル
4 水分代謝と漢方薬
5 実験概要
6 実験結果
7 まとめ
8 おわりに
【第3編 創薬シード】
第10章 古典から考える天然資源の利用と新たな創薬シーズの探索
1 はじめに
2 古典より生み出された新薬〜artemisinin〜
3 天然物活用法としての漢方
4 漢方特有の病状「瘀(お)血(けつ)」に作用する活性成分を求めて
第11章 薬用資源植物からの生物活性アルカロイドの探索
1 はじめに
2 Kopsia属植物含有アルカロイド
3 Voacanga africana含有アルカロイド
4 おわりに
第12章 薬用植物の生物活性成分の検討
1 はじめに
2 ビャクダン心材の成分と腫瘍細胞毒性
2. 1 ビャクダンについて
2. 2 ビャクダンの心材の成分と化学構造
2. 3 化合物1-24の腫瘍細胞毒性と構造活性相関
2. 4 アポトーシス誘導活性
2. 5 PPAR-γリガンドとの併用による腫瘍細胞毒性増強作用
3 レモンガヤの葉から単離されたトリテルペンの膵リパーゼ阻害活性と血中トリグリセリド低下作用
3. 1 レモンガヤについて
3. 2 レモンガヤの葉の主成分とその化学構造
3. 3 シンボポゴノールの膵リパーゼ阻害活性と血中TG低下作用
4 フキタンポポの葉より単離・同定されたアルドース還元酵素阻害物質
4. 1 植物抽出エキスのアルドース還元酵素阻害活性のスクリーニング
4. 2 フキタンポポの葉のAR阻害活性の探索とその化学構造
4. 3 化合物26-36のAR阻害活性
5 ビロードモウズイカの葉より単離・同定されたキサンチンオキシダーゼ阻害物質
5. 1 植物抽出エキスのキサンチンオキシダーゼ酵素阻害物質のスクリーニング
5. 2 ビロードモウズイカの葉のXO阻害活性の探索とその化学構造
5. 3 化合物37と38のXO阻害活性
6 結語
第13章 樹脂配糖体の化学構造に関する研究
1 はじめに
2 ヤラピンの構造研究
2. 1 樹脂配糖体画分の構成有機酸の研究
2. 2 樹脂配糖体画分の構成オキシ脂肪酸および構成単糖の研究
2. 3 樹脂配糖体画分の構成配糖酸の研究
2. 4 真性樹脂配糖体の研究
3 コンボルブリンの構造研究
3. 1 PharbitinのIndium(Ⅲ)Chloride処理生成物の研究
3. 2 Negative-ion FAB-MSによるPharbitinの構成樹脂配糖体の考察
4 おわりに
第14章 化学合成を駆使した稀少天然物化学研究
第15章 薬用成分の生合成制御に関するゲノム機能学的研究
1 はじめに
2 薬用植物を対象としたゲノム科学の世界的な動向
3 薬用植物のトランスクリプトーム解析
4 トランスクリプトームとメタボロームの統合解析
5 ゲノム情報に基づくトランスクリプトーム解析
6 合成生物学による植物由来アルカロイド生産への応用
7 ゲノム編集による代謝エンジニアリングの可能性
8 まとめ
第16章 ミャンマー伝統医学の最新動向と薬用植物の科学的根拠の解明
1 はじめに
2 ミャンマー伝統医学の伝承
2. 1 ミャンマー伝統医学の現状
2. 2 ミャンマー伝統薬と薬用植物園
2. 3 ミャンマー伝統薬と配置薬
3 ミャンマー産薬用植物由来の活性物質の探索
3. 1 Jatropha multifidaの抗インフルエンザ活性
3. 2 ミャンマー産薬用植物由来の抗ウイルス活性物質
3. 3 ミャンマー産薬用植物由来の抗リーシュマニア活性物質
4 おわりに
第17章 フローリアクターを利用したサポニンの合成研究
1 序
2 結果
2. 1 C-28位配糖化
2. 2 連続的フロー式C-28位配糖化-バッチ式脱保護法の検討
2. 3 フロー式C-3位配糖化の検討
2. 4 フロー式C-3位配糖化の検討
3 おわりに
【第4編 臨床応用】
第18章 柴胡加竜骨牡蛎湯の血管内皮前駆細胞保護作用
1 序論
2 柴胡加竜骨牡蛎湯のEPC保護作用評価実験
2. 1 概要
2. 2 実験方法
2. 3 酸化ストレス抑制測定
2. 4 炎症性サイトカイン量
3 結論
第19章 腸管のアクアポリンに対する生薬大黄の作用
1 はじめに
2 大黄およびセンナの瀉下作用
3 生体内での水輸送タンパク質;アクアポリン
4 腸管におけるAQPの役割;大腸での水輸送機構
5 大黄およびセンノシドAの瀉下作用における大腸AQP3の役割
5. 1 大黄およびセンノシドAの瀉下作用と大腸AQP3との関係
5. 2 センノシドA投与による大腸AQP3の発現低下メカニズム
6 おわりに
第20章 有用植物の化粧品への応用と現状
1 はじめに
2 方法
2. 1 アサガオカラクサ抽出物の調製
2. 2 アサガオカラクサ抽出物のエストロゲン受容体タンパク発現作用
2. 3 アサガオカラクサ抽出物の成長ホルモン受容体タンパク発現作用
2. 4 アサガオカラクサ抽出物のエストロゲン受容体増加によるコラーゲン産生作用
2. 5 アサガオカラクサ抽出物の成長ホルモン受容体増加によるコラーゲン産生作用
2. 6 UVA照射によるエストロゲン受容体のmRNA発現量
3 結果
3. 1 アサガオカラクサ抽出物のエストロゲン受容体タンパク発現作用
3. 2 アサガオカラクサ抽出物の成長ホルモン受容体タンパク発現作用
3. 3 アサガオカラクサ抽出物のエストロゲン受容体増加によるコラーゲン産生作用
3. 4 アサガオカラクサ抽出物の成長ホルモン受容体増加によるコラーゲン産生作用
3. 5 UVA照射によるエストロゲン受容体のmRNA発現量
4 化粧品への応用
5 おわりに
第21章 生薬・有用植物由来成分の新規美白機能研究“Macrophage migration inhibitoryfactor(MIF)分泌”への検討・応用
1 はじめに
2 メラノサイトにおけるメラニン合成に着目した抑制成分
3 紫外線によるメラノサイトの活性化パラクラインネットワーク機構
4 MIFによるケラチノサイトを介したシミ形成促進メカニズム
5 MIF分泌抑制剤と美白効果
6 Centaurea cyanus抽出物のMIF分泌抑制機能と美白効果
7 おわりに
第22章 食物アレルギーに対する和漢薬の有用性の検討
1 食物アレルギー
1. 1 アレルギーの現状
1. 2 食物アレルギーの現状
1. 3 食物アレルギーが誘導される機序
1. 4 消化管免疫
1. 5 アレルギーと腸内細菌
1. 6 食物アレルギーの治療
2 アレルギーと漢方薬
2. 1 慢性アレルギー疾患と漢方薬
2. 2 食物アレルギー治療における漢方薬など
2. 3 食物アレルギー治療における漢方薬の課題
2. 4 食物アレルギー治療における漢方薬の可能性
第23章 社会的ストレス誘発うつ様行動並びに脳内炎症に対する香蘇散の効果
1 はじめに
2 社会的ストレス誘発うつ様行動に対する香蘇散の効果
3 社会的ストレス誘発脳内炎症に対する香蘇散の効果
4 まとめ
第24章 〈トピック〉腸間膜静脈硬化症と漢方方剤の関連性
1 要旨
2 はじめに
3 疾患概念形成と呼称
4 漢方薬との関連性
4. 1 症例報告・症例集積報告
4. 2 山梔子服用者
4. 3 漢方専門外来における検討
5 山梔子含有医療用漢方製剤
5. 1 山梔子含有一般医薬品
5. 2 山梔子使用の注意点
6 本疾患を早期発見するための注意点
6. 1 リスク
6. 2 病態
6. 3 症状
6. 4 診断・画像診断の注意点
6. 5 腹部単純X線・腹部単純CT・注腸X線
6. 6 腹部超音波検査
6. 7 大腸内視鏡
6. 8 鑑別診断・組織学的検査
6. 9 腸間膜静脈硬化症の治療
6. 10 腸間膜静脈硬化症の管理
7 まとめ
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生体ガス計測と高感度ガスセンシング《普及版》
¥4,290
2017年刊「生体ガス計測と高感度ガスセンシング」の普及版。呼気ならびに皮膚ガスによる疾病・代謝診断および、生体ガス計測のための高感度ガスセンシング技術について解説した1冊!
(監修:三林浩二)
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<<著者一覧>>
※執筆者の所属表記は、2017年当時のものを使用しております。
三林浩二 東京医科歯科大学
奥村直也 中部大学
下内章人 中部大学
近藤孝晴 中部大学
財津崇 東京医科歯科大学
川口陽子 東京医科歯科大学
宮下正夫 日本医科大学千葉北総病院
山田真吏奈 日本医科大学千葉北総病院
佐藤悠二 ㈱セント.シュガージャパン
木村那智 ソレイユ千種クリニック
魚住隆行 ㈱HIROTSUバイオサイエンス
広津崇亮 九州大学
梶山美明 順天堂大学
三浦芳樹 順天堂大学
藤村務 東北医科薬科大学
樋田豊明 愛知県がんセンター中央病院
高野浩一 大塚製薬㈱
品田佳世子 東京医科歯科大学
藤澤隆夫 三重病院
荒川貴博 東京医科歯科大学
當麻浩司 東京医科歯科大学
大桑哲男 名古屋工業大学
光野秀文 東京大学
櫻井健志 東京大学
神崎亮平 東京大学
都甲潔 九州大学
野崎裕二 東京工業大学
中本高道 東京工業大学
今村岳 物質・材料研究機構
柴弘太 物質・材料研究機構
吉川元起 物質・材料研究機構
林健司 九州大学
菅原徹 大阪大学
菅沼克昭 大阪大学
鈴木健吾 新コスモス電機㈱
山田祐樹 ㈱NTTドコモ
檜山聡 ㈱NTTドコモ
李丞祐 北九州市立大学
花井陽介 パナソニック㈱
沖明男 パナソニック㈱
下野健 パナソニック㈱
岡弘章 パナソニック㈱
壷井修 ㈱富士通研究所
西澤美幸 ㈱タニタ
佐野あゆみ ㈱タニタ
佐藤等 ㈱タニタ
池田四郎 ㈱ガステック
石井均 ㈲アルコシステム
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<<目次>>
【第I編 呼気ならびに皮膚ガスによる疾病・代謝診断】
第1章 生体ガスによる疾病診断及びスクリーニングと今後の可能性
1 疾病・代謝由来ガスの酵素触媒機能に基づく高感度計測
1.1 はじめに
1.2 薬物代謝酵素を用いた生化学式ガスセンサ(バイオスニファ)
1.2.1 魚臭症候群(遺伝疾患)の発症関連酵素を用いたトリメチルアミン用バイオスニファ
1.2.2 口臭成分メチルメルカプタン用の光ファイバー型バイオスニファ
1.3 脂質代謝・糖尿病のためのバイオスニファ
1.3.1 酵素の逆反応を用いたアセトンガス用バイオスニファ
1.3.2 イソプロパノール用バイオスニファ
1.4 アルコール代謝の呼気計測による評価
1.4.1 エタノールガス用バイオスニファ
1.4.2 アセトアルデヒドガス用バイオスニファ
1.4.3 飲酒後の呼気中エタノール&アセトアルデヒド計測
1.5 酵素触媒機能を用いた多様な生化学式ガスセンサ
1.5.1 加齢臭ノネナールのバイオセンシング
1.5.2 酵素阻害のメカニズムを利用したニコチンセンサ
1.5.3 酵素によるガス計測の特徴を生かした「デジタル無臭透かし」
1.6 おわりに
2 呼気分析の臨床的背景,呼気診断法の現状と課題
2.1 はじめに
2.2 呼気診断の歴史
2.3 呼気成分の由来
2.4 腸内発酵に伴う呼気水素
2.5 アセトンと脂質代謝
2.6 呼気アセトンと心不全
2.7 呼気採取法と保管法
2.8 随時呼気採取による呼気低分子化合物の検討
2.9 おわりに
3 口気・呼気診断による口臭治療
3.1 はじめに
3.2 口臭の主な原因物質とその生成機序
3.3 口臭測定法
3.3.1 口臭測定条件
3.3.2 口気と呼気の官能検査
3.3.3 測定機器による口臭検査
3.4 口臭症の国際分類
3.4.1 真性口臭症
3.4.2 仮性口臭症
3.4.3 口臭恐怖症
3.5 診断と治療のガイドライン
3.5.1 真性口臭症の診断と治療
3.5.2 仮性口臭症の診断と治療
3.5.3 口臭恐怖症の診断と治療
3.6 おわりに
4 がん探知犬
4.1 はじめに
4.2 がん探知犬に関する報告
4.3 研究方法と成果
4.4 がんが発するにおい物質
4.5 がん探知犬研究の将来
5 糖尿病アラート犬
5.1 糖尿病アラート犬とは
5.2 糖尿病アラーと犬の育成方法
5.3 糖尿病アラート犬の現状と問題点
5.4 糖尿病アラート犬の低血糖探知能力に関する検証
5.5 低血糖探知の科学的裏付け
5.6 CGMとの比較
5.7 CGMの時代における糖尿病アラート犬の意義
5.8 日本における糖尿病アラート犬の育成
5.9 揮発性有機化合物の低血糖モニタリングへの応用
6 線虫嗅覚を利用したがん検査
6.1 はじめに
6.2 がん検査の現状
6.3 がんには特有の匂いがある
6.4 嗅覚の優れた線虫
6.5 線虫はがんの匂いを識別する
6.6 線虫嗅覚を利用したがん検査N-NOSE
6.7 N-NOSE の精度
6.8 生物診断N-NOSE の特徴
6.9 今後の展望
第2章 呼気・皮膚ガスによる疾病・代謝診断
1 食道がん患者の呼気に含まれる特定物質
1.1 はじめに
1.2 研究の目的
1.3 研究の方法
1.3.1 呼気の収集と吸着
1.3.2 ガスクロマトグラフィー・マススペクトロメトリー(GC/MS)
1.4 結果
1.5 考察
2 呼気肺がん検査
2.1 はじめに
2.2 呼気検査について
2.2.1 健常者の呼気
2.2.2 肺がん患者と健常者での呼気の違い
2.2.3 肺がんの呼気分析
2.2.4 呼気成分解析システムによる肺がん検出の試み
2.2.5 呼気からの遺伝子異常推定の試み
2.2.6 呼気凝縮液を用いた肺がんの遺伝子異常の検出
2.3 おわりに
3 ピロリ菌の測定:尿素呼気試験法
3.1 はじめに
3.2 H. pyloriの特徴
3.3 診断と治療
3.4 13C 尿素呼気試験法
3.5 測定原理
3.6 POCone の動作原理
3.7 測定原理
3.8 POCone(R)の現状
4 呼気中アセトンガスの計測意義
4.1 はじめに
4.2 呼気中にアセトンガスが生じるしくみ
4.3 病気ではなく,生活上の原因
4.3.1 過度なダイエット,糖質制限,飢餓状態
4.3.2 激しい運動
4.4 病気および代謝異常による原因
4.4.1 糖尿病
4.4.2 糖尿病性ケトアシドーシス
4.4.3 高脂肪質食症,肝機能障害・肝硬変,高ケトン血症をきたす疾患・症状など
4.4.4 子供の周期性嘔吐症・自家中毒・アセトン血性嘔吐症
4.5 呼気中アセトンガスの計測意義と測定について
5 呼気診断による喘息管理
5.1 はじめに
5.2 喘息の病態と呼気診断
5.3 一酸化窒素:NO
5.3.1 NO産生のメカニズム
5.3.2 呼気NOの測定方法
5.3.3 喘息の診断における呼気NO測定
5.3.4 喘息治療管理における呼気NO測定
5.4 硫化水素:H2S
5.5 一酸化炭素:CO
5.6 おわりに
6 呼気アセトン用バイオスニファ(ガスセンサ)による脂質代謝評価
6.1 はじめに
6.2 アセトンガス用の光ファイバ型バイオスニファ
6.2.1 光ファイバ型バイオスニファの作製
6.2.2 アセトンガス用バイオスニファの特性評価
6.3 運動負荷における呼気中アセトン濃度の計測
6.3.1 バイオスニファを用いた運動負荷における呼気中アセトン濃度の計測方法
6.3.2 運動負荷に伴う呼気中アセトン濃度の経時変化
6.4 まとめと今後の展望
7 皮膚一酸化窒素の計測
7.1 はじめに
7.2 一酸化窒素(NO)の生理的機能
7.2.1 血管拡張のメカニズム
7.3 NO 測定方法
7.3.1 皮膚ガスの特徴
7.4 ヒトの皮膚ガス採取方法
7.5 ラットの皮膚ガス採取方法
7.6 糖尿病・肥満と皮膚ガスNO 濃度
7.7 運動・低酸素環境と皮膚ガスNO 濃度
7.8 おわりに
【第II編 生体ガス計測のための高感度ガスセンシング技術】
第1章 計測技術の開発
1 昆虫の嗅覚受容体を活用した高感度匂いセンシング技術
1.1 はじめに
1.2 昆虫の嗅覚受容体の特徴
1.3 「匂いセンサ細胞」によるセンシング技術
1.3.1 性フェロモン受容体を用いた「匂いセンサ細胞」の原理検証
1.3.2 一般臭検出素子の開発
1.3.3 細胞パターニングによる匂い識別技術
1.4 「匂いセンサ昆虫」によるセンシング技術
1.5 おわりに
2 抗原抗体反応やAI を用いたガスセンシング
2.1 はじめに
2.2 超高感度匂いセンサ
2.3 AI を用いた匂いセンサ
2.4 展望
3 呼気・皮膚ガスのための可視化計測システム(探嗅カメラ)
3.1 はじめに
3.2 酵素を利用した生体ガスの高感度センシング
3.3 生体ガス中エタノール用の可視化計測システム「探嗅カメラ」
3.3.1 エタノールガス用探嗅カメラ
3.3.2 呼気・皮膚ガス中エタノールの可視化計測とアルコール代謝能の評価応用
3.4 おわりに
4 機械学習を用いた匂い印象の予測
4.1 はじめに
4.2 匂いの印象予測の原理
4.3 計算機実験の準備
4.4 深層ニューラルネットワークによる匂い印象予測
4.5 オートエンコーダによる次元圧縮
4.6 予測モデルの訓練
4.7 次元圧縮手法の比較
4.8 ニューラルネットワークの印象予測精度
4.9 研究の今後の展望
5 超小型・高感度センサ素子MSS を用いた嗅覚センサシステムの総合的研究開発
5.1 はじめに
5.2 膜型表面応力センサ(MSS)
5.3 MSS を用いた呼気診断
5.4 感応膜の開発
5.5 ニオイの評価法
5.6 おわりに
6 匂いの可視化システム
6.1 はじめに
6.2 匂いの可視化センシング
6.2.1 匂いの質の可視化:匂いコードセンサと匂いクラスタマップ
6.2.2 生体由来の匂いと匂い型に基づく人の識別
6.3 匂いの可視化とイメージセンシング
6.3.1 匂いイメージセンサ
6.3.2 匂い可視化例
6.4 匂いセンサのハイパー化
6.5 おわりに
7 ヘルスケアを目的とした揮発性有機化合物(VOC)を検出するナノ構造のガスセンサ素子
7.1 はじめに
7.2 酸化モリブデンとナノ構造の基板成長
7.3 ガスセンサ素子の作製とセンサ特性
7.4 まとめ
8 口臭測定器 ブレストロンII-高感度VSC センサによる呼気中VSC 検出機構と活用事例-
8.1 はじめに
8.2 口臭測定器に要求される性能
8.3 ブレストロンIIの検出メカニズム
8.4 高感度VSC センサの構造と検出原理
8.5 高感度VSC センサの感度特性
8.6 ブレストロンIIを用いた性能評価(測定条件の影響)
8.7 ガスクロによる計測結果との相関
8.8 使用上の注意点
8.9 ブレストロンの活用事例
9 生体ガス計測におけるドコモの取り組み
9.1 はじめに
9.2 呼気計測装置の開発とセルフ健康検査への応用
9.3 皮膚ガス計測装置の開発と健康管理への応用
9.4 おわりに
10 呼気中アンモニアの即時検知を目指した水晶振動子ガスセンサシステムの開発
10.1 はじめに
10.2 水晶発振子の原理および検知膜の製膜過程の追跡
10.3 湿度およびアンモニアに対する応答特性の評価
10.4 呼気中のアンモニアガス検知
10.5 おわりに
第2章 メーカーによる研究開発の動向
1 肺がん診断装置の開発
1.1 はじめに
1.2 肺がんバイオマーカーとその測定技術
1.2.1 肺がんバイオマーカー
1.2.2 揮発性肺がんバイオマーカー
1.2.3 揮発性肺がんマーカーの測定技術
1.3 呼気肺がん診断システムの開発
1.3.1 呼気濃縮技術の開発
1.3.2 呼気診断センサチップの開発
1.3.3 呼気診断センサチップ測定装置の開発
1.4 おわりに
2 アンモニア成分の測定技術と携帯型呼気センサーの開発
2.1 はじめに
2.2 呼気分析に高まる期待
2.3 新しいアンモニア検知材料CuBr
2.4 高感度・高選択なセンサーデバイス
2.5 手軽で迅速な呼気センサーシステム
2.6 呼気中アンモニア濃度のサンプリング測定
2.7 ガス選択性と呼気分析の新たな応用
2.8 おわりに
3 脂肪燃焼評価装置
3.1 はじめに
3.2 直接熱量測定による消費エネルギー評価
3.3 これまで研究されてきた「脂肪燃焼評価法」
3.4 呼気アセトン濃度分析による脂肪燃焼評価法
3.5 脂肪燃焼評価における今後の展望
3.6 おわりに
4 見えない疲労の見える化 ~パッシブインジケータ法を用いた皮膚ガス測定~
4.1 働き方と疲労
4.2 パッシブインジケータの開発
4.2.1 パッシブインジケータ
4.2.2 皮膚ガスとは
4.2.3 皮膚アンモニア
4.2.4 皮膚アンモニアの測定法
4.3 パッシブインジケータの仕組み
4.3.1 構造
4.3.2 比色認識の原理
4.3.3 使い方
4.4 アプリケーション例
4.4.1 製造業における現場作業者とデスクワーカー(日内変動)
4.4.2 介護施設における介護職従業員(週内変動)
4.4.3 公立中学校における教員(週内変動)
4.5 今後の展望
5 生体ガス分析用質量分析装置
5.1 はじめに
5.2 生体ガス分析用質量分析装置
5.2.1 装置の概要と原理
5.2.2 生体ガス濃度分析における質量分析計の利点
5.3 ガス気量(換気量)の計測
5.4 生体ガス分析におけるガス濃度の意味と留意点
5.5 生体ガス気量(換気量)の表示法
5.6 酸素消費量や二酸化炭素排出量などのガス出納量の算出法
5.7 ガス分析と気量計測とのラグタイム補正
5.8 ガスサンプリングの手法
5.8.1 マルチサンプリング
5.8.2 膜透過サンプリング
5.9 生体ガス分析の応用例
5.9.1 人の呼気ガス分析
5.9.2 微生物・細胞培養排ガス分析
5.9.3 動物の呼気ガス分析
5.9.4 13CO2/12CO2 安定同位体ガス分析
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高分子微粒子ハンドブック《普及版》
¥5,280
2017年刊「高分子微粒子ハンドブック」の普及版。高分子微粒子の作製、構造制御・機能化、測定・分析など多岐にわたる研究を詳述し、各項目末には実験条件や素材、器具、測定技術をまとめた「実験項」も掲載した1冊!
(監修:藤本啓二)
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<<著者一覧>>
※執筆者の所属表記は、2011年当時のものを使用しております。
藤本啓二 慶應義塾大学
鈴木清 福井大学
福井有香 慶應義塾大学
榎本航之 山形大学
菊地守也 山形大学
川口正剛 山形大学
安田昌弘 大阪府立大学
清水秀信 神奈川工科大学
谷口竜王 千葉大学大学院
杉原伸治 福井大学
酒井健一 東京理科大学
酒井秀樹 東京理科大学
高見拓 理化学研究所
村上義彦 東京農工大学
小関英一 (株)島津製作所
塚田雄亮 ホソカワミクロン(株)
辻本広行 ホソカワミクロン(株)
福井寛 福井技術士事務所
神谷秀博 東京農工大学大学院
田中克史 京都工芸繊維大学
中野政身 東北大学
渡部花奈子 東北大学大学院
長尾大輔 東北大学大学院
藤井秀司 大阪工業大学
中村吉伸 大阪工業大学
藪浩 東北大学
菊池明彦 東京理科大学
小石眞純 東京理科大学
不動寺浩 (国研)物質・材料研究機構
三ツ石方也 東北大学
高宇 東北大学
朱慧娥 東北大学
山本俊介 東北大学
宮下徳治 東北大学
竹岡敬和 名古屋大学
桑折道済 千葉大学
木俣光正 山形大学
松尾亮太郎 スペクトリス(株)
則末智久 京都工芸繊維大学
池田純子 日本ルフト(株)
村田薫 日本エフイー・アイ(株)
高橋幸生 大阪大学
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<<目次>>
【第1編 高分子微粒子とは】
1 はじめに
2 高分子微粒子の特徴
3 微粒子を測定する
4 微粒子をデザインする
4. 1 微粒子で集める
4. 2 微粒子で見る・検出する
4. 3 微粒子で分ける
4. 4 微粒子が立ちなおらせる
4. 5 微粒子で作る
4. 6 微粒子で運ぶ
4. 7 微粒子で形作る
5 高分子微粒子をつくる
5. 1 単量体(モノマー)からつくる
5. 2 ポリマーからつくる
6 高分子微粒子を集める
7 まとめて次へ
【第2編 高分子微粒子の作製】
第1章 合成的手法
1 乳化重合
1. 1 はじめに
1. 2 乳化重合と類似の不均一系でのラジカル重合と,それらの利点
1. 3 様々な不均一系ラジカル重合
1. 4 乳化重合の操作の一例
1. 5 典型的な乳化重合での系の状態の変化
1. 6 粒子直径への仕込み条件の影響の典型的なパターン
1. 7 ソープフリー乳化重合
1. 8 シード乳化重合
1. 9 マイクロエマルション重合
1. 10 乳化重合などの微粒子分散系ラジカル重合の重合速度
実験項:スチレンの乳化重合
2 ミニエマルション重合
2. 1 はじめに
2. 2 炭酸カルシウムハイブリッドナノ粒子の作製
2. 3 蛍光性ハイブリッドナノ粒子の作製
2. 4 まとめ
実験項:炭酸カルシウムハイブリッドナノ粒子の作製
3 分散重合
3. 1 はじめに
3. 2 不均一系重合における分散重合法の特徴と合成指針
3. 3 線状およびブロック共重合体を分散剤として用いた微粒子合成
3. 4 マクロモノマーを用いた微粒子合成
3. 5 分散重合による微粒子核形成機構と微粒子径制御
3. 6 おわりに
実験項:非極性媒体分散重合法によるpoly(MMA-co-AN)微粒子の合成
4 懸濁重合
4. 1 はじめに
4. 2 懸濁重合の重合動力学
4. 3 懸濁重合における粒径制御
4. 4 単分散な高分子微粒子の調整
4. 5 ガラス球充填層と管型反応器を組み合わせた新しい連続懸濁重合
4. 6 ガラス球充填層によって作製されるモノマー液滴径の支配因子
4. 7 管型反応器を用いたエマルションの連続重合
実験項:連続液滴作製および連続管型反応器による高分子微粒子の連続合成
5 沈殿重合
5. 1 はじめに
5. 2 沈殿共重合によるポリアクリルアミド粒子の作製
5. 3 NCPAM とアクリルアミドの沈殿共重合
5. 4 N-イソプロピルアクリルアミドの水中沈殿重合
5. 5 おわりに
実験項:酸不溶性カルボン酸モノマーを含むヒドロゲル粒子の作製
6 高分子微粒子表面からのATRP によるグラフト鎖の導入
6. 1 はじめに
6. 2 リビングラジカル重合による高分子微粒子の表面修飾
6. 3 おわりに
実験項:高分子微粒子表面からのATRPによるグラフト鎖の導入
7 RAFT 分散重合
7. 1 はじめに
7. 2 分散重合
7. 3 RAFT 分散重合とブロックコポリマーの自己組織化
7. 4 RAFT 水系分散重合と種々の自己組織体
7. 5 おわりに
実験項:RAFT水系分散重合によるPMPC-PHPMAブロックコポリマー組織の合成
第2章 コロイド化学的手法
1 機能性界面制御剤(AIM)による乳化
1. 1 はじめに
1. 2 AIM 乳化系の特徴
1. 3 シリコーン系両親媒性高分子による乳化
1. 4 ホスホリルコリン類似基を有するジェミニ型両親媒性物質による乳化
1. 5 おわりに
2 一段階乳化による多孔質高分子微粒子の形成
2. 1 はじめに
2. 2 自己乳化現象を利用した「一段階乳化による」多孔質高分子微粒子の形成
2. 3 最後に
実験項:高分子微粒子の作製と物性評価
3 転相温度乳化法により得られるO/W 型ナノエマルションモノマー油滴の
重合による高分子微粒子の合成
3. 1 はじめに
3. 2 転相温度乳化によるO/W 型ナノエマルションの調製
3. 3 O/W 型ナノエマルションモノマー油滴の重合による高分子微粒子の合成
3. 4 おわりに
実験項:PITにより得られるO/W型ナノエマルションモノマー油滴の重合による高分子微粒子の合成
4 ポリマー鎖の会合によって微粒子を作る
4. 1 分子間力によるポリマー鎖の会合
4. 2 疎水性相互作用による微粒子化
4. 3 静電相互作用による微粒子化
4. 4まとめ
実験項:ジスルフィド結合による内部架橋型微粒子の作製
5 ポリ乳酸系両親媒性ポリマーミセル
5. 1 はじめに
5. 2 ラクトソームの粒径制御
5. 3 ラクトソームへの薬剤内包および標識剤の担持によるTheranostics
5. 4 おわりに
実験項:ICG 標識ポリ乳酸内包ラクトソームの作製
低濃度ICG 標識ポリL 乳酸内包ラクトソーム(2 nmol/mg)
第3章 生分解性高分子PLGA 微粒子の調製と医薬・化粧品応用
1 はじめに
2 PLGA ナノ粒子の特徴
3 PLGA ナノ粒子の調製
4 PLGA ナノ粒子の医薬・化粧品への応用
5 おわりに
実験項:水中エマルション溶媒拡散法によるPLGAナノ粒子の調製手順例
【第3編 高分子微粒子の構造制御・機能化】
第4章 分散技術・安定化
1 粒子分散および表面処理の基本
1. 1 粒子の分散
1. 2 表面処理
実験項:酸化チタンへのポリメチルシロキサンの被覆
2 界面設計によるナノ粒子の分散制御
2. 1 はじめに
2. 2 ナノ粒子の分散機構と阻害要因
2. 3 界面構造設計によるナノ粒子分散法の事例
2. 4 ナノ粒子の分散機構の解析法,コロイドプローブAFM 法
2. 5 終わりに
実験項:オレイル基を修飾したFe3O4ナノ粒子合成法
3 ナノ粒子分散系におけるレオロジー
─微細間隙における電場・無電場での流動と流体の微細構造
3. 1 はじめに
3. 2 無電場での流動と流体の微細構造
3. 3 直流電場での流動と流体の微細構造
3. 4 まとめ
実験項:微粒子分散系のレオロジー測定
第5章 形状制御
1 コアシェル微粒子の作製と機能化
1. 1 コアシェル微粒子の特徴と作製方法
1. 2 コアシェル微粒子の機能化と応用
1. 3 微小な反応容器(アトリアクター)としてのコアシェル微粒子
1. 4 微粒子ナノインプリントによるナノ表面層の創製
実験項:シード重合によるコアシェル微粒子の開発
2 Yolk/Shell 構造粒子
2. 1 はじめに
2. 2 Yolk/Shell 構造粒子の合成法
2. 3 可動性コア粒子内包型Yolk/Shell 構造粒子
2. 4 おわりに
実験項:ポリマー層の焼成除去を利用した可動性コア内包型Yolk/Shell 構造粒子の合成
3 高機能化リキッドマーブル
3. 1 はじめに
3. 2 リキッドマーブル
3. 3 機能性リキッドマーブルの合成
3. 4 おわりに
実験項:光応答性リキッドマーブルの作製
第6章 相分離
1 自己組織化析出法による微粒子の創製と機能化
1. 1 自己組織化析出法
1. 2 ポリマーブレンド微粒子
1. 3 ブロック共重合体微粒子
1. 4 反応を利用したナノ構造の形成
1. 5 ナノ構造を持つ微粒子の機能化
1. 6 まとめ
実験項:自己組織化析出法による微粒子の創製と機能化
第7章 異形化~ロッド状微粒子の作製~
1 はじめに
2 ロッド状微粒子
2. 1 無機材料,金属材料からなるロッド状微粒子
2. 2 高分子からなる異形微粒子
2. 3 刺激に応答して形状が変化する微粒子の調製
3 おわりに
実験項:球状微粒子からロッド状微粒子への形状変換方法
第8章 組織化・集積化
1 ハイブリダイゼーションによる微粒子の複合・組織化
1. 1 はじめに
1. 2 微粒子複合・組織化実験
2 コロイド結晶薄膜の形成とその機能発現
2. 1 はじめに
2. 2 コロイド結晶薄膜の成膜
2. 3 構造色が応力で可逆変化する新材料
2. 4 構造材料の歪みの可視化とインフラ検査への応用
2. 5 おわりに
実験項:単分散コロイド粒子懸濁液の合成と調製
3 フッ素系両親媒性高分子を利用した微粒子薄膜の作製と機能
3. 1 はじめに
3. 2 フッ素系両親媒性高分子微粒子薄膜の作製
3. 3 フッ素系両親媒性高分子微粒子薄膜の機能
3. 4 まとめ
実験項:フッ素系両親媒性高分子を利用した微粒子薄膜の作製
4 コロイド系における構造発色
4. 1 はじめに
4. 2 コロイド結晶の構築
実験項:インバースオパールと刺激応答性高分子ゲル微粒子を複合した構造発色性材料
第9章 複合化
1 ポリドーパミンシェルを有する微粒子の作製と機能
1. 1 はじめに
1. 2 PDA の特徴
1. 3 PDA シェルを有する微粒子の作製
1. 4 透明PDA 薄膜による表面改質
1. 5 PDA 複合粒子を用いた構造色材料
1. 6 おわりに
実験項:PSt 粒子をコアとしPDA シェルを有する微粒子の作製
2 ミネラル架橋による微粒子の作製
2. 1 はじめに
2. 2 生体高分子の集積化とミネラル架橋
2. 3 ミネラル架橋部位を利用した物質の担持と放出
2. 4 まとめ
実験項:CaP 架橋型DNA ゲル微粒子(DNA-CaP2)の作製
【第4編 高分子微粒子の測定・分析】
第10章 微粒子およびその表面を測定する分析法
1 はじめに
2 サンプリング法
3 機器分析装置による粒子表面分析
4 微粒子の流動性
5 おわりに
実験項:SEM およびTEM 観察試料の作成
第11章 微粒子のサイズ・ゼータ電位測定
1 はじめに
2 粒子径測定
2. 1 動的光散乱法(DLS:Dynamic Light Scattering)
2. 2 光子相関法(PCS:Photon Correlation Spectroscopy)
2. 3 3つの粒子径分布(散乱強度,体積,個数)
3 粒子径測定の判断基準と測定時の注意点
3. 1 自己相関関数を確認する
3. 2 典型的な自己相関関数の例
3. 3 DLS 測定での注意点
4 ゼータ電位測定
4. 1 微粒子に働く力
4. 2 ゼータ電位と電気的二重層
4. 3 電気泳動
4. 4 電気浸透流の影響
4. 5 ゼータ電位を変化させる要因
4. 6 ゼータ電位測定時の注意点
5 測定事例
5. 1 DLS測定事例〈熱応答性ポリマー〉
5. 2 ゼータ電位評価事例〈無機イオンの吸着〉
6 最後に
第12章 微粒子形状・運動性測定(超音波)
1 はじめに
2 動的超音波散乱法
3 超音波スペクトロスコピー法
4 おわりに
実験項:超音波スペクトロスコピー法のセットアップと解析の流れ
第13章 微粒子の分散凝集状態評価および界面特性評価(NMR)
1 はじめに
2 測定原理
2. 1 緩和時間測定による分散凝集状態の評価及び比表面積の比較
2. 2 緩和時間測定による界面特性評価
3 評価事例
3. 1 カーボンナノチューブの比表面積相対比較~MWCNT の最適な分散条件
3. 2 界面が異なる粒子の添加剤2 種の吸着状態~分散剤のスクリーニング
3. 3 分散剤の最適量評価
3. 4 2種以上分散剤の吸脱着挙動評価
4 おわりに
第14章 微粒子の切片・断面観察
1 はじめに
2 FIB とは
3 FIB による断面加工の特長
4 FIB のための試料準備
5 高分子材料断面に役立つFIB の機能
5. 1 高分解能イメージング機能
5. 2 微細加工機能
6 FIB の化学反応処理
7 FIB による断面加工プロセス
8 Cryo-FIB 加工
第15章 ナノ粒子の粒度分布と内部組織の複合分析
1 はじめに
2 CXDI の原理
3 X線自由電子レーザー施設SACLA
4 SACLAにおける金属ナノ粒子のCXDI 実験
5 金属ナノ粒子のナノ組織と粒径の複合分析
6 おわりに
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抗菌ペプチドの機能解明と技術利用《普及版》
¥3,960
2017年刊「抗菌ペプチドの機能解明と技術利用」の普及版。抗菌・抗真菌、抗がん活性など幅広い生物活性をもつ「抗菌ペプチド」の医薬・食品への利活用に向けた作用機構、評価、臨床、応用事例をまとめた一冊。
(監修:長岡功)
<a href="http://www.cmcbooks.co.jp/products/detail.php?product_id=9383"target=”_blank”>この本の紙版「抗菌ペプチドの機能解明と技術利用(普及版)」の販売ページはこちら(別サイトが開きます)</a>
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<<著者一覧>>
※執筆者の所属表記は、2017年当時のものを使用しております。
長岡功 順天堂大学
川村出 横浜国立大学
岩室祥一 東邦大学
若林裕之 森永乳業(株)
橋本茂樹 東京理科大学
田口精一 東京農業大学;北海道大学
山崎浩司 北海道大学 ※「崎」は、たつさきが正式表記
吉村幸則 広島大学
相沢智康 北海道大学
谷口正之 新潟大学
落合秋人 新潟大学
加治屋勝子 鹿児島大学
南雄二 鹿児島大学
中神啓徳 大阪大学
田村弘志 LPSコンサルティング事務所;順天堂大学
JohannesReich University of Regensburg
鈴木香 順天堂大学
伊藤英晃 秋田大学
ニヨンサバフランソワ 順天堂大学
善藤威史 九州大学
角田愛美 阪本歯科医院
永利浩平 (株)優しい研究所
園元謙二 九州大学
北河憲雄 福岡歯科大学
小磯博昭 三栄源エフ・エフ・アイ(株)
米北太郎 日本ハム(株)
岩崎崇 鳥取大学
石橋純 (国研)農業・食品産業技術総合研究機構
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<<目次>>
【第 I 編 合成・機能解明】
第1章 抗菌ペプチドの構造-機能相関の研究
1 はじめに
2 抗菌ペプチドの構造の特徴と抗菌活性モデル
3 固体NMR分光法
4 ペプチド合成
5 ヘリックス型の抗菌ペプチドの構造
5.1 アラメチシン
5.2 メリチン
5.3 ラクトフェランピン
5.4 グラミシジンA
6 両生類に存在する抗菌ペプチド
6.1 マガイニン2とPGLa
6.2 ボンビニンH2とH4
7 終わりに
第2章 両生類の抗菌ペプチドとその多機能性
1 はじめに
2 両生類の生息環境と皮膚構造
3 両生類抗菌ペプチドの多様なファミリー、多様なサブタイプ
4 両生類抗菌ペプチドの網羅的解析
5 抗菌ペプチドの探索源としての両生類の有用性
6 両生類抗菌ペプチドの多機能性
6.1 抗ウイルス活性
6.2 細菌毒素結合活性
6.3 レクチン様作用
6.4 イムノモデュレーター作用
6.5 マスト細胞脱顆粒作用
6.6 抗酸化作用
7 終わりに
第3章 ラクトフェリンの抗菌・抗ウイルス作用機構
1 ラクトフェリンとは
2 ラクトフェリンの抗菌作用機構
2.1 ラクトフェリンのin vitro抗菌作用
2.2 ラクトフェリシンのin vitro抗菌作用
2.3 ラクトフェリンのin vitro抗バイオフィルム作用
2.4 ラクトフェリンのin vivoでの細菌・真菌感染防御作用
3 ラクトフェリンの抗ウイルス作用機構
4 おわりに
第4章 ラショナルなデザインによる抗菌ペプチドの特性改変
1 はじめに
2 アミノ酸の置換
2.1 疎水性アミノ酸による置換
2.2 塩基性アミノ酸による置換
2.3 疎水性アミノ酸と塩基性アミノ酸による置換
2.4 Dアミノ酸による置換
3 アミノ酸の欠失
4 オリゴペプチドの付加
5 キメラペプチドの形成
6 脂肪酸の付加
6.1 ラウリル酸の付加
6.2 他の脂肪酸の付加
7 非タンパク質性アミノ酸による置換
7.1 アルキルアミノ酸による置換
7.2 嵩高い芳香族アミノ酸による置換
8 おわりに
第5章 昆虫由来抗菌ペプチドの進化工学的高活性化
1 はじめに
2 アピデシン作用機序研究の変遷
3 アピデシンの高活性化
3.1 進化工学システムの基盤整備
3.2 進化工学研究に基づく合理的高活性化へ
4 タナチン作用機序研究の変遷
5 タナチンの高活性化
6 おわりに
第6章 乳酸菌由来の抗菌ペプチド(バクテリオシン)による食中毒菌と腐敗細菌の発育抑制
1 乳酸菌による食品保蔵
2 食品保蔵における非加熱殺菌技術の必要性
3 乳酸菌の産生する抗菌ペプチド(バクテリオシン)
4 食品微生物制御へのバクテリオシン産生乳酸菌の利用
5 バクテリオシン産生乳酸菌による食中毒菌の制御
5.1 プロテクティブカルチャーによる制御
5.2 バクテリオシンを含有する発酵粉末または培養上清による制御
5.3 精製または粗精製バクテリオシンによる制御
5.4 乳酸菌産生バクテリオシンのその他の利用方法
6 バクテリオシンによる腐敗菌の制御
7 抗菌ペプチド耐性菌の出現
8 おわりに
第7章 鳥類生殖器の抗菌ペプチドと感染防御システム
1 はじめに
2 鳥類のToll様受容体
3 鳥類のディフェンシンとカテリシジン
4 ニワトリ卵巣におけるTLRとAvBDの発現特性
5 ニワトリ卵管におけるTLRとAvBDの発現特性
6 卵管の抗菌ペプチド分泌
7 オス生殖器と精子におけるAvBDsの特性
8 おわりに
第8章 抗菌ペプチドの遺伝子組換え微生物を用いた高効率生産技術
1 はじめに
2 大腸菌を宿主とした可溶性での抗菌ペプチドの生産
3 大腸菌を宿主とした不溶性での抗菌ペプチドの生産
4 酵母を宿主とした抗菌ペプチドの生産
5 組換え抗菌ペプチドのNMR解析への応用
6 おわりに
【第 II 編 機能評価・臨床試験】
第1章 病原微生物を標的とした抗菌ペプチドの生体防御に関する多機能性評価
1 はじめに
2 コメα-amylase由来ペプチド(Amyl-1-18)のアミノ酸置換体の設計
3 Amyl-1-18とそのアミノ酸置換体の抗菌活性
4 Amyl-1-18とそのアミノ酸置換体の抗菌作用の機構
4.1 細胞膜損傷作用
4.2 タンパク質合成阻害作用
5 Amyl-1-18とそのアミノ酸置換体の抗炎症活性
6 Amyl-1-18とそのアミノ酸置換体の抗炎症作用の機構
7 Amyl-1-18とそのアミノ酸置換体の創傷治癒作用
8 まとめと今後の課題
第2章 天然物由来抗菌ペプチドの同定および機能性評価
1 抗菌ペプチドの位置づけ
2 特徴
3 植物由来抗菌ペプチドの分子内ジスルフィド結合の重要性
4 今後の展開
第3章 新規抗菌性ペプチドによる難治性皮膚潰瘍治療薬の臨床試験
1 はじめに
2 新規機能性ペプチドAG30/5C
3 皮膚潰瘍を標的とした探索的な臨床研究計画
3.1 評価項目
3.2 選択基準
3.3 除外基準
3.4 試験方法
3.5 併用治療
3.6 解析手法
4 皮膚潰瘍を標的とした探索的な臨床研究結果
4.1 有効性評価
4.1.1 潰瘍面積(cm2)
4.1.2 潰瘍面積の縮小率(%)
4.1.3 菌量
4.2 有効性の結論
4.3 安全性評価
4.3.1 有害事象
4.3.2 臨床検査値の評価
4.4 安全性の結論
5 臨床試験に対する全般的考察
第4章 エンドトキシン測定法と抗菌ペプチド
1 はじめに
2 リムルステストおよびLAL試薬の開発経緯
3 リムルステストの諸方法と最近の進歩
4 リムルス反応に対する干渉因子
5 測定干渉への対処方法
6 エンドトキシンとタンパク質との相互作用
7 生体防御ペプチド中のエンドトキシン測定の意義
8 HDPの抗エンドトキシン活性
9 今後の課題および展望
【第 III 編 技術利用】
第1章 Cathelicidin抗菌ペプチドの作用メカニズムと敗血症治療への応用
1 はじめに
2 cathelicidinの構造と抗菌メカニズム
3 エンドトキシンに対する中和効果
4 敗血症モデル動物に対するcathelicidinペプチドの効果
5 LL-37による宿主細胞活性化のメカニズム
6 新たに明らかになったLL-37のLPS除去作用
7 敗血症治療への応用の可能性と問題点
第2章 納豆抽出抗菌ペプチドの抗がん剤への応用
1 緒言
2 材料及び方法
2.1 材料
2.2 納豆抽出成分
2.3 培養がん細胞
2.4 タンパク質定量及び培養細胞生存率
2.5 Butyl column chromatography
2.6 HPLC、アミノ酸配列
3 結果
3.1 納豆抽出成分のがん細胞に及ぼす影響
3.2 煮豆抽出成分、及び納豆菌のHeLa細胞に及ぼす影響
3.3 納豆抽出成分の他のがん細胞に及ぼす影響
3.4 がん細胞増殖阻止因子の同定
4 考察
第3章 抗菌ペプチドと皮膚疾患
1 はじめに
2 ヒトの皮膚疾患におけるAMPの役割
2.1 乾癬
2.2 アトピー性皮膚炎
2.3 酒さ
2.4 尋常性?創
2.5 全身性エリテマトーデス
2.6 創傷治癒
3 結論と今後の展望
第4章 乳酸菌抗菌ペプチドの口腔ケア剤への応用
1 はじめに
2 乳酸菌が生産する抗菌ペプチド、バクテリオシン
2.1 一般的な性質と分類
2.2 ナイシンの特徴
3 ナイシンの利用
3.1 食品への利用
3.2 非食品用途への利用
4 ナイシンの口腔ケアへの利用
4.1 口腔用天然抗菌剤、ネオナイシン(R)の開発
4.2 ネオナイシン(R)の口腔細菌への効果
4.3 口腔ケア製品、オーラルピース(R)の開発
5 新しい乳酸菌抗菌ペプチドの利用
6 今後の展望
第5章 ヒト上皮組織に対する抗菌ペプチドの作用
1 上皮組織とは
2 ケラチノサイトを取り巻く抗菌ペプチドの種類
3 分化と抗菌ペプチド
3.1 ケラチノサイトに由来する抗菌ペプチド
3.2 分化によるケラチノサイトの抗菌ペプチドの分泌促進
3.3 ケラチノサイト由来抗菌ペプチドによるケラチノサイトの分化
4 抗菌ペプチドと細胞遊走
5 癌細胞と抗菌ペプチド
5.1 抗菌ペプチドによるケラチノサイトの細胞死
5.2 ケラチノサイト由来癌細胞による抗菌ペプチドの分泌
6 最後に
第6章 抗菌ペプチド(リゾチーム、ナイシン、ε-ポリリジン・プロタミン)の食品添加物としての利用
1 はじめに
2 リゾチーム
2.1 リゾチームの抗菌効果
2.2 リゾチームの安定性
2.3 リゾチームの効果的な使い方
3 ナイシン
3.1 ナイシンの抗菌効果
3.2 ナイシンの安定性について
3.3 ナイシンの効果的な使用方法
4 ε-ポリリジン、プロタミン
4.1 ε-ポリリジン、プロタミンの抗菌効果
4.2 ε-ポリリジン、プロタミンの安定性
4.3 ε-ポリリジン、プロタミンの効果的な使い方
5 おわりに
第7章 抗菌ペプチドのプローブとしての利用
1 はじめに
2 プローブに適した抗菌ペプチドのスクリーニング
3 抗菌ペプチドの遺伝子組換え生産
4 ラテラルフロー法への応用
5 まとめ
第8章 昆虫由来の抗菌ペプチドの応用
1 昆虫の生体防御機構
2 昆虫の抗菌ペプチド
3 昆虫抗菌ペプチドの応用:抗生物質
4 昆虫抗菌ペプチドの応用:抗がん剤
5 昆虫抗菌ペプチドの応用:ミサイル療法
6 総括
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有機エレクトロニクス封止・バリア技術の開発《普及版》
¥4,290
2017年刊「有機エレクトロニクス封止・バリア技術の開発」の普及版。製品展開に欠かせない水蒸気バリア測定についても詳述した、有機エレクトロニクス開発に必須の封止・バリア技術をまとめた一冊。
(監修:蛯名武雄)
<a href="http://www.cmcbooks.co.jp/products/detail.php?product_id=9384"target=”_blank”>この本の紙版「有機エレクトロニクス封止・バリア技術の開発(普及版)」の販売ページはこちら(別サイトが開きます)</a>
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<<著者一覧>>
※執筆者の所属表記は、2017年当時のものを使用しております。
蛯名武雄 (国研)産業技術総合研究所
占部哲夫 ソニー(株)
清水貴央 NHK放送技術研究所
吉田学 (国研)産業技術総合研究所
沖本忠雄 (株)神戸製鋼所
松村英樹 北陸先端科学技術大学院大学
座間秀昭 (株)アルバック
樫尾幹広 リンテック(株)
大橋健寛 リンテック(株)
西嶋健太 リンテック(株)
塩田聡 大日本印刷(株)
米沢禎久 双葉電子工業(株)
稗田茂 双葉電子工業(株)
中野雅司 ランテクニカルサービス(株)
Sue C. Lewis Corning Incorporated
若林明伸 (株)MORESCO
田中秀康 旭化成(株)
小森常範 東レエンジニアリング(株)
友松弘行 リケンテクノス(株)
野口幸紀 (株)イチネンケミカルズ
平田雄一 信州大学
高萩寿 (株)住化分析センター
井口恵進 (株)テクノ・アイ
馬路哲 住ベリサーチ(株)
今村貴浩 (株)MORESCO
吉田肇 (国研)産業技術総合研究所
鈴木晃 次世代化学材料評価技術研究組合
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<<目次>>
【第1編 フレキシブル有機エレクトロニクスとバリア技術】
第1章 フレキシブル有機ELディスプレイの開発とバリア技術
1 有機ELディスプレイ進化の経緯
2 フレキシブル有機ELディスプレイの生産方法
3 有機ELディスプレイ素子の劣化
4 有機ELの封止(バリア)技術
第2章 大気安定な逆構造有機ELデバイス
1 はじめに
2 大気安定な逆構構造有機ELデバイスの開発
2.1 フィルム基板に求められる性能
2.2 大気安定な有機ELの開発目的
2.3 大気安定な逆構造有機デバイスの特徴
2.4 発光特性と大気安定性評価
3 逆構造有機ELを用いたディスプレイ試作
4 おわりに
第3章 プリンテッドエレクトロニクスと封止技術
1 はじめに
2 有機半導体に対する外気の影響
3 有機半導体デバイスに対する封止効果
4 有機半導体用封止膜
5 まとめ
【第2編 バリア・封止材料】
第4章 プラズマCVD装置とガスバリア膜
1 はじめに
2 フレキシブルバリア膜形成の課題
3 ロールツーロールプラズマCVD装置
3.1 装置の特長
3.2 プロセスの特長
4 樹脂フィルム向けハイバリア膜成膜
4.1 皮膜の特長
4.2 バリア性に対する基板の平滑性の影響
4.3 バリア性に対するダストの影響
4.4 SiNx膜の形成
5 バリア膜形成用CVD装置
5.1 研究開発用CVDスパッタ両用ロールコータW35シリーズ
5.2 生産用SiOxハイバリア膜ロールコータW60シリーズ
6 まとめ
第5章 Cat-CVD法による有機EL用ガスバリヤ膜作製
1 はじめに
2 Cat-CVD法と作製される膜の特長
3 Cat-CVD膜の有機EL用ガスバリヤ膜としての応用例
4 安全な原料を用いたSiNx系膜作製,および,有機膜作製とその積層ガスバリヤ膜応用
5 まとめ
第6章 ALD法による水蒸気バリア膜
1 はじめに
2 単層膜の特性
3 積層膜の開発と評価
4 量産技術への取り組み
5 おわりに
第7章 粘土膜クレーストと耐熱水蒸気バリア膜の開発
1 粘土を主成分とする耐熱フィルム
2 耐熱ガスバリアフィルムの設計指針-ナノコンポジット化と多積層化
3 粘土を主成分とする耐熱フィルムへの柔軟性付与・透明性向上・ガスバリア性付与
4 粘土を主成分とするフィルムの開発事例
4.1 粘土を主成分とするフィルム
4.2 水熱処理による粘土のアスペクト比の増大とガスバリア性の向上
4.3 耐熱性高分子をバインダーとした粘土フィルム
4.4 耐熱有機カチオン粘土フィルム
4.5 粘土フィルムのその他の特性
5 粘土と改質リグニンからなるハイブリッド膜
6 水蒸気バリア膜
7 耐熱性とガスバリア性の両立に向けて
第8章 フレキシブル有機ELディスプレイ用透明封止シート
1 はじめに
2 封止方法
3 ガスバリアフィルム
3.1 低水蒸気透過性(ハイガスバリア性)
3.2 光学特性
3.3 耐久性
3.4 屈曲性
4 封止剤
4.1 水蒸気透過性
4.2 粘着剤の封止性能
5 封止シートを用いた封止性能評価
6 おわりに
第9章 透明蒸着バリアフィルムの開発
1 ガスバリアフィルムに要求される機能
2 蒸着手法
2.1 CVD方式
2.2 PVD方式
3 ガスバリア性能評価
3.1 IB-PET-PUB
3.2 IB-PET-PXB
3.3 超バリアフィルム
4 まとめ
第10章 有機EL向け乾燥剤
1 はじめに
2 OLEDパネル構造について
3 乾燥剤の捕水メカニズム
4 乾燥剤OleDryのラインナップ
5 充填用乾燥剤(OleDry-F)の特長
5.1 充填剤による有機層のダメージについて
5.2 OleDry-Fの光学特性について
5.3 OleDry-Fの捕水性能について
5.4 充填乾燥剤プロセスフロー
6 パネル構造に対する水分の拡散経路の違い
7 充填用無機乾燥剤の開発
第11章 常温接合によるフレキシブル有機EL封止
1 表面活性化常温接合
2 薄膜を中間層とした常温接合技術
3 Feナノ密着層を用いた常温接合技術
4 有機EL封止工程への常温接合技術の応用
5 フレキシブル有機EL製造工程への常温接合技術の応用
第12章 超薄板フレキシブルガラス
1 はじめに
2 フレキシブルガラスの物理特性
3 機械的信頼性
4 連続加工-R2Rプロセス
5 電子デバイスへのフレキシブルガラスの応用
6 まとめ
第13章 フレキシブル有機EL用封止材
1 フレキシブル有機ELの封止方式について
2 ダム&フィル封止について
3 液状材料を用いた全面封止について
4 PSAフィルムを用いた封止について
5 薄膜封止(TFE:Thin Film Encapsulation)について
6 まとめ
第14章 新しい粘土分散技術を用いたガスバリア膜
1 はじめに
2 目標とするガスバリア膜の設計指針
3 技術的課題
4 技術その1:液晶性粘土の利用
5 技術その2:分散を保持したイオン交換
6 技術その3:有機溶媒置換とアミン添加
7 実際に作成されたガスバリア膜の構造と物性
8 総括および謝辞
第15章 R2Rバリア膜成膜装置の開発
1 はじめに
2 内挿型ICP電極を用いたプラズマCVD法によるバリア膜の形成
3 R2Rバリア膜成膜装置(RTCシリーズ)
3.1 R2R量産対応装置(RTC-V1400)
3.2 研究開発向け小型装置RTC-SV300
4 まとめ
第16章 カバーガラス代替新規プラスチックフィルム
1 はじめに
2 REPTYRDC100の基本特性
3 REPTYRDC100の製品グレードと特徴
4 進化するREPTYRDC100の機能
5 車載用途への展開について
5.1 車内内装部材としての応用
5.2 ウィンドウへの適用
6 おわりに
第17章 ステンレスの電気絶縁/表面平たん化技術
1 はじめに
2 粘土鉱物とは
3 粘土コーティング剤
4 粘土皮膜の利点
【第3編 バリア・封止材料評価技術】
第18章 フィルムのバリア性測定
1 はじめに
2 膜のバリア性能の指標
3 透過装置の測定原理
4 測定結果へのリークの影響
5 測定手順とリークの取り扱いについて
第19章 API-MSを用いた水蒸気バリア測定
1 はじめに
2 API-MS検出器の特徴および原理
3 API-MS法によるフレキシブルバリアフィルム基板のWVTR測定
4 API-MS法などの高感度装置を活用した接着部評価法
5 おわりに
第20章 差圧法DELTAPERMによる水蒸気透過率測定
1 差圧法の歴史的位置づけとDELTAPERM(デルタパーム)
2 ハイバリアフィルム用標準機としてのDELTAPERM
3 DELTAPERMの測定原理
4 差圧法の主な特徴
5 差圧法の顕著な改良
6 高機能向けハイバリアフィルムの生産現場の業界標準器としての推進
第21章 カルシウム法による水蒸気バリア測定
1 カルシウム法の概要
2 光学測定法
3 電気測定法
4 面積測定法
5 カルシウム法の課題と最近の取り組み
6 その他の測定法
7 まとめ
第22章 質量分析器を用いた水蒸気バリア測定
1 はじめに
2 ガス・水蒸気透過率測定装置
3 高速・高感度のガス・水蒸気透過率測定装置(スーパーディテクト)の測定原理
4 まとめ
第23章 水蒸気バリア性測定におけるトレーサビリティの確保
1 トレーサビリティとは
2 不確かさとは
3 国家標準と国際標準
4 水蒸気バリア性測定のトレーサビリティとは
4.1 キャリアガスの流量と水蒸気濃度とから水蒸気透過度を求める方法
4.2 ガスクロマトグラフ法
4.3 差圧法
4.4 質量分析法
5 水蒸気バリア性測定に関連する国家標準
5.1 標準ガス
5.2 湿度標準
5.3 圧力真空標準と標準コンダクタンスエレメント (SCE)
6 標準ガスバリアフィルムの開発状況
7 まとめ
第24章 有機EL素子における水蒸気バリア性評価手法の信頼性検討
1 はじめに
2 バリア性能の評価指標と測定装置
3 有機EL素子用封止材の水蒸気バリア性能評価
3.1 バリアフィルムの水蒸気バリア性評価
3.2 接着材の水蒸気バリア性評価技術
4 おわりに
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ポリイミドの機能向上技術と応用展開《普及版》
¥3,960
2017年刊「ポリイミドの機能向上技術と応用展開」の普及版。ポリイミドの物性・構造を深く理解し、機能化に向けた分子設計、応用展開事例等を把握できる1冊。
(監修:松本利彦)
<a href="http://www.cmcbooks.co.jp/products/detail.php?product_id=9376"target=”_blank”>この本の紙版「ポリイミドの機能向上技術と応用展開(普及版)」の販売ページはこちら(別サイトが開きます)</a>
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<<著者一覧>>
※執筆者の所属表記は、2017年当時のものを使用しております。
松本利彦 東京工芸大学
後藤幸平 後藤技術事務所
森川敦司 茨城大学
長谷川匡俊 東邦大学
早川晃鏡 東京工業大学
寺境光俊 秋田大学
山田保治 神奈川大学
古川信之 佐世保工業高等専門学校
市瀬英明 長崎県工業技術センター
竹市力 豊橋技術科学大学名誉教授
岩佐怜穂 明治大学
風間伸吾 明治大学
永井一清 明治大学
津田祐輔 久留米工業高等専門学校
石田雄一 (国研)宇宙航空研究開発機構
前田郷司 東洋紡(株)
富川真佐夫 東レ(株)
村上睦明 (株)カネカ;大阪大学招聘教授
難波江裕太 東京工業大学
金子達雄 北陸先端科学技術大学院大学
劉貴生 国立台湾大学
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<<目次>>
【第1編 ポリイミドの合成・分子設計】
第1章 ポリイミドの機能化設計のための構造・特性と機能発現の制御
1 ポリイミドの構造と分類
2 ポリイミドの開発の歴史とエンプラ系での耐熱性の位置づけ
3 ポリイミド構造と特性の関係
3.1 ポリイミド固有の構造因子
3.1.1 一次構造因子(化学構造)
3.1.2 高次構造因子(電荷移動錯体形成による分子内・分子間相互作用)
4 おわりに
第2章 ポリイミドの合成
1 はじめに
2 二段階合成法
2.1 ポリアミド酸を経由する方法
2.2 ポリアミド酸誘導体を経由する方法
3 一段階合成法
3.1 高温溶液合成法
3.2 イオン液体中での合成
3.3 ジイソシアネートを用いる合成
3.4 テトラカルボン酸ジチオ無水物を用いる合成
3.5 溶媒を用いない合成
4 ポリイソイミドを経由する三段階合成法
5 反応溶液からの相分離を利用して成型体を作製する方法
【第2編 ポリイミドの機能向上技術動向―設計・処理・複合/アロイ化・評価―】
第1章 無色透明ポリイミドの分子設計と高性能化技術
第2章 溶液加工性を有する低熱膨張性透明ポリイミド
1 透明耐熱樹脂の必要性
2 ポリイミドフィルムの着色の抑制と低熱膨張化のための方策
2.1 透明性に及ぼす因子
2.2 ポリイミドの化学構造と透明性の関係
2.3 ポリイミドフィルムの透明性に及ぼす化学構造以外の因子
2.4 ポリイミドの化学構造と低熱膨張特性の関係、およびモノマーの選択
2.5 線熱膨張係数を測定する際の留意点
3 低熱膨張係数と高透明性を同時に実現するポリイミド系の探索
3.1 脂環式ジアミンを用いる系
3.1.1 ポリイミド前駆体を重合する際の問題点
3.1.2 trans-1,4-CHDAより得られるPIフィルムの低熱膨張性
3.2 脂環式テトラカルボン酸二無水物と芳香族ジアミンからなる系
3.2.1 脂環式テトラカルボン酸二無水物の重合反応性とその他の問題
3.2.2 フィルム物性
3.3 溶液キャスト製膜により低熱膨張性で可撓性のある透明耐熱フィルムを与える系
3.3.1 溶媒溶解性の改善に付随する好都合な特性
3.3.2 CBDAを用いる系
3.3.3 脂環式モノマーに頼らずに要求特性に近づく試み
4 おわりに
第3章 自己組織化を利用する多孔化ポリイミド膜の創成
1 はじめに
2 高周期性ポーラスポリイミド膜の創製
2.1 分子間相互作用を利用する高周期性ポリイミド前駆体(ポリアミド酸コンポジット)のナノ構造制御
2.2 ポリアミド酸コンポジット膜(BCP/PAA膜)の調製とポーラスポリイミド化
2.3 高温加熱処理によるBCP/PAA膜の炭素化
2.4 BCP/PAA膜の高温熱処理膜の三角相図
2.5 BCP/PAAコンポジット薄膜におけるナノ構造制御
3 おわりに
第4章 多分岐ポリイミドの合成と機能化
1 多分岐ポリマー(ハイパーブランチポリマー)とは
2 AB2型モノマーの自己重縮合によるハイパーブランチポリイミドの合成
3 A2型,B3型モノマーの重縮合によるハイパーブランチポリイミドの合成
4 まとめ
第5章 多分岐ポリイミド-シリカハイブリッドの合成と特性
1 はじめに
2 PI系複合材料の合成
2.1 PI-SiO2 HBDの合成
2.2 HBPI-SiO2 HBDの合成
3 HBPI-SiO2 HBDの特性
4 HBPI-SiO2 HBDの応用
4.1 多孔性ポリイミド
4.2 気体分離膜
5 おわりに
第6章 熱可塑性ポリイミド/ポリヒドロキシエーテル系ポリマーアロイ
1 はじめに
2 ポリ(ヒドロキシエーテル)(PHE)の基礎
3 熱可塑性ポリイミドの基礎
4 ポリマーアロイの基礎
5 熱可塑性ポリイミド/ポリヒドロキシエーテル系ポリマーアロイ
5.1 主鎖にアミド構造を有するPHE(アミド構造含有PHE)
5.2 有機溶剤に可溶な熱可塑性ポリイミド
5.3 PHE/PI系ポリマーアロイフィルムの調製方法
5.4 PHEおよびPHE/PI系ポリマーアロイの熱機械的特性
5.5 PHEおよびPHE/PI系ポリマーアロイの化学的耐熱性
5.6 PHE/PI系ポリマーアロイの相溶性
5.7 PHEおよびPHE/PI系ポリマーアロイの表面構造
5.8 PHEおよびPHE/PI系ポリマーアロイの防湿性
6 おわりに
第7章 ポリイミドハイブリッド膜のガス透過性とガス分離性
1 はじめに
2 ポリイミドハイブリッド膜開発の方向性
3 イオン液体ハイブリッド膜
3.1 液膜~ガス吸収液含有まで
3.2 イオン液体
4 ABAトリブロックコポリマー型ハイブリッド膜
4.1 ABAトリブロックコポリマー
4.2 PMMA
4.3 アダマンタン
4.4 POSS
5 おわりに
第8章 紫外線照射表面濡れ性制御ポリイミド
1 はじめに
2 紫外線照射濡れ性制御ポリイミドの合成と物性評価
3 長鎖アルキル基を有する紫外線照射濡れ性制御ポリイミド
4 天然物骨格に基づく紫外線照射濡れ性制御ポリイミド
5 不飽和長鎖アルキル基を有する紫外線照射濡れ性制御ポリイミド
6 光反応性の官能基を有する紫外線照射濡れ性制御ポリイミド
7 各種の表面分析
8 おわりに
第9章 ポリイミド/炭素繊維複合材料の作製と強度評価
1 はじめに
2 CFRPマトリックス用ポリイミドの分子設計
2.1 成形材料に求められる条件
2.2 反応性末端剤
3 プリプレグ用熱硬化性ポリイミド樹脂
3.1 プリプレグ/オートクレーブ成形の概要
3.2 PMR-15
3.3 PETI-5
3.4 TriA-PI
3.5 TriA-SI
3.6 TriA-X
3.7 PETI-340M
4 レジントランスファーモールディング(RTM)用熱硬化性ポリイミド樹脂
4.1 RTM成形の概要
4.2 PETI-330
5 熱可塑性ポリイミド樹脂
6 まとめ
【第3編 ポリイミドの応用展開】
第1章 耐熱・低線膨張ポリイミドフィルムとその応用
1 はじめに
2 ポリイミド
3 XENOMAX(R)の特性
3.1 CTE:線膨張係数
3.2 粘弾性特性
3.3 機械特性,熱収縮率,電気特性
3.4 耐薬品性
3.5 ガス透過性
3.6 難燃性
4 XENOMAX(R)の応用技術
4.1 半導体パッケージ用サブストレート
4.1.1 ビルドアップ層
4.1.2 コア層
4.2 三次元実装パッケージ
4.3 無機薄膜形成用フレキシブル基板
4.3.1 誘電体薄膜,厚膜
4.3.2 半導体薄膜
5 まとめ
第2章 感光性ポリイミドの展開と将来動向
1 はじめに
2 電子材料への展開
3 リチウムイオン電池への展開
4 ディスプレイ分野への展開
5 イメージセンサーへの展開
6 おわりに
第3章 ポリイミドからのグラファイト作製と応用
1 緒言
2 ポリイミド(PI)からグラファイトへ
2.1 PIの熱分解反応
2.2 炭素前駆体の形成
2.3 グラファイト化反応
3 PIより得られるグラファイトの物性
3.1 理想的グラファイトの物性
3.2 グラファイト膜(Graphinity)の物性
3.3 グラファイトブロック(GB)の物性
3.4 超薄膜グラファイトの物性
4 グラファイトの応用
4.1 放熱シートとしての応用
4.2 グラファイトブロック(GB)の応用
4.3 グラファイト超薄膜の加速器応用
5 結論
第4章 ポリイミドガス分離膜の設計開発
1 はじめに
2 高分子膜のガス透過モデル
3 膜材料としてのポリイミド
4 ポリイミドの分離性能
5 ポリイミド膜の分離性能向上
5.1 拡散係数(D)の増大
5.2 架橋構造の導入による拡散係数(D)の制御
5.3 炭化による拡散係数の制御
5.4 溶解係数(S)の向上
5.5 ブロックコポリマーによる拡散係数(D)と溶解係数(S)の制御の可能性
5.6 他素材とのハイブリッドとその他の方法
6 ポリイミド膜の展望
6.1 酸素富化空気の製造:O2/N2分離
6.2 CO2回収技術
7 おわりに
第5章 芳香族ポリイミドの炭素化による燃料電池用カソード触媒
1 はじめに
2 研究背景
3 カーボン系カソード触媒の機能・要求特性
4 ポリイミド微粒子から作製したカーボン系カソード触媒の性能
5 ポリイミド微粒子の作製法、および炭素化法
6 メソポーラス化の取り組み
7 おわりに
第6章 バイオポリイミドの開発と有機無機複合化による透明メモリーデバイスの作製
1 芳香族生体分子
2 バイオ芳香族ジアミン
3 芳香族バイオポリイミドの合成
4 有機無機複合化
5 おわりに
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泡の生成メカニズムと応用展開《普及版》
¥3,850
2017年刊「泡の生成メカニズムと応用展開」の普及版。洗浄料・化粧品・食品・医薬品などさまざまな分野で利用されている泡について、その評価法、応用展開までをまとめた1冊!
(監修:野々村美宗)
<a href="http://www.cmcbooks.co.jp/products/detail.php?product_id=9379"target=”_blank”>この本の紙版「泡の生成メカニズムと応用展開(普及版)」の販売ページはこちら(別サイトが開きます)</a>
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<<著者一覧>>
※執筆者の所属表記は、2017年当時のものを使用しております。
野々村美宗 山形大学
坂井隆也 花王(株)
村上 良 甲南大学
幕田寿典 山形大学
伊藤豊文 川研ファインケミカル(株)
小山匡子 太陽化学(株)
森垣篤典 ライオン(株)
吉村倫一 奈良女子大学
脇田和晃 日油(株)
兼井典子 曽田香料(株)
遠藤知佳 ライオン(株)
吉川貴士 三洋貿易(株)
柿澤恭史 ライオン(株)
角本次郎 日進化学(株)
鈴木 亮 帝京大学
小俣大樹 帝京大学
小田雄介 帝京大学
丸山一雄 帝京大学
土屋好司 東京理科大学
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<<目次>>
第Ⅰ編 泡に関する最新研究動向
第1章 泡の生成・消滅プロセス
第2章 起泡力と泡安定性
1 はじめに
2 起泡力と泡安定性
3 起泡力
3. 1 泡沫体積の時間変化という考え方
3. 2 少ない力で立つ泡という考え方(動的表面張力と起泡力)
3. 3 動的表面張力の考え方と取扱い
4 泡安定性
4. 1 排液に影響を与える因子
5 起泡力と泡安定性の測定
5. 1 Ross-Miles 試験
5. 2 起泡力の測定
6 おわりに
第3章 微粒子で安定化された泡およびドライリキッド
1 はじめに
2 微粒子の流体界面吸着
3 微粒子の濡れ性と微粒子で安定化された分散系のタイプの関係
4 空気-水分散系の安定化と転相現象
5 空気-水分散系の安定化に対する界面活性剤の添加や水相のpH および塩濃度変化の効果
5. 1 親水的な微粒子の界面活性剤吸着に伴う疎水化
5. 2 疎水的な微粒子の界面活性剤吸着に伴う親水化
5. 3 水相のpH および塩濃度変化
6 カタストロフィック転相
7 空気-液体分散系の安定化:ドライオイルや油の泡
8 L/A 分散系の応用例
8. 1 ドライリキッドを用いたエマルションの作製
8. 2 マルチプルドライリキッド
9 おわりに
第4章 泡による洗浄機能の革新
1 はじめに
2 泡と皮膚へのマイルド性
3 泡と皮脂の洗浄力
4 おわりに
第5章 マイクロバブル
1 はじめに
2 超音波を利用したマイクロバブルの生成メカニズム
2. 1 マイクロバブル生成現象
2. 2 界面の時間的挙動と気泡生成メカニズム
3 超音波ホーンを利用したマイクロバブル発生
4 超音波マイクロバブルを利用して作る中空マイクロカプセル
4. 1 シアノアクリレート中空マイクロカプセル製法の概要
4. 2 中空マイクロカプセル調製結果
5 おわりに
第Ⅱ編 起泡性製剤の原料
第6章 アミノ酸系界面活性剤
1 はじめに
2 主要なアシルアミノ酸塩
2. 1 アシルグルタミン酸塩
2. 2 アシルグリシン塩
2. 3 アシルサルコシン塩
2. 4 アシルメチル-β-アラニン塩
2. 5 アシルアスパラギン酸塩
2. 6 アシルシルクアミノ酸塩
2. 7 新規アニオン性界面活性剤
3 パーソナルケアへの応用
3. 1 泡立ちと泡質
3. 2 配合時の粘度
3. 3 コアセルベートの形成
4 その他の用途
第7章 アルキルリン酸塩
1 はじめに
2 アルキルリン酸塩の界面化学的性質
3 アルキルリン酸塩による液晶形成とエマルションの安定化
4 アルキルリン酸塩の洗浄・起泡力
5 おわりに
第8章 ポリグリセリン系界面活性剤
1 はじめに
2 ポリグリセリンの構造
3 ポリグリセリン脂肪酸エステル(PGFE)の特徴
3. 1 PGFE の曇点
3. 2 臨界ミセル濃度(CMC)
3. 3 PGFE-水2 成分の相図
3. 4 PGFE の起泡性
4 起泡性ラウリン酸デカグリセリンの特長
5 テトラグリセリンラウリルエーテルの特長
6 まとめ
第9章 アルファスルホ脂肪酸エステルナトリウム
1 はじめに
2 α-SFE の基本物性と界面活性能
2. 1 α-SFE の製法
3 α-SFE の家庭用粉末洗剤への応用
第10章 ジェミニ型界面活性剤
1 はじめに
2 ジェミニ型界面活性剤
3 四級アンモニウム塩ジェミニ型カチオン界面活性剤
4 カルボン酸塩ジェミニ型アニオン界面活性剤
5 ベタイン系ジェミニ型両性界面活性剤
6 異種親水基を含むヘテロジェミニ型界面活性剤
7 異種疎水鎖を含むハイブリッドジェミニ型界面活性剤
8 糖含有ジェミニ型非イオン界面活性剤
9 おわりに
第11章 長鎖PEG を有する非イオン性活性剤の泡質改善
1 はじめに
2 ラウリン酸PEG-80 ソルビタン(PSL)の泡質改善効果
3 ポリオキシエチレンアルキルエーテル(PAE)を用いた泡物性評価
3. 1 使用したPAE とそれらの物性
3. 2 泡弾性のひずみ依存性測定
3. 3 泡の粘弾性測定
3. 4 IR による泡膜測定
4 泡質改善メカニズム関する考察
5 おわりに
第12 章 界面活性剤水溶液の起泡性に及ぼす香料の影響
1 はじめに
2 香料
2. 1 香料とは
2. 2 界面活性剤水溶液への香料の可溶化
3 SDS水溶液の起泡性に及ぼす香料化合物の影響
3. 1 SDS水溶液の泡立ちに及ぼす香料化合物の影響
3. 2 SDS水溶液の泡の安定性に及ぼす香料化合物の影響
4 SDS水溶液の起泡性に及ぼす調合香料の影響
5 シャンプーの起泡性に及ぼす香料の影響
6 おわりに
第13章 消泡剤
1 はじめに
2 泡の消えるプロセスとそのコントロール
3 物理的な消泡技術
4 化学的な消泡技術
5 新しい消泡剤とそのメカニズム
6 おわりに
第Ⅲ編 泡の評価法
第14章 動的表面張力
1 はじめに
2 起泡に関わる物理的因子
3 動的表面張力の測定方法
3. 1 振動ジェット法(振動液柱法)
3. 2 最大泡圧法(バブルプレッシャー法)
4 表面吸着速度の解析理論
5 界面活性剤水溶液の起泡性の評価
第15章 泡安定性の測定
1 はじめに
2 泡安定性の注意点
3 測定法
3. 1 泡体積の目視測定
3. 2 ロス=マイルス試験法
3. 3 泡の大きさの評価
3. 4 泡からの液の排出の評価
4 泡安定性の自動評価
5 おわりに
第16章 表面粘弾性の測定
1 はじめに
2 Gibbs 弾性とMarangoni 効果
3 表面粘弾性の測定方法
4 おわりに
第17章 レオロジー
1 はじめに
2 レオロジーの基本
2. 1 レオロジーとは
2. 2 弾性・粘性,粘弾性
3 定常流測定
3. 1 実際の測定
3. 2 泡の測定例
4 動的粘弾性測定
4. 1 実際の測定
4. 2 泡の測定例
5 時間とともに消える泡の動的粘弾性測定
5. 1 泡の寿命の数値化
5. 2 泡の寿命測定と感触
6 時間とともに消える泡の定常流測定
6. 1 泡の特徴時間の測定
6. 2 泡の特徴時間と感触
7 まとめ
第18章 シャンプー・ボディソープ等身体洗浄剤の使用感に関わる泡の評価法
1 はじめに
2 身体洗浄剤の種類と泡の特徴
2. 1 ボディソープ
2. 2 ヘアシャンプー
3 身体洗浄剤の使用感に関わる泡の評価法
3. 1 官能評価
3. 2 起泡力の評価
3. 3 泡沫安定性の評価
3. 4 泡沫のレオロジー
4 おわりに
第Ⅳ編 化粧品、医薬品等における応用展開
第19章 エアゾール製品の泡と化粧品への応用
1 エアゾール製品とは
2 エアゾール製品に使用する噴射剤
3 エアゾール製品の泡
4 クラッキングフォーム
5 炭酸ガスを用いた泡状エアゾール製品の開発
6 炭酸ガスの作用
7 炭酸ガスを泡の中に閉じ込める技術
8 炭酸ガスによる肌質改善効果
9 おわりに
第20章 マイクロバブル・ナノバブルの医療への応用
1 はじめに
2 超音波イメージング
3 超音波造影剤(マイクロバブル)
4 標的指向型超音波造影剤の開発
5 ナノバブルの開発
6 微小気泡を利用した超音波抗がん剤デリバリー
7 脳への薬物デリバリー
8 おわりに
第21章 マイクロバブル
1 はじめに
2 超音波診断
3 超音波診断用造影剤
4 抗体標識微小気泡を用いた超音波分子イメージング
4. 1 超音波診断用造影バブルの微小化
4. 2 抗体標識微小気泡の肝癌細胞への集積性
5 おわりに
第22章 起泡性化粧品の処方設計
1 処方設計の考え方
2 起泡剤
2. 1 アニオン界面活性剤
2. 2 両性界面活性剤
2. 3 ノニオン界面活性剤
3 増泡剤
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車載用リチウムイオン電池の高安全・評価技術《普及版》
¥4,950
2017年刊「車載用リチウムイオン電池の高安全・評価技術」の普及版。車載用リチウムイオン電池の安全性に関する概論から、電池開発、各種材料、パッケージ技術、劣化評価解析、市場分析についても解説した1冊!
(監修:吉野彰・佐藤登)
<a href="http://www.cmcbooks.co.jp/products/detail.php?product_id=9378"target=”_blank”>この本の紙版「車載用リチウムイオン電池の高安全・評価技術(普及版)」の販売ページはこちら(別サイトが開きます)</a>
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<<著者一覧>>
※執筆者の所属表記は、2017年当時のものを使用しております。
吉野彰 旭化成(株)
佐藤登 名古屋大学;エスペック(株)
鳶島真一 群馬大学
高見則雄 (株)東芝
江守昭彦 日立化成(株)
小林弘典 (国研)産業技術総合研究所
常山信樹 住友金属鉱山(株)
武内正隆 昭和電工(株)
堀尾博英 森田化学工業(株)
西川聡 帝人(株)
山田一博 東レバッテリーセパレータフィルム(株)
河野公一 東レバッテリーセパレータフィルム(株)
薮内庸介 日本ゼオン(株)
脇坂康尋 日本ゼオン(株)
山下孝典 大日本印刷(株)
右京良雄 京都大学
末広省吾 (株)住化分析センター
新村光一 (株)本田技術研究所
野口実 (株)本田技術研究所
中村光雄 (株)SUBARU
梶原隆志 エスペック(株)
奥山 新 エスペック(株)
楠見之博 (株)コベルコ科研
辰巳砂昌弘 大阪府立大学
林晃敏 大阪府立大学
井手仁彦 三井金属鉱業(株)
所千晴 早稲田大学
大和田秀二 早稲田大学
薄井正治郎 JX金属(株)
稲垣佐知也 (株)矢野経済研究所
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<<目次>>
【第I編 総論】
第1章 リチウムイオン電池の安全性に関する一考察
1 はじめに
2 車載用リチウムイオン電池の市場動向
3 安全性に関する技術進歩
3.1 無機物層表面被覆
3.2 Thermal Runaway抑制技術の進歩
3.3 固体電解質電池の登場
4 安全性向上に関する今後の展開方向
第2章 車載用リチウムイオン電池の安全性概論
1 自動車業界間に課せられる環境規制と各社のビジネスモデル
2 欧州勢を中心としたEV動向と各社戦略
3 群雄割拠となるEVワールド
4 電池業界の動向と戦略
4.1 自動車業界と一体化した日本の電池業界
4.2 日韓電池業界の今後の課題
5 車載用電池の信頼性・安全性確保に関するビジネスモデル
5.1 各種電池の事故・リコールの歴史
5.2 受託試験ビジネスと認証事業による開発効率向上
6 日本の部材各社のビジネスモデル
7 次世代革新電池研究から電池事業ビジネスモデルまで
【第II編 リチウムイオン電池の高安全化技術】
第3章 安全性の現状、課題と向上策
1 はじめに
2 リチウムイオン電池の市場トラブル例
2.1 事故原因の解析と対策品の安全性
2.2 電池の複数社調達(供給)
2.3 液漏れの課題
3 リチウムイオン電池の安全性評価の基本的な考え方
4 リチウムイオン電池の安全性試験
4.1 重要試験項目
4.2 内部短絡試験
5 完全放電状態の電池の熱暴走
6 まとめと今後の展開
第4章 安全、高出入力、長寿命性能に優れたチタン酸リチウム負極系二次電池
1 諸言
2 電池性能と安全性の課題
3 基本性能と安全性
3.1 LTO粒子のLi吸蔵・放出反応の速度論
3.2 LTO負極系二次電池の特長
3.3 安全技術
3.4 高出力型LTO/LMO系セル
3.5 高エネルギー型LTO/NCM系セル
4 今後の展望
第5章 電池制御システムによる高安全化技術
1 まえがき
2 電池制御アーキテクチャ
2.1 電池制御回路
2.2 電池制御専用IC
2.3 均等化回路
3 電池制御ソフト
3.1 ソフト構成
3.2 電池制御パラメータの定義
3.2.1 SOC
3.2.2 SOH
3.2.3 許容電流(電力)
4 高安全、高信頼システム
4.1 漏電検出
4.2 フェールセーフ
5 むすび
【第III編 電池材料から見た安全性への取り組み】
第6章 電気自動車用リチウムイオン電池
1 はじめに
2 車載用LIBのセル設計
3 車載用LIBの材料構成
4 高性能化へ向けた材料開発の進展
5 安全性の視点からの考察
6 おわりに
第7章 正極活物質用非鉄金属原料確保の必要性
1 BEV伸長には非鉄金属原料確保が必須
2 ニッケルは大丈夫か?
3 BEV向け正極活物質用ニッケルをさらに確保するために
3.1 ニッケル資源の新規開発
3.2 電気ニッケルの使用
3.3 リサイクル推進
4 コバルトは危機的状態
5 コバルト対策は?
5.1 新規ニッケル鉱山開発からのバイプロダクトに期待
5.2 コバルト使用量の削減
5.2.1 NCAの優位性
5.2.2 LFPはコバルトを使用しないという点が魅力
5.2.3 PHV、HEVとの共存
6 マンガンは心配いらない
7 ここ数年間、リチウムは供給タイト
7.1 Big4の動向
7.2 新興勢力
8 おわりに
第8章 負極材料
1 はじめに:昭和電工の黒鉛系Liイオン二次電池(LIB)関連材料紹介
2 炭素系LIB負極材料の開発状況
2.1 LIB負極材料の種類と代表特性
2.2 LIB要求項目
2.3 各種炭素系LIB負極材料の特性
3 人造黒鉛負極材のサイクル寿命、保存特性、入出力特性の改善
3.1 人造黒鉛SCMG(R)-ARの特徴
3.2 人造黒鉛SCMG(R)(AGr)、表面コート天然黒鉛(NGr)の耐久試験後の解析
3.3 人造黒鉛SCMG(R)の急速充放電性(入出力特性)改良
3.4 人造黒鉛SCMG(R)のさらなる高容量化:Si黒鉛複合負極材の開発
4 VGCF(R)のLIB負極用導電助剤としての状況
第9章 電解質系
1 はじめに
2 中国における電気自動車と電解質の市場動向
3 電解質の種類
3.1 LiPF6
3.2 LiBF4
3.3 LiTFSI
3.4 LiFSI
3.5 LiPO2F2
4 電解質に対する顧客の要求
5 中国における原材料調達
6 車載用の電池と電解質
7 電解質の安全性について
8 中国における電池及び電解質事業の実態
9 北米及び欧州における電池及び電池材料
10 電気自動車市場の真実
11 まとめ
第10章 セパレータ
1 はじめに
2 ポリオレフィン微多孔膜とシャットダウン機能
3 耐熱加工ポリオレフィン微多孔膜
4 不織布セパレータ
5 接着層加工ポリオレフィン微多孔膜
6 おわりに
第11章 高エネルギー密度・高入出力化に向けたセパレータ材料の安全性への取り組み
1 リチウムイオン二次電池とその動向
1.1 リチウムイオン二次電池の登場
1.2 LIBのセル種とその用途拡大
1.3 LIBの高エネルギー密度化と高入出力化
2 LIBセパレータの役割
2.1 第1の役割「極板間の電子的絶縁性」
2.2 第2の役割「極板間のイオン伝導性」
2.3 第3の役割「LIB長期寿命への寄与」
2.4 第4の役割「高LIB安全化への寄与」
3 LIBセパレータの製造プロセス
4 LIBセパレータの製品設計
4.1 高エネルギー密度化・高入出力密度化に向けた製品設計
4.2 高安全化に向けた製品設計
5 LIBセパレータの技術動向
5.1 高強度化/薄膜化、圧縮性制御(機械的性質関連)
5.2 シャットダウン(閉孔)の低温化
5.3 熱破膜(メルトダウン)の高温化
5.4 高電圧化対応
5.4.1 セパレータ表面の酸化現象
5.4.2 セパレータの酸化抑制
5.5 細孔構造制御
5.6 その他技術動向
6 次世代に向けて
6.1 デンドライト成長検出技術
6.2 評価技術の高度化
7 最後に
第12章 機能性バインダー
1 はじめに
2 リチウムイオン二次電池用機能性バインダー
3 負極用バインダー
3.1 車載用負極バインダーに求められる特性
3.2 長期繰り返し使用における電極の膨らみへの対応
3.3 シリコン系活物質への対応
4 セパレータ関連材料
4.1 LIB内への耐熱層の導入
4.2 セパレータの耐熱収縮性向上
4.3 セラミック層の配置場所による比較
5 おわりに
第13章 パッケージングの技術と電池の安全性
1 DNPバッテリーパウチの歴史
2 バッテリーパウチの安全性
3 製品へ要求される性能
3.1 成形性
3.2 耐電解液性
3.3 水蒸気バリア性
3.4 気密性
3.5 絶縁性
3.6 耐熱性/耐寒性
4 ラミネートフィルム生産工程と品質
5 電池評価技術
6 バッテリーパウチの課題
【第IV編 リチウムイオン電池の解析事例】
第14章 リチウムイオン電池の高温耐久性と安定性
1 はじめに
2 電池特性評価
3 サイクル試験による特性変化および解析
3.1 サイクル試験による特性変化と電気化学的解析
3.2 電極評価・解析
4 Mg置換による(LiNi0.8Co0.15Al0.05O2)の安定化
5 まとめ
第15章 リチウムイオン電池の高性能化に向けた分析評価技術
1 はじめに
2 電極構造の数値化
2.1 概要
2.2 電極内の空隙構造
2.3 導電助剤分散・導電性ネットワーク
2.4 バインダの偏在・剥離強度
3 三次元空隙ネットワーク解析によるリチウムイオン電池電極の評価法
3.1 概要
3.2 実験方法
3.3 結果と考察
4 充放電中の電極活物質の構造変化を知るためのその場分析
4.1 概要
4.2 低温下におけるリチウムイオン電池のin situ分析
4.2.1 概要
4.2.2 実験方法
4.2.3 結果と考察
4.3 電極断面のRamanイメージング
4.3.1 概要
4.3.2 実験方法
4.3.3 結果と考察
5 複合的分析手法によるLIB劣化原因の解析
5.1 概要
5.2 実験方法
5.3 結果と考察
6 まとめ
【第V編 安全性評価技術】
第16章 自動車メーカーから見る安全性評価技術
1 はじめに
2 車両に搭載される電池の特徴
3 車両に搭載される電池の安全性
4 各国の安全性評価基準
4.1 SAE J2464
4.1.1 一般試験指針
4.1.2 有害物監視
4.1.3 機械的試験
4.1.4 熱的非定常試験
4.1.5 電気的非定常試験
4.2 GB/T 31485-2015
4.2.1 GB/T 31485-2015セル安全試験
4.2.2 GB/T 31485?2015電池モジュール安全試験
4.2.3 UN R100 Part2
4.3 UN38.3
5 車両搭載電池の安全性における今後の展望
第17章 次世代自動車におけるリチウムイオン二次電池の使い方と評価
1 はじめに
2 電動車両と蓄電デバイス
3 電動車両向け蓄電システムの出力/容量比
4 車種ごとに異なる使い方とマネージメント
4.1 BEV(電気自動車)
4.1.1 充放電パターン
4.1.2 REESSのエネルギマネージメント(BEV)
4.2 HEV(ハイブリッド自動車)
4.2.1 充放電パターン
4.2.2 REESSのエネルギマネージメント(HEV)
4.3 PHEV(プラグインハイブリッド自動車)
4.3.1 充放電パターン
4.3.2 REESSのエネルギマネージメント(PHEV)
5 電池劣化の車両への影響
6 自動車用蓄電デバイスの評価
6.1 REESSの試験標準
6.1.1 ISO12405-1
6.1.2 ISO12405-2
6.1.3 ISO12405-3
6.2 REESSの安全性基準
6.3 その他の評価試験
7 終わりに
第18章 安全性評価の認証
1 はじめに
2 安全性評価の重要性
3 国連協定規則
4 UN ECE R100.02 PartIIについて
5 UN ECE R100.02 PartIIの安全性試験
5.1 Vibration(振動)[附則8A]
5.2 Thermal shock and cycling(熱衝撃およびサイクル試験)[附則8B]
5.3 Mechanical shock(メカニカルショック)[附則8C]
5.4 Mechanical integrity(メカニカルインテグリティー)[附則8D]
5.5 Fire resistance(耐火性)[附則8E]
5.6 External short circuit protection(外部短絡保護)[附則8F]
5.7 Overcharge protection(過充電保護)[附則8G]
5.8 Over-discharge protection(過放電保護)[附則8H]
5.9 Over-temperature protection(過昇温保護)[附則8I]
6 認可取得までのプロセス
7 おわりに
第19章 安全性評価の受託
1 はじめに
2 外部短絡試験における温度依存性の検証
2.1 自動車用二次電池の安全性試験における新たな技術課題
2.2 環境温度を考慮した安全性試験の現状
2.3 環境温度を制御した外部短絡試験の事例
2.4 試験結果と考察
2.5 その他
3 圧壊試験における圧壊方法の検証
3.1 試験条件・治具の違いの検証事例
3.2 試験結果と考察
4 失活処理のノウハウ
4.1 試験後の失活処理が必要なケース
4.2 失活方法事例
4.2.1 エネルギー放出系
4.2.2 破壊系
4.3 失活方法の選択例
5 おわりに
第20章 安全性評価の受託試験機能
1 はじめに
2 受託試験機関の目的、必要性
3 受託試験機関の状況
4 受託試験の概要
5 安全性評価試験の実施例
5.1 安全性評価試験設備
5.2 安全性試験時の発生ガス分析
5.2.1 発生ガスの回収および分析手法
5.2.2 過充電試験時のリアルタイム発生ガス分析
5.3 リチウムイオン電池の安全性試験シミュレーション
6 おわりに
【第VI編 次世代電池技術】
第21章 全固体電池
1 はじめに
2 無機固体電解質の特性
3 全固体電池の作動特性
4 おわりに
第22章 車載用次世代電池としての全固体電池の展望
1 はじめに
2 ポストリチウムイオン電池
3 全固体電池
4 三井金属における硫化物系全固体電池材料の開発
5 硫化物系固体電解質
6 硫化物系全固体電池の電池特性
7 硫化物系全固体電池の展望
8 層状正極を用いた全固体電池の高充電圧電池特性
9 高電位正極LNMOを用いた全固体電池の高充電圧電池特性
10 全固体電池の特長を活かしたシリコン負極の電池特性
11 おわりに
【第VII編 リサイクル】
第23章 リチウムイオン電池のリサイクル技術
1 はじめに
2 加熱プロセスにおけるCo等の形態変化
3 物理選別によるCo成分の濃縮
4 おわりに
【第VIII編 市場展望】
第24章 リチウムイオン電池及び部材市場の現状と将来展望
1 概要
2 車載用LiB市場動向
3 主要四部材動向
4 正極材動向
5 負極材
6 電解液
7 セパレーター
8 LiB用主要四部材国別動向
9 今後の展望
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ヘルスケア・ウェアラブルデバイスの開発《普及版》
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2017年刊「ヘルスケア・ウェアラブルデバイスの開発」の普及版。ウェアラブルデバイスに求められる装着違和感の低減、動きへの追従性などの課題解決へ向けた材料、実装技術を紹介した1冊。
(監修:菅沼克昭)
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<<著者一覧>>
※執筆者の所属表記は、2017年当時のものを使用しております。
菅沼克昭 大阪大学
高河原和彦 日本電信電話(株)
小笠原隆行 日本電信電話(株)
樋口雄一 日本電信電話(株)
家裕隆 大阪大学
安蘇芳雄 大阪大学
竹田泰典 山形大学
時任静士 山形大学
関口貴子 (国研)産業技術総合研究所
荒木徹平 大阪大学
吉本秀輔 大阪大学
植村隆文 大阪大学
関谷毅 大阪大学
入江達彦 東洋紡(株)
石丸園子 東洋紡(株)
吉田学 (国研)産業技術総合研究所
井上雅博 群馬大学
鳥光慶一 東北大学
川喜多仁 (国研)物質・材料研究機構
竹内敬治 (株)NTTデータ経営研究所
保坂寛 東京大学
菅原徹 大阪大学
荒木圭一 (株)KRI
辻村清也 筑波大学
四反田功 東京理科大学
植原聡 日立化成(株)
柴田智章 日立化成(株)
池田綾 日立化成(株)
矢田部剛 日立化成(株)
天童一良 日立化成(株)
峯岸知典 日立化成(株)
越地福朗 東京工芸大学
能木雅也 大阪大学
和泉慎太郎 神戸大学
竹井邦晴 大阪府立大学
鈴木克典 ヤマハ(株)
木村睦 信州大学
岡部祐輔 セメダイン(株)
大高秀夫 バンドー化学(株)
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<<目次>>
第1章 IoTとウェアラブルの世界
1 IoTのためのウェアラブル・フレキシブル・エレクトロニクス
1.1 IoTとウェアラブル・デバイス
1.2 ウェアラブルで必要とされる要素技術
1.3 ウェアラブル・デバイスとプリンテッド・エレクトロニクス
2 導電性機能素材hitoe(R)を用いたウェアラブル技術と応用展望
2.1 はじめに
2.2 導電性機能素材“hitoe(R)”と,ウェア型生体情報計測デバイス
2.2.1 導電性機能素材“hitoe(R)”
2.2.2 ウェア型生体情報計測デバイスの構成技術
2.3 スマートフォンによる生体情報の推定
2.3.1 心電波形による呼吸活動の推定
2.3.2 心拍数による運動許容量の推定
2.3.3 加速度による様態情報の推定
2.4 生体情報に基づくサービス応用への展開
2.5 まとめ
第2章 フレキシブルトランジスタ
1 塗布法への適用に向けたn型有機トランジスタ材料の開発
1.1 はじめに
1.2 OFETの素子構造と駆動原理
1.3 n型OFET材料に向けた電子受容性ユニットの設計
1.4 カルボニル架橋電子受容性ユニットを導入したn型OFET材料の開発
1.5 ジシアノメチレン基導入シクロペンテン縮環チオフェンに基づくn型OFET材料開発
1.6 N-アルキルフタルジチオイミドを末端ユニットに導入したn型OFET材料の開発
1.7 おわりに
2 超薄型フィルム上に作製した全印刷型有機集積回路
2.1 はじめに
2.2 全印刷有機薄膜トランジスタの作製プロセス
2.2.1 トランジスタ構造が抱える課題
2.2.2 印刷電極が抱える課題
2.3 超薄型フィルム基板上の全印刷型有機集積回路
2.3.1 超薄型フィルム基板上への全印刷型有機トランジスタの作製
2.3.2 超薄型フィルム基板上のデバイス特性
2.4 今後の展望
3 導電性単層CNTゴム複合材料による柔軟・伸張性トランジスタ
3.1 概要
3.2 単層CNTゴムトランジスタの構造
3.3 CNTゴムトランジスタの製造プロセス
3.4 単層CNT,ゴム,ゲルのトランジスタの柔軟性
3.5 おわりに
第3章 ストレッチャブル配線
1 ウェアラブルデバイスのための印刷可能なストレッチャブル配線
1.1 はじめに
1.2 ストレッチャブル配線
1.3 銀ナノワイヤを用いたストレッチャブル透明導電膜
1.4 レーザーを用いた非接触印刷によるストレッチャブル配線の形成
1.5 超ストレッチャブル配線
1.6 まとめ
2 ストレッチャブル導電性ペーストの開発と応用展望
2.1 はじめに
2.2 ストレッチャブル導電性ペースト
2.2.1 概要
2.2.2 伸長時の抵抗変化
2.2.3 繰り返し伸縮時の抵抗変化
2.2.4 スクリーン印刷性
2.2.5 ストレッチャブル導電性ペーストまとめ
2.3 ストレッチャブル配線を用いた応用例
2.3.1 フィルム状機能素材“COCOMI(R)”
2.3.2 心電図計測
2.3.3 心電図計測ウェアの活用
2.3.4 生体情報計測ウェアの開発の課題
2.4 おわりに
3 高伸縮導電配線
3.1 はじめに
3.2 高耐久・高伸縮配線の実現
3.3 高伸縮性短繊維配向型電極
3.4 高伸縮性マトリクス状センサーシート
3.5 まとめ
4 伸縮性配線の疲労メカニズムと実装技術
4.1 はじめに
4.2 主な伸縮配線材料の種類
4.2.1 金属および関連材料
4.2.2 導電性高分子
4.2.3 エラストマーをバインダとした導電ペースト
4.2.4 伸縮性配線材料の比較
4.3 繰返し変形に伴う疲労現象
4.3.1 金属疲労
4.3.2 エラストマー(ゴム)の疲労
4.4 伸縮性導電ペースト印刷配線の繰返し引張試験
4.5 今後のストレッチャブルデバイスの発展を見据えた実装技術上の課題
4.6 おわりに
5 フレキシブルシルク電極
5.1 はじめに
5.2 フレキシブルシルク電極
5.3 応用例
5.3.1 フレキシブルシルク電極(絹糸)
5.4 おわりに
6 樹脂との密着性と柔軟性に優れた導電材料の開発とフレキシブルインターコネクトへの応用
6.1 はじめに
6.2 高導電性ポリマー/金属複合材料とその構造
6.3 光溶液化学を用いた導電性ポリマー/金属複合材料の高速合成
6.4 液滴塗布プロセスと光化学反応プロセスの融合による導電性ポリマー/金属複合材料の微細パターンの形成
6.5 導電性ポリマー/金属複合材料とプラスチック基材との密着性
6.6 導電性ポリマー/金属複合材料の柔軟性
6.7 おわりに
第4章 電池・電源
1 ウェアラブルデバイス向けエネルギーハーベスティング技術
1.1 はじめに
1.2 ウェアラブルデバイスの電源オプション
1.2.1 電源配線
1.2.2 電池
1.2.3 無線電力伝送
1.2.4 エネルギーハーベスティング
1.3 ウェアラブル向けエネルギーハーベスティング技術の開発動向
1.3.1 太陽電池
1.3.2 電波
1.3.3 力学的エネルギー
1.3.4 熱エネルギー(温度差)
1.3.5 その他の発電方式
1.4 今後の課題
2 ジャイロ型振動発電機
2.1 はじめに
2.2 ジャイロ効果
2.3 モータ回転型発電機
2.4 ダイナビー型発電機
2.5 おわりに
3 ウェアラブルデバイスに向けたフレキシブル・マイクロ熱電素子の開発
3.1 はじめに
3.2 熱電発電(変換)技術
3.3 フレキシブル熱電モジュール(素子)の設計指針(デザインと用途)
3.4 フレキシブル熱電モジュールの作製方法と変換特性
3.5 フレキシブル熱電モジュールの信頼性
3.6 ウェアラブル・ポータブル用フレキシブル・マイクロ熱電モジュール
4 塗布型フレキシブル熱電変換素子の作製技術とウェアラブルデバイスへの適用
4.1 はじめに
4.2 フレキシブル熱電変換素子とは
4.3 ナノ粒子の合成
4.4 インク化
4.5 薄膜の作製~カレンダ処理
4.6 π型フレキシブル熱電変換素子の作製
4.7 ファブリックモジュール
4.8 まとめと今後の展望
5 ウェアラブル電源としてのバイオ電池
5.1 化学物質(バイオ燃料)からの環境発電
5.2 バイオ電池の作動原理,技術
5.3 性能向上に向けた課題と開発動向
5.3.1 炭素のメソ孔制御
5.3.2 炭素のマクロ孔制御
5.4 高性能ウェアラブルバイオ電池の開発:印刷型電池
5.5 未来のアプリケーション
5.6 まとめ
第5章 その他材料・技術
1 ウェアラブルデバイスのための透明封止材
1.1 はじめに
1.2 当社の透明封止材のコンセプト
1.3 透明封止材の評価方法と基準
1.4 透明封止材の評価結果
1.4.1 機械特性
1.4.2 光学特性
1.4.3 透湿性
1.4.4 埋め込み特性
1.4.5 曲げ試験
1.4.6 伸び試験
1.4.7 防水試験
1.4.8 信頼性試験
1.5 おわりに
2 人体通信技術のウェアラブルデバイスへの活用
2.1 はじめに
2.2 ワイヤレスボディエリアネットワーク
2.3 人体通信を利用したマルチメディア映像・音声信号の伝送
2.4 人体通信技術の自動車システムへの適用
2.5 まとめ
3 セルロースナノファイバーを用いた折り畳み可能な透明導電膜とペーパー太陽電池
3.1 背景と目的
3.2 結果および考察
3.3 結論
4 ウェアラブル呼気センサのための半導体ナノ材料
4.1 はじめに
4.2 酸化モリブデンとナノ構造の基板成長
4.3 ガスセンサ素子の作製とセンサ特性
4.4 まとめ
第6章 センサデバイス開発
1 ウェアラブル生体センサ
1.1 はじめに
1.2 ウェアラブル生体センサの課題
1.3 ウェアラブル生体センサの低消費電力化技術
1.3.1 センサとアナログ回路
1.3.2 メモリとロジック回路
1.3.3 無線通信
1.4 ウェアラブル生体センサシステムの開発事例
1.4.1 心拍抽出アルゴリズムの開発
1.4.2 不揮発マイコンの開発
1.4.3 SoCの開発
1.5 まとめ
2 ウェアラブルなフレキシブル健康管理パッチ実現に向けて
2.1 はじめに
2.2 加速度センサ
2.3 温度センサ
2.4 紫外線センサ
2.5 心電センサ
2.6 センサ集積健康管理パッチ
2.7 結言
3 紡績性MWCNTを用いた衣類型ウェアラブルモーションセンサ
3.1 はじめに
3.2 薄型ストレッチャブル動ひずみセンサの概要
3.3 製造プロセス,構造,動作原理
3.4 センサの特性
3.4.1 静的特性,動的特性
3.4.2 繰り返し耐久性
3.5 センサの動作原理
3.6 伸縮配線技術
3.7 応用提案と応用事例
3.7.1 モーションセンシング
3.7.2 衣類型ウェアラブルモーションセンサ
3.7.3 動作認識
3.7.4 呼吸計測
3.7.5 ロコモーショントレーニング向けサポーター
3.7.6 データグローブとその活用
3.8 おわりに
4 有機導電性繊維を用いたテキスタイルデバイス
4.1 はじめに
4.2 テキスタイルデバイス
4.3 異方的機能を持つ配列ナノファイバー集合体
4.4 導電性高分子の繊維化とデバイス化
4.5 まとめ
5 低温硬化形導電性接着剤「セメダインのSX-ECA」の開発とデバイス応用
5.1 はじめに
5.2 エレクトロニクスの現状
5.3 設計コンセプト
5.4 低温硬化・フレキシブル導電性接着剤の特長
5.5 SX-ECAの応用例
5.5.1 柔軟EMIシールド
5.5.2 印刷による配線形成
5.5.3 銀ナノワイヤハイブリッドによる高性能化
5.5.4 柔軟接続構造設計
5.5.5 高意匠性衣類
5.6 おわりに
6 伸縮性ひずみセンサ「C-STRETCH(R)」の開発
6.1 はじめに
6.2 C-STRETCH(R)の計測原理と基礎特性
6.3 C-STRETCH(R)の特長
6.4 応用の利用例
6.5 おわりに
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フローマイクロ合成の実用化への展望《普及版》
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2017年刊「フローマイクロ合成の実用化への展望」の普及版。フローマイクロ合成の実用化に向けて、化学・製薬・香料・合成樹脂メーカーによる実例解説および、ポンプ・装置・電機・食品・鉄鋼メーカーによるデバイス開発技術を収載した1冊。
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<<著者一覧>>
※執筆者の所属表記は、2017年当時のものを使用しております。
吉田潤一 京都大学
富樫盛典 (株)日立製作所
三宅亮 東京大学
荒井秀紀 (株)タクミナ
伊藤寿英 (株)タクミナ
島崎寿也 (株)タクミナ
橘内卓児 富士テクノ工業(株)
前澤真 (株)ワイエムシィ
野村伸志 (株)中村超硬
嶋田茂人 (株)ナード研究所
野一色公二 (株)神戸製鋼所
中原祐一 味の素(株)
豊田倶透 (株)カネカ
小沢征巳 日産化学工業(株)
安川隼也 三菱レイヨン(株)
二宮航 三菱レイヨン(株)
星野学 三菱レイヨン(株)
中﨑義晃 (株)ナノ・キューブ・ジャパン
山本哲也 高砂香料工業(株)
田口麻衣 ダイキン工業(株)
中谷英樹 ダイキン工業(株)
臼谷弘次 武田薬品工業(株)
松山一雄 花王(株)
浅野由花子 (株)日立製作所
佐藤忠久 (株)ナノイノベーション研究所
高山正己 塩野義製薬(株)
金熙珍 京都大学
永木愛一郎 京都大学
-------------------------------------------------------------------------
<<目次>>
【第I編 デバイス開発】
第1章 3Dプリンターによるデバイス作製
1 フローマイクロデバイス
2 フローマイクロデバイスの材質と特徴
3 デバイス加工のデジタル化の歴史
4 3Dプリンターによるデバイス加工の方法
5 3Dプリンターによるフローマイクロデバイスの作製事例
第2章 フローマイクロ合成研究者が知っておくべき各種ポンプの違いと特長
1 はじめに
2 ポンプの種類について
2.1 非容積式ポンプ
2.1.1 遠心ポンプ
2.1.2 軸流ポンプおよび斜流ポンプ
2.2 容積式ポンプ
2.2.1 容積式ポンプ:往復式ポンプ
2.2.2 容積式ポンプ:回転式ポンプ
3 フローマイクロ合成研究者が用いるポンプ
3.1 スムーズフローポンプ
3.2 スムーズフローポンプの特徴について
3.3 生産機適正について
3.4 フローマイクロ合成の研究で用いられるポンプ
3.4.1 シリンジポンプ
3.4.2 プランジャポンプ
3.4.3 ダイヤフラムポンプ
3.4.4 小流量の実験における注意点
4 最後に
第3章 高定量性の3連式無脈動定量プランジャーポンプ
1 マイクロプロセスに必要な液体供給の要素
2 マイクロプロセスに必要な液体供給機器
2.1 精密ギヤーポンプ
2.2 一軸偏心ねじポンプ(モーノポンプ)
2.3 高速液体クロマトグラフィー(high performance liquid chromatography,略称:HPLC)用ポンプ
2.4 シリンジポンプ
2.5 2連式無脈動定量プランジャーポンプ(産業用)
2.6 ダイヤフラムポンプ
3 3連式無脈動定量プランジャーポンプ
3.1 往復動ポンプ
3.2 従来の往復動ポンプ
3.3 2連式無脈動定量プランジャーポンプ
3.4 3連式プランジャーポンプ
3.5 当社製3連式無脈動定量プランジャーポンプ
3.6 当社製3連式無脈動定量プランジャーポンプの性能
4 3連式無脈動定量プランジャーポンプのマイクロプロセスにおける適応性
4.1 性能
4.2 外気遮断性
4.3 耐蝕性
4.4 耐スラリー液性
4.5 操作性及び制御の拡張
4.6 ブチルリチウムの連続運転
第4章 医薬品を中心とした少量・中規模マイクロリアクタシステム
1 はじめに
2 YMC製マイクロミキサの特徴
3 YMC製マイクロリアクタについて
3.1 KeyChem-Basic,L/LPの特徴
3.2 KeyChem-H,水素吸蔵合金キャニスター,5%Pd/SCの特徴
3.3 KeyChem-Lumino2の特徴,光源の紹介
4 KeyChem-Integralの特徴,紹介
5 おわりに
第5章 連続フロー式マイクロリアクターシステム
1 はじめに
2 連続フロー式マイクロリアクターシステム
2.1 X-1αの基本システム構成・機能
2.2 代表的反応における実証データ
3 各種デバイスによる拡張性
3.1 ミキサー
3.2 気体流量制御装置
3.3 光反応用ユニット
4 おわりに
第6章 撹拌子を有する多段連続式撹拌槽型反応器
1 はじめに
2 流通型反応器
3 Coflore ACR(Agitated Cell Reactor)
4 Coflore ATR(Agitated Tube Reactor)
5 鈴木-宮浦クロスカップリング反応
6 スラリーの連続フロープロセス
7 接触水素化脱塩素反応
8 高圧条件での接触水素化反応
9 カーボンナノチューブの効率的な化学修飾
10 生体触媒による酸化反応
11 連続晶析
12 おわりに
第7章 積層型多流路反応器(SMCR(R))
1 はじめに
2 バルク生産用マイクロリアクターの基本概念
3 バルク生産用熱交換器から大容量MCRへ
4 大容量MCR 積層型多流路反応器(SMCR(R))について
5 SMCR(R)の適用事例
5.1 抽出用途への適用検討
5.2 実験内容および結果
5.3 SMCR(R)による商業化事例
6 分解型SMCR(R)での適用用途拡大
7 おわりに
第8章 フローマイクロリアクターを用いた連続合成プロセスの構築
1 はじめに
1.1 化学合成におけるフローマイクロリアクターの特長
1.2 フローマイクロリアクターの課題
1.2.1 化学合成と化学工学の融合による反応場の構築
1.2.2 パラメータの多さによる開発スピードの遅延
1.2.3 安定な連続化プロセスの構築
1.3 京都大学マイクロ化学生産研究コンソーシアムにおける取り組み
2 フローマイクロリアクターによる高分子合成
3 フローマイクロリアクターによるアニオン重合システムの構築
3.1 連続反応システムの構築とシステムの検証
3.2 モノマー/開始剤の比率がポリマー分子量に及ぼす影響の評価
3.3 アニオン重合によるポリスチレン連続運転システムの検証
4 おわりに
【第II編 企業の実例】
第1章 マイクロリアクターを用いたイソブチレンのリビングカチオン重合
1 はじめに
2 リビング重合とマイクロリアクター
3 イソブチレン系樹脂と現行プロセスの課題
4 マイクロリアクターを用いた連続重合検討
4.1 反応機構解析
4.2 速度論解析・反応速度シミュレーション
4.3 ラボ実証実験
4.4 高活性触媒
4.5 連続化がもたらすエネルギーメリット
5 おわりに
第2章 フローリアクターでの香月シャープレス不斉エポキシ化
1 はじめに
2 香月シャープレス不斉エポキシ化(KSAE)反応
3 スケールアップ課題
4 フロー検討用装置
5 シンナミルアルコールの不斉エポキシ化
5.1 フロー系への置き換え
5.2 バッチ反応との比較
6 メタリルアルコールの不斉エポキシ化
7 クエンチ連続化
8 スケールアップ
8.1 除熱限界
9 w/o MSフロー法の基質適用性
10 結論
11 おわりに
第3章 マイクロ化学プロセスを利用する新規アクリルモノマー製造技術の開発
1 はじめに
2 ピルビン酸エステルの合成へのマイクロリアクターの利用
2.1 ラボスケールのマイクロリアクターでの操作方法
2.2 ベンチスケールのマイクロリアクターでの操作方法
2.3 結果
2.4 ピルビン酸エステルの合成まとめ
3 α-アシロキシアクリレートの合成
3.1 ラボスケールのバッチ反応での検討
3.2 ラボスケールのマイクロリアクターでの検討
3.3 ベンチスケールマイクロリアクターでの検討
3.4 α-アシロキシアクリレート合成まとめ
4 α-アシロキシアクリレートの製造プロセスの提案
4.1 検討方法
5 終わりに
第4章 マイクロリアクターを用いたシングルナノ粒子の製造
1 はじめに
2 ITO代替導電性材料
3 ドーパントの検討
3.1 ドーピング化学種の検討
3.2 計算結果と考察
3.3 ドーピング量の検討
3.4 ドーピングSnO2のバンド構造
4 マイクロ化学プロセスを用いた合成
4.1 ドーピング用マイクロリアクターの設計
4.2 マイクロ化学プラントの試作(マイクロ化学プロセス,周辺装置試作)
4.3 合成条件の検討
4.4 透明性
5 まとめ
第5章 不斉水素化反応へのマイクロリアクターの適応
1 はじめに
2 マイクロリアクターの特徴
3 高速不斉水素化触媒RUCY(R)を用いた不斉水素化反応へのマイクロリアクターの適応
3.1 小スケール検討
3.2 速度論解析による流路長最適化
3.3 流路径の反応に対する影響
3.4 気液導入部の最適化
3.5 触媒溶液の安定性改善
3.6 温度コントロール
3.7 React IRによる流動状態の評価
4 まとめ
第6章 マイクロリアクターを用いた含フッ素ファインケミカル製品の合成
1 はじめに
2 フッ素化合物とフッ素ファインケミカル製品
3 フッ素化合物の合成方法
4 フッ素系ケミカル製品のマイクロリアクターを用いた事例
4.1 マイクロリアクターを用いた直接フッ素化反応
4.2 マイクロリアクターを用いたビルディングブロック法
4.3 マイクロリアクターを用いたエポキシ化反応
4.4 マイクロリアクターを用いたハロゲン-リチウム交換反応
4.5 マイクロリアクターの生産設備としての利用可能性
5 おわりに
第7章 フローケミストリー技術を用いたスケールアップ
1 はじめに
2 医薬品製造におけるフローケミストリーの適用
3 不安定活性種の発生と応用
4 フローケミストリーを用いた有機リチウム反応のボロン酸合成への適用
5 フローケミストリーを用いたプロセス開発
6 フローケミストリーを用いたスケールアップ検討
7 ボロン酸Xの製造
8 最後に
第8章 高速混合を利用した高効率微細乳化
1 はじめに
2 空間のマイクロ化の効果
2.1 層流におけるミリ秒混合の必要条件
2.2 乱流におけるミリ秒混合の必要条件
2.3 液液混合における空間のマイクロ化の効果
3 マイクロミキサー開発事例
4 高効率微細乳化プロセスの提案
4.1 微細乳化の課題と着目点
4.2 実験と結果
5 おわりに
第9章 フローマイクロリアクターシステムによる製造プロセス
1 はじめに
2 マイクロリアクターの導入プロセス
3 マイクロリアクターの適用事例
3.1 水分離用マイクロリアクター
3.2 抽出用マイクロリアクター
3.3 濃縮用マイクロリアクター
4 マイクロリアクターシステムの開発事例
4.1 ラボ・少量生産用マイクロリアクターシステム(MPS-α200)
4.2 反応・乳化用マイクロリアクタープラント
4.2.1 中量産用マイクロリアクタープラント
4.2.2 量産用マイクロリアクタープラント
5 おわりに
第10章 大量物質生産を目指したマイクロリアクターシステム
1 はじめに
2 マイクロ化学プラント
2.1 マイクロ化学プラントのサイズについて
2.2 マイクロ化学プラントのフレキシブル性
2.3 マイクロ化学プラントによる工業化検討対象について
3 工業化する上での重要な留意点
3.1 生産性を考慮したマイクロ化学プラント設計
3.2 工業化を検討する反応の反応速度について
4 工業化において重要な技術
4.1 送液制御技術
4.1.1 無脈動もしくは低脈動送液技術
4.1.2 送液流量の均等分配技術
4.2 マイクロ流路閉塞防止技術
4.2.1 マイクロ流路構造による閉塞防止(「イコーリングアップ」技術)
4.2.2 マイクロ流路径拡大による閉塞抑制(「疑似イコーリングアップ」技術)
4.2.3 自動化技術による閉塞防止
4.2.4 反応媒体流の急激な圧力変化による閉塞防止
5 工業化検討の現状と将来展望
【第III編 産業界の動向】
第1章 フローマイクロリアクターの製薬業界の動向
1 はじめに
2 製薬業界での使いどころと利点
3 医薬品研究での実例
4 医薬品業界におけるフロー・マイクロ合成技術の展望
第2章 フローマイクロリアクターの化学業界の動向
1 はじめに
2 実用化の例1:DSM社でのアクリルアミドの生産
3 実用化の例2:Xi’an Huian Chemical社でのトリニトログリセリンの生産
4 実用化の例3:Sigma-Aldrich社でのレチノールの生産
5 実用化の例4:Clariant社でのフェニルボロン酸の生産
6 おわりに
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実用化に向けたソフトアクチュエータの開発と応用・制御技術《普及版》
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2017年刊「実用化に向けたソフトアクチュエータの開発と応用・制御技術」の普及版。ソフトアクチュエータの基礎・開発・応用研究について、それぞれの専門家の解説をまとめた1冊。
(編集:シーエムシー出版)
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<<著者一覧>>
※執筆者の所属表記は、2017年当時のものを使用しております。
千葉正毅 千葉科学研究所
杉野卓司 (国研)産業技術総合研究所
岩曽一恭 大阪大学
高島義徳 大阪大学
原田明 大阪大学
三俣哲 新潟大学
梅原康宏 (公財)鉄道総合技術研究所
白須圭一 東北大学
山本剛 東北大学
橋田俊之 東北大学
高木賢太郎 名古屋大学
荒川武士 名古屋大学
釜道紀浩 東京電機大学
舛屋賢 九州大学
田原健二 九州大学
安積欣志 (国研)産業技術総合研究所
今井郷充 日本大学
嵯峨宣彦 関西学院大学
上杉薫 大阪大学
森島圭祐 大阪大学
都井裕 東京大学
中村太郎 中央大学
戸森央貴 山形大学
田實佳郎 関西大学
和氣美紀夫 (有)Wits
脇元修一 岡山大学
谷口浩成 大阪工業大学
李毅 信州大学
橋本稔 信州大学
山内健 新潟大学
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<<目次>>
【総論編】
第1章 ソフトアクチュエータの開発状況
1 概要
2 研究開発の状況
2.1 高分子材料を利用するアクチュエータ
2.2 形状記憶材料を利用するアクチュエータ
2.3 空気圧を利用するアクチュエータ
2.4 静電力を利用するアクチュエータ
3 企業動向
【基礎研究編 ソフトアクチュエータの材料・動力別分類】
第1章 誘電エラストマーアクチュエータ
1 はじめに
2 誘電エラストマーの原理
2.1 DEアクチュエータの素材,性能および開発動向
2.2 DE素材の性能
2.2.1 ヒステリシスおよびクリープ
2.2.2 漏れ電流と抵抗値
3 DEアクチューターの開発状況
4 DEセンサー
5 DE発電
5.1 DEの発電理論
5.2 DE発電の数式モデル
6 おわりに
第2章 ナノカーボン高分子アクチュエータ
1 はじめに
2 ナノカーボン高分子アクチュエータの構成
3 ナノカーボン高分子アクチュエータの特性評価法
4 ナノカーボン高分子アクチュエータの変形メカニズム
5 ナノカーボン高分子アクチュエータの応答特性の改善
5.1 添加物による電極の改良
5.2 耐久性の改善
6 ナノカーボン高分子アクチュエータの実用化に向けた取組み
7 おわりに
第3章 超分子アクチュエータ
1 はじめに
2 分子マシン
3 超分子マシンエレメント
4 分子シャトル
5 分子ローター
6 カテナン
7 刺し違い2量体(Daisy Chain)
8 超分子マシン
9 分子マシンから巨視的なアクチュエータの設計
9.1 クラウンエーテルを含むDaisy Chainポリマー
9.2 分子モーターの回転により収縮するポリマー
9.3 超分子錯体の形成,解離を駆動力とするアクチュエータ
9.4 分子マシンのスライドを駆動力とするアクチュエータ
10 まとめ
第4章 磁場で駆動するソフトアクチュエータ
1 はじめに
2 磁性ソフトアクチュエータ
3 磁性ゲルの可変粘弾性
4 磁性エラストマーの可変粘弾性
5 鉄道車両への応用
6 おわりに
第5章 CNT/エポキシ複合材料を用いた熱バイモルフ
1 はじめに
2 配向CNT/エポキシ複合材料の作製と線膨張係数の評価
3 アクチュエータのたわみ量と発生力
4 熱バイモルフのたわみ量と発生力の評価
5 おわりに
第6章 釣糸人工筋アクチュエータ
1 はじめに
2 コイル形状の釣糸人工筋アクチュエータ(TCPA)の物理原理
2.1 温度変化に基づく応答の原理
2.2 釣糸人工筋アクチュエータの形状と作製方法
3 TCPAの作製とジュール加熱による電場駆動
3.1 コイル形状の釣糸人工筋アクチュエータの作製
3.2 ニクロム線によるジュール加熱
4 電圧駆動される釣糸人工筋アクチュエータのモデル化
4.1 モデル化
4.2 実験データを用いたシステム同定
5 おわりに
第7章 形状記憶ポリマーアクチュエータ
1 形状記憶ポリマーの概要
1.1 形状記憶ポリマーの特徴
1.2 形状記憶のメカニズム
1.3 形状記憶ポリマーの種類と応用例
2 形状記憶ポリマーのアクチュエータへの応用
2.1 設計のための検討項目
2.2 形状記憶ポリマーのみによる2方向動作
2.2.1 方向動作のメカニズム
2.2.2 ポリウレタン系形状記憶ポリマーの温度特性
2.2.3 アクチュエータの構造
2.2.3 アクチュエータの特性
第8章 低圧駆動型空気圧人工筋アクチュエータ
1 はじめに
2 軸方向強化型空気圧人工筋アクチュエータ
2.1 実験概要
2.2 基礎特性
2.3 空気圧人工筋アクチュエータの生物学的特性
2.3.1 等張性収縮特性
2.3.2 等尺性収縮特性
3 空気圧バルーンを用いた腱駆動アクチュエータ
3.1 基本構造と駆動原理
3.2 基礎特性
3.3 腱駆動アクチュエータの生物学的特性
3.3.1 等張性収縮特性
3.3.2 等尺性収縮特性
4 まとめ
第9章 マイクロナノマシンとソフトマテリアルが拓く生命機械融合ソフト&ウェットロボティクス
1 はじめに
2 筋細胞を用いたバイオアクチュエータ
3 耐環境性に優れたバイオアクチュエータ
4 筋細胞の3 次元組織構築によるバイオアクチュエータとその応用
4.1 心筋ゲルアクチュエータ
4.2 培養神経ネットワークによる筋組織の運動制御
5 筋細胞バイオアクチュエータの光制御
6 力学刺激を用いたバイオアクチュエータの高性能化
7 バイオアクチュエータの力学的特性評価
8 今後の展開
【開発研究編 実用化に向けたモデリング・理論】
第1章 高分子アクチュエータ/センサの計算モデリング
1 形状記憶ポリマーの概要
2 導電性高分子アクチュエータ
3 導電性高分子アクチュエータの電気化学・多孔質弾性応答の計算モデリング
3.1 多孔質弾性体の剛性方程式
3.2 圧力に対するポアソン方程式
3.3 体積ひずみの発展方程式
3.4 イオン輸送方程式
3.5 計算手順
4 固体電解質ポリピロールアクチュエータの電気化学・多孔質弾性応答解析
5 導電性高分子センサ
6 導電性高分子を用いた力学センサの数値シミュレーション
7 まとめ
第2章 特性変動を考慮した高分子アクチュエータの制御
1 はじめに
2 IPMCアクチュエータの制御
3 セルフチューニング制御
3.1 制御則
3.2 逐次最小二乗法に基づくパラメータ更新
3.3 適用結果
4 セルラーアクチュエータ制御
4.1 制御則
4.2 適用結果
第3章 高出力型空気圧人工筋肉と機能性流体デバイスを用いた可変粘弾性関節による瞬発力発生機構とその応用
1 はじめに
2 可変粘弾性マニピュレータ
2.1 空気圧人工筋肉
2.2.1 空気圧人工筋肉の特徴
2.2.2 空気圧人工筋肉の種類
2.2 MRブレーキ
2.3 人工筋肉とMRブレーキを用いた可変粘弾性機構
2.3.1 可変粘弾性関節機構の意味
2.3.2 空気圧人工筋肉とMRブレーキを用いた可変粘弾性関節機構
3 応用例
3.1 投てきロボット
3.2 ジャンプロボット
4 おわりに
【応用研究編 ソフトアクチュエータの応用事例紹介】
第1章 圧電性高分子から圧電ファブリックへ
1 はじめに
2 圧電性
3 圧電ファブリック
3.1 圧電ファブリックとは
3.2 圧電ファブリックからの圧電信号とデバイス
3.3 圧電ファブリックの特徴
4 おわりに
第2章 誘電エラストマ人工筋肉の応用
1 はじめに
2 アクチュエータへの応用例
2.1 産業ロボットの開発
2.2 DEモータの製作
2.3 医療用への展開
2.4 医療センサへの応用事例
2.5 透明アクチュータの開発
3 発電デバイスへの応用
3.1 波を利用した発電システム
3.2 海流・水流による発電
3.3 新しいアイデアを用いた風力発電へのチャレンジ
3.4 床発電システム
4 おわりに
第3章 空気圧ソフトアクチュエータの医療応用
1 空気圧ソフトアクチュエータの医療応用について
2 2方向湾曲型空気圧アクチュエータの開発とイレウスチューブへの応用
2.1 背景
2.2 2方向湾曲アクチュエータ
2.3 イレウスチューブへの適用
2.4 まとめ
3 空気圧バックアクチュエータを用いた足関節拘縮予防装置の開発
3.1 背景
3.2 足関節の関節可動域運動
3.3 空気圧バックアクチュエータ
3.4 関節可動域運動試験
3.5 まとめ
第4章 PVCゲル人工筋肉のウェアラブルロボットへの応用
1 はじめに
2 積層型PVCゲル人工筋肉
2.1 PVCゲルと駆動原理
2.2 PVCゲル人工筋肉の構造
2.3 駆動特性
3 歩行アシストウェアへの応用
3.1 引張り型モジュール構造
3.2 アシストウェアの構造
3.3 歩行アシスト
3.4 設計と試作
4 アシスト効果の検証実験
4.1 実験方法
4.2 実験結果
5 おわりに
第5章 生物の問題解決法を活用したソフトアクチュエータの開発
1 はじめに
2 生物を模倣した材料の設計-TRIZというアイデア創出法-
3 多孔質構造を有するソフトアクチュエータの開発
4 おわりに
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医療用バイオマテリアルの研究開発《普及版》
¥4,290
2017年刊「医療用バイオマテリアルの研究開発」の普及版。生体適合性高分子材料の開発の歴史から、臨床応用を目指した研究やその実用例までを紹介した1冊。
(監修:青柳隆夫)
<a href="http://www.cmcbooks.co.jp/products/detail.php?product_id=9302"target=”_blank”>この本の紙版「医療用バイオマテリアルの研究開発(普及版)」の販売ページはこちら(別サイトが開きます)</a>
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<<著者一覧>>
※執筆者の所属表記は、2017年当時のものを使用しております。
青柳隆夫 日本大学
中岡竜介 国立医薬品食品衛生研究所
迫田秀行 国立医薬品食品衛生研究所
植松美幸 国立医薬品食品衛生研究所
宮島敦子 国立医薬品食品衛生研究所
野村祐介 国立医薬品食品衛生研究所
蓜島由二 国立医薬品食品衛生研究所
伊佐間和郎 帝京平成大学
岩崎清隆 早稲田大学
梅津光生 早稲田大学
田中賢 九州大学;山形大学
蟹江慧 名古屋大学
成田裕司 名古屋大学医学部付属病院
加藤竜司 名古屋大学
石原一彦 東京大学
馬場俊輔 大阪歯科大学
橋本典也 大阪歯科大学
笠原真二郎 日本特殊陶業(株)
築谷朋典 国立循環器病研究センター研究所
伊藤恵利 (株)メニコン;名古屋工業大学
荒雅浩 (株)ジェイ・エム・エス
大矢裕一 関西大学
水田亮 筑波大学;物質・材料研究機構
田口哲志 物質・材料研究機構;筑波大学
鈴木治 東北大学
穴田貴久 東北大学
小山義之 結核予防会 新山手病院
伊藤智子 結核予防会 新山手病院
江里口正純 結核予防会 新山手病院
松村和明 北陸先端科学技術大学院大学
玄丞烋 京都工芸繊維大学
伊藤壽一 滋賀県立成人病センター研究所
岩井聡一 大阪大学
石原雅之 防衛医科大学校
新山瑛理 物質・材料研究機構;筑波大学
宇都甲一郎 物質・材料研究機構
荏原充宏 物質・材料研究機構;筑波大学;東京理科大学
小林尚俊 物質・材料研究機構
玉田 靖 信州大学
武岡真司 早稲田大学
木村俊作 京都大学
辻本洋行 同志社大学
高木敏貴 同志社大学
萩原明於 同志社大学
岡村陽介 東海大学
中澤靖元 東京農工大学
牧田昌士 ORTHOREBIRTH(株)
西川靖俊 ORTHOREBIRTH(株)
春日敏宏 名古屋工業大学
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<<目次>>
【第1編 生体適合性高分子材料の基礎】
第1章 生体適合性高分子材料の種類と特徴
1 はじめに
2 生体適合高分子材料の開発の歴史
3 水の構造に着目したバイオインターフェース
4 ポリマーの精密重合と表面の構築
5 炎症反応に着目した血液適合性材料開発
6 最後に
第2章 生体適合性材料の評価方法とその標準化
1 はじめに
2 医用材料の種類
2.1 金属材料
2.2 セラミックス材料
2.3 ポリマー(高分子)材料
3 医用材料の生体適合性
3.1 生体安全性について
3.2 生体適合性について
4 国際標準化
5 おわりに
第3章 生体内劣化評価法の開発
1 はじめに
2 人工関節における超高分子量ポリエチレンのガンマ線照射に伴う劣化
3 超高分子量ポリエチレンの生体脂質による劣化
4 生体吸収性材料
5 まとめ
第4章 血液適合性評価法の開発
1 はじめに
2 ホリゾンタル試験法
2.1 溶血性試験
2.1.1 現行公定法
2.1.2 簡易溶血性試験法
2.1.3 陽性対照材料
2.2 血栓性試験
2.2.1 血液側からの評価法
2.2.2 材料側からの評価法
3 分子動力学的シミュレーションを利用した材料評価
4 Engineering-based Medicineに基づく血液適合性試験
4.1 左心補助人工心臓用脱血管のin vitro血栓性試験法
4.2 持続的血液濾過器のin vitro血栓性試験法
5 おわりに
【第2編 医療機器部材用材料の開発】
第1章 Poly(ω-methoxyalkyl acrylate)類の抗血栓能
1 はじめに
2 医療機器の表面で起こる現象
3 タンパク質の吸着現象-吸着と構造変化
4 材料に含水した水の状態の解析
5 材料表面に存在する中間水の役割
6 抗血栓性高分子の設計
7 おわりに
第2章 インフォマティクスを活用した細胞選択的ペプチド被覆型医療機器材料の設計
1 背景~体内埋め込み型医療機器材料の現状~
2 医療機器材料としてのペプチド
2.1 細胞接着ペプチド被覆型医療材料
2.2 細胞を用いたペプチドアレイ探索
2.3 細胞選択的ペプチド
3 細胞選択的ペプチドの探索と医療機器材料開発に向けて
3.1 クラスタリング手法を用いたEC選択的・SMC選択的ペプチドの探索
3.2 BMPタンパク質由来の細胞選択的骨化促進ペプチドの探索
3.3 ペプチド-合成高分子の組み合わせ効果による細胞選択性
4 まとめ
第3章 スーパーエンジニアリングプラスチック表面への生体親和性修飾
1 エンジニアリングプラスチックとしてのポリアリルエーテルケトン
2 PEEKの化学構造に着目した自己開始光グラフト重合法
3 自己開始光グラフト重合法によるPEEK表面へのポリマー層の構築
3.1 自己開始光グラフト重合
3.2 各種のグラフトポリマー層を有するPEEKの表面特性
4 ポリマーグラフト層を持つPEEK表面の生体親和性
4.1 医療デバイスを作るバイオマテリアルの生体親和性の必要性
4.2 リン脂質ポリマーをグラフトしたPEEK表面の生体親和性
4.2.1 血漿からのタンパク質吸着
4.2.2 血小板多血漿からの血小板粘着
4.2.3 細菌付着性の評価
5 おわりに
第4章 ポリエーテルエーテルケトン多孔体の骨造成能
1 はじめに
2 ポリエーテルエーテルケトンとは
3 PEEKへの骨結合性の付与
4 表面発泡PEEKの開発
5 PEEK製 歯槽骨再建材のコンセプト
6 PEEK多孔体の作製
7 ウサギ大腿骨骨欠損モデルを用いた表面発泡 PEEK多孔体の骨造成
8 おわりに
第5章 心不全治療と人工心臓
1 はじめに
2 補助人工心臓の目的
3 補助人工心臓システムの構造とマテリアル
4 空気圧駆動式補助人工心臓システム(ニプロVAS)
5 体内植込み型補助人工心臓(EVAHEART)
6 体内植込み型補助人工心臓の課題
7 まとめ
第6章 脂質付着抑制能をもつ両親媒性高分子材料の開発
1 はじめに
2 シリコーンハイドロゲル素材の主成分
2.1 シリコーン成分
2.1.1 変性ポリシロキサン
2.1.2 シリコーンモノマー
2.2 親水性成分
3 シリコーンハイドロゲル素材の特徴
3.1 酸素透過性
3.2 水溶性物質透過性
3.3 タンパク質付着
4 シリコーンハイドロゲル素材の課題
4.1 脂質付着
4.2 透明性
4.3 透明性と脂質付着抑制の系譜
4.3.1 DMAAの活用とその課題
4.3.2 相分離サイズスケールの原因追跡とNMMPの活用
5 おわりに
第7章 Legacoat技術による人工心肺回路の血液適合性向上
1 はじめに
2 血液適合性コーティング「Legacoat」
2.1 MPCポリマーについて
2.2 コーティング技術に求められる要求事項
3 「Legacoat」の効果
4 まとめ
【第3編 ゲル材料の開発と応用】
第1章 温度応答性インジェクタブルポリマー
1 はじめに
2 生分解性インジェクタブルポリマー:その用途
3 生分解性インジェクタブルポリマーの課題
4 分子形態制御:強度向上と温度応答性制御
5 薬物放出制御
6 粉末化と即時溶解による利便性向上
7 共有結合ゲル
8 おわりに
第2章 疎水化タラゼラチンシーラント
1 はじめに
2 生体組織接着性を向上させる高分子ゲルの設計
3 疎水化タラゼラチンを用いた外科用シーラント
3.1 タラゼラチンへの生体組織接着性の付与
3.2 疎水化タラゼラチンを用いた外科用シーラントの機能評価
3.3 疎水化タラゼラチンシーラントと細胞・生体組織との相互作用評価
4 結論
第3章 リン酸八カルシウム/ゼラチン複合体
1 序論
2 OCPの骨伝導の特徴
2.1 OCPの細胞応答性
2.2 OCPの生体反応性
2.2.1 タンパク質吸着
2.2.2 骨形成と生体内吸収性
3 OCP骨補填材
3.1 Gelについて
3.2 Gel単体の生体応答性
3.3 OCP/Gel複合体
3.3.1 OCP/Gelの生体材料学的設計論
3.3.2 生体応答
3.3.3 骨再生を促進するメカニズム
4 まとめ
第4章 生体接着性水和ゲルを形成する可溶性止血材・癒着防止材
1 生体接着性材料
1.1 生体接着性材料の医療機器への応用
2 生体組織接着性ポリマー
2.1 シアノアクリレート系接着剤
2.2 フィブリン糊
2.3 ポリアクリル酸(PAA)
3 PAA/PVP水素結合ゲル
3.1 PAA/PVP水素結合錯体
3.2 膨潤性PAA/PVP複合体
3.2.1 固体/液体界面での複合体形成
3.2.2 膨潤性PAA/PVP複合体の組織接着性
3.2.3 膨潤性PAA/PVP複合体の生体内での解離・再溶解
4 膨潤性PAA/PVP複合体の止血材への応用
4.1 止血効果
4.2 臨床研究と商品化
4.2.1 外傷,穿刺後の止血
4.2.2 口腔内・抜歯後の止血
4.2.3 商品化
5 膨潤性PAA/PVP複合体の癒着防止材への応用
6 生体接着性材料の今後
第5章 生分解性多糖類ハイドロゲルの医療応用
1 はじめに
2 分解性多糖類を用いた医療用接着剤
3 アルデヒド導入多糖類のゲル化とその分解メカニズム
4 アルデヒド導入セルロースの生体内分解性
5 おわりに
第6章 ゼラチンハイドロゲルを利用した難聴治療
1 はじめに
2 耳の構造と聞こえのしくみ
3 難聴の種類
4 現在の最先端技術を応用した新しい感音難聴治療
5 内耳への薬物局所投与方法
6 ゼラチンハイドロゲルを利用した薬物内耳局所投与
7 ゼラチンハイドロゲルIGF-1による臨床試験
7.1 第I-II相臨床試験
7.2 第II相臨床試験(ステロイド鼓室内投与とのランダム化比較試験:多施設臨床試験)
第7章 ハイドロキシアパタイトアガロースゲルを用いた骨再生医療
1 はじめに
2 ハイドロキシアパタイトアガロースゲル
3 臨床研究の概要
4 結果
5 結論
第8章 内視鏡手術用の粘膜下注入剤
1 はじめに
2 光硬化性キトサンゲル
3 光硬化性キトサンゲルを使用した内視鏡的消化器粘膜下層剥離術
4 おわりに
【第4編 シート・繊維材料の開発と応用】<