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  • 2023/06/07

機能性顔料の開発と応用《普及版》

シーエムシー出版

テクニカルライブラリシリーズ,ファインケミカル

コンテンツの内容

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2016年刊「機能性顔料の開発と応用」の普及版。主要な無機顔料、有機顔料、複合酸化物顔料の開発動向および塗料、インキ、プラスチックなどの着色顔料の応用を網羅解説した1冊!
(編集:シーエムシー出版編集部)

この本の紙版「機能性顔料の開発と応用(普及版)」の販売ページはこちら(別サイトが開きます)
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<<著者一覧>>
※執筆者の所属表記は、2016年当時のものを使用しております。
清都育郎  DIC㈱
三輪剛之  東洋インキ㈱
尾坂 格  理化学研究所
瀧宮和男  理化学研究所
山本泰生  ハクスイテック㈱
山根健一  大日精化工業㈱
森光太郎  東洋アルミニウム㈱
真田和俊  戸田工業㈱
鈴木龍太  メルク㈱
堂下和宏  日本板硝子㈱
田中雅晃  DIC㈱
岡本久男  大日精化工業㈱
山﨑康寛  オリヱント化学工業㈱
船倉省二  DIC㈱
杉山和弘  DIC㈱
石間洋輔  ㈱ADEKA
宮川有司  シンロイヒ㈱
金原正幸  ㈱コロイダル・インク
大石知司  芝浦工業大学
額田克己  富士ゼロックス㈱
大沢正人  ㈱アルバック
橋本夏樹  ㈱アルバック
鳶島真一  群馬大学
岸 潤一郎  BASFジャパン㈱
野々村美宗  山形大学
新井啓哲  東海カーボン㈱
寺田悠哉  東京インキ㈱
濱﨑智浩  神戸天然物化学㈱
前田 亮  神戸天然物化学㈱
中戸晃之  九州工業大学
青木康充  ㈱ネモト・ルミマテリアル
池田裕志  キクチカラー㈱
仁井本順治  中国塗料㈱
川邉和也  東京インキ㈱
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<<目次>>
【総論編】

第1章 顔料分散の基礎理論と分散向上手法
1 はじめに
2 顔料分散の各プロセスに関する基礎理論
 2.1 濡れ
 2.2 微細化
 2.3 分散安定化
3 顔料の表面処理
 3.1 ロジン処理
 3.2 界面活性剤処理
 3.3 顔料誘導体処理
 3.4 ポリマー処理
4 おわりに

第2章 オフセットインキにおける顔料分散
1 はじめに
2 オフセット印刷について
3 オフセットインキについて
 3.1 オフセットインキの組成
 3.2 オフセットインキの製造方法
4 オフセットインキの分散設備
 4.1 ニーダー
 4.2 サンドミル(ビーズミル)
 4.3 3本ロール
5 顔料の特徴
 5.1 アゾ顔料
 5.2 フタロシアニンブルー
 5.3 カーボンブラック
6 分散の基礎理論とオフセットインキにおける分散の具体例
 6.1 基礎理論
 6.2 オフセットインキにおける具体例
7 オフセットインキ生産におけるベース状態と分散性
 7.1 練肉ベース
 7.2 練肉ベースの粘度と分散性
8 顔料分散性と印刷への影響
 8.1 光沢
 8.2 着肉不良
 8.3 インキ締まり
9 オフセットインキの分散性評価方法
 9.1 グラインドメーター
 9.2 ろ紙クロマト法
 9.3 粒度分布測定
10 まとめ

第3章 塗布プロセス用有機半導体材料
1 はじめに
2 低分子系材料
3 高分子系材料
4 まとめ

【無機顔料編】

第4章 酸化亜鉛ナノパウダ
1 はじめに
2 酸化亜鉛の結晶構造と物性
3 酸化亜鉛の主な品種と用途
4 導電性酸化亜鉛ナノパウダの特徴
5 導電性酸化亜鉛ナノパウダの分散と塗膜
6 塗膜の分光特性
7 蒸着膜の分光特性
8 おわりに

第5章 複合酸化物顔料
1 はじめに
2 種類及び性質
 2.1 複合酸化物顔料の特徴
 2.2 複合酸化物顔料の種類
3 複合酸化物顔料の製法
 3.1 乾式法
 3.2 湿式法
4 微粒子顔料
5 遮熱顔料
6 赤外線遮蔽顔料
7 おわりに

第6章 金属粉顔料
1 金属粉顔料の種類と用途
2 アルミニウム顔料
 2.1 アルミニウム顔料の製法
 2.2 アルミニウム顔料の性質
 2.3 アルミニウム顔料の光学的性質とその評価方法
 2.4 アルミニウム顔料の表面処理
 2.5 その他の用途
3 ブロンズ粉顔料
4 ステンレス鋼フレーク
5 亜鉛末
6 導電性フィラーとしての金属粉顔料
 6.1 銀
 6.2 銅
 6.3 ニッケル
 6.4 銀-銅系複合材料
7 3Dプリンター用金属粉
8 金属ナノ粒子

第7章 無機・複合無機顔料
1 概要
2 緒言
3 高反射塗料の実施事例
 3.1 当社大竹事業所事務棟屋根の遮熱塗装事例
 3.2 高反射塗料の反射特性
 3.3 空調電力用の低減率
4 太陽光高反射率の理論と日射反射率
 4.1 太陽光放射スペクトル
 4.2 JIS K 5602 の制定
 4.3 高反射塗料と低反射塗料の比較
 4.4 有彩色顔料
5 市販黒色系顔料
6 当社黒顔料の開発
 6.1 環境配慮顔料
 6.2 実験方法
 6.3 結果及び考察
7 高反射顔料の開発の方向性
8 最後に

第8章 パール顔料
1 パール顔料とは
2 パール顔料の構造と意匠性効果
3 パール顔料の種類
4 パール顔料の用途

第9章 薄片状ガラス顔料─内包型と被覆型
1 はじめに
2 内包型薄片状顔料「マイクログラス(R)アイナフレックス(R)」
 2.1 溶融法以外の薄片状粒子(フレーク状粒子)作製技術
 2.2 新規フレーク作製技術(拡散制御凝集法:FDC 法)
 2.3 FDC法で作製した薄片状粒子の応用例
 2.4 まとめ
3 被覆型薄片状顔料「マイクログラス(R)メタシャイン(R)」
 3.1 マイクログラス(R)メタシャイン(R)とは
 3.2 マイクログラス(R)メタシャイン(R)の特徴
 3.3 マイクログラス(R)メタシャイン(R)のシリーズ
 3.4 まとめ

第10章 アゾ系顔料
1 はじめに
2 合成反応
3 溶性アゾ顔料
4 不溶性アゾ顔料
5 縮合アゾ顔料
6 アゾ系顔料の最近の研究開発動向
7 おわりに

第11章 アゾメチンアゾ系遮熱顔料
1 はじめに
2 AMA顔料について
3 AMAブラックの合成方法
4 AMAブラックの顔料化(結晶変態)
5 AMAブラックの特徴
6 おわりに

第12章 機能性フタロシアニン
1 はじめに
2 触媒機能を利用するフタロシアニン化合物
 2.1 人工酸化酵素的消臭機構
 2.2 天然高分子キチン / キトサンとの複合化ならびに天然高分子繊維の機能化
 2.3 高耐久性固体高分子電解質膜への応用
3 電荷発生材料に利用するフタロシアニン化合物
 3.1 チタニルフタロシアニンと結晶変態
 3.2 μ-オキソ架橋型金属(Ⅲ)フタロシアニン二量体
4 機能性光学薄膜に利用するフタロシアニン化合物
 4.1 μ-オキソ架橋型サブフタロシアニン二量体
 4.2 リン誘導体軸置換サブフタロシアニン
5 有機薄膜太陽電池に利用するフタロシアニン化合物
 5.1 機能分離型積層型素子の増感機能
 5.2 フラーレン / フタロシアニン二量体のバルクヘテロ接合型太陽電池
 5.3 PCBM:P3HT バルクヘテロ構造へのフタロシアニン誘導体の添加
6 おわりに

第13章 縮合多環系顔料
1 はじめに
2 新規構造顔料の開発動向
3 固溶体顔料の開発動向
4 蛍光材料への開発動向
5 光導電・半導体材料への開発動向
6 おわりに

第14章 有機系紫外線吸収剤
1 はじめに
2 紫外線吸収剤の光安定化機構について
 2.1 紫外線吸収剤に必要な性質
 2.2 分子内水素結合をもつ紫外線吸収剤の紫外線無害化機構
3 各種紫外線吸収剤の特徴と構造
 3.1 ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤
 3.2 トリアジン系紫外線吸収剤
 3.3 ベンゾフェノン系紫外線吸収剤
 3.4 その他の紫外線吸収剤
4 おわりに

第15章 有機蛍光顔料
1 有機蛍光顔料の動向
2 化学物質規制状況
 2.1 EN-71
 2.2 GOTS
 2.3 OECO-TEX
 2.4 PAHs
 2.5 各国インベントリー
3 有機蛍光顔料の特徴
4 有機蛍光顔料の組成
 4.1 基体樹脂
 4.2 蛍光染料
 4.3 有機蛍光顔料の製法
5 有機蛍光顔料の用途展開
6 有機蛍光塗料の用途展開
 6.1 屋外・車輌用有機蛍光塗料
 6.2 ヘリサイン工程短縮有機蛍光塗料
7 おわりに

【応用・分散技術編】

第16章 超高純度金属ナノインク
1 はじめに
2 金属ナノインクの開発
3 π接合金属ナノ粒子インクの特徴
4 室温PE 技術
5 その他の期待される応用
6 おわりに

第17章  ラテント顔料を用いた有機無機ハイブリッドカラーフィルタ膜の作製─光酸発生剤とマイクロ波照射を用いた簡便なカラーフィルタ膜パターニング法─
1 はじめに
2 有機無機ハイブリッドポリマーと光酸発生剤を用いた微細パターニング形成法
3 有機無機ハイブリッドポリマーのNMR,IRスペクトル
4 光酸発生剤を用いたゾルゲル法によるPMPTMS膜の光パターニング
5 PMPTMS膜の性質
6 ラテント顔料含有PMPTMS膜の形成
7 おわりに

第18章 レーザープリンター用有機光半導体
1 はじめに
2 デジタル化・カラー化と感光体
3 カラー用OPCのCGMに対する要求特性とフタロシアニン顔料
 3.1 TiOPc
 3.2 GaPc類
4 電荷発生と結晶構造
5 フタロシアニン顔料の電荷発生機構
6 CGMとしての実用化,塗布液設計
7 おわりに

第19章 インクジェット用導電性ナノ粒子インクの特性
1 はじめに
2 導電膜形成に用いる金属ナノ粒子
3 金属ナノ粒子の作製法
4 ナノメタルインクの焼結メカニズム
5 インクジェットプロセス
6 ナノメタルインクの特性
 6.1 Auナノメタルインク
 6.2 Agナノメタルインク
 6.3 低温焼成型Agナノメタルインク
 6.4 ITOナノメタルインク
7 スーパーインクジェット(SIJ)印刷
8 おわりに

第20章 リチウム電池用機能性分散体
1 リチウムイオン電池の特徴と用途
2 リチウム電池用LiCoO2正極の金属酸化物による表面修飾
3 リチウムイオン電池用電極作製法とバインダ
4 まとめ

第21章 医薬品業界における固体分散体技術の概要とその応用
1 緒言
2 可溶化技術の概要
3 固体分散体とは
4 固体分散体の調製方法
 4.1 噴霧乾燥法(Spray-Drying method:SD法)
 4.2 加熱溶融押出法(Hot-Melt Extrusion method:HME法)
5 担体ポリマーの選択
6 固体分散体の利用例
 6.1 カレトラ(R)ソフトカプセルとカレトラ(R)配合錠の違い
7 まとめ

第22章 化粧品における顔料分散
1 はじめに
2 化粧品にはどんな顔料が配合されているのか?
3 顔料の表面処理と顔料分散
4 メイク落としにおける顔料分散
5 おわりに

第23章 水性自己分散型カーボンブラック
1 緒言
2 CBについて
3 CBの基本特性
 3.1 一次粒子の微細構造
 3.2 本粒子径(一次粒子)
 3.3 比表面積
 3.4 ストラクチャー
 3.5 アグリゲート(凝集体)
 3.6 化学組成と表面官能基
4 水性自己分散型カーボンブラック
 4.1 酸化反応
 4.2 有機化反応
 4.3 CB品種による影響
 4.4 末端官能基の影響
 4.5 中和剤の影響
5 結言

第24章 プラスチックにおける顔料分散
1 はじめに
2 プラスチックの種類
3 プラスチックでの使用顔料と分散
4 プラスチック用着色剤の種類と特徴
 4.1 ドライカラー
 4.2 マスターバッチ
5 顔料分散機の種類と特徴
 5.1 3本ロールミル
 5.2 ニーダー
 5.3 二軸押出機
6 プラスチックにおける顔料分散
 6.1 プラスチックにおける顔料の濡れ
 6.2 プラスチックにおける顔料の解砕
7 プラスチック形状による顔料分散性比較
8 着色剤の種類による顔料分散性比較
9 おわりに

第25章  カーボンナノチューブ分散体の製造技術およびUV 硬化インキへの応用
1 はじめに
2 CNTの種類と基本特性
3 CNTの選定
4 CNTの分散
5 当社の分散技術への取り組み
6 CNTによる導電性UV硬化インキの開発動向
7 CNT-UV硬化インキの特徴
8 導電性UVインキの厚膜硬化
9 CNT-UVインキの将来性と課題
10 おわりに

第26章 無機ナノシート分散体の液晶形成
1 はじめに─無機ナノシートとそのコロイド分散体─
2 ナノシート液晶の形成機構
3 無機ナノシート液晶の調製
 3.1 ナノシート分散体の調製
 3.2 ナノシート分散体の液晶化
4 無機ナノシート液晶の構造
5 無機ナノシート液晶の配向制御
6 おわりに

第27章 蓄光性蛍光体
1 はじめに
2 硫化物系蛍光体
 2.1 ZnS:Cu, Cl蓄光性蛍光体
 2.2 CaS:Eu, Tm
3 アルミン酸塩系蓄光性蛍光体
 3.1 SrAl2O4:Eu, Dy蓄光性蛍光体
 3.2 Sr4Al14O25:Eu, Dy蓄光性蛍光体
 3.3 CaAl2O4:Eu, Nd 蓄光性蛍光体
4 ケイ酸塩系蓄光性蛍光体
 4.1 Sr2MgSi2O7:Eu, Dy蓄光性蛍光体
5 酸硫化物系蓄光性蛍光体
 5.1 Y2O2S:Eu, Mg, Ti蓄光性蛍光体
6 その他の蓄光性蛍光体
7 おわりに

第28章 重金属フリー防錆顔料
1 はじめに
2 重金属フリー防錆顔料の概要及び種類
 2.1 リン酸系防錆顔料
3 主な適用法規
4 おわりに

第29章 船舶防汚塗料用機能性顔料
1 はじめに
2 船舶防汚塗料とは
3 防汚塗料の歴史と防汚顔料の推移
4 無機系防汚顔料
5 有機系防汚顔料
6 防汚顔料の防汚機構
7 その他の機能性顔料(物性改質顔料)
8 防汚塗料用機能性顔料の今後の展開

第30章 グラビアインキにおける顔料分散
1 はじめに
2 グラビア印刷及びグラビアインキ
 2.1 包装用グラビアインキ
 2.2 グラビア印刷及び後加工
 2.3 包装用途でのグラビアインキの構成
 2.4 グラビアインキの種類
 2.5 グラビアインキの組成
 2.6 グラビアインキの顔料
 2.7 グラビアインキの樹脂
 2.8 グラビアインキの溶剤
 2.9 グラビアインキの分散剤
 2.10 グラビアインキの添加剤
3 グラビアインキの製造~顔料分散の観点から
 3.1 濡れ(プレミックス工程)
 3.2 粉砕(分散工程)
 3.3 安定化(レットダウン工程)
 3.4 品質管理及び充填工程
4 分散及び吸着試験
 4.1 微粒子化
 4.2 酸塩基の概念
 4.3 分散剤の最適添加量
 4.4 顔料の吸着とフィルム密着性
 4.5 まとめ
5 最後に